当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 一途なる挟撃戦術
- 酒脱なる陽動戦術
- 巴術最大級命題の証明
巴術士のレベル20~30までのクラスクエスト。
大海賊デュースマガはかつて違法な奴隷売買に手を染めていたのだが、その”商品”がク・リヒャだった。
暗闇の中、彼女に手を差し伸べたのは、巴術士ギルドのマスターであった。マスターから受け取った魔道書は彼女の心の支えであったのだが……海に捨てられてしまい、ボロボロになってしまう。
失意の中、マスターの目撃情報がよせられる。主人公は放浪癖のある変わり者のマスターから新たな魔道書を受け取り、ク・リヒャに手渡した。彼女は決意を新たに、過去を断ち切ることを決意。
ク・リヒャの策略でデュースマガの商船に潜入。主人公と2人で討伐し、見事イエロージャケット団に身柄を引き渡すことに成功する。
自らの理想を実現するための戦略。巴術士として、理想から逃げていた事に気がついたク・リヒャは理想を追うことを決意。マスターのもとへ出帆したのだった。
ストーリーのあらすじ
レベル20「一途なる挟撃戦術」
その危険な思想・行動から、リムサ・ロミンサを追放された大海賊「デュースマガ」。
トゥビルゲイムは、ク・リヒャとデュースマガとの因縁について語り始めます。
トゥビルゲイム:
6年前……デュースマガが追放されたのは抜き打ちの臨検で奴隷売買が発覚したからだった。
公社の監査官が踏み込んだ商船の不潔な船倉には、数十もの人々が詰め込まれていてね……その中に……ク・リヒャもいたんだ。
おびえて口もきけなかったあの娘が立ち直ったのは、ギルドマスターが魔道書を手渡したからだった。
それが、あの娘が使っていた例の魔道書だ。
彼女の魔道書は、先の臨検の際にデュースマガの手で海に捨てられてしまいました。
そして今、ク・リヒャは本を取り戻すため、臨検逃れのために海へ捨てられた禁制品を拾い集めて売っているキキルン族の闇商人にあたろうとしています。
エールポートの牢獄前に主人公が到着すると、そこには囚われているキキルン族に聴取を行うク・リヒャの姿がありました。
彼女は闇商人の商隊が通るルートの情報を得たのですが……とはいえ、公式な臨検では積荷が公社に没収されてしまいます。
もし目的の魔道書があったとしても、自分の手に戻ることはありません。
そのため、ク・リヒャは闇商人の商隊を自分たちで急襲する作戦をたてました。主人公も早速、商隊の通るルートである「オシュオン大橋」に向かいます。
ク・リヒャの依頼に応じ、現地には傭兵のガイスフリンとエルストータに加えてトゥビルゲイムも到着していました。
今回の戦いは、いわば私闘です。本来認められるものではありませんが……「見逃してもらう代わりに加勢もしない」ということで、リムサ・ロミンサの治安を預かるイエロージャケット団とは話がついています。
相手の闇商人は大集団。
しかし、ク・リヒャのたてた作戦に隙はありません。
4人は、「挟撃戦術」にて闇商人を襲撃します。
多勢を相手にするも、無事勝利を収めた主人公たち。
闇商人達の荷台から求めていた魔道書も発見することができました。
しかし……
いかに優れた戦術も、起きた結果の前では無力。
心の支えであった魔道書を失ってしまった彼女の眼からは希望が失われ……疲れてしまったと一言残し、去っていきました。
レベル25「酒脱なる陽動戦術」
意欲を失ってしまったク・リヒャ。
歯がゆい想いをしていたところに、彼女にとって恩人であり、心の支えであったギルドマスターの目撃情報が入りました。
放浪癖があり、人嫌いのマスターだということですが……今は彼に頼るしかありません。
主人公は目撃情報が寄せられた高地ラノシア「メメルン交易商店」へ。そこで得られた目撃情報を辿り、到着したのは「サラオスの亡骸」。
近くの小屋に住む博物学者であるタンガ・トンガに話を聞くと、マスターらしき人物から「三通の隠された書簡に、解へ至る命題を記した」という伝言を預かっていたとのこと。
まるで先回りされているような感覚の中、伝言に従って書簡を捜索。古代アラグ文字でかかれたそれには、「愚か者の滝」で、箱を探し、「古ぼけた木箱」に、「踊る」ように指示がされていました。
不可思議な指示ですが……開いた箱の中身はまた小さな紙でした。
紙に書いてあるとおり、メメルンに踊ってみせたところ……
ミコッテ族の男が現れました。
彼こそが巴術士ギルドのマスター、ク・リド・ティアです。
ク・リド・ティア;
君をここへ導くことぐらい、巴術士なら朝飯前でしょ?
「戦術は望む現実を作るためにある」んだから、さ?
つまり、君は僕の手のひらの上で「踊ってた」ってわけ。
はい、これ、あ、げ、る。ここまでたどり着いた、君へのご褒美だよ。
もちろんク・リヒャに渡してもいいよ? そのために君は、ここへ来たんだしね~?た、だ、し。ク・リヒャに本を手渡す前には君の「踊り」を見せてあげてね、約束だよ~?
変わり者のギルドマスター、ク・リドは、巴術を続ける限りきっとまた会えるさと笑い……また姿を消してしまうのでした。
ともかく、ク・リヒャのための魔道書を手に入れた主人公。
リムサ・ロミンサに戻り、彼女に「踊りをみせて」魔道書を手渡します。
ク・リヒャ:
本当にありがとうございます……。これを手に入れるの大変でしたよね?
マスターは、いたずらが大好きだから……。
マスターは「望む現実を作れ」と言っているんだと思います。マスターが魔道書をキミに託したように……キミが、この魔道書を手に入れたように。だから……。
私、デュースマガを倒します!
決意を新たにしたク・リヒャ。
過去と決別のために、雌伏して時が至るのを待ちます。
レベル30「巴術最大級命題の証明」
望む現実をつくるための戦略
デュースマガの商船に関する情報が入りました。
彼の船は現在、東ラノシアのブラッドショア沖合に停泊中なのですが、その後東方に向けて長い航海に出帆する予定らしく……これを逃すと機会を逸してしまいます。
ク・リヒャは彼を打倒するための戦略を立案済みであり、既に現地で作戦行動中だといいます。彼女の戦略に従い、主人公も「コスタ・デル・ソル」へ赴きます。
最初の指示は「トゥビルゲイムから預かった紙」を漁師リルジルンへ渡すこと。
釣りをしていたリルジルンは、紙を受け取ると「活きのいいヘリング」をくれました。
続いて受け取った「活きのいいヘリング」を、調理師オピロナへ手渡します。ゲゲルジュの食事の仕込み中であった彼は新鮮な魚に喜び、「特製のイールパイ」をくれました。
「特製のイールパイ」はゲゲルジュに届け、かわりに「硬貨の詰まった袋」と紙片を受け取ります。それを仕事帰りの踊り子エルドギスへ渡すと……
大喜びで袋を受け取った彼女は、ミコッテ族の依頼人から預かったという袋と、彼女の使っている「パレオ」をくれました。
「パレオ」を倉庫番ドロゴに渡したところ、エルドギスのファンだという彼は大喜びで「秘蔵のワイン」をくれました。
手に入れた「秘蔵のワイン」を、フライングシャークでたむろしてる船乗りに味見してもらいます。
絶品のワインを手に入れたとガラの悪い船乗りは大喜び。
酒を紹介するために、商船「モーニングスター号」に案内してくれることになりました。
紆余曲折を経て、遂に目的のデュースマガの船に乗れることになったのですが……肝心のク・リヒャがいません。
船乗りは踊り子にも声をかけ、いよいよ商船に向かうことになりました。
普段の姿からは全く想像できませんが……麗しいその踊り子こそ、ク・リヒャだったのです。
彼女の戦略通り、ふたりは仇敵の待つ商船へと向かいます……。
過去の鎖を断ち切るための戦い
商船に向かう小舟で、エルドギスから受け取った袋をク・リヒャに手渡します。
フードをかぶった彼女は怪しまれることもなく、遂にデュースマガのもとへ到達することに成功。
フードを脱ぎ捨て、宣戦布告です。
ク・リヒャ;
答えは否!
「戦術は、望む現実を作るためにある」
この命題を証明しに来たのです!!
たったふたりでも、戦術次第で望む現実は作れます!
デュースマガ……覚悟してください!
これまで、お前が私にしてきたこと……私を縛る過去の鎖を、今こそ断ち切ります!
ク・リヒャの枷を断ち切るための戦い。
主人公の力、そして彼女の戦略でもって、遂にデュースマガを倒すのですが……
余力を残していたデュースマガは海へ逃走をはかります。
しかし。
逃げた先には、通報によってイエロージャケット団が集まっていたのです。
いよいよ年貢の納め時となったデュースマガは、頭を垂れるのでした。
ク・リヒャの旅立ち
私の戦術は、まだまだです。……当然ですよね?
「戦術は、望む現実を作るためにある」。
なのに私は……本当に望む現実から目を背けていたんですから。
私、ギルドマスターを探しに行きます!
ギルドのトゥビルゲイムに伝えてください。今まで、お世話になりました、と!
私の戦術は……これからが本番です!
トゥビルゲイム:
それにしても……ク・リヒャはやっと出帆したか。本当に自分が望む場所へ……。
お前さんのおかげだ、ありがとう。
ずっと心配だったのさ。
あの娘は、巴術と戦術策定以外はニブくて……自分の気持ちに気づかず、苦しそうにしてたからね。
今後、あの娘が苦手としてた戦闘だって上達するだろう。なんせ、ギルドマスターの直接指導だからね。ふたりして、一層巴術に没頭するだろうさ……。
これはひょっとすると、お前さん、巴術が大発展する歴史的一歩を刻んだかもしれないよ。