当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- ラウバーンの一計
- 自由か死か
- 拳交えて
カストルム・アバニアの占領には成功したが、アリゼーの怪我を目にし、人を率いることの怖さを痛感したリセ。そんな彼女にラウバーンは、自分の故郷へと案内する。
ラウバーンはかつて、傭兵としてアラミゴ軍に雇われていたのだが、怪我で療養中に村を訪れたカーティス……つまりリセの父の演説を聞き、時の暴君テオドリックに対抗する革命軍への入隊を決意したのだった。
そんなカーティスの言葉「自由か死か」。
戦いで得られるものは「自由だけ」だという亡き父の言葉を聞き、リセは改めて「自由」の旗のもとにアラミゴ人を終結させ、アラミゴ国の再建を決意する。
ストーリーのあらすじ
「ラウバーンの一計」
迷い
ラウバーン
よくやってくれた。貴様たちがカノン砲を封じてくれたおかげで、本隊は無傷で進軍することができたぞ!
双蛇党の将校
お仲間のひとりが負傷されたとか……。我々にできることがあれば、何なりとおっしゃってください。
リセ
ラウバーンたちの本隊が来てくれたおかげで、カストルム・アバニアは、無事に占領できたよ……。
負傷したアリゼーは、ナーゴたちに頼んで、ひとまず戦火が及んでいないラジアタまで、運んでもらったから。付き添いのアルフィノからは、命に別状はないから安心してって。
主人公達が司令部を確保し、その後本隊が合流。カストルム・アバニアは無事に占拠されました。
アリゼーはラジアタに搬送され、命に別状はないとのことです。
不幸中の幸い……といえるでしょうか。
ラウバーンは、ゼノスの言う「皇族主催の狩猟祭」への招待を受けてやろうではないかと発破をかけます……が、リセは迷っているようでした。
そんな彼女を気遣ったのか、ラウバーンは自分についてくるようにと言います。
リセと主人公は、次なる作戦が始まる前にラジアタの南――コールドハースへと向かうことになりました。
誰が為の革命
その道中……ラジアタを少し過ぎたところで、二人は襲撃にあいます。
返り討ちにしたのですが――よく見ると一団は、ラジアタに住むアラミゴ人達でした。主人公達の情報を帝国に売ろうとしていたのです。
ラジアタにはアリゼーが運び込まれているので、裏切り者がいるかもしれないと彼女の身を案じ、一度立ち寄ります。
幸い、何事も無いようで一安心。
恩を仇で返すよなやり方にメ・ナーゴは怒りを露にするのですが……。
抑圧に反抗し、立ち上がる者もいるでしょう。
しかし……何度も屈服させられ続け、圧倒的な暴力の前に立ち上がる気力すら奪われてしまう者もいます。
心の底に染み付いた恐怖を、果たして誰が攻められるというのでしょうか。
ガレマール帝国が残した歪みを前に、主人公達は再びコールドハースへ向けて出発します。
「自由か死か」
サブタイトル
リセ
ずいぶん寂しい村だね……。畑の実りも少なそうだし、活気もない……。
ラウバーン
フッ……相変わらずの光景だな……。
おっとすまない、つい懐かしい気分に浸ってしまってな。ひとまず、よくぞ来てくれたと歓迎しておこう。
土が痩せ、作物もほとんど育たないという寒村コールドハース。
帝国に支配される前は、稼ぎのほとんどを傭兵として出稼ぎに行った若者の仕送りに頼っていたというこの村は、実はラウバーンの故郷です。
貧しい村の生まれである彼は若い頃、村の他の若者の例に漏れず、アラミゴ軍の傭兵となり、当時帝国との緊張が高まっていた国境警備の任にあたります。
そこで――本人は生き残るために知恵を絞っただけだといいますが――辣腕を発揮したラウバーンは、数多の戦闘に勝利。
この頃から戦場の演出家などと呼ばれ始めました。
しかし、ある戦いで狙撃を受け、療養のために戻ってきたところ……主人公は、そんな過去の様子を垣間見ました。
超える力 カーティスの演説
今や王都「アラミゴ」の人々は、暴君テオドリックの凶行と彼に追従する密告者たちの影に怯え、息を潜めて暮らしている!
我らが立ち上がらねば、この国に未来はないのだ!
「自由か死か」……。この言葉を、己の魂に誓える者がいたら手をあげよ!
私たちとともに戦い、暴君を倒し、自由を勝ち取るのだ!
民を前に演説する彼の名はカーティス・ヘクスト。
イダやリセの父親であり、アラミゴの先王、暴君テオドリックに反旗を翻した革命の祖です。
ラウバーンの隣には……若き頃のイルベルドの姿もありました。
演説の後、カーティスはラウバーン達に話しかけます。
血気盛んなラウバーンの申し出に対して……
「自由か死か」
カーティスは、銘として掲げているこの言葉の意味を二人に問います。
ラウバーンは、「自由のために戦うか、暴君に殺されるかを選べ」という意味だと考えました。なるほど、革命の銘として相応しく猛々しいものでしょう。
しかし、カーティスは違う答えを持っていました。
戦いに勝利しても、得られるのは「自由」だけ……。暴君に代わる新たな支配者になることや、富を望んではいけない。
富や権力は自由になった後、努力でつかみ取るものということだ。
もし本心から、豊かな暮らしをするためではなく戦う覚悟があるのなら……君にも同志となる資格はある。
だが、その足ではすぐに戦うことはできないだろう。
今はあせらず、怪我の治療に専念しなさい。きっと、君の力が必要なときが来るはずだから……ね。
リセの誓い
自由か死か。
それは革命に命を懸ける者にとって、とても大切で、覚悟を問われる言葉でもあります。命を懸けても、得て良いのは自由のみ。決して富や権力のために戦ってはならないというカーティス……つまりリセの父親の言葉を、ラウバーンは改めて彼女に問います。
今の解放軍は、帝国支配下で生まれた者、エオルゼアに逃げ延びた者、アナンタ族など、様々なルーツを持つ者達で構成されています。
そしてアラミゴには、帝国軍に臣従するアラミゴ人や、蛮神召喚に手を染めてしまったアナンタ族、恐怖に飲まれ帝国に与する者、そして髑髏連隊等……決して一枚岩ではありません。
皆違えども、しかし、同じギラバニアの同胞です。帝国からギラバニアという皆の故郷を取り戻すためにも――自由の旗のもとに集わなければなりません。
リセは、ここに再び「アラミゴ」を造るのだと……はっきりと宣誓。
それを聞いたラウバーンは、満足げに笑みをこぼします。
コンラッドを失い、リーダーとなり、多くの命を背負うことになったリセ。
頭ではわかっていたことでも、アリゼーの怪我によってその責の重さを否応なく実感しました。
軍の指揮とは、兵の命を掴んで火に投げ入れるようなもの。
戦いの経験とはまた別の覚悟が必要です。苦難に直面した時、「自由か死か」を胸に抱き、次なる一歩を歩んでほしい……リセは、ラウバーンなりの激励を胸に刻むのでした。
「拳交えて」
その後、主人公達はアリゼーをラールガーズリーチの野戦病院に移送。
リセは決意の証として、姉イダのお気に入りであったというアラミゴの伝統的な民族衣装へと着替えます。
最終決戦を前に気合を入れようと……二人はかつてモンク僧が修行したという場所で組手をします。
いよいよ、アラミゴは目の前です。
リセ
……どうせ、アタシがみんなに指示をする姿が、似合ってないと思ってるんでしょ?
わかってるんだから。
アタシは、解放軍のみんなと打ち合わせしてから行こうと思う。
ラールガーズリーチに残ってる部隊の人たちとは、こんな立場になってから、初めての顔合わせになるんだ。今後の動きも含めて、ちゃんと話し合っておこうと思って……。
アルフィノ
必ずクルルさんは連れ帰ってみせる。君の傷を看てもらわないといけないからね。
最後の戦いに同行できないなんて、悔しいけど……自分の未熟さのせいだからね。
ま、大人しくしているわ。
アリゼー
登場NPC
NPC | リセ・ヘクスト NPC | ラウバーン・アルディン NPC | イルベルド・フィア NPC | メ・ナーゴ・ラツ NPC | アルフィノ・ルヴェユール(4.X) NPC | アリゼー・ルヴェユール(4.X)