当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 災厄の報せ
- 難民暴動を追って
- 武器を取った人々
- 暗躍の果て
- フロンティア計画
- 止まない争い
ウルダハで難民による暴動が多発している。治安の悪化が著しい裏には、テレジ・アデレジによるフロンティア計画があった。
彼は、カルテノー平原に眠るアラグ文明の遺産「オメガ」を求めているらしい。
ストーリーのあらすじ
「厄災の報せ」
黒衣森で最近不自然なエーテルの揺らぎが観測されました。
その事実は、シルフ族による蛮神ラムウ召喚の可能性が高まっていることを示しています。
先の帝国軍侵攻の際、暁はシルフ族と対話を敢行。その結果喫緊の問題ではないと判断し、静観をつづけていたのですが……。
STORY | 1.メインクエスト2.0-新生【17.獄の底から響く声】既にイダ、パパリモの手で現地調査が開始されています。主人公も向かおうとしたところで――
フ・ラミンが困った様子でミンフィリアのもとに現れました。
難民
石の家の上部に位置する酒場、セブンスヘブン。
そこへ暁の盟主に会わせてほしいと直訴する集団が現れたのです。危険がないよう主人公も同行し、ミンフィリアは話を聞きに行きます。
待っていたのは、ウルダハから来た霊災難民達でした。
彼等はドマからの難民が暁の仲介によりモードゥナで受け入れられたことを聞きつけ、自分たちも受け入れてほしいと訴えかけます。
ウルダハで難民として受け入れられているはずの彼等ですが、ウルダハではまっとうな仕事に就けず家畜同然の扱いを受け、国からの支援も行き届いていない状況であり、その生活は決して認められたものではないようです。
一縷の望みにかけた要望でしたが、なにより霊災難民は、その数だけでいえば一つの街を超えるほど居るのです。
暁が背負うにはキャパシティを超えています。
心苦しいながらも、ミンフィリアはその要望を断るのでした。
その時、タタルからウルダハで難民による暴動がおこったと報告がありました。
悪いことに、たまたま現地に居合わせたアルフィノが、その暴動に巻き込まれて怪我をしたらしいのです。
直訴に現れた難民はウルダハの家族が心配と帰っていきました。
主人公もまた、ウルダハの状況及び暴動の原因調査のため、現地に向かうことになります。
ウルダハの歪み
ウルダハのクイックサンドでアルフィノと合流します。
幸いなことに、彼の怪我は軽いものだったようです。
エオルゼアいち豊かな都市と言われているウルダハ。
表向ききらびやかな国の裏では、金が飛び交い、権力争いが絶えません。
第七霊災後、ウルダハには大量にアラミゴの戦災難民や霊災難民が押し寄せてきました。王党派のラウバーン局長が率いる不滅隊は、難民の救済策を打ち出します。しかしその援助金は、現在国の財政を圧迫するほどに膨れ上がっています。
ウルダハの実権を握る砂蠍衆にとって、現状は金にならない「厄介者」を多く抱え込んだ状態といっても過言ではありません。
また難民問題は、当人たちにその意図があろうとなかろうと、治安問題も惹起します。
そんなこともあり、ウルダハの民も難民に対して厳しい姿勢を取り続けてきました。
難民当人達からすれば、ウルダハには頼らざるを得ないものの、迫害を受けてきたにも等しいのです。
先のドマ難民受け入れ拒否は、共和派のロロリトを筆頭とした富裕層に弱者救済の意思がないことを明確に示す結果となりました。
難民のウルダハに対する不信感が頂点に達した結果、各地で暴動が多発しているのです。
「難民暴動を追って」
本項は、以下クエストのエッセンスを抽出し、まとめたものです。
- 「難民暴動を追って」
- 「武器を取った人々」
- 「暗躍の果て」
主人公達はウルダハの現状調査のため、まず暴動鎮圧の指揮をとったラウバーンに話を聞きににいきました。
彼曰く、都市内の暴動はすでに鎮圧されたが、難民が触発されて各地に暴動が飛び火。未だ緊迫した状況にかわりありません……が、それ以上の情報を得ることはできませんでした。
彼にすれば自国の恥部をさらすようなものなのです。
それにしても、いくらもともと火種を抱えていたとはいえ暴動の広がりがあまりに早いように感じます。不満はあれど、ウルダハに反抗すれば支援が全て断たれてしまう可能性を理解していたからこそ、難民の不満は今まで表面化していなかったはずなのに。
主人公達は続いて難民街へと向かいます。
現地住民によれば、最近出入りしている商人がウルダハ政庁への不満を広めており、さらに武器の提供までしているようです。
しかも、実際に難民たちが蜂起した直後だったのです。主人公はあわてて彼らを鎮圧。
幸いにして暴動の火が燃え広がることはありませんでした。
その後複数の難民街、貧民窟に向かいました。
いずれも「最近出入りし始めた商人」が「ウルダハ政庁への不満を広げ」、「武器を無償提供した」らしく、何者かが介入している可能性が浮上します。
調査を継続する主人公は、パールレーンで聞き込み中、難民に話しかけてくる件の「商人」を発見しました。逃走する彼を中央ザナラーンで追い詰めます。
「商人」から雇い主を聞き出そうとしたところ……
彼は飛んできた矢に射抜かれ、命を落としてしまいました。
騒ぎを聞いて駆け付けた不滅隊に商人の死体を引き渡します。
結局、黒幕に迫ることはできませんでした。
「フロンティア計画」
主人公達は、調査結果を手にラウバーン及びナナモとの会談に向かいます。
ラウバーンはウルダハの現状について、他言無用で話し始めます。
ウルダハ暴動のきっかけ
最近ウルダハでは、霊災難民の一部がアラミゴ系難民と組み、王家への抗議活動が活発化していました。それは一時収まりを見せていたのですが、ある事件をきかっけに暴動へと急転してしまいます。
警備を担当していた銅刃団の兵が、非武装の難民に矢を射たのです。
不滅隊で矢を射た銅刃団の兵を捕らえ、洗ったところ、彼はテレジ・アデレジの息がかかった商人から金を掴まされていたことが分かりました。
ちなみに、ウルダハにはグランドカンパニーとは別の自警団が3つ存在しています。ひとつはウルダハ王朝管轄の銀冑団、ひとつはアマジナ鉱山社管轄の鉄灯団。そして件の銅刃団の管轄は砂蠍衆共和派――資金提供者にはロロリト、そしてテレジ・アデレジも名を連ねているのです。
テレジ・アデレジの目論見
ドマ難民受け入れ問題には賛成のそぶりをみせていた彼ですが、それには理由があります。
かつて第七霊災の中心地であったカルテノー平原において、霊災後大規模な調査が行われました。
その際、もとより地中に眠っていたと思われる古代アラグ文明の遺産がみつかったのですが……その遺産の保有権をめぐり、現在も三都市は対峙しています。
しかし、エオルゼア都市軍事同盟はこれを亀裂とせぬよう、カルテノー平原での対立の一切は外に持ち出してはならないという協定を結びました。
そんな同地において、テレジ・アデレジはとある計画を立案・交付しました。
フロンティア計画。
カルテノー平原を開拓し、“ウルダハが主導のもと”で、植民都市を築くという計画です。
いうなればフロンティア計画は、三国が争うカルテノー平原において、ウルダハが大々的に領有を宣言したようなものなのです。
テレジ・アデレジは、難民を人の盾として用い、カルテノー平原の各国軍勢の間に入り込むつもりなのでしょう。暴動騒ぎは、おそらく難民たちにウルダハでの生活を諦めさせ、新天地のカルテノー平原に向かわせるために画策されたものなのです。
オメガ
テレジ・アデレジがカルテノー平原にこだわる理由。
それは調査中に見つかった古代アラグ文明の遺産にあると考えられています。
オメガ。
調査中に発見された異形の怪物であるそれには、「バハムートを捕らえし者」と刻まれていました。
強大な力を有し、蛮神すら御すことが可能であったアラグ文明。
その遺産であり、しかもあの蛮神「バハムート」を捕らえたと明記されているオメガは現在沈黙しているものの、強大な力を有していることを疑う余地はありません。
余談ではありますが、カルテノー平原がダラガブを落とす場所として選ばれたのは、おそらくオメガを完全破壊するためという側面もあったのでしょう。
テレジ・アデレジの目的はオメガを手に入れ、それによってエオルゼア全土における発言権を確保することにあると思われているのです。
その時、部屋で物音がします。おそらく間諜が忍び込んでいたのでしょう。
追おうとするラウバーンをナナモは制し、言い捨てるのでした。
「……どうせ、今のウルダハに機密は無きに等しいのじゃ。」
「止まらない争い」
話を終えると、外にはストーンズスロー貧民窟で話を聞いたエルという少女が泣いていました。彼女の両親は暴動に加わって以来行方が分かっていません。
アルフィノは、ウルダハの現状を見回るついでの彼女の両親探しを手伝うことにしました。
暁は、そのバックボーンや資金規模が強大な組織ではありません。
しかしエオルゼアにおいて大きな課題である蛮神問題を次々に解決していることから、良くも悪くも相当に名前が売れています。
蛮神問題の対処だけで手一杯の状況であるにもかかわらず、多くの難題がのしかかってくる状況を彼は憂慮するのでした。
その時、ミンフィリアから連絡が入ります。
黒衣森でいよいよ蛮神が召喚されたかもしれないのです。
アルフィノとはここで別れ、主人公は急ぎ石の家へと向かいます。