当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 竜騎士の旅立ち
- 眠れる猛竜
- 紅玉海の怪竜
- 漆黒の巨竜
- 紅の竜騎士
竜騎士のレベル60~70までのジョブクエスト。
ウスティエヌの紹介で、オーン・カイというドラゴン族の子供と知り合う。彼の父竜には、竜詩戦争以前、ファウネムという名の番い竜がいたのだが、ニーズヘッグの眷属であったため、人を戦いたくないと願ったファウネムは東へと去った。
戦争が終わった今、その番い竜ファウネムを探すため、主人公とオーン・カイは東奔西走。アジムステップにてファウネムを発見するも、かの竜は孤独に心を苛まれ、言葉も届かなくなっていた。
竜討伐の依頼を受けていたエスティニアンとも協力し、ファウネムが咆哮。更にその声を聞いた父竜ヴェズルフェルニルが現れ、ついにファウネムの心は孤独から開放された。
ストーリーのあらすじ
レベル60「竜騎士の旅立ち」
ニーズヘッグが倒れた今、邪竜の眷属は統制を欠いています。竜詩戦争は終わり、イシュガルドに竜騎士が必要な時代はもはや終わろうとしています。
ところで、竜の血を飲まされ、イシュガルドを去った竜騎士ウスティエヌは……
父、モルトンガンに宛てた手紙にて、主人公に助けを求めているのだそう。
主人公は、彼女が待つ高地ドラヴァニアの「メアズオウス遺跡」へ向かいます。
久しぶりに再会したウスティエヌ。苦しめられていた竜の血問題ですが、彼女の「新しい友人」のお陰で克服しつつあるといいます。その友人とは……
オーン・カイ――ドラゴン族の子供でした。ウスティエヌが竜の血の発作で苦しんでいる時に助けて以来、ふたりは親しくなったのだといいます。
ウスティエヌが主人公に助けを求めていたのは、オーン・カイの悩みについてでした。
千年の昔、竜詩戦争以前。フレースヴェルグの眷族であるオーン・カイの父には「番い竜」がいたのですが、彼女はニーズヘッグの眷属でした。
人を殺せと咆哮が響いた後も、人と戦うことを躊躇った番い竜。そんな彼女を、オーン・カイの父は東の空に逃したのだそうです。
竜詩戦争が終わった今、オーン・カイは番い竜……ファウネムにそのことを伝え、イシュガルドに帰ってきてほしいと願っています。
主人公は竜の血の影響が残るウスティエヌに変わり、その手伝いをすることになりました。
とはいえ、闇雲に探すわけにもいきません。アドネール占星台に戻り、ウスティエヌの無事をアルベリクに伝える傍ら、彼にドラヴァニアより東に残る竜の伝承を調べてもらいます。
レベル63「眠れる猛竜」
アルベリクの調査は一旦終了しました……が、伝承というものは得てして誇張されるもの。信憑性に難があり、調べるにも少々骨が折れそうです。
ドラゴン族は文字を使わず、竜詩で語り継ぐといいます。
人の使う文字に興味津々なオーン・カイとともに、まずはギラバニア地方に残る「眠れる猛竜」について調査することになりました。ギラバニア辺境地帯、スキズム開山堂へ向かいます。
現地到着。早速中を調査しますが……
動く石像が襲いかかってきました。無事退けますが……もしやこの石像が、「眠れる猛竜」なのでしょうか?
彼によれば、「眠れる猛竜」とは、300年以上前に実在した高僧ヘイマートという人物を指すのだそうです。普段は物静かだったものの、戦いとなると猛竜のように暴れまわったことから、眠れる猛竜という異名がつけられたのだとか。
残念ながら、ハズレの情報でした。
長々と一人仮説を語るエリックをおいて、次の情報をもらうためにアルベリクのもとへ戻ります。
次なる伝承の地は、はるか東方。交通手段の問題から主人公は一人で調査に向かおうとしますが、オーン・カイは一緒に行くと言って聞きません。
ウスティエヌの恩人であるからと、アルベリクがオーン・カイを東方に送る手段をひとまず考えることになりました。
レベル65「紅玉海の怪竜」
暫く経ち、アルベリクのもとへ。彼の思いついた「妙案」にて、既にオーン・カイはクガネに渡ったのだそうです。
主人公も後を追い、待ち合わせ場所であるクガネの「望海楼」へ向かいます。
アルベリクの妙案とは、つまり郵送でした。氷のクリスタルとともに箱詰めで送られてきたオーン・カイ。道中はなかなか大変だったようですが、ひとまず無事クガネに到着することができました。
東方には、複数の竜に関する噂があります。うち、「セイリュウ」と呼ばれる竜は、守護神としても知られる有名なものですが、数千年も昔から伝わる伝承であるため今回は除外。「紅玉海の怪竜」について調査するためにイサリ村へと向かいます。
複数人に話を聞き、その「紅玉海の怪竜」は、実際に珊瑚台の近くに住んでいる「血の匂いに敏感で、人を丸呑みにする生き物」であることがわかりました。特徴がどうもドラゴンではなく獣っぽいのですが、オーン・カイと協力し、新鮮な獣肉を珊瑚台近くの海に撒いてみると……
案の定、大きな獣が現れました。残念ながらここも違ったようです。
晩ごはんが手に入ったと喜ぶオーン・カイ。空振りの多い調査ですが、千年前に旅立った竜を探す旅です。そう簡単には見つからないでしょう。
オーン・カイは、諦めずクガネで伝承を調査するのだと張り切っていました。
レベル68「漆黒の巨竜」
再会の市へ
望海楼にて調査を続けていたオーン・カイ。クガネの住人はドラゴン族に抵抗がなく、そればかりか竜は縁起が良いと厚遇されているようで、ここの生活が気に入っているようです。
そんな中、仲良くなったという友人から有力な情報を得たとのことで、話を聞きに行くことになりました。
そこにいたのは……
ギョドウでした。
彼の故郷、無二江を上流に上り、アジムステップより更に北の山々にある水源地帯――その山々に、「漆黒の巨竜」が眠っているらしい、といいます。
邪竜の眷族には、黒い鱗の竜が多いのだそうです。それらしき情報を教えてくれたギョドウに礼を言いつつ、ふたりは早速アジムステップへ向かいます。
子供たちに大人気のオーン・カイと手分けして、再会の市にて情報を集めます。
どうやら漆黒の巨竜は、北の山岳部をねぐらとし、数十年から百年おきくらいに目覚めて暴れまわるということらしいです。いよいよ、ドラゴン族の特徴と合致しています。しかも、最近になってまた目撃情報がでるようになったのだそうです。
というわけで、早速北西へと向かいます。
漆黒の巨竜
付近で調査を開始すると……オロニル族の男が走ってきました。
彼らアウラ・ゼラ達の鱗は黒です。まさか今回も空振りか、と思われましたが……
話をきくと、オロニル族達は勇気を示す為、複数人で「漆黒の巨竜」に挑むも、瞬く間にやられてしまったのだそう。敗走する男を見送り、先へ進むと――
そこには漆黒の巨竜、ファウネムが。
目的の番い竜に出会えたものの……何故か猛り狂っており、話など出来る状況ではありません。主人公をもってしても全力で渡り合うのがやっと、このままではどちらかが倒れるまで戦いは終わらないでしょう。
それは本意ではないと、一度撤退します。
レベル70「紅の竜騎士」
千年の孤独
ファウネムとの邂逅から暫く経ちましたが、未だ糸口はつかめていません。
ドラゴン族は非常に長寿。少年のようなオーン・カイも、人間の視点でいえば相当長生きしています。
単独でも十分に生きられる肉体の強さを持つドラゴン族。しかし、心はそうではありません。悠久の時間を孤独で過ごせば、心が壊れてしまうことも多く……故に彼らは番いと寄り添って生きるのです。
ファウネムは、孤独が原因で心が壊れてしまったのでしょうか?
その時、再会の市を管理するケスティル族が「漆黒の巨竜」を問題視し、竜狩りの達人を雇ったという噂を耳にしました。
ファウネムに……そして人にとっても危険が迫っています。まだ対策は練られていませんが、急ぎファウネムのもとへむかいます。
竜狩りの達人
噂の「竜狩りの達人」とは……
エスティニアンでした。彼は東方に渡った後漆黒の巨竜の噂を聞き、人と竜との仲介が出来ればと、今回の話を引き受けたのです。
彼の見立てによれば、やはり孤独がファウネムの心を追い詰めたというのは正しく、加えて邪竜ニーズヘッグの「最期の咆哮」が追い打ちとなりました。
千年を孤独に過ごしたファウネムにとって、強い強制力を伴う咆哮に抗う苦痛に抗うことは難しく、結果狂気に堕ちてまったのでしょう。
エスティニアンの案は、戦って弱らせたところで語りかけよう、というものでした。
それも言葉ではなく、ドラゴン族ならではの咆哮で。
まだ子供のオーン・カイですが、強い魂を込めれば……通じるかもしれません。
蒼の竜騎士達に発破をかけられたオーン・カイは気持ちを入れ直し、ファウネムの待つバルダム覇道へ向かいます。
竜の咆哮
ふたりの蒼の竜騎士の力で、ファウネムを圧倒。
オーン・カイの咆哮は……
しかし、届きませんでした。
再び狂気に落ちようというその時。
オーン・カイの咆哮を聞きつけ、彼の父であり、ファウネムの番い竜であるヴェズルフェルニルが現れたのです。
千年の孤独を埋める、愛しき番いとの再会。
ファウネムの狂気はみるみるうちに晴れたのでした。
顛末
千年の昔。竜詩戦争が始まった時、ニーズヘッグは全ての眷族に復讐を為すよう求めました。しかしファウネムは、ヴェズルフェルニルとともに、ヒトの騎士たちを背に乗せて雲海を守るために舞った日々が忘れられず、その咆哮に背きます。
父祖の咆哮に背き続けることは、多大な苦痛をもたらします。そのため、ヴェズルフェルニルはファウネムをはるか東方へと逃がしました。彼自身は白亜の宮殿の守護という役割のため、共にすることはありませんでしたが……その日々を後悔しない日はなかったといいます。
こうして、漆黒の巨竜は正気を取り戻しました。
千年の時を埋めるように、仲睦まじい姿を見せる二翼。
「デレデレした父ちゃんなんてみれられない」と、オーン・カイとともにその場をあとにするのでした。
いつの日かその背に
エスティニアンは、邪竜に身体を乗っ取られていた時、かの竜の心を自分の心のように感じた経験があります。故にファウネムを救いたいと願いました。
棄てたはずの蒼の竜騎士の称号。しかしエスティニアンは、主人公とも協力し、その名に恥じることなく、竜と人を救いました。
竜とともに、竜の力を燃やして戦う。当代に生まれたふたりの蒼の竜騎士は、その心に紅を宿しています。
エスティニアンは、槍を手に去っていきました。
そしてオーン・カイも、父のような竜になることを誓います。
いつか、主人公のような竜騎士をその背に乗せる日を夢見て。
その後のエスティニアンとオーン・カイ
登場NPC
NPC | アルベリク・ベイル NPC | モントルガン・ド・ヴィマロワ NPC | ウスティエヌ・ド・ヴィマロワ NPC | オーン・カイ NPC | ヴェズルフェルニル NPC | エスティニアン・ヴァーリノ NPC | ファウネム