当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 白き女神殿騎士
- 蛮族と呼ばれる者
- 峻烈のエリヌ・ロアユ
イゼル、そして蛮神シヴァの召喚は、過去に例を見ない方法であり、暁の面々に衝撃を与えた。またイシュガルドは初めて蛮神の驚異に触れ、これまで以上の連携を約束する。
他方、捕縛していたエリヌ・ロアユが逃走。帝国に亡命するすんでのところでこれを阻止し、再逮捕に成功する。
順番においかけるだけでは少々分かりにくいので、クエスト名の横にどちらの話なのか追記しています。
ストーリーのあらすじ
「白き女神殿騎士」<イシュガルド>
異端者調査を終えて石の家に帰る際、ドラゴンヘッドへ立ち寄り、現地のアイメリク、そしてオルシュファンに報告を行いました。
まずはアイメリクから蛮神シヴァ討伐の礼を伝えられます。
イシュガルドは今回初めて蛮神の脅威にさらされました。
アイメリクは、誤解を恐れずに言えば、今回イシュガルドにとって改めて蛮神の恐ろしさが知れたのは幸運だっただろうと言います。
彼は蛮神の脅威に対抗するためにもエオルゼアとの協調体制の強化を望んでおり、今後も可能な範囲で、レヴナンツトール開拓団へ物資提供を約束。
しかし、いくら蛮神の脅威に触れたとはいえ……レヴナンツトール開拓団にとってメリットしかないような好条件を提示するアイメリクに、アルフィノは「モードゥナを帝国からイシュガルドを守る盾にしようというのか」と皮肉を込めます。
アイメリク:
名門貴族と教皇庁の聖職者たちが、レヴナンツトールを盾にせよと言うなら、私はそれを利用して、君たちを支援するまでだ。
それが政治なのだから。
第七霊災、そしてドラゴン族との戦いで、イシュガルドは大いに疲弊しています。それは間接的な異端者増加の原因となっているでしょう。
アイメリクは、そんなイシュガルドを改革するために扉をとざしていてはいけないと考えています。イシュガルドの若い世代には、改革を望むものも多くいるのです。
アイメリクは自らが見返りを求めていないことを示すため、物資提供の交換条件としていた「黙約の塔」監視条件を取り下げようとするのですが、アルフィノは継続を宣言。
アイメリクの本音を聞けたアルフィノも、交渉結果に満足気です。
エオルゼアのために互いに尽力することを誓いあうのでした。
しかし、黙約の塔に絡まる幻龍ミドガルズオルムはどう見ても生きているようには見えません。イゼルも幻龍と会話せよと言葉を残しているのですが……
アイメリクは今後の名代として、隣の神殿騎士団コマンド、ルキアを紹介します。彼女はイシュガルドの出身ではないのですが、それ故にアイメリクが絶大な信頼を寄せている女性です。
その後アイメリクから、イシュガルドとして帝国について調査していた情報及び先日クリスタルブレイブから引き渡された異端者シンパの商人を尋問して得た情報を受け取ります。
今後調査に役立つことでしょう。
「蛮族と呼ばれる者」<イシュガルド>
主人公は石の家へ戻ることになりますが、アルフィノはこのままドラゴンヘッドへしばらく留まることになります。
そもそも“蛮族”という括り、名称にはガレマール帝国による政治的な意図が多分に含まれています。蛮神は星を滅ぼす存在であり、ガレマール帝国はこの排除を国是としています。
そのために、蛮神を呼んだ獣人を“蛮族”と呼び、他と区別することで徹底的な弾圧を加えているのです。
従来、蛮神を召喚していたのは獣人たちでしたが、今回のシヴァ召喚は、「人」が召喚したという点でこれまでと大きく異なります。「人」が蛮神を召喚したという事実は、ガレマール帝国にエオルゼア侵攻の大義名分を与えかねないでしょう。
アルフィノはそうならないようにシヴァの件を情報統制をしたいと考えており、アイメリクと今後の協議をします。このままアルフィノと別れ、主人公は石の家へ帰ります。
石の家では、暁の面々とイゼルの新たな蛮神召喚方法について議論となります。
召喚した神を人に憑依させるという方法は、今まで知られていません。
広義で蛮神とであることは間違いないでしょうが、未知の現象です。アシエンが介在している可能性もあるでしょう。
ミンフィリアは、イゼルの残したとある言葉が引っかかっています。
「聞いて……感じて……考えて……。」
これは超える力を持つ者ならば聞いたことがある言葉――「ハイデリン」の言葉と同じものです。
生身の身体で蛮神を憑依させてもテンパードとなっていなかったイゼル。
そしてその発言。
おそらく、彼女は“超える力”を持っています。
彼女がその超える力で人とドラゴン族の争いの発端を見たのなら。
蛮神を憑依させてまで何かを成し遂げようという意志を持ってもおかしくはありません。
そんな彼女は、ミドガルズオルムに会いに行くように言い残しています。
シヴァ、氷の巫女の言葉、ミドガルズオルム。
いずれの謎も、解明には時間がかかりそうです――
「峻烈のエリヌ・ロアユ」<ウルダハ>
直後、石の家へ緊急の伝令が入ります。
エリヌ・ロアユが帝国諜報員残党の手引きにより、逃亡したのです。
ウルダハに収監されていた彼女はナル大門から逃走、行方をくらませていますが、おそらく北ザナラーンのカストルム・メリディアヌムから帝国へ亡命するつもりでしょう。
主人公も急ぎ現地へ向かいます。
北ザナラーンでエリヌ・ロアユを発見。
既に彼女は帝国軍と接触していました。
帝国にとっても、エリヌ・ロアユは重要な内通者。
相当の戦力を投入し、彼女を保護しようとしますが、主人公や不滅隊、クリスタルブレイブは共同戦線にてこれを排除。
エリヌ・ロアユを再度拘束することができました。
イシュガルドの下層民に生まれた彼女は、その貧しい境遇から大きな野心を抱くようになります。貴族や聖職者を退け、のし上がるために何でも利用してきた彼女は、帝国の諜報員として仲間を売ってでも地位を得ようとしていたのです。
それを聞き、イルベルドは自分もアラミゴ貧民の出身であることを伝えます。
人生で生まれた時に配られたカード。
それがどんなにひどい手札であろうと、僅かな手札を活かして勝とうとあがく者は大勢います。イルベルド、そして同郷のラウバーンもそんな自らのカードであがいた者たちです。
翻って、エリヌ・ロアユが売ってきたもの。
彼女はは仲間という他人のカードを売り――
イルベルドとラウバーンは、腕という自らのカードを売り、身を立てたのです。
イルベルド:
俺は決して、仲間を売らない。何があっても、故郷「アラミゴ」の同志を裏切らない。
たとえ、ほかの全てを……魂さえ売り払ったとしてもな。
蠢くテレジ・アデレジ
テレジ・アデレジ:
……話は聞いている。まったく、面倒なことをしてくれた。
……いや、そちらへの影響はなかろう。それよりも、問題なのはラウバーンだ。
これを機に、何を仕出かすかわからん。
銅刃団に不滅隊を張らせるよう指示しておけ。
……ああ、ナナモ陛下のほうは、こちらで何とかする。
……あの方には、最後まで女王でいてもらわねば困るからな。