当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 暴君、降臨
- 因果の切断線
- 彼女がいない世界
ラウンドロクスがさらわれてしまった。彼女はエニグマ・コーデックスを読める稀有な存在。このままでは操舵装置としてアレキサンダーの”部品”にされてしまうだろう。彼女を救出するため、今再びアレキサンダーへ突入するも、残念ながら腕部からラウンドロクスが捕らわれている胴体部へ侵入することができないことが判明。そのため、まずは左腕部のコアを停止することに。
作戦は成功するのだが、まるで未来のことを知っているかのようなクイックシンクスにエニグマ・コーデックスの断章を奪われてしまう。
幸いにもコアは停止出来ている。その再起動は難しいだろうと思っていたのだが、まるで時間を巻き戻すかのようにコアが復活してしまう。アレキサンダーの真の能力は、時間に干渉することだったのだ。
ストーリーのあらすじ
「暴君、降臨」
青の手は、ラウンドロクスがエニグマ・コーデックスを読める資質を持つということを既に知っていたのです。早く助けなければ――薬漬けにされ、操舵装置としてアレキサンダーの”部品”にされかねません。
アレキサンダーの中枢である胴体部に捕らわれているであろう彼女を助けるため、ミーデは右腕部から、主人公は左腕部からアレキサンダーへ突入。胴体部への道を切り拓きます。
律動編3層 アーム・オブ・ミダース -THE ARM OF THE SON-
現れたのは、なんと青の手の親玉クイックシンクスでした。
縦横無尽に走り回る彼の愛クァール「シャノア」の“まごころ“に苦戦しつつもこれを討伐。
飛び去ろうとしたクイックシンクスのゴブリタンクですが……大爆発。しかし、彼がこれで倒れたとも思えません。
ひとまず左腕部最深部への道の確保には成功しました。
本当に欲しいもの
無事に戻った一行ですが……バックリクスは今でもミーデのことを信用出来ていない様子。
相応の覚悟、そして理想をもって……失敗こそすれ、実施した蛮神召喚。そんな強い“理想”を、本当に捨てられるのかと問い詰めます。
…………たしかに、仲間たちにはいつも言われてた。自分たちに何かあったら、いちばん若いお前が、「理想」を引き継ぐんだぞ……って。だけどいま思えば、私が欲しかったのは……理想の楽園なんかよりも、大好きな人たちといられる未来だった。
当時の私はただ、みんなの喜ぶ顔が見たくて、「エニグマ・コーデックス」の断章を集めていただけ。……難しい思想なんて、よくわからなかったしね。
……なのに、なぜかそんな私だけがコーデックスを「読めた」の。
それはきっと、あのころの私の心が、何も書かれていない、真っ白なページだったから。今もあの河の底には、仲間たちが果たせなかった夢が眠ってる。
でも……夢や希望を託された側は、いったいどうすればいいの?
……私には、それを実現する力なんてないのに。
それよりも私は、ただ…………ただもう一度、「彼」と会いたかった。
アレキサンダーの両腕は、それぞれ「ゴルディオン」「ミダース」と名付けられています。それはとある寓話の登場人物の名前。ゴルディオンはミダースの父の名で、ミダースは神に願い、触れたものを黄金に変える指を手に入れた男の名です。理想の力を手にしたミダースはしかし……最も愛する者を生命なき黄金の像に変えてしまいました。
大切な人と共に居たいと、アレキサンダーを召喚したミーデ。しかし、彼女の大切な人は――その寓話のように、彼女が喚んだアレキサンダーに吸収され……生命なき機械の巨人となってしまったのです。
新たな友人のために
叶うならばもう一度彼に会いたいと願って行動してきたミーデでしたが……ここに至り、新たな友人ラウンドロクスの救出を改めて誓います。寓話の世界に生きる時間はもう終わったのです。
ラウンドロクスが捕らわれていると思われる胴体部ですが、残念ながら両腕部いずれからも侵入が不可能であると判明。
一方、左腕部のコアはもうすぐ目の前です。
コアの起動には多くのクリスタルが必要です。停止させてしまえば、再起動のために必要な大量のクリスタルを確保することは難しいはずです。そのため、まずは左腕部のコアの停止を優先します。
相当の時間を稼げるはずです。上手くいけば、クリスタル不足によりアレキサンダーはもう動かせないかもしれません。
主人公は左腕部コアの確保へ向かいます。
ビッグス:
「記録屋」のデータでは、「青の手」は事前に相当量の物資や弾薬を運び込んだようだ。クイックシンクスとの一戦すら、前座にすぎない可能性があるな。
ともあれ、第2の「コア」がある区画も、制圧目前だ。ミーデといっしょに、オレたちもそこへ向かうぜ!
ウェッジ:
うぅぅ、ラウンドロクスを早く助けたいッス……。ただ「エニグマ・コーデックス」の断章は、ミーデが持ってるッス。こいつが敵の手に渡らないかぎり、まだ大丈夫ッス!
ニセモノをつかまされたことに「青の手」も気づくころッス。……もしも敵が、ミーデの持ってる断章を狙ってきたときは、オイラたちがオトリになってでも、あの石を守るッス!
ミーデ:
「青の手」最後の抵抗を突破して、左腕部「ミダース」の「コア」を停止させましょう。
……もう、迷いはないわ。
大切な人を失った、絶望の時……。あの悪夢の瞬間を、なかったことにできるとしたら、私は、自分の魂すらも売り渡したかもしれない……。だけどそれは、不可能な仮定にすぎないから……。大切な友だちを犠牲にしてまで、甦らされることなんて、「彼」も望んでいないはずよ。
「青の手」によって、ラウンドロクスがさらわれてしまった! このままでは「エニグマ・コーデックス」の最後のパーツとしてアレキサンダーに組み込まれてしまう。
コーデックスは、蛮神の「操舵装置」として機能するという。ラウンドロクスはその制御ができる、稀有な資質を持っていたのだ。思えばあいつは、機械の巨人を受け入れ、憧れすら示していた……。3年前に例の石を拾ったのが、あいつだったというのも皮肉な話だ。それは、ミーデらが召喚に失敗したとき砕けたコーデックスの断片。ミーデと「青の手」が回収できなかった、最後のかけらだった。
さて、アレキサンダーには右腕部「ゴルディオン」、左腕部「ミダース」、胴体部「アレキサンダー」の3区画があるが、ラウンドロクスがいるのは胴体部らしく、現時点では進入困難だ。
そこでまず左腕部「ミダース」の「コア」を停止することになった。動かない蛮神を、操舵することはできない。間接的に、ラウンドロクスの安全を確保しようというわけだ。
……問題は、ミーデの話をどこまで信用していいかだ。ミーデはアレキサンダーを「彼」と呼び、3年前、好きなヒトの魂が蛮神の「コア」に取り込まれたという妄想に取り憑かれている。そして「彼」の魂と再び出会うために、蛮神の再召喚まで試みた。オレには、とても正気の思考とは思えない……!
ラウンドロクスを助けたいという気持ちに、嘘はないようだが……。
「因果の切断線」
先の戦いで、左腕部コアへの道程は確保済。
コア停止のため、改めて最深部へと向かいます。
律動編4層 バーデン・オブ・ミダース -THE BURDEN OF THE SON-
コアを目前にして立ちはだかったのはオンスローター。
加えて、戦いが進むとカフ・オブ・ミダースで戦った4体の工兵、ブラスター、ブロウラー、スウィンドラー、ボルテッカーが再び現れます。それらは……
なんと合体!
ブルートジャスティスとして襲いかかってきたのでした――
定められし未来
ついにコアのある部屋へと到着した一行。
ミーデは再び停止作業を行います。
アレキサンダーに……大切な人に別れを告げ、コアを停止。
そこに再び、クイックシンクスが現れます。
完全敗北のはずなのに、彼はその態度を崩しません。
加えて、ミーデから受け取った断章が偽物であると気が付いていました。
本物の断章は今、ミーデが持っています。
ビックス、ウェッジが攪乱のために身を挺し、その隙にエレベーターに乗るミーデ。しかし……
迷いなく向かうミーデのもとへクイックシンクス。
何故か彼女の乗るエレベーターの真下で止まると……
ミーデと主人公が乗るエレベーターは突如動きを止め
ミーデはバランスを崩し、断章を落としてしまいます……
それはまるで最初から決まっていたかのようにクイックシンクスの手に落ちたのです。
その後、クイックシンクスは逃走。エレベーターに細工された様子はなく、”偶然にも”止まってしまったのは間違いなさそうです。
幸いコアを停止には成功しており、今すぐアレキサンダーを動かされる恐れはないと思われるのですが……。
「彼女がいない世界」
なかったことに
撤退後、バックリクスに状況を説明するのですが……どうにも話が嚙み合いません。
主人公達がアレキサンダーに突入したのはついさっきのこと。そんな短時間で出来るはずがないとバックリクスは言うのです。
あたかも魔法障壁の中と外では時間の流れが違うかのようで……。
そういえば、クイックシンクスも「未来」のことを知っているような態度でした。
アレキサンダーに搭載されている「階差機関(コンピューターのようなもの)」によって、単純な事象であれば予測も可能らしいのですが、とても“予測”レベルの行動とは思えません。
もしかしたら、アレキサンダーは時間へ干渉することが出来、それによってクイックシンクスは既に未来を“知って”いるのではないか――。
その時でした。
アレキサンダーが再び稼働を始めたのです。
しかし、3つのコアのうち2つを既に停止させています。それらの再起動に必要なクリスタルを確保できていないはずなのですが……。
シドはエーテル測定器でアレキサンダーを観測。
すると……漏れだしていたエーテルが――まるで時間を逆転させたかのようにアレキサンダーへと戻っていったのです。
アレキサンダーは時間に干渉できる――その推測を裏付けるような現象でした。
せっかくコアを破壊したのに、時間を戻され、復元されてしまったのでしょうか。
もし再起動よりも相当に少ないエーテル量で時間を戻せるならば……いくらコアを止めても、簡単に時間を戻して復元されてしまうことを意味しています。
アレキサンダーに対抗する術はあるのでしょうか……。
驚愕の事実が判明した。
蛮神アレキサンダーが「時間」に干渉しているという!
いくつかの事実が、それを裏書きしている。 敵は「コア」停止によるエーテル流出という「過去」を「なかったこと」にしてしまった。エーテル測定器では、時間の流れが逆転したように見えたらしい。前兆はあった。「コア」の停止に向かったはずのミーデたちが、すぐに戻ってきた。魔法障壁の内外で、「異なる時間」が流れていたのだ。
ヤ・シュトラによると、「魔法障壁」内部の異常はもっと前から始まっていた。もともと、障壁内の時空間は蛮神の干渉で乱れていたのだろう。……おまけに、敵が未来を「予知」している疑いもある。クイックシンクスは、先にミーデが渡した断章をニセモノと見抜き、オトリ作戦にも惑わされず、まっすぐ「本物」の断章を狙ってきた。そのとき、ミーデの乗った昇降機が緊急停止する偶発事故が起きた。ヤツは、その「真下」で待ちかまえていたという。
最後の断章が落ちてくるのを、前もって知っていたかのように。
蛮神が、少ないエネルギーで時間に干渉できるとすると、「コア」の復元に、多量のクリスタルを浪費することはない。
武力で蛮神を停止する作戦は、その前提ごと覆されてしまった。
アレキサンダーは、表面上は沈黙したように見えるが、内部では、ふたつの「コア」が稼動状態にある。胴体部にある第3の「コア」が再生したら、一巻の終わりだ!「青の手」が、意のままに過去や未来を「変更」し、時間を「操作」することが可能になるかもしれない……!
アレキサンダーの機能の全貌はまだ見えない。現在のところ「時間」への干渉は、魔法障壁内にかぎられているが、蛮神はまだその力の片鱗しか見せていないかもしれないのだ。
そして「青の手」は、蛮神の制御に必要な「最後のパーツ」……最後の断章とラウンドロクスの身柄を、すでに手にしている。
これが悪夢でなくて、何だというのか……。
エピローグ 時の翼
コフォ……コフォ……違うな……その事象は……「定められし未来」のひとつ……。失敗の確率は……ゼロだ!
聞け……選良の民よ! 最後のパーツは……我が手に落ちた!
敗北も雌伏も……すべてこのために……必要な過程だった! だがこの瞬間より……我らの反撃が始まる!
開始せよ…………「エニグマ・コーデックス」の復元を!
いま……アレキサンダーは……我らの制御下に置かれた! ただちに左右の「コア」停止前の状態へ…………「時」を巻き戻す!
残るは第3の「コア」を動力で満たし……完全起動を果たすのみ! そのとき時空干渉に留まらぬ……最終機能が覚醒する。アレキサンダーの「最終機能」……それは時空を自在に移動し……誤った歴史を修正するための……
…………「時の翼」!
コフォ……コフォ……かくて「エニグマ・コーデックス」の予言は……成就する……。我は理想世界の王! 「定められし未来」より降り立ちて……正しき歴史を導く者!
我が「理想」の礎となることを…………汝が歓びとなせ!!