当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 「暁」の役目
- クリスタル消失事件
- 異邦からの来訪者
- 安息できる場所
- ドマの人々
- ドマの子どもたち
- チョコボにまつわる小事
- ドマの民、ウルダハへ
- 新たな開拓者
- フ・ラミンとアリス
ウルダハでクリスタル消失事件が発生する。犯人は定かでないが、証拠から鑑みるにラノシア地方の何者かが噛んでいるようだ。ヤ・シュトラは一人調査に向かった。
同時期、東方の小国ドマから難民がたどり着いた。ウルダハに受け入れを要請するも、断られてしまう。アルフィノは、彼等をモードゥナの冒険者ギルドで受け入れることを提案。受諾され、難民たちは無事モードゥナに到着するのだった。
ストーリーのあらすじ
「暁の役目」
アマジナ鉱山社から、暁の血盟宛にとある事件の調査依頼が届きます。
それは鉱石の消失事件でした。
内部干渉にあたる可能性が高いため、本来であれば暁はこのような事件の調査に手を貸しません。しかし、その消失している鉱石というのがクリスタルであるとなると話は別です。
蛮神の召喚には、大量のクリスタルが必要となります。
以前アマルジャ族がイフリートを召喚した際にも、今回と似たようなクリスタル消失事件がありました。本件が仮に蛮神問題の端緒であったならば、決して見逃すことは出来ません。
暁の血盟では既に調査を開始しており、サンクレッド、ヤ・シュトラが先行してホライゾンへ向かっています。主人公も合流することになりました。
ホライゾンで合流した暁の2人と現地の銅刃団担当者のフフルパは、今回もアマルジャ族の関与を疑っていましたが……現地での調査の結果、今回アマルジャ族が関与している可能性は低いという結論に至ります。
「クリスタル消失事件」
情報を再度洗い直すと、フフルパが一連の事件は銅刃団の警備のスキを「確実に」突いていることに気が付きます。そのようなことは内部情報が無い限り不可能であり、銅刃団に間諜が潜んでいるのは間違いなさそうです。
そこで、主人公達は間諜をああぶり出すため、罠をかけることにしました。
まずヤ・シュトラが囮として採掘師に扮し、嘘の採掘作業を行います。同時にフフルパの手で銅刃団に警備計画の変更の噂を流してもらい、警備の隙をわざと作ります
主人公とサンクレッドはヤ・シュトラの様子を影から伺い、襲撃者を捕らえようというものです。
目論見通りに現れた襲撃者を、主人公とサンクレッドが打倒します。
襲撃者はルガディンのゼーヴォルフ族ばかり。さらに、皆一様に「顔に青い刺青」をいれていました。
そもそもゼーヴォルフ族はウルダハ地方ではほとんど見られず、ラノシア地方に多い種族です。
そして特徴的な「顔に青い刺青」。
暁として、リムサ・ロミンサを担当していたヤ・シュトラには、そんな「顔に青い刺青」の集団に心当たりがありました。
その裏付けをとるべく、彼女はラノシア地方へひとり調査に向かいました。
主人公達はホライゾンへ戻ります。
協力者のフフルパは、銅刃団の内通者を残念ながら取り逃がしていましたが……その内通者もまた、ゼーヴォルフ族でした。
襲撃者と間諜が繋がっていることはおそらく間違いないでしょう。
サンクレッドは引き続きホライズンで調査を続行することになりました。
その時ミンフィリアから連絡があり、何かベスパーベイで問題が発生したらしく、主人公は急ぎ現地へ向かいます。
「異邦からの来訪者」
ベスパーベイへ到着した主人公は、アルフィノと合流します。
先刻、ベスパーベイ沖に現れた破損した商船から小舟がおろされ、数名上陸しました。彼等は東方のドマからきた難民を名乗り、難民としての受入要請のためにウルダハへ向かったのです。
主人公は彼らの後を追いかけ、ウルダハへと向かいます。
ドマの難民たち
ロイヤルプロムナードにて、門番と押し問答をしている集団に遭遇しました。
彼等はウルダハ王へ直接難民受入を訴えたいようですが、当然門番はそれを許しません。
いずれにしろ、騒ぎが大きくなってしまえば事態の悪化は避けられないでしょう。
アルフィノは彼らに声をかけ、ひとまず事態を収束。
クイックサンドで話をきくことになりました。
フードの女は、名をユウギリといいます。
顔を隠しているのは、エオルゼア地方ではあまり見ない珍しい種族であり、余計な混乱を招かないための配慮なのだとか。
彼等の出身地ドマは、遥か東方のオサード小大陸に位置する都市国家ですが、現在ガレマール帝国の支配下におかれています。
かつて戦いに敗れ、帝国属州となっていたドマは、近年帝国領内で発生した次期皇帝の座を巡った内乱に乗じて反乱を起こすも、これに失敗してしまいます。
その結果、ドマは帝国の粛清を受けて滅亡。ユウギリ達は命からがら、残った者を先導してエオルゼアへ落ち延びたのです。
彼女の望みは、難民としてエオルゼアに受け入れてもらうこと。
しかしウルダハには、現在既にアラミゴの難民があふれ、ウルダハの住民と軋轢が発生している状態です。
おいそれと受け入れられない事情があることをユウギリは察しています。
しかし商船を偽装した難民輸送船には、子供を含んだ多くの難民が待っており、諦めることはできません。
事情を理解したアルフィノ。
帝国はエオルゼアにとっても敵です。なんとか受け入れることができないかと、彼から王宮にとりつぐことになりました。
難民受け入れ交渉の行方
ウルダハ王朝から、砂蠍衆も同席する形で謁見が許されました。
ウルダハの政治の実権を握る砂蠍衆の同意を得られれば、難民受け入れ交渉は一気に進捗するでしょう。しかし海千山千の商人集団を納得させることは容易ではありません。
緊張の中、交渉が始まりました。
ユウギリは、難民の中には子供や老人もおり、衰弱著しいため早期の受入を希望。かわりに、どのような形で使ってくれても構わないと訴えます。
国王、ナナモ・ウル・ナモは人権的観点から賛成を表明。ラウバーンもこれに続きます。その他王党派の豪商のテレジ・アデレジも受け入れ賛成を表明しますが……
共和派でありウルダハ随一の商人、ロロリト・ナナリトが反対を表明したのです。
現在のウルダハは、霊災難民やアラミゴからの流民で既に人口許容量を超えています。不滅隊による積極的に難民救済策によって、難民もその援助金支出も増える一方であり、国庫は逼迫。この国には、新たな難民を受け入れられる余裕はないというのが主張です。
加えて、難民の増加による治安悪化も懸念します。
ナナモは、新たな法の整備による治安対策を主張するものの、ロロリトは未だ法の草案すらできていないリトルアラミゴの現状を挙げこれを一蹴するのでした。
人や金は、国の柱である。
柱は強固な礎の上でなければ建てられず、国の礎とは堅固な統治のことであるとロロリトは言います。暗に、王党派による統治の現状へ不満を表明したのです。
会議は難民受け入れの可否だけでなく、王党派と共和派による政治論争の側面も強く……最終的な採決では、過半数が受け入れ反対を表明しました。
実験を握っているとはいえ、かなり力が落ちていることが明るみにでたナナモ・ウル・ナモ以下王党派の面々は、国内政情が不安定である現状を嘆きます。
グランドカンパニーの旗印も、国内の意識統一には力が足りません。
ロロリトの財力、そして発言権があまりにも大きすぎる今、たとえ国王であるナナモ・ウル・ナモが難民受け入れを表明したとて、その決定はできないのでした。
「ドマの民、ウルダハへ」
本項は、以下クエストのエッセンスを抽出し、まとめたものです。
- 安息できる場所
- ドマの人々
- ドマの子どもたち
- チョコボにまつわる小事
- ドマの民、ウルダハへ
- 新たな開拓者
- フ・ラミンとアリス
残念ながら、ウルダハにおけるドマ難民受入交渉は失敗に終わりました。
エオルゼア随一の経済国であるウルダハに断られた今、他国でも同様の結果となることは目に見えており、つまり3国のいずれかによる難民受入はは事実上頓挫したのです。
そこでアルフィノは、次善の策としてレヴナンツトールによる受入を提案します。
同地は現在、冒険者ギルドによる拠点拡張活動の最中であり、そのため大量の人出を必要としています。
アルフィノは既に冒険者ギルドとの交渉を完了しており、現地の冒険者ギルドでは開拓団の一員となることを条件に、難民受入が表明されました。
ユウギリは大喜びで条件を受諾。ウルダハの冒険者ギルドの顔役であるモモディの協力や、テレジ・アデレジによる移動用チョコボキャリッジ提供も受け、難民たちは無事にレヴナンツトールへ移動します。
ウルダハからの道中、危険を退けた冒険者にあこがれる子供たち。
ドマ冒険者団を作ろうなどと意気込み、憧れられる主人公もまた、まんざらではないのでした。
無事に到着したドマ難民の一行を、現地の冒険者ギルド顔役スラブホーンや暁の血盟は歓迎します。
レヴナンツトールは新たな仲間を得て一歩前進し、ドマの難民問題はこうして一応の解決となりました。