当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- ただ盟友のため
教皇庁に突入。蒼天騎士団は何か不思議な力を発揮し、立ちはだかるも、無事アイメリクの救出は成功した。
逃げるトールダン7世を捕えようと、主人公は走り出す。背後でゼフィランの槍が命を狙っているとも知らず。
これに気がついたオルシュファンは、主人公を守るために盾を掲げるも……槍は止まらず、主人公の盟友はその生命を散らすのだった。
ストーリーのあらすじ
ただ盟友のため
教皇庁の暗躍
主人公達はアイメリク救出のため、雲霧街のヒルダと接触。抵抗組織の協力を得ることに成功しました。
一方で、彼等は先の皇都騒乱において異端者達を引き入れたのは自分達ではないと主張します。
抵抗組織を味方につけようと発案したルキアは、皇都騒乱の際異端者を引き入れたのはヒルダ達の手によるものだと考えていました。
しかし、教皇庁や貴族社会に対抗するため長い時間をかけて準備をしていた彼女達にとって、短絡的に騒乱を引き起こすメリットはありません。
では、騒乱の黒幕は一体誰だったのか。
そもそも、四方を崖で覆われたイシュガルドの街に入る為には大審門や聖徒門を通るほかなく、その門兵である神殿騎士団の命令権を持つのは……団長たるアイメリクを除けば、教皇令を帯びた蒼天騎士団しかありえません。
ヒルダ達抵抗組織に、異端者を引き入れたという濡れ衣を着せ、神殿騎士団及び蒼天騎士団の力で異端者と抵抗組織を諸共壊滅させる。イシュガルドの“敵”を教皇庁の力で討つことで、人心掌握を図ろうという一石三鳥を狙った目論見は、結果として異端者達が引き下がったこととアイメリクが予想外の動きをしたことで失敗に終わりました。
忘れられた騎士亭で主人公達とヒルダが接触した際、蒼天騎士団のシャリベルが襲ってきたのは、神殿騎士団がヒルダ達抵抗組織と結びつかないようにしたかったのでしょう……が、結果としてこれも主人公達の手によって阻止されています。
アイメリク救出作戦
ルキアはヒルダに対し、構成員の多くが平民であり、抵抗組織のシンパが多い四大名家それぞれの騎兵団の動きを内側から止めることを依頼し、ヒルダは快諾。
これで敵は蒼天騎士団とそれに従う神殿騎士団の半数のみ。
ヒルダたち抵抗組織は、四大名家騎士団の動きを止める。
ルキア、オルシュファン、アルフィノ、エスティニアンは、教皇庁地下監房に向かいアイメリクを救出。
主人公はイシュガルド教皇庁最上階へ向かい、トールダン7世を抑えつつ、蒼天騎士団をひきつける。
無謀と思われたアイメイク救出作戦は、現実味を帯びてきました。
いざイシュガルド教皇庁へ。
アイメリクを救出し、イシュガルドの歴史を歪め続けてきたトールダン7世を排除するために。
強行突入 イシュガルド教皇庁
都市を導き続けてきたイシュガルド正教会。教皇庁は、皇都上層の中心に据えられた荘厳な建物です。
最初に現れたのは、蒼天騎士「美剣のアデルフェル」。
彼はその剣を遺憾なく発揮するも、主人公の敵ではありませんでしたが……
その体を変化させたのです。
変身した彼は巨人族ほどの体躯と、人間のままの華麗な剣技で主人公と対峙。かろうじてこれを退けます。
続いて現れたのはグリノー。
アルフィノとタタルに濡れ衣を着せた男です。彼もまたその身を変容させ、決闘裁判の時よりも強大な力を振るうのでした。
最上階へ到達した主人公。
トールダン7世の姿をとらえるも……
最後に立ちはだかったのは、忘れられた騎士亭を襲撃してきた男――異端審問官としても名高いシャリベルでした。
彼もまたその身を変じさせ、苛烈な攻撃を繰り広げますが……
これを撃破する主人公。
ひざを折るシャリベルに、ゼフィランは退却を命じます。
上空を通過する、おそらく逃亡用の飛空艇を仰ぎ見、主人公もまた走り出すのでした。
気高き盾を掲げて
最上階にある飛空艇発着場では、今にもトールダン7世が逃亡を図ろうというところでした。
ルキア、エスティニアン、そしてオルシュファンの手で救出されたアイメリクが合流。
アイメリクは「父」であるトールダン7世に対し、言葉を紡ぎます。
アイメリク:
何故なのです、父上ッ!
宿敵であったニーズヘッグが討たれた今こそ、嘘で塗り固められた歴史を正し、竜との対話を試み、イシュガルドは新たな未来へ進むべきときなのです!
が、トールダン7世はこれを一蹴。
千年もの長きにわたり――嘘の土台の上とはいえ――築かれてきた歴史と信仰。
民がそう易々と受け入れられる訳がないと言い残し、主人公達に背を向けるのでした。
主人公とオルシュファンは互いに目配せをし、トールダン7世を逃がすまいと桟橋を走り出します。
が、その背後では……
蒼天騎士団団長、ゼフィランが槍を構え、主人公の命を狙っていたのです
それにただ一人気が付いた盟友、オルシュファンは主人公との間に割って入り
盾を掲げ、槍を受けました
しかし、強力な槍を前に
盾は砕かれ、オルシュファンは崩れ落ちます
逃げおおせたトールダン7世、そして蒼天騎士団達は、飛空艇にて飛び去りました。トールダンの口から紡がれたその目的地。
『 魔大陸 』へ向けて。
騎士たる盟友の最期
無事……だったのだな……。
お前を失うわけには……いかないからな……。
英雄に……悲しい顔は似合わぬぞ……。
フフ……やはり、お前は……笑顔が……イイ……。
貫かれた盾
フォルタン家に戻った主人公達。
エドモン伯爵にオルシュファンの死を告げようとします。
エドモン・ド・フォルタン伯爵:
……何も言わないでくれ。あれは、友であり人々の希望である貴方を守った。
それこそが、騎士の本懐……。 どうか、今は沈黙を以て、弔ってやってくれぬか。
あやつの心を連れ、奴らを追ってくれ……
どうか、息子の愛したイシュガルドを頼む……。
アルフィノの言葉に、堰を切ったように泣き出すエドモン伯爵。
広い屋敷を悲しみで満たし、響き渡るフォルタン伯爵の慟哭は、いつまでも止むことがありませんでした……。
折れぬ剣に
アイメリクの救出は成功し、トールダン7世は失脚。結果だけみれば成功といえるイシュガルド教皇庁への強行突破は、しかし無二の盟友を失うという大きな犠牲を払うことで為しえたものです。
皆が言葉を持たず、その悲しみは主人公達の心を縛り付けます。
しかし、それでも前へ進まなければなりません。
主人公達が「折れた剣」とならぬよう、暖かい場所を提供してくれた男。
騎士の誇りである盾を掲げて散っていった盟友、オルシュファンのためにも。
アルフィノ:
……なんと言い表せばいいかわからない。フォルタン伯爵の後ろ姿を見ていたら、胸が張り裂けそうだった……。
オルシュファン卿は、ウルダハを追われ、気落ちしていた私を受け入れてくれたばかりか、力強く励ましてくださった……。常に前向きで、揺るぎなき信念を持つ、まさしく「騎士」の鑑のような人物であった……。君にとっては、格別な友人でもあっただろう……。
……すまない……私の言葉など無用だな……。