当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 星の呼び声
サンクレッドとクルルの調査の結果、ミンフィリアは星の海――ハイデリンのもとへ「身体ごと」導かれた可能性が浮上。その捜索のため、マトーヤの管理する逆さの塔へ向かう。
星海観測 逆さの塔を攻略する。
最深部から星の海へ向かった主人公は、星の代弁者となったミンフィリアと遭遇。彼女はハイデリンと対になるゾディアーク、その使徒たるアシエン達の目的が、分かたれた世界の統合にあるという。ゾディアークの野望を阻止してほしいとハイデリンの願い、そして「ミンフィリア」の最後の願いを伝えると、星の代弁者は力を振り絞り、主人公をもとの世界へと帰した。
ストーリーのあらすじ
「星の呼び声」
星の海
魔導城プラエトリウム跡地で調査を行っていたサンクレッド達から連絡がありました。ヤ・シュトラを交えて話をするため、イディルシャイアに集合します。
クルルによれば、魔導城跡地でハイデリンが干渉した痕跡――光の加護と同質のエーテルを発見。更にシラディハ水道の再調査でも同等の痕跡が発見されました。
ミンフィリアに対してハイデリンから直接干渉が為されたのは間違いありません。
それでは、ハイデリンの干渉を受けたミンフィリアが跡形もなく消えてしまったのはなぜか。
超える力を有した者がハイデリンから語りかけを受けた際には巨大なクリスタルを幻視します。
これは意識だけが星の中心――シャーレアンの言う“星の海“にあるハイデリンに導かれているからだと考えられています。
ミンフィリアは、ハイデリンの導きにより意識のみならず、肉体ごと星の海へ行ったのではないでしょうか。
かつて、星の運命を研究せんとしてシャーレアンが建てた、星の海観測用の魔法施設……通称「逆さの塔」。マトーヤが管理しているというそこからならば、ミンフィリアの捜索も可能となるかもしれません。
一行は早速マトーヤの洞窟へと向かいます。
管理者
マトーヤは憎まれ口をたたきつつも、逆さの塔の利用についてあっさりと許諾。
というのも、そもそも望んで管理者になったわけではないのです。
15年前の大撤収の際、技術の悪用を防ぐためにシャーレアンでは逆さの塔を破壊すべきか議論がなされたのですが……貴重な施設を壊す決定は下せず、エオルゼアへの残留を希望していたマトーヤに管理を任せて封印するという形がとられました。
本国シャーレアンにあまり好意的でないマトーヤは封印を解くことを約束。ただし相当な労力を要するため、主人公とサンクレッドを除き、残って手伝うよう命じられます。
ミンフィリアを助けようと気合を入れるサンクレッドでしたが……彼はアシエンに身体を乗っ取られた影響でエーテルに過敏となっています。
高濃度のエーテルが満たされている星の海に近づくのは危険と判断。主人公が一人逆さの塔へ向かうこととなりました。
マトーヤ:
「逆さの塔」に残された魔法生物たちは、どいつもこいつも厄介な曲者だよ。せいぜい、くたばらないようにすることだね。
アルフィノ:
また、危険な役目を任せてすまない……。必ず無事に戻ってきてくれ……!
ヤ・シュトラ:
あの扉が開くのを見るのは、私もはじめてよ。昔、何度か開けようとしたことがあったけど、あまりに高度な封印の魔法で、まったく歯が立たなかった。
鍵をひとつ開けるために、3人の労働を要求されるなんて、一見不釣り合いに思えるけれど……後で施錠をしなおすのに、途方もない準備がいるのだと思うわ。
クルル:
わたしからも、ミンフィリアのことを頼むわ。きっと彼女は「星の海」にいる……そうでなくとも、手がかりは必ず残されているはずだわ!
サンクレッド:
ミンフィリアのことを、どうか……頼む…………。
星海観測 逆さの塔
そもそも低地ドラヴァニアにシャーレアンの植民都市が築かれたのは、この「逆さの塔」がここに出来たから。
第六星歴1316年、北洋から渡ってきたシャーレアンの学士達は、地下深くまで続く天然洞窟を発見。これが惑星ハイデリンの中心たる「星の海」を魔法的に覗き込むために最適な地形であったため、観測施設である「逆さの塔」は建設されました。
その後施設拡張に伴い周辺施設も充実し、植民都市シャーレアンは構築されたのです。
最初に立ちはだかったのは歌聖のズロ・ロッゴ。
かつてシャーレアンの賢人が創り出した使い魔だったのですが、大撤収を拒んで逃走。
逆さの塔を占拠し、ポロッゴ王国を作ろうとしていたようです。魔法敵効果を秘めた重厚な歌声を響かせる……のですが、人の耳からすればなかなかの音痴でした。
星の海にほど近い深淵。
ここでは星の法則が乱れ、重力の縛りがゆるくなっていることから、移動用に魔法の足場と転移装置が設置されていました。
下から上に流れる水や、天井を歩く不思議な廊下をくぐり抜け……
たどり着いた先にいたのは可愛らしい小型の魔法人形「カルコ」と「ブリーナ」。
その真の姿はしかし、歴代の魔道士たちの手で造られた異形の守護者「カルコブリーナ」でした。
主人公はこれを討伐。
光のクリスタルが輝き出し、「星の海」へと到着したのでした。
星の代弁者
あなたならば、必ずや辿りつくと信じていた……。よくぞ、ここまで来てくれました。
わたしは「星の代弁者」。あなたにとっては、ミンフィリアだった者……。
そちらの時間では、もう久しい過去になるのでしょうか……。
裏切りの祝宴から逃げる最中、「わたし」は星の……ハイデリンの声を聞きました。
「わたし」は声に導かれるまま、自ら仲間のエンシェント・テレポに巻き込まれることで、エーテルの流れに身を投じ、星の海に辿りついたのです。
けれど、星の声はすでに消えかけていた……。
失われゆく訴えのすべてを知るため、「わたし」は、ハイデリンの一部となることを望みました。
そして、今のわたしとなったのです。
わたしの声は、星の声……。
ずっと、あなたに世界の真実を伝えたかった。
だから、お願い。
聞いて……感じて……考えて…………。
光たる「ハイデリン」、闇たる「ゾディアーク」
すべての命が生まれるより前、星の海の底では、光たる「ハイデリン」と闇たる「ゾディアーク」とが、ひとところにありました……。
しかし、闇が力をつけ、光との均衡が崩壊したのです……。
そこでハイデリンは、ゾディアークを星の海より放逐し、遠い天に封じることとしました……。
こうして、月が生まれた……。
しかし、星をふたつに割く痛みは、次元の境界をも傷つけてしまったのです……。
あなたがたが生きる「原初世界」のほかに、十と三もの鏡像の世界が、このときに生じました……。
そして、光と闇の力も、それぞれの世界に分かたれたのです。
……月に追放されたゾディアークは、使徒たるアシエンを使わし、世界を統合しようとしています。闇の力をより合わせ、完全なる復活を成そうというのです。
そのためには、ここ「原初世界」の側から、「世界を分かつ壁」を破壊しなければならない。
これこそが「次元圧壊」であり、アシエンたちが「アーダー」と呼ぶ現象なのです。
そして、人の歴史では、これに伴う災厄を「霊災」と呼ぶ……。
過去七度の霊災により、すでに七つの世界が統合されてしまった……。
強まった闇の力に、光の力は押されるばかりです……。
どうかアシエンを止めて、世界の統合を阻止してください。
それが……「わたし」の……最後、の…………
光の加護を受けし、ハイデリンの子らよ……。
どうか、世界を…………
あっけない別れ
星の海から帰還した主人公。
ミンフィリアは見つかりました。
しかし……彼女は彼女自身をハイデリンと融合させ、今や「星の代弁者」となっていたのです。
力を弱めているハイデリンの一部となった彼女もまた非常に不安定な状態でした。
それはつまり――
マトーヤ:
灯火、ねぇ……。ミンフィリアという娘を殺したのも、その熱すぎる炎に、ほかならないと思うがね。
なあ、坊主……。お前たちは、いったい何がしたいんだい?
蛮神問題、アシエンの暗躍、エオルゼアの救済……
なるほど、いかにももっともだ。
だが聞こえのいい大義ほど、人を無心に駆り立てて、そこにあったはずの「真の願い」を見失わせるのさ……。
お前たちのやっていることは、しょせん戦いだ。先に進もうとすれば、今回のように、命を失うこともある。
掲げている、その目的は、自分の……誰かの、死を捧ぐほどの願いかね。
容赦のないマトーヤの言葉に、ヤ・シュトラは怒り、アルフィノは迷い……
サンクレッドは何も言わず、立ち去ってしまうのでした。