当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 蒼天の騎士
- 教皇トールダン7世
蒼天騎士グリノーの手によってアルフィノとタタルに異端者疑惑がかけられるも、主人公は決闘裁判によって無実を勝ちとる。
その後、イシュガルド最高権力者である教皇トールダン7世から主人公に面会要請がくる。そこで教皇猊下から語られたのは「アシエンから接触を受けている」というものだった。主人公は共通の敵に対抗するため、彼と協力することに。
拘束から解放されたタタルは、ウルダハでラウバーンの処刑が近いという情報をつかんでいた。ラウバーンの口が閉ざされてしまえば、暁の疑いを晴らすことが難しくなる。主人公は続いてウルダハへ向かうことになった。
ストーリーのあらすじ
「蒼天の騎士」
悪しき伝統
無事にアルトアレール、エマネランの手伝いを終了した主人公はフォルタン家に戻り、エドモン伯爵に報告を行いました。
排他的で冒険者のことを快く思っていないゼーメル家やデュランデル家から感謝状まで届いています。ひとまず主人公達「暁」は、「できること」を最大限に出来たといってもよいのですが……
その時、フォルタン家に緊急の伝令がもたらされます。
別行動中だったアルフィノとタタルが、異端者疑惑により連行されてしまったとのこと。「忘れられた騎士亭」にて情報収集中、”下賤な者”と接触した疑惑で、蒼天騎士グリノーに告発されてしまったのです。
エドモン伯爵をして“知性のかけらもない”といわれるグリノーは、何者かの手先に過ぎないと思われます。推測にすぎませんが、彼の本家筋であるゼーメル伯爵家の何者かが主人公――ひいては暁の功績を妬んで嫌がらせをしてきたのでしょう。
感謝状を贈ってきこそすれ、腹の内はやはり“外の者達”を苦々しく思っているのです。
告発されてしまった以上、裁判を通じて無罪を証明しなければなりません。
主人公は助言を求めて、神殿騎士団本部にいるアイメリクに会いに行くことにしました。
潔白を証明するために
神殿騎士団詰所にはアイメリクの他、オルシュファンもいました。2人とも暁の潔白を信じ、協力をしてくれることになったのですが、問題は告発者が蒼天騎士であるという点です。
アイメリク:
「蒼天騎士」とは、教皇猊下をお護りする十二名の騎士。簡単にいえば、親衛隊のような存在でな。
彼らに命令できるのは、教皇猊下ただおひとりなのだ。
強固な縦社会であるイシュガルドの実質的なNo.2による告発。
いくらアイメリクが神殿騎士団の団長であるとはいえ、覆すことはできません。
加えて、相手はゼーメル家の息がかかっていると思われる神殿騎士グリノー。まともな裁判を望むことは難しいでしょう。
そこでアイメリクは、決闘裁判の提案をします。
決闘裁判とは文字通り、戦神「ハルオーネ」の御前で被告人と告発人が決闘して身の潔白を証明するというものです。
今回の場合、アルフィノとタタルが告発者であるグリノーと戦い、勝利する必要があるのですが、戦う術がない者が被告である場合、代理人をたてることが可能です。
その代理人は当然主人公が務めることになります。
相手は戦力として一級である蒼天騎士ですが、数多の死線をかいくぐってきた主人公とアルフィノならば、その身の潔白を証明することができるかもしれません。
決闘裁判
いよいよ開廷です。
アルフィノは身の潔白を主張し、決闘裁判の開催を主張します。
自らの力に絶対的な自信を持つグリノーはこれを受諾し、目論見通り決闘裁判の開催が決定しました。
タタルは代理闘士を主張。主人公が彼女のかわりに決闘の場へ向かい……
蒼天騎士グリノーは確かな実力者でありましたが、主人公とアルフィノはこの撃破に成功。戦神ハルオーネの名のもと、無実を証明することができました。
友からの祝福
戦いが終わり、裁判所から出るとそこにはオルシュファンが待っていました。
彼は無罪を称賛し、主人公にひとつの笛を手渡します。
それは彼が主人公のために丹精込めて育てた黒チョコボを呼ぶためのホイッスルでした。主人公は友から受け取った黒チョコボを新たな相棒として、イシュガルドの広大な空へ飛び立つのでした。
「教皇トールダン7世」
教皇猊下との面会
裁判後の諸手続きをオルシュファンに任せ、主人公はフォルタン伯爵邸に戻ります。無罪の喜びを分かち合っていたところ、ふたたび主人公宛てに伝令がありました。
それは教皇猊下直々の面会要請だったのです。
教皇トールダン7世は、この宗教都市イシュガルドにおける最高権力者。非常に名誉なことであり、断ることは許されません。
主人公はひとり、イシュガルド教皇庁に向かいます。
教皇庁に到着すると、そこにはトールダン7世の他、アイメリクや蒼天騎士団団長のゼフィランの姿もありました。
まずトールダン7世が口火を切ります。彼は先の暁異端者疑惑について、謝罪の言葉を述べました。なにやら教皇と蒼天騎士との間で「行き違い」があり、それ故無実の罪で告発されてしまったのだと……。
さすがに彼の言葉を額面通りに受け取ることはできませんが、とはいえこの場で事を荒立てることもできません。
淡々と話がすすむ中、トールダン7世は神殿騎士団長ゼフィランに人払いを要望します。
渋るゼフィランでしたがこれを飲み、部屋にはトールダン7世と主人公のみが残されました。そこで彼の口から出た単語に、主人公は驚きを隠せませんでした。
トールダン7世:
ところで、英雄殿。
……貴公は、「アシエン」なる者をご存知かな?
アシエンに対抗するために
教皇猊下の口からでた「アシエン」という単語。
主人公や暁はその存在についてよく知っていますが、エオルゼアにおいてはそもそもアシエンを認識できるものはほとんど居らず、その存在を知る者すら多くないのです。
トールダン7世:
貴公を「光の使徒」たる者と見込んで話す。……この教皇庁も、奴らからの接触を受けておるのだ。
アシエン……奴らは、混沌の種をまいて回る存在よ。ドラゴン族との戦争を続ける我らに、力をあたえると言ってきおった。
彼のもとに現れたアシエンは、その目的は定かでないものの、甘言によって教皇を篭絡しようとしています。
アシエンに対抗しようにも、その真なる目的を知らなければ難しい。来るべきアシエンとの対決に備え、トールダン7世は主人公に接触してきたのでした。
トールダン7世:
なぜなのかは、わからぬが……奴らは、光の戦士と呼ばれておる貴公の力を、ことのほか警戒しているようでな。
だからこそ、わしとしても、貴公と協力できるのであれば、手を取り合っていきたいと思っておるのだ。エオルゼアの真なる平和のためにも……な。
陰謀渦巻くイシュガルドにおいて、権力を登り詰めた教皇の言うことです。その真意は言葉通りである保証はないものの、双方にとって共通の敵であるアシエンに対抗するため、主人公は頷き返すのでした――
ラウバーンの処刑
面談を終えた主人公はフォルタン伯爵邸に戻ります。
そこには手続きを終え、解放されたアルフィノとタタルが待っていました。
ふたりと、教皇猊下との面会における会話を共有します。
イシュガルドにおけるアシエンの暗躍が明らかになった以上、先日の雲神ビスマルク召喚についての一件もアシエンが関わっている可能性は高そうです。
相手が蛮神、そしてアシエンであれば、暁として対抗しなければなりませんが、暁の仲間達が行方不明である今、それは決して簡単なことではないでしょう。
蛮神討伐。
直接刃を交えてきたのは主人公でありましたが、暁の皆が情報収集や後方支援等、表に出ない活躍をしてくれていたが故に出来たことなのです。
「仲間」といえば、タタルが酒場でとある情報をつかんでいたことを思い出しました。
それはウルダハで「ラウバーンの処刑が近い」という噂が流れているというものでした。
彼が殺されてしまっては、ナナモ女王暗殺の真相も闇に葬られかねません。
そうなってしまえば、暁は弁明の機会を永久に失われ、再び灯をともすことは難しくなってしまうでしょう。
事態は緊急を要します。タタルはイシュガルドに残って引き続き情報収集にあたることとし、主人公とアルフィノは、急ぎラウバーンの救出に向かうことを決めるのでした。