当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- シルクスの塔
クリスタルタワー調査団「ノア」に、謎の二人組ウネとドーガが参加する。彼らは微動だにしなかった塔の扉をいとも簡単に開けるのだった。
その正体は、始皇帝ザンデの子孫であるウネとドーガの「クローン」。
復活したザンデの野望を止めるため、ノアはウネとドーガと共にクリスタルタワーの封印に動き出す。
ストーリーのあらすじ
「シルクスの塔」
謎の調査員
シルクスの塔の調査状況は芳しくありません。
シルクスの塔も古代の民の迷宮と同様に、防衛機構で固められています。
しかもそれがかなり強固なため、調査が全く進んでいないのです。
どうしたものかと悩んでいるところへ、バルデシオン委員会の命令で調査の手伝いに来たという2人組が現れます。
彼らの名前はウネとドーガ。古代アラグ文明の研究者を自称しました。
その時、グ・ラハの「紅血の魔眼」が突然反応します。
「紅血の魔眼」とは、彼の一族に代々一人だけ現れるものです。
血のように赤い魔眼は、失われし古代アラグ人の特徴と同じものであり――
そして、ウネとドーガも同様の赤い眼をもっていたのです。
クリスタルタワー調査団「ノア」は、バルデシオン委員会から調査支援の連絡を受けていないため、2人の素性は怪しいものです。しかしグ・ラハはラムブルースにウネとドーガを調査に参加させるよう進言します。
ラムブルースはしぶしぶながら2人を相談役として調査団に迎えることを決めました。
これで防衛機構の解析が進むことを願いつつ、主人公達はシルクスの塔の防衛機構に向かいます。
防衛機構の突破
シルクスの塔防衛機構の前でシドと合流します。
今回の防衛機構は、古代の民の迷宮の防衛機構「八剣士の前庭」と違い、攻撃してくることはありませんが、代わりにそびえる巨大な扉は何をどうしても開きません。
唯一の手がかりと思しきは扉のレリーフ。
「身分の高い対となる男女」が描かれていると思われますが、それが何を意味するのかは全く不明です。
その時、おもむろにウネとドーガが扉の前に立ち、手をかざすと……
何と扉はあっけなく開いたのです。
『光束ねし 天突く塔は 金色の扉の先に黙さん……
其は厳然たる 隔絶の壁 いと尊き始祖の血にのみ 至天の道が開かれん』……記録のとおりだな。
口ずさむのは古の記録。
魔導城プラエトリウム崩落後逃げ延び、敗残兵として処刑されるのが嫌でエオルゼアを放浪しているのだと嘯く男。
現れたのはネロ・トル・スカエウァでした。
ウネとドーガの正体
ネロによれば、クリスタルタワーの扉を開くことができたのは「尊き始祖の血」、つまり皇帝の血族のみだったのだといいます。
しかし古代アラグ帝国が滅びてすでに数千年。血脈が今でも色濃く残っているとは考えられません。
そんな扉を開けた2人。
ネロは彼らの正体を、クリスタルタワーに保管されていた人造生命体「クローン」であると看破。ウネとドーガはそれをあっけなく認めます。
調査地に戻り、「ノア」全員が揃った上で、彼らの出自や知っていることを話してもらうになりました。
調査地へ戻る途中、ネロを不審な目で見るシドに、彼はとある記録を手渡します。
それは、第XIVの軍団長、ガイウス・ヴァン・バエサルが持っていたアラガントームストーン。
中身はクリスタルタワーに関する情報が入っているのだとか。
ネロはそれをもって自分を信用するように言うのでした――
クリスタルタワーの真実
かつてアラグ帝国は、クリスタルタワーが生み出す無限のエネルギーによって豊かな国として栄えました。
繁栄はしかし、いつしか飽和し、次第に民は退廃的になっていきます。加えて皇族が衰退したことで、アラグ帝国は傾いてしまいました。
そんな折、アラグ帝国の再建に立ち上がったのが稀代の科学者「アモン」でした。
彼は、傾いた国を蘇らせるためには傑出した指導者が必要と考え、魔科学を用いて建国の祖である始皇帝「ザンデ」を蘇らせることにします。
その研究過程で作られたのが、ザンデ直系の子孫であるウネとドーガの「クローン」。
つまり彼らです。
復活したザンデは瞬く間に帝国を再建。彼の夢である世界征服へと乗り出しました。
従来開かれた設備であったクリスタルタワーは彼の野望のためだけに使われることになり、皇帝の血族の者しか扉を開けられない封印が施されました。
そのエネルギーを用いて闇の力を得る研究のため、塔は閉ざされたのです。
ある日、ザンデは闇の力を御すエネルギーを集めるため衛星「ダラガブ」を打ち上げてクリスタルタワーに太陽の力を集めようとしました。
しかし、僅かな誤算によりエネルギーを受け止めることに失敗。地殻が崩壊してしまいます。
それによって引き起こされた大地震は後の世に「第四霊災」と呼ばれ、アラグ帝国終焉のきっかけとなります。
その崩壊の最中、アモンはザンデもろともクリスタルタワーの中の時間を止めることに成功したのです。
時は流れ現在。
対となっていた衛星「ダラガブ」に呼応するようにクリスタルタワーは目覚め、再び地上に現れました。
即ち、それはザンデの目覚めでもあります。
闇の力に近づきすぎた彼は、もはや国がなくとも己が野望のまま突き進むでしょう。
「世界征服」という野望に。
ウネとドーガの使命は、ザンデを止めること。
オリジナルのウネとドーガから託された願いです。そのために正体を隠し、調査団に参加したのです。
こうして調査団「ノア」の目的は固まりました。
クリスタルタワーは危険と判断。すなわち、目的を「封印」と定めます。
まず主人公が塔の防衛機構を突破。内部の驚異を排除し、始皇帝ザンデを撃破します。
その後調査団の手でクリスタルタワーを封印することに決まりました。
ザンデの凶行を止めるため、アラグの闇の歴史を終わらせるため、主人公はシルクスの塔へ向かいます。
グ・ラハ・ティアの運命
各々が散った後、グ・ラハはウネとドーガに訪ねます。
紅血の魔眼という同じ特徴をもったウネとドーガがクローンなのなら、自分もクローンなのだろうかと。
ドーガは言いました。
クローンは子を残せない。だからグ・ラハはクローンではない。
過去、「紅血」の魔眼は「皇血」の魔眼と呼ばれ、皇族に近しい者に現れていた特徴でした。
その特徴を数千年もの間承継し続けているているという事実。
それに意味があるというのなら、グ・ラハ・ティアの運命は、そこに待っているのかもしれません。