当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- ブロンズレイクの再会
- 封印の大要石
- 魔法都市「マハ」の陰謀
- 海兵魂、海兵魂、海兵魂!
- 消え去りし大妖異
- 次代の「海兵団」
学者レベル50~60までのジョブクエスト。
主人公とアルカ・ゾルカはニームの海兵魂を植え付けるための修行を続けていたが、スリト・カリトによるトンベリ病患者の治療研究は模索が続いていた。1500年前、一隻の交易船がニームに持ち込んだこの奇病。助けてくれた原住民から難破した船員が感染したことでニームに広がったのだと思われていたのだが……原住民からの贈り物であった「壺」が感染源である可能性が浮上する。ニーム遺跡を捜索し、その壺を発見。その中には「マハ」の刻印が残されていた。トンベリ病は当時のマハに仕組まれていたことだった。更に悪いことに、壺から原因と思われる妖異が復活したのだ。
リリィベルと協力し、姿を消した妖異を追ってブロンズレイクへと向かう。ニームにトンベリ病をばら撒いたビトソを追い詰め、討伐。1500年の時を経て、トンベリ病の原因は突き止められたのだった。
ストーリーのあらすじ
レベル50「ブロンズレイクの再会」
主人公と頭脳派斧術士アルカ・ゾルカのもとへ、スリト・カリトから「力を貸してほしい」という旨の手紙が届きました。ふたりはワンダラーパレスへと向かいます。
スリト・カリトは、1500年前、第五星暦時代のニームの学者です。かつてニームを襲った奇病によって、トンベリの”ような”の姿となり、他の患者とともに療養施設であったワンダラーパレスごと封印されてしまいました。
世を怨み、自我を失っていたものの、主人公と妖精リリィベルのおかげで今は心穏やかに暮らしていました。彼は仲間達の一部を怨みから解き放つことにも成功したのですが……
ワンダラーパレスの封印は第七霊災によって解かれ、スリト・カリト達は眠りから覚めることができました。一方で、封印によって止まっていたトンベリ病が再び進行し始めてしまったのです。
現時点でトンベリ病を治療する術はありませんが……スリト・カリトは諦めていません。
彼はワンダラーパレスの一角に重症者を集め、封印魔法で封じることで病気の進行を一時的にストップさせ、その間にトンベリ病の治療方法を研究しようと考えています。
そこで、主人公達に再封印に必要な「要石」の収集を依頼。アルカ・ゾルカと二手に分かれ、必要な要石を集めました。
レベル52「封印の大要石」
一部とはいえ……建物ごと封印するためには、大要石も必要です。それはワンダラーパレスから東の遺跡にありました。
アルカ・ゾルカとともに守護者を無事に討伐し、封印の大要石を入手。スリト・カリトは無事重症者の封印に成功します。
トンベリ病治療の研究には、途方もない時間がかかるかもしれません。それでも、スリト・カリトはやり遂げることを決意。主人公達もまた、その協力を申し出るのでした。
レベル54「魔法都市「マハ」の陰謀」
トンベリ病は、一隻の交易船から始まったといいます。
ニームから南方に向かったその船は、途中で嵐に遭遇し、絶海の孤島に漂着。その島に住んでいたララフェル族の原住民たちは、同族の船員たちを助け、船の修理を手伝い、最後には贈り物まで持たせてくれたのだとか。
出港から一年以上経ったある日、交易船はニームへと帰還。沈没したと思われていた交易船が帰ってきたことで、ニームは大騒ぎとなりました。
しかし……ほどなく、ニームの市民達が次々とトンベリ化し始めたのです。
未知の孤島で原住民たちと交流したことで、船員たちがトンベリ病に罹患。それが広まったのだ……と思われていたのですが……
原住民から病気が感染したのであれば……潜伏期間があるとはいえ、船員たちがその長い漂流生活中に“一切”発症しなかったのは辻褄が合いません。
つまり船員が病を運んできたのではなく、帰港後に封を解かれた積荷――原住民から贈られた贈り物こそ、トンベリ病の原因だったのです。
当時、その美しい「南洋の飾り壺」は、市民に公開するため、議事堂に保管されていたのだといいます。アルカ・ゾルカの知識をもとに、ダメ元でかつて議事堂があった「ニーム浮遊遺跡」付近を捜索すると……幸運にも発見することができました。
スリト・カリトのもとへ。
彼はその壺から、わずかな魔力の残滓を感じ取ります。更によく観察してみると……壺の底に「マハ」の呪印が刻まれていたのです。
古の魔法都市マハ。ニームの東にあったその大国は、黒魔法を成立させ、さらに妖異を呼び寄せる術をも有しており、第五星暦時代エオルゼア随一の軍事国家でした。
戦乱の世であった第五星暦時代、その力で周辺の国々に攻め入っていたのです。
そのマハの呪印が贈り物に刻まれていたということは、“交易船を助けたララフェル族の原住民というのもマハの一味だったということになります。
すべては、妖異を封じた壺を、ニームに贈り届けるための罠だったのです。
マハの企みが、1500年の年月を経て明らかになりました。トンベリ病に繋がる重要な証拠を得て、スリト・カリトは詳細な調査を開始します。
とりあえず……病原である壺を拾った主人公とアルカ・ゾルカの耳や鼻が削げ落ちなければ良いのですが……。
レベル56「海兵魂、海兵魂、海兵魂!」
幸い壺にトンベリ病の毒素は残っていなかったようで、主人公とアルカ・ゾルカはひと安心。
一方、壺からは姿を消す魔法「バニシュ」の痕跡が発見されました。封じられていた妖異が、1500年もの封印で魔力が減っていたため、魔法で姿を隠していったん逃げ去った可能性があります。
もし魔力を取り戻したら……現代にトンベリ病が復活してしまうかもしれません。
しかしながら、もし妖異を倒して調べることができれば……これはトンベリ病の秘密を解き明かす好機でもあります。
姿を消している妖異の捜索はスリト・カリトに任せ、主人公とアルカ・ゾルカは決戦に備えて訓練することに。
ニームの訓練主任、海兵軍曹ハルガ・トルガによって、海兵魂を植え付ける特訓が開始されます。
主人公はマムージャ傭兵隊長を”煽って”、多数を相手取った実践戦闘。
アルカ・ゾルカはサラマンダー油を採取し、“妙なオジサン”に塗り付ける課題を言い渡されます。
一見何の意味もないような訓練でしたが……
多数との戦闘で得るものはなかったのか。
“妙なオジサン”の鋼のような肉体を見て何か得ることはなかったのか。
厳しく、口も悪いぶっきらぼうなハルガ・トルガですが――その訓練主任としての実力は確かなもののようです。
レベル58「消え去りし大妖異」
これまで石板をたよりに独学で修行してきたアルカ・ゾルカは、本物のニーム海兵団からの教えに奮起。「本物の海兵」になるべく、前回も協力してくれた斧術士ギルドの仲間とともに修行を続けます。
一方、ニーム式の追跡術が効かず、スリト・カリトによる妖異調査は難航。そこで、主人公はかつてのマハの流れを汲むウルダハの呪術師ギルドに相談することに。まずはアルカ・ゾルカの読書友達だという呪術師ギルド受付のヤヤケを訪ねます。
ヤヤケによれば、確かに姿を消す妖異について記した第五星暦時代の古文書は“あった”のですが……呪術師ギルドに所属していたの妖異研究者が、5年前にその古文書を手にクルザス西武高地へ調査の旅に出たまま帰らぬ人となってしまい、本の行方も分からなくなってしまったのだとか。
とはいえ、唯一の手掛かりです。主人公は古文書を求めて、その調査員の足跡を辿るためにファルコンネストへと向かいます。
レッドワルドを訪ね、文官のスビニーを紹介してもらいます。彼によれば、その研究者は川船に乗ったまま第七霊災に遭遇してしまったようです。
主人公は、今も氷に閉ざされて残る座礁船へ。目的の古文書を見つけることができました。
レベル60「次代の「海兵団」」
スリト・カリトは、古文書から消えた妖異の追跡法を見出しました。アルカ・ゾルカ達も海兵の技を身につけられたようで、準備は万端です。
封印を解かれた妖異は、魔力を回復するために生物を襲い、エーテルを吸収してまわっているはずです。
エーテル体に限りなく近いリリィベルであれば、その微かなエーテルの残滓を感じ取れるということで、主人公は早速、壺のあった場所から追うと……妖異はキャンプ・ブロンズレイクへ向かったことがわかりました。
そこには黒渦団の傷病兵が多く療養しています。妖異は身体の弱った人たちに「トンベリ病」を広めるつもりなのです。
もはや一刻の猶予もありません。一行はキャンプ・ブロンズレイクへ向かいます。
海兵ふたりに負傷兵達の避難誘導を任せ、主人公はリリィベルの力で妖異の痕跡を調査。そして……
遂にトンベリ病の根源たる妖異「ビトソ」を見つけ出したのです。
主人公と、新生海兵団の海兵魂によってビトソを討伐しますが……妖異は最期の力でトンベリ病をバラ撒こうとします。
すかさず、主人公はリリィベルと協力してビトソを浄化。
妖異は消滅し、現代にトンベリ病が復活するのを防ぐことができました。残されていたビトソの心核を入手することも出来、スリト・カリトの治療研究も大いに進むに違いありません。
こうして……1500年もの時を経て、古代ニームのトンベリ病の元凶が明らかとなり、患者たちの怨みは放たれました。
最強の海兵団は現代に蘇り、アルカ・ゾルカは次代の海兵団として鬨の声をあげたのでした。
ハルガ・トルガ:
……グス……バ、バカ野郎……! これは涙なんかじゃない! ただのトンベリ汁だ!!
貴様たちは、今日から新生「海兵団」だ! その名に恥じるような生き方をしやがったら、どこまでも追いかけて、背中からブスリと刺してやるからな!!
熟練の海兵:
アンタに背中を預けていると、不思議と安心感を感じたんだ。これが学者とフェアリーの力か……大したもんだぜ。また、アンタと一緒に戦いたいもんだな!
気鋭の海兵:
あんたたちと一緒に戦えて、光栄だったよ。アタイたちは、同じ「海兵団」の仲間になったんだ。また何かあったら、いつでも呼んどくれ!
アルカ・ゾルカ:
へへっ……君と僕ら、新生「海兵団」なら、必ずやり遂げられるって信じていたよ。やっぱり、君は最高の相棒だ!
病の妖異は倒され、1500年越しの脅威は払われた。万事、めでたし、めでたしだよな!
でも、僕は修行を止めたりはしないよ。新生「海兵団」の名を名乗るからには、日々、精進さ!
うおおおっ、海兵魂ぃぃぃぃ!