当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 古の神
- 昏き微睡みの果つる刻
【FF14 雑記】「クロニクルクエスト:古の神々」通称「三闘神クエスト」における辻褄のあわない部分について
石の家に現れた仮面の少年ウヌクアルハイは、主人公にアラグの技術によって魔大陸に封じられていた三闘神が覚醒しつつあることを告げる。主人公はウリエンジェ、ヤ・シュトラ、クルルとも協力し、まずは一柱「魔神セフィロト」を討滅した。
魔大陸には、蛮神封印術を狙って帝国軍も駐留している。彼等に闘神、そして封印術が渡る前に全て倒すことは出来るだろうか。そして、ウヌクアルハイの正体は。
ストーリーのあらすじ
「古の神」
仮面の子供
イシュガルドのフォルタン伯爵邸宛に、主人公の客人が石の家で待っているとの情報が寄せられました。
石の家、暁の間で待っていたのは仮面の子供。しかし幼さに似合わず、ただならぬ雰囲気を纏っています。
警戒する主人公の前に、ウリエンジェも現れました。ウヌクアルハイに対して、「少なくとも今のところは」危険な存在ではないという彼。不審に思いつつも、主人公は二人の話を聞くことにしました。
闘神
闘神。
それは古代アラグ帝国における「蛮神」の呼び名です。
第三星暦末期南方大陸に侵攻するアラグ帝国は、強力なドラゴン族や闘神を用いた抵抗に手を焼いていました。その対策を模索する中で、ドラゴン族の捕縛術を元に「闘神を捕え、力を利用する」術を編み出します。
倒すのではなく、捕えることで再召喚を防ぐことができ、しかも闘神の力を利用することができる一石二鳥の術でした。
魔大陸アジス・ラーの中枢、魔科学研究所はまさにその技術の研究施設であったとされ、アジス・ラーに現れた帝国軍もその術を求めているのです。
魔科学研究所の最深部、クリスタル増殖炉には三体の闘神……通称「三闘神」が封印されていました。トールダン7世はその力を利用して、ナイツ・オブ・ラウンドを召喚したのですが……介入の結果、三闘神の封印に綻びが生じつつあるのだといいます。
その覚醒までには幾ばくかの猶予があれど……相手はアラグ帝国すら手を焼いた闘神です。彼らの目覚めはエオルゼアにとって危機になり得ます。
対策せねばなりません。
ウヌクアルハイ:
僕は貴方もよく知る人物の使いの者です。
蛮神の思考を読み取ることができる……。それが、僕にあたえられた異能。フフフ、この力を理解する必要はありません。
貴方も「超える力」とは何なのかを知らないまま、その力を利用しているでしょう……それと同じことです。
ウヌクアルハイ:
「闘神」……。それは、古代アラグ帝国における「蛮神」の呼び名……。
その中でも、強大な力を持っていた、三体の蛮神……すなわち「三闘神」は、古代アラグ帝国によって捉えられ、「魔大陸アジス・ラー」の動力源にも使われていた。
「三闘神」が生み出す、無限の力……。彼らの覚醒は、世界の滅びを招く。たとえ、約束された運命だったとしても、僕たちは、それを止めなければならないのです。
星の運命に抗うために……。
三闘神討滅記:「序章」
「三闘神」とは、いずれも第三星暦末期に、南方大陸「メラシディア」の先住種族たちが、アラグの軍勢に対抗すべく召喚した三柱の蛮神である。蛮神は信者の「願い」を反映した力を持つ。「侵略者の排除」という願いが、強大な戦闘能力として、顕現したのだとすれば、その力は計り知れない。
こうした存在を、アラグの軍勢は捕獲したのである。蛮神の力を封じる「拘束具」の技術と、捕らえた信者を利用し、顕現を維持しつづける禁忌の技術によって……。
しかしながら、5000年の永きに渡り、魔大陸アジス・ラーの奥地に封じられてきた三闘神が、覚醒の徴候を示しはじめた。三闘神を吸収することでさらなる力を得んとした、イシュガルド教皇トールダン7世による介入のためだ。さいわい教皇の野望は光の戦士たちによって阻止されたが、蛮神制御技術を欲するガレマール帝国が、侵入の機を窺っている。
致命的な事態に到る前に、三柱の闘神を討滅せねばならない……。
「昏き微睡みの果つる刻」
三闘神討滅作戦開始
いよいよ三闘神討滅計画を実行に移す時がやってきました。
闘神――つまり蛮神との戦いは、「超える力」を有する者でなければテンパードとされかねず、近づくことすらできない危険な任務です。
そのための作戦は既に用意されているのですが……唯一の心配は制御装置を狙う帝国軍の存在です。
と、「帝国」の名を口にした時、ウヌクアルハイの冷たい仮面の奥から怒りの炎が垣間見えました。
ウヌクアルハイ:
ただひとつの懸念は、蛮神の「制御技術」を狙う勢力。そう、ガレマール帝国の愚者どもです……!
帝国の干渉は、蛮神の覚醒を早めるだけの愚行です。そうなる前に闘神を討つ……これこそが、我が主の望み。
しかし、次の瞬間には冷静さを取り戻していた彼。
主人公はウヌクアルハイとともに、三闘神を封印しているアジス・ラーの「隔離領域」へと向かいます。
隔離領域へ
最初の討滅対象は、三闘神の中で最も覚醒度合が高い「魔神セフィロト」。
かつて南方大陸に棲んでいた樹状種族の主神だったのですが、幾多の激戦を経たのち、古代アラグ帝国の手に落ちてしまいました。
三闘神は現在、拘束具によって強制的に顕現を維持されています。それは修復装置も兼ねているため、討滅に際しては外す必要があるのですが……その名の示す通り、拘束具を外せば闘神は制御を失ってしまうでしょう。
そこで、外した直後に討滅出来るよう、拘束具の機能を停止する役と闘神と戦う役に分かれることになりました。いずれもかなり蛮神に近づかねばならない危険な任務です。
ウルヌクアルハイは、拘束具を停止する任務のために「超える力」を持つ者に手助けを依頼していました。
手助けとは、クルルとヤ・シュトラのことでした。
超える力を持つクルルは拘束具の停止任務を、ヤ・シュトラはウリエンジェとともに帝国軍の警戒を行います。
早速、クルルは拘束具の管制室に向かうため、超える力で隔離領域の閉鎖を解きます。
テンパードとされる可能性が高い危険な領域にも関わらず、ウヌクアルハイはクルルに同行を提案。
ウヌクアルハイの謎は深まるばかりです……。
クルル:
怖くないって言えば、嘘になるけど……。あなたたちだけに、危険な役回りを押しつけてはおけないもの。
敵は、あのアラグ帝国軍の猛攻を幾度も退けた、強大な蛮神だと記録されているわ。一瞬でも気を抜けば、命を危険にさらすことになる……。
わたしも蛮神の力を、できるだけ抑えた状態で解放するつもり。
そうね……おじいちゃんに教わった、「寝起きが悪い子の起こし方」を、試してみようかしら?
魔神セフィロト討滅戦
かつて南方大陸の樹状種族が崇めた主神出会ったセフィロト。
かの魔神は環境エーテルを操り、生命体を自在に「成長」させることが出来ました。
この能力は自分自身をも成長させることが出来……
自己を巨大化させ、その質量を武器として主人公に襲いかかります――
子供扱い
皆の協力もあり、無事に魔神セフィロトの討滅は無事に完了しました。
ウヌクアルハイによれば、セフィロトを顕現させ続けていたテンパード達の身体は奇妙な機械に保存されて今も眠り続けているとのこと。再召喚の儀式が行われる心配はないでしょう。
揚々と石の家へ帰る主人公とクルル。
一方、ウヌクアルハイは一人歩を止め……
そこに現れたのは帝国軍第VI軍団長レグラ・ヴァン・ヒュドルス。アジス・ラーに眠る蛮神制御術を狙う帝国軍の長です。
しかし、百戦錬磨の武人であるレグラは、幼いウヌクアルハイと刃を交えるつもりがないらしく……文字通り「子供扱い」すると、彼はその場を去っていきました。
素顔を隠して
異変を察した主人公とクルルが急ぎ戻ってきました。
少年らしからぬ態度を取り続けて一向に本心を見せない彼に対し、クルルは
クルル:
……本当?
その冷静な仮面の下にあるのは……希望へのあこがれ……力への渇望……そして、深い後悔。
もしかして……いつかその呪具で、真の「英雄」を相手に、自分の力を試してみたい……そんな想いを秘めてもいたり……?
冷たい仮面の裏にそんな野望を秘めているとすれば……。
クルルの超える力は言葉を超える力。心までも読めるのかと驚く主人公とウヌクアルハイでしたが――それは彼女のカマかけにすぎませんでした。
彼女の力で分かるのは、相手が「伝えたい」ことだけ。心が読めるわけではありません。しかしそんなクルルだからこそ……命を預ける相手が、素顔だけでなく心までも隠していることを快く思っていないのです。
ウリエンジェ、ヤ・シュトラと合流するためにも、ひとまず3人は石の家へと帰ることにします。
仲間
ひとまず三闘神のうち一体の討伐に成功した一行。
されど、これからは更に激しい戦いとなることも予想されます。ひとまず身体を休め、慎重に物事を進めようとするウリエンジェでしたが……
ウヌクアルハイ:
それは、帝国軍の動きしだいですね。彼らは彼らなりの理想を掲げていますが……蛮神制御は、ひとつの次元を滅ぼしうる、禁断の技術だと理解していません。
我が主によれば、もともとは魔神「セフィロト」も、この世界で最初の聖樹が、神格化された存在だったとのこと。
純粋な信仰心、崇高な理想こそ……最も恐るべき力なのです。
言葉の節々からは焦りと……帝国軍に対する強い怒りがあふれていました。なにより「ひとつの次元」「この世界」など、どうにも気になる言い方をするウヌクアルハイ。
自身の正体について煙に巻き続ける彼を、クルルはやはり信用しきれていないようです。
クルル :
興味本位で聞いたわけじゃないの。ただ、これからいっしょに戦う「仲間」のことを何も知らなかったら、安心して背中を預けられないでしょ?
前に、かまをかけるような真似をしたことは、謝るわ。
わたしたちと同じような心の持ち主か、確かめてみたかったのよ。……年相応の少年の反応だったから、お姉さん、少し安心したけどね。
次なる戦いに向け、一度解散となりました。
暁の間を出る皆の背を見つめ、ウヌクアルハイは何を思うのでしょうか。
三闘神討滅記:「魔神」の章
光の戦士たちの働きにより、魔神「セフィロト」が討滅された。セフィロトは、南方大陸の樹状種族が崇めた主神とされているが、討滅時に発見されたアラグの記録により、新たな事実が判明した。
「世界で最初の聖樹」を神格化した「生命」を司るセフィロトは、環境エーテルを操り、生命体を自在に「成長」させたという。そして、この能力は自分自身にまでおよんだと記録されている。セフィロトは自己を巨大化させ、その質量自体を武器として、アラグの軍勢に甚大な損耗を強いたというのだ……。
だが、結局はアラグの手により捕獲され、封印されてしまった。
アラグは、捕獲したセフィロトの「生命操作能力」を数々の禍々しいキメラ生物の「培養」に利用したという。世界の理を蝕む、蛮神の歪んだ力をもちいて……。
しかし、完璧と思われた制御技術にほころびが生じたとき、破局は必ず訪れる。
僕はそのような過程を経て滅びた文明を、ひとつ知っている……。