当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- アラグの遺物より
- 事実の究明
- その真相は
- 黒衣の男
- 残留する力をその身に
- 闇を打ち消す光を放たん
召喚士レベル50~60までのジョブクエスト。
多くの蛮神を倒した今、新たなエギの創造に挑むも、なぜか失敗してしまう主人公。そんな中、不滅隊のダンシング・ウルフ大闘士が訪ねてくる。彼によれば、以前跡形もなく消えたはずのトリスタンが現れ、クリスタルを盗難しているというのだ。主人公とヤ・ミトラはこれを止めようと、彼を追跡。そこにいたのは、トリスタンの兄の死体を操るアシエンであった。
一行は、アシエンと戦う新たな力「トランス」を得るためにカルテノー平原へ。そこはかつて蛮神バハムートが倒れた土地。現れたアシエンとの戦いで、主人公はバハムートの力を得た。
その後、アシエン・ラハブレアの部下であったという四助祭と対峙。さらなる究極履行を得て、主人公は黒仮面のアシエンを消滅させることに成功するのだった。
ストーリーのあらすじ
レベル50「アラグの遺物より」
ヤ・シュトラの妹で、聖コイナク財団に所属しているヤ・ミトラ。彼女が召喚魔法について、前回の出来事をまとめた研究結果を発表したところ大きな反響があり、聖コイナク財団の元には、研究協力や資料提供の申し出が多く寄せられているのだとか。
ふたりは資料を受け取るため、早速聖コイナク財団の調査地、ラムブルースのもとへと向かいます。
蛮神の脅威は日に日に増しており、あれから主人公も更に多くの蛮神と刃を交えてきました。戦う力が求められる中で、召喚士の研究が進められるのは僥倖です。
ふたりはアラグの遺跡から発見されたという召喚士に関する資料を受け取ります。
そういえば……「エギ」の創造には、蛮神討伐時のエーテルを浴び、特定の属性を宿した地域で荒行を行う必要があります。複数の新たな蛮神を討伐した今なら、新たなエギを創造することができるかもしれません。
調査地の近くに、雷の属性を強く宿す「唄う裂谷」があります。早速、雷の荒行を行い、ラムウ・エギを創造してみることになったのですが……。
今までと同様の方法で荒行を実施したにも関わらず、失敗。エギの創造には未だ不明なことが多いのです。
ヤ・ミトラは、ラムブルースから受け取ったアラグの遺物に何かしらの手掛かりがないか調査を進めることにしました。
レベル52「事実の究明」
トリスタン
ヤ・ミトラの調査は難航し、エギ創造が失敗した理由は依然として不明です。
そんな中、不滅隊の特務士官「ダンシング・ウルフ大闘士」が訪ねてきました。
彼は故あって、主人公達とも関係のあった“とある男”の行方を追っています。
その男の名は「トリスタン」。
かつて、兄とともにダンシング・ウルフの部下の不滅隊隊士としてイフリート討伐に赴き、テンパードとなった兄を自ら手にかけた男です。その後アシエンに唆され、召喚士として蛮神を圧倒するため、主人公のソウルクリスタルを奪おうとしたトリスタンでしたが……戦いの末、召喚獣べリアスが暴走。気が付いた時には、影も形もありませんでした。
彼はべリアスの炎に包まれて死んだと思っていたのですが……
そのトリスタンらしき男が、商隊を襲う事件が発生したのです。
確かに主人公達は、彼の死体を目にしていません。果たして本当にトリスタンが生きていて、事件を起こしたのでしょうか。
主人公達も調査に同行するため、商隊が襲われた現場付近であるキャンプ・ドライボーンへ向かいます。
証言
キャンプ・ドライボーンで聞き取り調査をすすめると、襲われた商人はふたたび行商に向かったとの情報が得られました。商人を追ってハイブリッジ付近に向かったところ、アマルジャ族に襲われている男を発見。
無事に救出し、話をききます。
彼を以前襲ったのは、黒いローブに銀髪のヒューラン族男性で、炎の魔物を使役していたのだとか。主人公がイフリート・エギを見せると……その男が操っていたものと同じことが判明。
召喚士は、主人公を除くとこのエオルゼアに1人しかいません。……犯人はトリスタンであると考えて間違いなさそうです。
レベル54「その真相は」
その後、ナナワ銀山にてふたたびトリスタンによるものと思われる襲撃事件が発生します。
主人公とダンシング・ウルフ、ヤ・ミトラは現場へ向かい、襲われた鉱員に話を聞いたのですが、やはりそこでも犯人は炎の魔物を使役していたとのことでした。
ナナワ銀山では、鉱石だけではなくクリスタルも産出します。鉱員はクリスタルの搬出中に襲われ、それを奪われたのだとか。同様の証言はドライボーンでも得られており、トリスタンの目的がクリスタルである可能性が浮上。
一度ウルダハへ戻り、ダンシング・ウルフは襲撃事件の資料を再調査してみたところ、すべての事件でクリスタルが持ち去られていたことが分かりました。
疑似的な蛮神「召喚獣」を使役する召喚士は、蛮神と深いかかわりを持ちます。そんな人物がクリスタルを狙う理由はただひとつ。
蛮神召喚を目論んでいるのかもしれません。
蛮神の力を味方として利用できる召喚士は大きな可能性を秘めている一方、もし召喚士が蛮神召喚という愚行を犯せば、召喚魔法そのものが有害なものとみなされ、その可能性は閉ざされてしまうでしょう。
ヤ・ミトラ:
アラグの遺物、アラガントームストーンを調べてわかったの。かつて、敵対する蛮神を退けたアラグの召喚士は、一度は英雄と称えられていたわ……。
しかし、やがて、その強大な力に溺れて、私利私欲のために、召喚魔法を使う者が現れはじめた……。
もちろん、召喚士がみな愚者だったわけではないでしょう。でも、人々の中には「蛮神の力を使うから悪に堕ちる」という、思想が広がってしまった……。
そして、人々の恐れが頂点に達したとき、召喚士狩りが行われ、彼らは歴史の表舞台から消えた……。これが、第三星暦の末期に起こった史実よ……。
歴史を繰り返させないためにも、必ずトリスタンを止めなければなりません。
レベル56「黒衣の男」
囮作戦
その後不滅隊によってクリスタルの流通経路の警備が強化され、トリスタンの襲撃事件は起こらなくなりました。そんな中、ダンシング・ウルフは不滅隊協力の下、囮の輸送部隊を編成し、トリスタンを罠にかける作戦を立案。既に準備は整っているとのことで、一行は「キャンプ・ブルーフォグ」へと向かいました。
作戦では、囮のクリスタルを積んだ輸送部隊が青燐精製所へ向かう途中でトラブルによって、立ち往生する“予定”になっています。輸送隊を襲撃に現れたトリスタンを逆に捉えようというのです。
主人公達は別の場所から監視し、襲撃を待っていると……
罠に釣られ、敵が現れました。
主人公はこれを討伐します。
男のローブを取ると……
イフリートのテンパードにされ、トリスタンの手で殺されたはずの彼の兄だったのです。
「不甲斐ない奴らだ。せっかく使ってやったというのにな。」
現れたのは、トリスタンに召喚魔法を教えた「十二杯のアシエン」でした。
アシエンの思惑
……トリスタンか。蛮神を倒す力として、召喚士の叡智を授けたというのに、ああも簡単に敗れるとは、期待外れだった……。
ククク……だが、そこの光の戦士殿が、代わりに蛮神を狩って回ってくれ、大いに助かったぞ。
蛮神が倒されれば、蛮族どもはより強靭な神を求める……。クリスタルさえあたえてやれば、何度でも、何度でも、懲りずに蛮神を呼び降ろす!
そして、世は混沌の闇に包まれるのだ。
我々の望むとおりに……な。
レベル58「残留する力をその身に」
トリスタンだと思っていた「黒いローブの男」は、アシエンに傀儡として操られていた彼の兄の”死体”でした。
確かに、兄もまたイフリート討伐作戦に参加し、エーテルを浴びていたことから召喚獣を使役する条件は満たしていたのですが……死体を傀儡に、無理矢理召喚士として操るアシエンの非道に、ダンシング・ウルフは怒りを隠せません。
一方、ヤ・ミトラの方で調査をすすめていた「エギの創造が出来なかった理由」が明らかとなりました。
召喚獣は、召喚士の命の源であるエーテルをわけて作られる一種の魔法生命体であるため、召喚士の限りある命から形創ることのできるエギには上限があったのです。
しかし、古代アラグ文明の召喚士達は制約をかいくぐる方法も見つけていました。
エーテルをエギとして分割せず、己の体内で燃焼させ、自分自身に蛮神の力を宿す「トランス」という秘法です。
主人公とヤ・ミトラは、新たな秘技を身につけるための儀式を決定。
身につけるべきは……史上最強の蛮神「バハムート」の力です。
第七霊災の際、主人公もまた、かの蛮神のエーテルを浴びています。儀式の場所は、バハムートの性質を強く宿す土地――カルテノー平原。
問題は、そこが権利を巡って三国が争う法外戦区であるということ。ダンシング・ウルフに相談し、不滅隊ランディングへの駐在許可を得ることが出来ました。そこから先は、闇夜に紛れ、現地まで潜入します。
カルテノー平原に到着し、早速儀式を開始。
深く瞑想する主人公ですが……残念ながら何も起きません。
時間もない中、焦る主人公達の前にふたたび十二杯のアシエンが現れます。
これ以上、光の戦士が力を得ることを看破できないと、襲いかかってきました。
主人公は苦戦しつつも、戦いの中でバハムートの力を手に入れ、新たな秘技トランスに目覚めます。
分が悪くなった十二杯のアシエンは逃走してしまいました。
レベル60「闇を打ち消す光を放たん」
黒仮面のアシエンの弱点
その後しばらく経ち、ヤ・ミトラはアシエンを消滅させる方法を思いつきます。
鍵は、前回の戦いで「なぜアシエンは余力を残しながらも撤退したのか」という点です。
アシエンとしての序列が低い「黒仮面」。高位のアシエンは肉体が死んでも、界の狭間と呼ばれる空間に逃げることができるため、一般に不死であるといわれています。しかし、黒仮面たちにその力がないとするならば……。
戦いの時、偶然にも周辺には誰も居らず、死体もありませんでした。つまり、黒仮面のアシエン達は憑依の力しかなく、憑依先がなかったが故に焦って逃走したのではないかと推測できます。
もしそうならば、依り代がない場所へ誘い出して倒せば、十二杯のアシエンを消滅させられるのではないでしょうか。
加えて、ヤ・ミトラはアシエンを確実に倒すため「究極履行」という秘術の取得を提案。
グブラ幻想図書館に取得に必要な禁書があるとのことで、一行は低地ドラヴァニアへと向かいます。
ようやくグブラ図書館へ到着し、早速禁書を探しにかかるのですが……
折悪く、十二杯のアシエンに加え……十二杖、十二剣、十二貨のアシエン達、ラハブレアの部下であったという四助祭が同時にやってきたのです。
未だ究極履行を習得していないというのに……!
しかし、禁書を探している暇はなさそうです。
覚悟を決め、4人のアシエン達と刃を交えます。
究極履行
ヤ・ミトラ、ダンシング・ウルフ、そして主人公は協力して戦い、アシエン4人を同時に相手取りつつも引けを取らず、遂に彼等を追い詰めました。
退却しようとするアシエン達ですが……
ダンシング・ウルフが一撃。
ヤ・ミトラに促され
「究極履行」を放つ主人公。
見事アシエン達を捉え、消滅させることに成功したのです。
敵を騙すには
禁書もなく、究極履行を習得した主人公。というのも……
主人公達が放棄された図書館に向かったとなれば、監視していたアシエンも何かあると思い込み、妨害に現れるに違いない……全ては、アシエンをおびき寄せるためのヤ・ミトラの作戦だったのです。
こうして、アシエンの脅威は去り、主人公は召喚士として経験を積み、新たな技を取得しました。
ダンシング・ウルフは、トリスタン兄弟の苦い思い出を少しだけ精算できたことに満足し、彼等の墓を作るためにウルダハへと帰っていきました。
ヤ・ミトラもまた、召喚士の嫌な誤解が広まることを防げたことを喜びます。
一方で、召喚士の力が強大で、一歩間違えれば危険であることに変わりはありません。彼女は今後も聖コイナク財団と連携し、うかつな流出を防ぐつもりでいます
とはいえ。
力に力で対抗するだけでは、戦いの輪廻を断ち切ることが出来ません。
ヤ・ミトラは彼女なりに考え、新たな道を模索しつつ、これからも暁の行動を支援していくことを決意するのでした。