当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- ふたつの欠片
- 真成を胸に……
ストーリーのあらすじ
「ふたつの欠片」
エオルゼアの地中深くでは第七霊災を引き起こしたバハムートが未だ顕現しており、その身体は少しずつ修復され続けています。いずれ完全な姿となったとき、第七霊災の再来となるかも知れません。
復活を止めるためにしなければならないことは2つ。1つめはテンパードの排除、2つめは拘束艦の停止です。
1つめのテンパード排除については既にネールを打ち取ったものの、彼女の残した言葉は他にもテンパードがいることを予見しています。そして……少なくともアリゼーの祖父、ルイゾワがテンパードであることが確認されているのです。
2つめ、拘束艦はその製造目的から、バハムートの身体を修復し続けており、更にテンパードとしての役割も果たしていると考えられています。
残る拘束艦は2つあるのですが、現状いずれにも侵入する道筋がたてられていません。
アリゼーと主人公は、現地調査に向かうことにします。
東ザナラーン「バーニングウォール」の破片は、それを取り囲む偏属性クリスタルが複雑な地形を形成し、破片への到達が非常に困難。
もう一箇所、モードゥナ「唄う裂谷」も手詰まりの状況は似ています。偏属性クリスタルがまとわりつき、拘束艦へ突入できる場所がなく、仮に周囲を掘るにしてもどれだけ掘ればよいか検討も付きません。
いずれの破片にも、侵入が難しい状況です。
その時、独自に動いていたウリエンジェから侵入する手筈が整ったと連絡が入ります。
主人公たちは急ぎ北ザナラーンへと向かいます。
簡易転送装置
北ザナラーンにダラガブの破片はないものの、大空洞から転送脱出した際に出口として設定されていた場所です。
転送とは、地脈、つまり大地を巡るエーテルを用いて目的地へと移動する術をいいます。
つまり、出口となっていた北ザナラーンと拘束艦はエーテルの奔流で繋がっているのです。したがって、北ザナラーンへと流れているエーテルを遡れば、残る拘束艦へと転移することができるかも知れません。
ウリエンジェはこれに先立ち既に調査を完了。残りの拘束鑑へ繋がっている可能性を確認し、簡易転送網を形成させていました。
アルフィノの懸念
実はこの案はウリエンジェが思いついたものではありません。
アルフィノの提案によるものなのです。
アリゼーは、兄アルフィノとエオルゼアに来てすぐに考え方の違いから袂を分かっています。
STORY | 1.メインクエスト2.0-新生【13.英雄の卵】
それ故、本件はウリエンジェと主人公の3人だけで進めているつもりでした。
一方アルフィノは本件に政治的介入をするつもりはなく、バハムート復活の可能性に危機感を感じているが故に支援したのです。
アリゼーは、自らが祖父ルイゾワの意志を継ぎ、エオルゼアを救済するのだと宣言しますが
アルフィノ:
お祖父様のために、か……。
君の戦う理由はいつだってそうだ。到底、君自信の「決断」とは言えないままじゃないか。
君はただ、お祖父様を追いかけていたいだけだ。
自分の守るべき「エオルゼア」が何なのか……アリゼー、君はきっと答えられない。
と、辛辣な指摘をします。
今回の調査にはアルフィノも同行することになるのですが、一行にはほんの少しだけ不和が残るでした。
大迷宮バハムート:真成編1 艦体中央部 地下4560ヤルム
簡易転送網による転送は無事に成功し、主人公、アリゼー、アルフィノは拘束艦へ侵入。
そこに1は、前回の拘束艦で見たキメラが入れられていた装置に似たものが所狭しと並べられていました。
防衛機構を退け、到着した場所では――
ドラゴン族のイムドゥグドが行く手を阻みます。
戦いが終わり……並べられたポットをよく見れば、その中身はキメラではなく、ドラゴン族でした。
アラグ帝国にはドラゴン族をも制御する技術があったのは知られているところです。
大量に捕獲され、ポットに入れられたまま拘束艦に乗せられ、ダラガブに運ばれていたドラゴン族。
アリゼーがたどり着いた結論は
蛮神バハムート。
それを召喚したのは、ドラゴン族だったのではないかという仮説でした。
バハムートのテンパード
ダラガブから生まれ出でて、エオルゼアに多大なる被害をもたらしたバハムートでしたが、そもそも論として、誰がバハムートを召喚したのかというのは不明でした。
アリゼーは信者なき神――誰が呼ぶでもなく、生み出されたものだと考えていました。
しかし、アラグ帝国にとって敵であったドラゴン族を拘束艦に捕らえていたという事実は、その考えを覆します。
すなわち、ドラゴン族が祈りによって蛮神バハムートを呼び出し、それをアラグ帝国が捕らえ、ドラゴン族たちもテンパードとして利用し続けるために捕縛したのだと考えれば、全ての辻褄が通るのです。
ヒトの手で顕現させ続けられてきた蛮神。
それが、第七霊災を引き起こしたのでしょうか。
一行は先を急ぎます――
大迷宮バハムート:真成編2 再生制御区 地下6835ヤルム
そこは小型のダラガブを模したようなつくりになっていました。
主人公は現れた三首のドラゴン、カーリアを撃破。
その場所は、おそらく数千年もの間、バハムートが見ていたであろう景色。
かの蛮神の恨みの深さを思い知りつつも、先へすすみます。
大迷宮バハムート:真成編3 第一艦橋 地下8872ヤルム
巨大空間に鎮座しているバハムートの肉体再生は更に進んでおり、拘束艦停止までの猶予はもうほとんどありません。
しかし、そんな彼らの前に現れたのは――
祖父ルイゾワ・ルヴェユールでした。
彼は問います。
「わしを否定するならば、おぬしらに正義があるというのか?」
先にたどり着いた仮説。
バハムートの顕現が、ヒトの手によるものなのだとすれば――
しかし、アルフィノはそれでも
祖父から目をそらさず、自ら正しいと信じたからこそここに来たのだと断言します。
だが彼の言葉は、バハムートのテンパードとなっているルイゾワに届くことはなく……
ルイゾワは、第三星歴に起きた蛮神バハムートを巡るヒトの「罪」を話し始めます。
蛮神「バハムート」の召喚者
惑星ハイデリンの南半球にある大陸「メラシディア」。現在においても限定的な交流しか為されていないこの大陸には、かつて多くのドラゴン族が住んでいました。
しかし第三星歴の終わり頃。絶大な魔科学を武器に、アラグ帝国はメラシディアにも侵略。暴虐の限りを尽くしました。
かの地に住むドラゴン族は追い詰められ、始祖たる七竜「バハムート」に救いを求めて祈りました。
祈りはバハムートを神に変え、死の淵より呼び覚ましたのです。
ですが……ヒトはこの祈りすらも利用してしまいます。
アラグ帝国は、バハムートをダラガブの核として封印。祈りを込めたドラゴン族たちは捉えられ、今日までテンパードとして利用され続けてきました。
それ故、バハムート憎悪はヒトがヒトであり続ける限り因縁を断つことが出来ないほど深く……
それならば、ヒトを根絶してドラゴン族を解き放つのだ。
ルイゾワは目を赤く輝かせ、そう断言するのでした。
人を超えて
ヒトの強さを信じ、エオルゼアの人々を信じたルイゾワの姿はもはやありません。
ルイゾワ:
ヒトは、ともに歩むどころか、解りあうことさえできぬ。他を理解できぬがゆえに、悪戯に戦火を広げ、惨劇を歴史に刻むのじゃ……。
現に血を分けたおぬしらですら、解りあえておらぬであろう。
ともにあれと願って授けた魔道書も、無用の長物であったようじゃな……。
わしが何を思い、何を為したか……それはエオルゼア新生の真実へと続く、最後の答えじゃ。
ルイゾワの身体は輝き始め
蒼き炎を纏い
不死鳥フェニックスへ姿を変えたのです。
彼らの祖父、ルイゾワは――
ヒトを「超え」、蛮神となっていたのでした。
主人公は、ルイゾワ・ルヴェユール――蛮神フェニックスと対峙します。