当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 迫り来る闇
- 揺れる皇都
- 光と闇の境界
ヴィゾーヴニルからイシュガルドへ行くと回答を得たのだが、イシュガルドではアイメリクが襲撃され、放火事件が発生する等、急な政変のひずみがでてきていた。
暁の調査により、放火犯が捕縛。特権階級の関与が疑われる。対策を打とうとしたその時、貧民を人質に「聖トールダン大聖堂占拠事件」が発生。犯人は「豪胆将の精兵」を名乗る教皇庁の司祭だった。
人質を解放し、犯人を追い詰めるも、最後まで残った司祭の男が錯乱。人質となっていた少女を塔から突き落としてしまう。
絶体絶命の中、少女の命を救ったのは敵であったはずのドラゴン族であった。
ストーリーのあらすじ
「迫り来る闇」
会談の実現
ヴィソーヴニルのもとへ到着した一行は、ラーヴァナが討伐されたことを報告。すると既に帰路についているイゼルにかわって、イシュガルドへの伝言を頼まれます。
フレースヴェルグ:
かつてシヴァが夢見た融和は、人の王の裏切りにより潰えたが、千年の後に、シヴァを夢見る者が現れた。
その者は、善のためと罪を犯し、罪を知り善を成そうとした。
争いの闇を払うために戦い、命散らせて光となった……。
何が正しく、何が間違っているのか……。
光と闇の境界は曖昧なれど、いずこかに向かい飛び立たなければ、
何も変わりはしない。
アイメリクの願いは受け入れられ、イシュガルドにドラゴン族が訪れるという歴史的会談が実現することになりました。
アルフィノたちは、必ずその言葉をイシュガルドへ届けると約束するのでした。
アイメリクの襲撃
光の戦士たちが懐かしき仲間との再開を果たしていた頃――
皇都ではひとつの事件が起きていた。
神殿騎士団総長、アイメリク卿が暴漢に襲われたのである。
神聖なる皇都で起きた流血沙汰は人々を震撼させた。
くすぶり続けていた火が炎となり、燃え広がりつつあることを多くの民が実感したのである。
燻る火種
イシュガルドに到着した主人公達は神殿騎士団本部へ向かうのですが……そこでアイメリクが暴漢に襲われたこと聞き、驚愕します。
犯人は既にフォルタン伯爵とアルトアレール卿の手で捕えられ、アイメリクも命の別状はないのですが……この事件を皮切りにイシュガルドはきな臭い状況に陥っています。
というものも、先日同時多発的に放火事件が発生。特に木材を使った建物の多い雲霧街で大きな被害が出てしまったのです。
現時点で放火犯は不明。しかし皆で掴みかけている変革を崩させてはならないと、主人公達も調査協力をすることになります。
アルフィノとヤ・シュトラはタタルと共に雲霧街の調査に。ヒルダとサンクレッドは上層の放火現場の調査へと向かいました。
主人公は洒落者として街の事情に通じているエマネランから話を聞いてみることに。
剣術の修行を始めたがなかなか上手く行かず、すっかり落ち込んでいるというエマネランによれば、火災で焼け出された下層民のために教皇庁が「聖トールダン大聖堂」を避難先として開放する予定であり、貧民達が集まっているといいます。被害者に話を聞けば、何かわかるかもしれません。
早速グランド・ホプロンにて避難民に話を聞くと……マエリという名の少女によれば、「知らないおじさん」が資材置き場で怪しい動きをした後、そこから火が出たのだとか。
更に聞き込みを進めようとしたのですが……そこに現場を取り仕切る教皇庁の司祭が現れます。彼は貧民達を「聖トールダン大聖堂」の内部へ案内。主人公は避難誘導の邪魔だと追い出されてしまいました。
その後、サンクレッド達と合流します。
どうやら上層の火事は「不幸中の幸い」か、被害は小さかった模様。それもそのはず、火が放たれた場所はどこも燃え広がらなそうな場所ばかりだったといいます。
犯人が稚拙だったのでしょうか? それとも……
3人は上層の調査を終了し、下層の調査をしているアルフィノ達のもとへ向かいます。
放火犯の確保
雲霧街では、ちょうどアルフィノ達が不審な男を捕らえたところでした。
なかなか口を割ろうとしなかったのですが……
サンクレッドの機転により自首。
やはりこの火事は放火によるものであることが確定。そ
の上、放火犯の独断ではなく、「偉い方」による指示があったことが明らかになったのです。
「光と闇の境界」
聖トールダン大聖堂占拠事件
神殿騎士団本部にて、調査結果を共有します。
放火犯に指示をしたのは一体誰なのか……
怪我が快復したアイメリクも合流します。
実行犯が逮捕された今、焦っているだろう黒幕が新たに行動をする前に対応をしなればなりません。
ところが……
一足遅く、イシュガルド教皇庁が武装集団により占拠される事件が発生してしまいます。
貧民達の避難先として開放されていた教皇庁「聖トールダン大聖堂」に、突如、武装集団が乱入。そのまま貧民達を人質に立てこもったとのこと。
「豪胆将の精兵」を名乗る犯行グループの要求は、異端の罪によるアイメリク卿の即時処刑と、すみやかな教皇選出、そして新指導体制の確立です。
敵の規模は不明であるものの――建国の父、豪胆将「トールダン」の名を用いているところをみても、前教皇「トールダン7世」寄りの守旧派に違いありません。
アイメリクは人質の安全確保を最優先に、現場への突入を即断。
自らの手で突入部隊の指揮をとることとし、作戦には暁も参加します。
各々準備を進める中、アルトアレールもまた、突入部隊へ志願します。
オルシュファンを失い、イシュガルドの大きな政変の中にある「名家」の長男たるアルトアレール。なにやら思うところがあるようで……
その目に決意をみたアイメリクは、彼の同行を決定。
突入作戦が決行されます。
突入作戦
突入した主人公達に立ちはだかるのは、人質を盾に、卑怯な戦いを展開する「豪胆将の精兵」達。
しかしヤ・シュトラの癒しの力、アルフィノの召喚術、サンクレッドの双剣術と、アルトアレール、アイメリクの剣術、そして主人公の力で敵をなぎ倒し、人質の救出に無事成功。
……と思ったのですが、男が一人、人質の少女と共に屋上に逃げたのだとか。アイメリク、アルトアレールと主人公は急ぎ屋上へ向かうと――
そこにいたのは、教皇庁所属の貧民達を誘導していた司祭の男でした。
彼はアイメリクを異端として糾弾。
興奮し、話が出来る状況ではありません。
少女を危険にさらすことが、イシュガルド正教に殉じてきた者にとっての正解なのか。
アイメリクの正論はしかし、火に油を注ぐ結果となりました。
男の顔は歪み。
少女を塔から突き落としたのです。
響く悲鳴。
その時でした。
ヴィゾーヴニル:
久方ぶりに、ヒトの都の様子を見に来てみれば……。やれやれ、ヒト同士が争っているではないか。……どうやら、訪れるのが早すぎたようだな。
この場に居合わせたことは偶然であったが……ともあれ、小さき命が無事であったようで何よりだ。
イシュガルドの変化
少女の命を救ったヴィゾーヴニル。かの竜は、たまたまフレースヴェルグからの伝言……ニーズヘッグが眷族を集めているため注意するようにと伝えに来たところでした。
偶然にもドラゴン族の手で救われた少女。
翼をはためかせ帰っていくヴィゾーヴニルの姿は多くのイシュガルドの民に目撃され――ドラゴン族への印象を大きく変える結果となりました。
多くの犠牲の上にあるこの改革が成功するために……少しでもドラゴン族に対する恐怖と憎悪が薄れればと、願わずにはいられません。
しかし、此度の事件は急激な社会の変容によってもたらされたものです。
戦争の終結を目指す気持ちは多くの者が持ち合わせてますが――エドモン伯爵は、竜との融和を急ぐあまり人同士の争いを加速させる結果となっては本末転倒であるとアイメリクに苦言を呈します。
その様子を見ていたアルトアレール。
それでも彼の表情は晴れぬまま……去る父の背を見送るのでした。
サンクレッドのエーテル
事件はひと段落し、暁は各々の仕事へ向かいます。
一人石の家へ行くサンクレッドの背を見送る中……ヤ・シュトラは主人公に「サンクレッドの様子をどう思うか」と問いかけました。
彼女は、サンクレッドがエンシェント・テレポの影響でエーテル放出が出来なくなっている……端的に言って、魔法が使えなくなっていることを明かします。
暁一行は皆魔力に長けた者達です。本来であれば、地脈から出た時点で「テレポ」等の転送魔法で帰ってこれたはず。サンクレッドはそれを“しなかった”のではなく、“できなかった”のです。
咄嗟の救出のためとはいえ……エンシェント・テレポの弊害に苦しむサンクレッド。
少しだけ気にかけてあげて頂戴、とヤ・シュトラ言い、イディルシャイアへと向かうのでした。
友情と信頼の証
アルトアレールからフォルタン家邸宅に呼び出された主人公達。
そこで彼から渡されたのは、ひとつの騎士盾でした。
それは大きな変化を前にした彼自身の決意によるものでした。
まだ公にされていないものの……近日中に現当主であるエドモン・ド・フォルタン伯爵が引退することが決まったのです。
彼が主人公達一行をイシュガルドに招いたことで、トールダン7世は排斥され、イシュガルドに真実をもたらしました。しかしそれを快く思わない層から、アイメリクとフォルタン家によるクーデターだったのではないかと言いがかりをつけられているのです。
エドモン伯爵はそうした輩に対し、政治権力から身を引くことで、私欲を捨て、祖国のために協力せよと説得するつもりなのだといいます。
いつかは家督を継ぐ。その意思を持ち続けてきたアルトアレールではありますが、急な相続、そしてイシュガルドの変化に怖気づいてもいるのです。
爵位を継ぐことの意味を見失いそうな彼に対して、主人公は今は亡き「盟友」の言葉を贈ります。
「良い騎士とは、民と友のために戦うもの。」
その言葉に、彼は決意を新たにするのでした。
一方、次兄エマネランは……
何も言わず、その場をあとにするのでした。
エドモン・ド・フォルタン回顧録「光と闇の境界」
それぞれがそれぞれの胸の内に新たな決意を秘め、ゆっくりと歩き出していた。踏み出した先に何があるのかを知らず、それでも進まねばならない。
歩む先にあるのは、光か闇か――
その境界を創るのもまた、自分なのだから。
この時、皆がそう感じていたのだった……
エピローグ アシエンとウリエンジェ
アシエン・エリディブス:
……そうだ……今なら理解できよう。星の運命と、その在るべき姿がな……。
目覚めの途にある三闘神……帝国が血眼で欲するあの力を以てしてさえ、この運命は、変えられはしないのだよ……。
その様子を覗き見る者。
見覚えのあるその靴の主は――
エピローグ イダとパパリモの行方
イダ:
手紙は、ちゃんと渡してくれたってさ。
それから、「鉄仮面」の部隊が動くって。ついに、帝国とぶつかるつもりだよ。