当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 永き冥路の果てに
【FF14 雑記】「クロニクルクエスト:古の神々」通称「三闘神クエスト」における辻褄のあわない部分について
女神の信徒の生き残りにより、鬼神ズルワーンの覚醒が近づく中、蛮神封印術を未完成で危険な術と判断したレグラ・ヴァン・ヒュドルスから共闘の申し出がなされた。これを受け、主人公達は鬼神ズルワーンの完全覚醒を阻止しようとするのだが……戦いの中で、レグラ・ヴァン・ヒュドルスはウヌクアルハイをかばって死亡してしまう。
その後、主人公達は鬼神ズルワーンの討滅に成功。三闘神覚醒の危機は去った。
そして、ウヌクアルハイは自らの正体と目的について話し始める。
ストーリーのあらすじ
「永き冥路の果てに」
共闘の申し出
いよいよ三闘神最後の一柱である鬼神「ズルワーン」討滅作戦です。
アジス・ラーへと向かった主人公達でしたが……現場は騒然。なんと今再び帝国軍が魔科学研究所に突入していたのです。
あれほど厳重に施した封印をどのように破ったのか……謎は、意外な人物から明かされました。
先に目覚めていた女神ソフィアの信徒達の手によって封印を解かれ、覚醒を始めたズルワーンが内部から封印を破壊。
現在、帝国軍の決死隊が鬼神の完全復活を止めようと突入しているのだといいます。レグラ自身もまた後を追う決意しており……そして、共闘を申し出るのです。
レグラ・ヴァン・ヒュドルス:
ここにあるのは、数度の侵入でほころびる欠陥技術とわかった。 とうてい、皇帝陛下へ献上できるシロモノではない。
現にアラグの秘術とやらは、蛮神を制御できておらんではないか!
ずっと敵対してきた帝国軍からの申し出に困惑する一行。
彼の率いる第VI軍団は、氷の巫女イゼルを葬った部隊です。今更手を取り合えるものかと怒りを隠さないヤ・シュトラに対し……
レグラ・ヴァン・ヒュドルス:
フン……やはり、そう出るか。しょせんは蛮族、一時の感情を超えた判断など期待できぬようだ。
氷の巫女の一件について、ここで弁明しようとは思わん。我らは我らの、貴様らは貴様らの正義をつらぬいた結果。
だが、ひとつ言わせてもらうならば……我々も貴様らに、多くの同胞を奪われているのだ!
そのわだかまる思いを殺した上で、エオルゼアの英雄と呼ばれる貴様の異能……いや、理性に賭けた!
蛮神討滅の一点において、目的を共にするのならば一時的な共闘関係を築く事も出来るはずだと説くレグラ・ヴァン・ヒュドルス。複雑な想いを抱きつつも、一行はこれを受諾。
帝国軍第VI軍団長と共に、鬼神ズルワーンの待つ魔科学研究所の最深部へ向かいます。
覚悟を決めて
4箇所に設置されたアラグの装置は鬼神にエーテルを注ぎ続けており、既に目を覚ましつつあるズルワーン。ガレマール帝国軍の決死隊の中にも、その瘴気にあてられテンパードとされる者も出始めていました。
エーテル供給装置破壊の任は、超える力を持つ主人公、クルル、ウヌクアルハイの3人で受け持ちます。残り一箇所は……
超える力を持たぬレグラが引き受けることに。
ヤ・シュトラとウリエンジェは生きている帝国兵の救出にあたることになりました。
身を挺して
レグラ、
クルル、
そして主人公と、装置破壊は順調に進んだのですが……
ウヌクアルハイが手こずり、危機に瀕してしまいます。
そこへ助けに入ったのは……
レグラ・ヴァン・ヒュドルスでした。
彼は信徒を難なく撃破。しかし……
目覚めた鬼神から振り下ろされる刃に、彼の剣は耐えることが出来ず……
ヴァリス陛下は……戦しか知らぬ我を取り立て……後ろ盾となってくださった……。
ゆえに我が命を、陛下に……帝国にささげることをためらいはせん。
グッ…………あとは貴様らに託すしかないようだ。
兵たちを、頼む。
そして星を蝕む、忌まわしき蛮神を……討て……。
猛将の為にも
レグラ・ヴァン・ヒュドルスの身を挺した行動により、ズルワーンは現在半覚醒状態に戻りました。しかし多くのテンパードが潜伏しており、危険な状況にかわりありません。
ウリエンジェとヤ・シュトラがテンパードを排除、クルルとウヌクアルハイは管制部に乗り込むことに。
もちろん、主人公は鬼神ズルワーンの討滅が任務です。
負けるわけにはいきません。
エオルゼアの危機を救うために。
そして……敵として出会い、同志として散った猛将の心に応えるためにも。
ヤ・シュトラ:
ズルワーンを前にして、あらためて実感したわ。あなたたち「超える力」を持つ者たちは、これほどまでに危険な場所で戦っていたのだと……。
ウリエンジェ:
負傷兵たちは、命に別状こそありませんが……これ以上戦うのは無理です。本国から迎えが来るまで、ここにいてもらいましょう。
クルル:
レグラは相容れない思想の持ち主と思っていたけれど……敵ながら、尊敬に値する将だったわね……。
彼は皇帝にも、大いに信頼を置かれていたそうよ。
蛮神の制御技術に欠陥があるという、レグラの判断は、今後、とても大きな意味を持つかもしれないわ。
第VI軍団の十人長:
敵に命を救われるなど……。だが、その生き恥も、軍団長閣下を本国へ送り届けるためならば、忍んで受けよう。
軍団長閣下と皇帝陛下は……年来の知友でもあった。陛下は、いたく悲しまれることだろう……。頼む……ズルワーンの覚醒を止めてくれ。信者たちはまだ、研究所内に多数潜伏している。放っておけば、再び蛮神の覚醒を試みるはずだ……。
鬼神ズルワーン討滅戦
ヴォイド
ついに最後の闘神を倒すことに成功。「三闘神」討滅計画は完了しました。
この勝利は主人公だけのものではありません。躊躇うことなく死地へと飛び込んだクルル、ときには先陣を切り、その知識でもって闘神の観察を続けたウリエンジェとヤ・シュトラ。
そして……死地からの活路を切り拓き、散っていったレグラ・ヴァン・ヒュドルス。皆の覚悟による勝利です。
それに引き換え、自分には何も出来なかったと悔やむウヌクアルハイ。光の戦士を支えて世界を救う資格も、資質もないと思い悩むのには理由がありました。
彼の正体は、第十三世界で「光の戦士」になれなかった者。
超える力をもって生まれつつも、世界が危機に瀕した時幼すぎたが故……たった数年生まれるのが遅かったが故に英雄になれなかった少年でした。
かつての第十三世界では、「聖石」と呼ばれる石に蛮神の力を封じる魔法がありました。しかしそれが濫用されるうちに、聖石をあやつる英雄達はいつしか石のしもべと化し……エーテルを奪いあう「魔」に変貌してしまいます。
そんな危機に瀕しても「闇」に抗する「光」はあまりにも弱く、争いを止めうる者はいませんでした。
魔と魔の争いは、さらなるエーテルの枯渇を呼び……遂に「闇の氾濫」と呼ばれる世界の終焉が訪れてしまいます。
それは世界を一瞬で「無」に帰した、霊災をも超える巨大な「災厄」でした。彼の救えなかった第十三世界は――
別名「ヴォイド」と呼ばれています。
白き衣の調停者
この世界で貴方がたが目にしたであろう、ヴォイドの妖異たち……彼らは、残りわずかなエーテルをむさぼる魔と化した人や生きものの、なれの果てなのです……。
戦いに敗れ、最期を迎えようとしていた僕の魂を見つけ、次元の狭間へと引き上げたのが、我が主……「エリディブス」と名乗る、白き衣のアシエンでした。
彼は、この世界の理について、僕に講じました……。この世にはいくつもの次元が存在し、その在り方をめぐって「闇」と「光」が争っていること。
その均衡が急速に瓦解すれば、「闇の氾濫」のごとき大災厄が起き、ひとつの次元が「無」へ還る。それは、光と闇のいずれもが望まぬ、最悪の結果であること。
「調停者」と名乗る彼は、原初世界……このハイデリンもまた、危機に瀕していると告げました。
白き衣の調停者……。
かの者がいかなる思惑を持って、そのことを告げたのか?
その本性は、善か、悪か……?
素顔のままで
その後ウヌクアルハイは、今度こそ世界を救うのだとアシエン・エリディブスの策に乗り、原初世界へとやってきました。しかしいざという瞬間に手が動かず……結果、危機を招いてしまいました。
そんな彼に、ウリエンジェは発想の転換を促します。
「英雄が世界を救うのではない。世界を救った者が、英雄と呼ばれるのだ。」
レグラは最後まで皇帝を信じ、行動し続けました。結果、それは世界を救う英雄的行為となりました。
「何を」信じるかは大切なことです。
しかし一方で、信じて「行動」することそのものが大事なこともあるのです。
たった一人で滅びの定めと戦い続けてきたウヌクアルハイ。
しかし。
彼には今、頼るべき仲間がいます。
こうしてウヌクアルハイは、改めて暁に加入。彼はこれからも歩み続けることを誓います。
たとえ道を誤っても、正してくれる仲間とともに。
三闘神討滅記:「鬼神」の章
魔科学研究所にて、鬼神「ズルワーン」の信者が目覚め、彼らの主神を完全覚醒させようと、活動を開始。我々は帝国軍第VI軍団とともに、覚醒を止めるべく突入した。
帝国軍は第VI軍団長レグラ・ヴァン・ヒュドルスをはじめとする多大な犠牲を出しつつも、完全覚醒の阻止に尽力。後に続いた光の戦士と精鋭たちによって、鬼神は討滅された。
ヒュドルス軍団長は、アラグの蛮神制御技術の欠陥を確信するや潔く奪取を断念し、我々と共闘する英断を下した。皇帝への忠誠と友誼をつらぬき、蛮神討滅を優先したのだ。
「三闘神」討滅計画における最大の障害と目された帝国軍にすら、星の危機にあって、正しい決断をした将がいた……。このことは、我らの戦いにおいて大きな意味を持つ。
僕の生まれた次元……現在では「ヴォイド」と呼ばれる世界では、英雄たちは、たがいに争うことをやめず、自滅の道を歩んだ。
それぞれの目的に拘泥し、最後はみな「無」に呑まれたのだ……。
一方、ハイデリンと呼ばれるこの星にはすでに力強い「光」がある。
「光」と「闇」が均衡を保てば、世界は崩壊をまぬがれるが、警戒すべきは、「光」の伸張もまた、均衡を崩しうること……。だが、「光」とともに戦い、時には誤りを正す仲間がいれば、破滅を回避し、星を救済へと導くこともできるだろう。
ヒュドルス軍団長の英断は、その希望を示すものであった……。