当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- ちいさな世界の大きな事件
- 疑惑と後悔
ラウンドロクスは逡巡の末、宝物であるエニグマ・コーデックスの断章をミーデに渡す。その後、アレキサンダーが環境エーテルの吸収を再開している様子が観測された。主人公によって妨害作戦が決行される中、青の手とミーデが接触していた。
しかし、ミーデはスパイではなかった。青の手を混乱させるため、断章の偽物を渡していたのだ。一方で、彼女が最初青の手の仲間であったことは事実であった。
ミーデは、エニグマ・コーデックスを書いた者の一族の出身であり、3年前にアレキサンダー召喚を行った一派だったのだ。3年前に実施された神降ろしは失敗し、彼女は共にありたいと願った”大切な人”をアレキサンダーに吸収されてしまう。“大切な人”がアレキサンダーの中で生きているに違いないと考え、もう一度”大切な人”に会いたいと願った彼女は青の手と接触し、アレキサンダー召喚の方法を教えたのだ。しかし、ラウンドロクスと共に過ごす中で迷いが生じ、その願いを捨て去ろうとしている。
そんな中、ラウンドロクスが青の手によってさらわれてしまうのだった。
ストーリーのあらすじ
「ちいさな世界の大きな事件」
コーデックスを読める資質
ラウンドロクスの大切な宝物である輝石――エニグマ・コーデックスの断章は、ミーデにとっても探し求めていた宝物でありました。
彼女なりに考え、ラウンドロクスはミーデに断章を渡すと決意。主人公は断章を預かり、ミーデのもとを訪れます。
一度は断るも、ラウンドロクスの決意を受けて断章を受け取ったミーデ。彼女は以前エニグマ・コーデックスを読めましたが……今は読むことができません。
先日、ラウンドロクスが断章を持つと……まばゆい光を放ち、エニグマ・コーデックスを映し出しました。それこそがコーデックスを「読める」ということ。コーデックスは、その思想に真に共鳴しうる者だけに反応し、その資質の持ち主は稀です。加えて、コーデックスは資質を有する者が操作することで、アレキサンダーの操舵装置になり得ます。それ故、ラウンドロクスが資質を有することを青の手に知られてしまうことは危険なのです。
ミーデは断章を持ち、野営地からしばらく離れることを決意。主人公にラウンドロクスの護衛を依頼します。その後、記録屋バックリクスを介してウェッジから連絡が入り、主人公は野営地へと戻りました。
再起動
アレキサンダーが再び大量の環境エーテルを吸い上げていることが確認されました。再起動の可能性が高まる中、ウェッジの秘策により今回は先手をうつことに。
その秘策とは、「ビリビリジャマーIII世」によって敵の通信系統を妨害し、混乱している隙をついて突入、コアを停止させようというもの。
ウェッジは自信満々にビリビリジャマーIII世起動させるも……
大爆発。
その直後、いままで沈黙していたアレキサンダーの左腕部が活動を開始。
爆発のせい……というわけではなく、タイミングよく起動しただけのようです。ビリビリジャマーIII世は問題なく稼働しており、敵は通信障害により混乱しています。今がチャンスです。
ヤ・シュトラとシドは、エーテル吸収阻止策のためにマトーヤのもとへ。主人公はアレキサンダー左腕部へ突入します。
ビッグス:
頼んだぞ! オレたちも、周囲の動きには警戒を怠らないようにするぜ。「青の手」の連中、新兵器を用意してるみたいだしな!
ウェッジ:
敵は不意討ちを喰らって、大あわてのはずッス!
新兵器の配備も、きっと終わってないッス。もしかすると完成まで、時間稼ぎをしてくるかもしれないッス!
ラウンドロクス:
チュコォ……チュコォ……お姉ちゃん シュツゲキ がんばってゴブ~!
ミーデがいないから ラウンドロクス ここでおるすばんゴブ! がらくたあつめ 今回は がまんゴブ……。ボルトや歯車 磨きながら 待ってるゴブ!
律動編1層 フィスト・オブ・ミダース -THE FIST OF THE SON-
左腕部には研究所が設けられており、待ち受けていたのは奇才のラットフィンクス。
自らにも投薬し、巨大化した身体で襲い掛かってきました。
ミーデの疑惑
先手を打つ作戦は成功し、青の手は混乱のるつぼに陥っています。順調……と言いたいところなのですが、周囲を警戒していたビックスとウェッジが、青の手にエニグマ・コーデックスを手渡しているミーデの姿を目撃したといいます。
彼女は裏切ってしまったのでしょうか……。
悪い予感に悶々とする中、現れたのは
クイックシンクスでした。
彼は、ミーデは裏切ったのではなく、最初から彼等の仲間だったのだと言うのです。
万能のクイックシンクス:
コフォ……コフォ……
これはあらかじめ記された……「定められし未来」の事象。
理想世界を導くため……すべてが不可欠の過程……。
これで未来のページが……また裏書きされた……。ついに「最後のパーツ」が組み込まれ……予言は成就する……。
“最後のパーツ”であるエニグマ・コーデックスの断章を手に入れた青の手は、謎めいた言葉を残して去っていきました。
敵の親玉の言うことです。どこまで信じていいものか……。
しかし記録屋バックリクスは、その言葉がおそらく本当であろうと考えています。
ミーデに疑念をもっていたバックリクスは、3年前に起こった出来事について独自に調査する中で、当時サリャク河の廃墟を調査するアウラ族の一団が地震で潰滅していたという情報を入手。ミーデがその生き残りであると考えています。
加えて、シャーレアンの蔵書によれば、100年前エニグマ・コーデックスを記したのは「青い髪をしたアウラ・ゼラの一族の天才技師」なのだとか。まさしくミーデの特徴と合致します。
もし、ミーデがエニグマ・コーデックスを記した一族の者なのであれば。
そして3年前のアレキサンダー召喚失敗が、青の手によるものではなく、ミーデ達によるものだったならば。
バックリクスは、アレキサンダー計劃を進めているクイックシンクスにミーデが協力していてもおかしくないと推測しているのです。
ミーデに直接あって確かめようと、走り去ってしまいます。
彼女を一人にするのは危険です。
ウェッジが追いかけていきました。
「青の手」がついに、アレキサンダーの再起動に成功した!
停止した「コア」復元のため、大量のクリスタルを集めたのだろう。連中は少し前から、莫大な物資と弾薬を運び込んでいる。多くは未知の部材……おそらく、導入中の新兵器に使うものだ。機先を制するべく、主人公らが突入をかけた。
ところがその矢先、ミーデが「青の手」と接触し、「エニグマ・コーデックス」の最後のかけらを渡してしまった!
「青の手」総統みずから野営地に現れ、そのことを告げていった。敵いわく、ミーデは最初から「青の手」とグルだという。……おそらく、これは事実だ。ミーデは、3年前に蛮神召喚に失敗した一団の残党とみられる。実は、100年前に「エニグマ・コーデックス」を記したのは、アウラ族の技師であり、その理想は子孫に引き継がれたようなのだ。
ヤ・シュトラに借りたシャーレアンの稀覯本で、やっと裏が取れた。「移動式の理想都市」……その発想は、長い放浪を続けてきた、我々ゴブリン族ならではのもの、と思い込んでいたが……同じく故郷を持たぬ民である、アウラ・ゼラが起源だったわけだ。コーデックスは匿名で著されたため、その名は不詳だが、著者は若き日にシャーレアンに留学し、才能を開花させたとされる。ミーデはその遺志を継いだという、青い髪の一族の出身なのだろう。
「疑惑と後悔」
ミーデの動きもラウンドロクスの行方も気になるところですが、動揺しては敵の思うつぼ。
主人公は奪われたコーデックスを取り戻すため、そして敵に立て直しの間を与えないために、更に左腕部の深部へと侵攻します。
律動編2層 カフ・オブ・ミダース -THE CUFF OF THE SON-
たどり着いたのは工兵格納庫。
ブラスター、ブロウラー、スウィンドラー、ボルテッカーの4体と次々に戦闘になります。
ミーデの願い
無事に戦いを終え、帰ってきた主人公。
野営地には渦中のミーデもいました。
主人公は、ミーデに青の手のスパイなのかと率直に尋ねます。
彼女は、青の手が再び野営地を狙っている情報を得たため、目をそらすためにエニグマ・コーデックスを餌に取引をしていたのだと説明。偽物を渡すことで事なきを得たのです。
彼女の機転によって野営地の安全は守られ、エニグマ・コーデックスも守られていたことが明らかとなります。しかし一方で……青の手と最初からつながりがあったというのは事実でした。
「エニグマ・コーデックス」を記したのは、私の遠い祖先。私たちの一族は長年、そこに描かれた理想郷を追い求めてきた。……「青の手」とは違うやり方で、ひっそりとね。
あのころ私には、好きな人がいた……。一族の先頭に立って計画を進めていたのが、その人。
私は……ただ彼の役に立ちたくて、夢中で手伝ってた。「神降ろし」の危険さに、疑問を持つこともなかったわ。
そして3年前のあの日…………私たちは蛮神の召喚に失敗した。一瞬だけ顕現した蛮神は、仲間たちの命を奪い、私の大切な人は、その「コア」に呑み込まれてしまった……。
何とか蛮神を止めようと、封印を発動させた瞬間……「エニグマ・コーデックス」は砕け散り、蛮神は姿を消した……。すべてが終わったあとに残されたのは、壊れた夢のかけら……。
理想郷の夢が記された、もの言わぬ断片。
……私たちは、「理想」を未来に求めてしまう。失って、初めて気づくのよ。みんなで夢を追っていたその時が、かけがえのない宝物だったって。
あなたたちまで利用しようとしていた……ごめんなさい。
でもそれは、理想を実現したかったからじゃない。ただ「彼」とふたりで……世界の果てまで行きたかったのよ。
最後のパーツ
ミーデが共にありたいと願う“彼”。それは彼女の隣にずっといて……今やアレキサンダーに吸収されてしまった大切な人。
彼女は今でも、“彼”がアレキサンダーの中で生きていると信じており、それ故アレキサンダーとともにありたいと願い、クイックシンクス達と接触しました。
理想郷を追い求める心が生んだ蛮神アレキサンダー。その信仰を生んだエニグマ・コーデックスは、翻ってアレキサンダーの操舵装置となります。
完全な状態のエニグマ・コーデックス。
そしてそれを「読む」ことが出来る者。
ふたつがそろった時、アレキサンダーを意のままに操ることが出来るようになるのです。
そこへ、ウェッジが帰ってきました。
エニグマ・コーデックスを読める者はとても少なく、それ故……
希少な存在……アレキサンダーを制御するための「最後のパーツ」ともいえるラウンドロクスが、青の手に落ちてしまったのです――。
ビッグス:
蛮神が覚醒すれば、大切な「彼」の魂も甦る……ミーデはそんな考えに取り憑かれちまってるみたいだな。到底ありえない話だが……彼女にとっては、それが真実なんだ……。
それよりも今は、ラウンドロクスのことを最優先に考えよう。あの娘を救いだしたい……その想いは、みんな同じはずだぜ!
ウェッジ:
最悪ッス……ラウンドロクスを、途中で見失ってしまったッス! ……ほうぼう探して、やっと見つけたと思ったら、「青の手」の連中に連れていかれるところだったッス……!
うぅぅ、今回は失敗つづきッス……。あの娘に何かあったらオイラのせいッス……。