当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 十六夜の月
捕虜交換が始まるのだが、記憶を取り戻したヨツユが、その身を蛮神と化す。
主人公はこれを討伐。しかしまだ息のあるヨツユに対し、引き金を引いたのはアサヒだった。
彼はゼノスの顔をした男の指示により「ドマが蛮神召喚を行った」ように装い、帝国がドマに攻め込む口実を得ようとしていた。なにより敬愛するゼノスから、以前ドマ代理提督という勅令を受けていたヨツユを個人的にひどく恨んでいたのだ。
しかし、最後の力を振り絞ったヨツユがアサヒに刃を立てる。アサヒは死亡し、ヨツユもまたゴウセツの身を案じながら息を引き取った。
ストーリーのあらすじ
「十六夜の月」
いざ捕虜交換へ
ヒエン
帝国の施設の方も、避難経路を調べることができたようだ。あとは、捕虜交換に臨むだけだな。
ユウギリ
外へ避難するための、最短の経路を調べておきました。不測の事態となったときは、そこから捕虜を逃がしましょう。
ハクロウ
ドマが引き渡す帝国軍将兵の取りまとめは、かつて帝国軍にいた我が任されている。
お主らは、我が主、ヒエン様への助力を頼む。
アルフィノ
帝国の施設の方は、やはり無人だった。
こ、これといった問題もなく、避難経路を調べることができたよ。
ユウギリ
打ち捨てられた無人の施設は、暗く薄気味悪かった。アルフィノ殿の落ち着きがないように感じたが……気のせいか?
アリゼー
アルフィノの方も、避難経路を調べてきたようだけど、どうも、落ち着きがなかったみたい……なぜかしらねぇ?
海賊衆の協力をとりつけ、帰燕館へ戻った主人公たち。
ユウギリ、アルフィノも避難経路を無事確保出来たようです。
こちらから引き渡す帝国軍将校の移送はハクロウが指揮し、すでに完了しています。
準備は整いました。いよいよ捕虜交換のため、カストルム・フルーミニスへと向かいます。
ヒエン
捕虜交換は、川向こうに見えるあの施設にて行われる。さて、大使殿は何を企んでいるのやら……。
ラショウ
いよいよ、捕虜交換だな。関船の船頭は、海賊衆二番手のタンスイに任せてある。
アルフィノ
アサヒの企みが読めないのは気がかりではあるが、こちらの備えは万全だから、気負うことはないだろう。
アリゼー
アサヒがどんな手を使ってこようと、あいつの思いどおりになんてさせないんだから。
ユウギリ
何が起ころうとも、ドマの徴用兵たちは無事に連れ戻す。
我が主君の悲願、必ずや成し遂げてみせる。
捕虜交換の開始 カストルム・フルーミニス
白々しい言葉を並べるアサヒ。
ヒエンも喜びの言葉を口にしますが、表情は険しいままでした。
そして交渉の場に――
ヨツユが姿を現します。
すっかり記憶を取り戻した彼女は、ドマを苦しめていた代理提督そのものでした。
ドマ国首領のヒエンは、ヨツユがドマ代理提督を名乗ることは許さないと凄むのですが――
帝国の支配に抗う者あれば、尽く粛清せよ……これがゼノス様から与えられた、ただひとつの役目!
あたしはそれを果たし、ずうずうしく、ふてぶてしく、泥土のようなこの国に君臨し続けよう!
これよりこの地に、明けは来たらず。
我が腹より満る闇に呑まれ、とこしえに夜見の国となろう。
そこにあたしは輝く……冷え冷えとした月のごとく!!
蛮神召喚
部屋には、以前見たコンテナ類が運び込まれていました。先立ってアサヒが「中身はドマ復興のための支援物資」だと言っていたのですが……それは嘘。
中に入っていた大量のクリスタルが、ヨツユの身体に集まります。
アサヒが持っていたコウジン族の神器「白銅鏡」を触媒に
「八百万信仰」というドマの風習を力として……
彼女は蛮神となったのです。
全権大使アサヒは「ドマが蛮神召喚を行った」として、捕虜交換の中止及び撤退を決定。
真実はどうあれ……既成事実とすることで、ドマと帝国の停戦はなくなります。加えて蛮神討伐の大義名分を得た帝国は、再びドマへ攻め込むでしょう。
それこそが、彼の策略だったのです。
蛮神と対峙できないヒエン達は、捕虜達の脱出を優先。
この場を主人公に任せ、退いていきました。
やはり、お前が立ちはだかるか……今ならわかる、その忌々しい光の力が……。
だけどねぇ、今やあたしは夜の神……。
白銅鏡から産まれ出た、夜と月を統べるツクヨミなのさ……!
この力をもって、あとひとつ、憎くて憎くてたまらないものを葬り去る……。
お前にだって、止められやしないよ。
さぁ、賭けの続きといこうじゃないか……。
ドマに夜明けがあるのか否か、未来とやらを占うのさ!
ツクヨミ討滅戦
襲いくるツクヨミ。
一度倒れるも、彼女は恨みを増幅させてさらなる力を得ようと、養父母やアサヒなどを具現化し、自らを傷付けます。
主人公はヨツユを守り戦いますが……最後に現れたのはゼノス。
その力は凄まじく……主人公は吹き飛ばされ、為す術もなくゼノスの刀が振り下ろされた――その時でした。
ヨツユの最後の願いだったのか……ゴウセツが現れ、ヨツユを守ったのです。
その隙に体勢を立て直した主人公は、ゼノスも討伐。
しかしもう遅いのだと……ヨツユが止まることはありませんでした。
真の力を得たツクヨミと主人公は刃を交えます――。
彼岸花 闇の現に 咲き示す
人より堕ちて 悪しき神たれ!
全権大使
激しい戦いの末、ツクヨミを討滅した主人公。
エーテルは霧散し、ヨツユは人の姿へ戻り、地に伏せました。
響いたのは銃声。
アサヒが「蛮神は帝国にとっても敵だから」と、白々しく姉に引き金を引いたのです。
そう睨まないでください。
蛮神は、帝国にとっても敵なんですから、処分するのは、当たり前じゃあないですか!
それとも、感情にまかせて俺を殺しますか?
敵だったこの女のために、全権大使の俺を?
できるわけないですよねぇ!
そんなことをすれば、帝国とドマの和平の芽は潰えるんだから!
……あっ、もう潰えたんでした。なにせ、ドマ人の女が蛮神を召喚したんですから!
神降ろしに手を染めないっていう、協定違反ですよね、コレ!
……。
本当は、俺がなるはずだったんだ……。
超える力 アサヒの動機
アサヒがドマへ来る少し前。
“ゼノスの顔を持つ男”に呼ばれたアサヒは、皇帝ヴァリスの代理人、全権大使としてドマとの和平交渉にあたるよう指示を受けます。
加えて、ゼノスの顔を持つ男はアサヒに白銅鏡を渡し、2つの指示をしていました。
行方不明のヨツユを発見すること。
そして見つけたヨツユに神降ろしの秘儀を授けること。
ヨツユに蛮神召喚をさせることで、帝国内にその危険性を改めて知らしめ、蔓延る民衆派の勢いを削ぐのだ、と。
かつて、「ドマ代理提督」という役割を、姉ヨツユに奪われたアサヒ。
今度こそ、敬愛するゼノスから直接下された命令に、大喜びでアサヒはドマへやってきたのです――
期待
俺が、ゼノス様の代理になって、ドマを統治するはずだったんだ!
俺だったら失敗なんて、奪還なんてされなかった!
ゼノス様の期待を背負うに相応しいのは、俺だけなんだよォッ!
それを、この売女がッ!
グズめッ! 役立たずめッ! アバズレめッ!
本来自分が担うはずだった「ドマ代理提督」を奪われ、ヨツユを酷く恨んでいたアサヒ。その怒りを思うがままぶつけていた時。
柿
アサヒ……ありがと……ねぇ……。復讐の機会……作ってくれてさ……。
善良の裏にはびこる邪悪……。クサイものには蓋をして……汚れた部分は除け者にして……くだらない平凡を守ってきた、この国の連中……。
アサヒ……お前は……あたしがどうなろうと、見て見ぬふりを続けてくれたね……。
それでこそ……あたしが最初に恨んだドマ人だ…………!
ああ、愉しい……。
あたしの腹は底なしだと思ったけど……どうやら……底はあったみたい……。
やりとげた……成し遂げた……復讐を……。あんたのために……最期の力……残しておいて……よかった……よ……。
さんざドマの民を……苦しめてきた……悪党が死ぬんだ……
もっと喜んだら……どうだい?
……嗚呼……あの柿……おいしかった……かな………………
天命
ナエウリの姉弟は、命を落としました。
直後かけつけた者の中には、満身創痍の身体を引きずるゴウセツの姿もありました。
ドマを恨み、しかし一度はすべてを忘れたヨツユ。
あまりにも過酷な「天命」に、彼女の最後の拠り所となったゴウセツは――人目もはばからず、大声を上げて泣き続けるのでした。
登場NPC
NPC | ヒエン・リジン NPC | 霧隠のユウギリ NPC | アルフィノ・ルヴェユール(4.X) NPC | アリゼー・ルヴェユール(4.X) NPC | ハクロウ・グンジ NPC | 武侠のラショウ NPC | アサヒ・サス・ブルトゥス NPC | マキシマ・クォ・プリスクス NPC | ヨツユ・ゴー・ブルトゥス NPC | ゴウセツ・ダイトウ NPC | アシエン・エリディブス