当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 竜の眼
- 戦神の槍
- 消えぬ爪痕
- 双竜の邂逅
- 邪竜の声
- 蒼の竜騎士
イシュガルドの蒼の竜騎士、エスティニアンが竜の眼を持って逃走した。彼はその力で邪竜ニーズヘッグの復活を察知し、自ら囮となるためイシュガルドを離れたという。
竜の力を得た主人公は、邪竜と戦うため試練を乗り越え、遂に邪竜ニーズヘッグとの戦いの時。
エスティニアンの槍は、彼の師匠であるアルベリクに向けられるのだった。
ストーリーのあらすじ
レベル30「竜の眼」
主人公がイウェインを尋ねると、彼の旧友の支援を依頼されます。
イウェインの友人である「アルベリク」は、イシュガルドの出身。
かの地は他のエオルゼア三国と交流が無いことから表立った支援は難しいため、しがらみのない冒険者である主人公の力を借りたいということでした。
主人公はアルベリクに会うため、アドネール占星台へと向かいました。
彼の依頼は、「竜騎士エスティニアン」によって盗まれたイシュガルド秘蔵の品「竜の眼」奪還を手伝ってほしいというものでした。
逃亡者の足取りを追い、アドネール占星台東にある洞窟へ向かいます。
焚き火の痕跡を調べていると……
尋ね人のエスティニアンが現れます。
主人公と対峙したその時、彼の持つ竜の眼が主人公に反応しました。
彼は驚き、そしてその直後エスティニアンは姿を晦ましてしまいました。
顛末をアルベリクに報告します。
竜の目が主人公に対して光ったことを伝えると、アルベリクは竜の目の秘密について語り始めました。
そもそも竜の眼はただの宝ではありません。
イシュガルドにおいて最良の竜騎士に「竜の力」を授ける宝珠であり、その力に目覚めた竜騎士は、たった一人でもドラゴン族と対等に渡り合えるほどの力を得ます。
空を制するがごとく舞うその姿から、「蒼の竜騎士」と呼ばれるのです。
そして、竜の眼を持ち去ったエスティニアンはまさに「蒼の竜騎士」本人だったのです。
同じ時代、二人同時に選ばれることがない蒼の竜騎士。
すでに蒼の竜騎士が存在しているのに、何故か竜の目から見初められてしまった主人公。
竜の眼を奪って逃走している蒼の竜騎士、エスティニアン。
エスティニアン追跡のために元竜騎士のアルベリクから竜騎士の証をもらい、力の研鑽に励むことになりました。
レベル35 「戦神の槍」
代々の蒼の竜騎士と比べても特に力が優れているエスティニアンは、初代蒼の竜騎士「征竜将ハルドラス」の再来とまで称されています。
そんな強大な力を持った男を追うためには、主人公も相応の力をつける必要があります。アルベリクは主人公に特別な「蒼の試練」を課します。
主人公は竜の眼の持つ強大な力に魅入られぬよう、正義の心・信念を貫くための試練に挑みました。
ハルドラス:
我らと竜との戦いの始まりは、およそ1000年前……皇都イシュガルド勃興の時に遡る。
はるか昔、南の平地に暮らしていた我らの祖先は、戦神ハルオーネの天啓を受けた男「トールダン」に導かれ、約束の地……クルザス中央高地を目指し、故郷を発った。
旅の途中、彼らは深く険しい谷に突き当たった。トールダンが、谷を渡るために橋を架けようとすると、「ニーズヘッグ」という名の竜に襲われた。
トールダンは、竜と、竜に魅入られた者に襲われ死んだ。
しかし、彼の息子「ハルドラス」が槍をとって反撃し、ニーズヘッグの「眼球」をくり抜き、退けたのだ。
この「眼球」こそ、イシュガルドの宝珠「竜の眼」。
ドラゴン族の力の源であるこれは強大な力を宿し、意思弱き者が触れれば、竜に魅入られるという。
ハルドラスも「竜の眼」に触れ、己を失いかけるが、「正義の心」で打ち勝ち、その身に「竜の力」を宿した。
……これが「蒼の竜騎士」の始まりだ。
レベル40「消えぬ爪痕」
アルベリクは、主人公に竜の力を託すべきか否か迷っていました。
先に彼が言った征竜将ハルドラスの伝説。
それは伝説ではなく史実とされています。事実、邪竜ニーズヘッグは実在しており、未だ生きているのです。
不幸中の幸いで、その活動期は非常に短いもの。
ですが一度目覚めれば被害は計り知れません。
20年前にもニーズヘッグは目覚めました。
それはアルベリクが「蒼の竜騎士」であった時代です。
目覚めたニーズヘッグと追随する無数の竜達はイシュガルドを襲い、数多くの村が焼かれ、数多くの命が奪われました。
その攻防に決着がついたのは、ニーズヘッグが目覚めて3日後のこと。
「ファーンデール」での戦いにおいて、アルベリクがニーズヘッグの眼窩に槍を沈めたことでニーズヘッグは怯み、撤退したのでした。
しかし、「ファーンデール」を守りきる事はできず村は壊滅。エスティニアンはその「ファーンデール」最後の生き残りなのです。
アルベリクが彼を弟子として引き取ったのは、彼の故郷を守れなかった罪滅ぼしでもあるのでした。
いずれにしても、竜の眼に異常がおきているということは、その眼の持ち主であるニーズヘッグが目覚めている可能性が高いと思われます。
主人公は更に蒼の竜騎士の力を高めなければなりません。
レベル45「双竜の邂逅」
その後、遂にエスティニアンから直接コンタクトがありました。
彼は、アルベリクと主人公が揃って巨石の丘まで来るよう指定してきました。
エスティニアンの思惑を確かめるためにも巨石の丘に向かいます。
エスティニアンが現れました。
彼の口から「すでにニーズヘッグが目覚めてしまった」ことが語られます。
蒼の竜騎士であるエステニアンは、竜の動向に敏感になっています。
そんな彼がニーズヘッグの目覚めを感じ取ったからこそ、ニーズヘッグの目的である竜の目を盗み、イシュガルドから離れることでその目的をイシュガルドから逸らそうとしたのです。
彼は、自ら囮となったのでした。
エスティニアンは、同じく竜の眼に選ばれた主人公にも協力を依頼します。
蒼の竜騎士が同じ時代に2人もいる今は、邪竜を倒す願ってもないチャンスです。
まだその力を完璧に扱えない主人公に対し、エスティニアンはまず力を扱う訓練をするよう指示します。彼はその時間を稼ぐと言い残し、立ち去ってしまいました。
主人公は竜騎士の奥義を得るためアルベリクの出した試練を乗り越え、ドラゴンの生き血に漬けて鍛え上げたミスリルで作られた竜騎士の甲冑を手に入れました。
レベル45「邪竜の声」
先代蒼の竜騎士であり、エスティニアンの故郷であるファーンデールの戦いで竜の力を失ったアルベリク。
彼は、その力を「失った」のではなく、「自らの意志でやめた」のだと言います。
竜の力は、ドラゴン族からの交信に共鳴し、増幅します。
20年前、ニーズヘッグに槍を突きたてたアルベリクはその眼を見た時、彼の恐ろしい感情が流れ込み竜の力に飲み込まれかけました。恐怖にかられ、自我を失いかけたアルベリクは、その力を自ら捨てざるを得ませんでした。
幸い、かろうじて竜の力に飲まれることはなかったものの、力を捨ててしまったが故に、ファーンデールを守ることができませんでした。
エスティニアンはそのことを知らないはずです。
果たして彼が行動している原理は、果たしてニーズヘッグへの怨嗟なのでしょうか。故郷を奪われた憎しみなのでしょうか。
それとも。
蒼の竜騎士は、敵である竜の力を手に竜と戦います。
強い心をもって、自らが槍に誓った正義を見失わないようにすること。
それができなければ、竜に魅入られ、飲まれかねません。
主人公は与えられた課題をクリアすることで、竜騎士の力を磨いていきます。
レベル50「蒼の竜騎士」
エスティニアンから「スチールヴィジル」に来るよう連絡がありました。
いよいよニーズヘッグとの戦いの時。
すべてに決着をつける時がきたのです。
アルベリクと共にスチールヴィジルに到着します。
しかし、そこに邪竜ニーズヘッグの姿は見えません。
エスティニアンはゆっくりとその槍を
アルベリクに向けました。
エスティニアンは、アルベリクが竜の力を自ら捨てたこと、それ故にエスティニアンの故郷であるファーンデールを守ることができなかったことを咎めます。
アルベリクのことをエスティニアンに教えたのは、他ならぬ竜の眼の本来の持ち主、邪竜ニーズヘッグでした。
竜の眼に魅入られかけているエスティニアン。
彼にアルベリクの声はもはや届きませんでした。
主人公は同じ時代に選ばれた蒼の竜騎士として、エスティニアンに立ちはだかります。
そうして二人は槍を交え、戦いは主人公が勝利をおさめました。
その時、心に声が響きます。
その声はエスティニアンにも届き、そして彼は耳を貸してしまいました。
声の主は邪竜ニーズヘッグ。
邪竜の力を手にしたエスティニアンに対峙する主人公にはなんと征竜将ハルドラスのと思しき魂が宿り、一閃が放たれるのですが――
しかし蒼の竜騎士同士の戦いは決着がつくことはなく。
エスティニアンはまた、姿を消してしまいました。
アドネール占星台に戻ったアルベリクと主人公は、主人公のクリスタルの輝きが増している事に気が付きました。
主人公は征竜将ハルドラスのみが使えた蒼の竜騎士の奥義に目覚めたのです。
こうして、竜の眼を巡る蒼の竜騎士の物語は一区切りとなりました。
イシュガルドとドラゴンの間にひろがる深い溝。
人でありながら竜の力を使役する蒼の竜騎士は、その深い溝に囚われかねません。
強い精神力がなければたちまちドラゴン族に魅入られてしまいます。
容易なことではないでしょう。
エスティニアンと主人公。
同じ時代に生まれた蒼の竜騎士達の物語は、蒼天のイシュガルドへと続いていきます――