当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 始まりは斯くの如く
- 星駆ける赤きたてがみ
- 最後の闘い
オメガの検証は最終段階に。カオス、そして在りし日のミドガルズオルムを倒し、いよいよオメガとの直接対決に挑む。
シドはオメガの弱点を「雷」と判断。自らの恐怖の象徴である「シタデル・ボズヤ蒸発事変」のデータをもとに対策を講じていたのだが、手の震えは収まらない。
そんな様子をみたネロは、技術だけを追い求めていた昔のシドと瓜二つであるオメガに、今のシドが敵わないはずがないだろう、と発破をかける。
オメガとの闘いが始まる。信念のない敵に、負けるはずはない。
ストーリーのあらすじ
「始まりは斯くの如く」
交信雷波塔
前回のオメガ調査の後、シドは本国ガレマール帝国から、とある研究データを取り寄せていました。
それは、シドの父親ミドによる「シタデル・ボズヤ蒸発事変」の際の交信雷波塔に関するもの。
初代皇帝ソルの命令を受け、月の衛星ダラガブを制御しようとするも失敗――交信用の雷波塔を建てた町をまるごと蒸発させてしまったその凄惨な事件は、次期筆頭機工士と目されていたシドがエオルゼアに亡命するきっかけともなりました。
そんな曰く付きの情報を、オメガの調査に利用するため取り寄せたシド。ですがそれは、シドにとって恐怖そのものでもあります。
ヤーンの大穴では、再び異変が観測されています。
シドはジェシーに「工房にある造りかけの装置」の完成を任せ、主人公、シド、そしてアルファの3人は次元の狭間へと向かいます。
信念
被験世界は残り少なく、いよいよ検証は最終段階。
最後の相手は、プサイグループの勝者です。
検証に先立ち、オメガはアルファをすでに用済みとして、権限を取り上げようとします。しかしシドは、「仲間」であり、アルファ本人に同行する意思があるなら一緒に行くとそれを阻止します。
オメガは、自ら弱き勝者を再現しようとアルファを創出しましたが、何度……何度戦わせようと、弱点が強者を打倒することはありませんでした。
故に、オメガは方針転換。アルファは、弱き者たるヒトをおびき寄せる餌として使われたのです。
そんなオメガにシドは、技術者として「本来の用途ではない機能の使い方」に苦言。
オメガの生成機能は、あくまでも自己強化が目的。故に再現された弱者にも強者にも、最も大切なもの――信念が欠けていると看破します。
信念がない者に、負けることなどありえません。
たとえ、数値上いくら勝る敵であったとしても。
闘いに挑む前、アルファはオメガに言われたこと……結果的に、自分が皆を巻き込んでしまった事実を気に病んでいました。
しかし、人がオメガを起動した以上、これは人が挑むべき宿命です。
気にすることはない、また不思議なカードの力で、お湯すら用意できない自分たちを助けてくれと、シドは鼓舞します。
次元の狭間オメガ:アルファ編1 カオス
最後の敵の名は「カオス」。
神話とも史実ともしれない古い時代に起きた戦いにおいて、最初の英雄に倒された者の再現でした。
検証に最後まで勝ち残っただけある強敵でしたが、討伐に成功します。
シド
ネロがいたら、「カオス」をどう評したことか……。あいつの専門は、古代技術の研究だからな。必然的に、歴史や神話への造詣が深いんだ。
アルファ
クエ……クエ!
ケトルXIV世
シュ……シュシュシュ……。
エクストラステージへ
ついにすべての検証が終了し、アルファチームは最強であることを証明しました。
しかし、未だ自身の求める「弱者が強者を打倒する事象」を理解できないオメガ。
シドのいうように、検証方法が間違っているのか。
そもそも生命には、オメガが理解できない何かがあるのか。
エラーを起こしたオメガは、検証が足りないと、エクストラステージに主人公を送り込みます。
そこは、かつての記憶の再現。
オメガが出会った最強の敵、つまり主人公が戦うべき相手は……
全盛期のミドガルズオルム――竜の星の赤きたてがみです。
オメガですら倒しきれなかったかの龍ですので、不完全な再現ではあるものの……少なくとも生き残らなければなりません。
「星駆ける赤きたてがみ」
透明水
主人公は体制を整えるため、一度ロビーへ帰還します……が、そこにはシドの姿がありませんでした。
シドは、ケトルのお湯で茶を淹れたところ、透明になってしまったのだそう。どうやら、アルファのカードが原因のようです。
幸いすぐに効果は切れました。
ケトルの透明になれる水は、一応とっておくことにします。
次元の狭間オメガ:アルファ編2 ミドガルズオルム
私達の知る姿とは異なり……
ミドガルズオルムの体は金色に輝き、赤きたてがみが燃え盛る勇壮な姿をしていました。
オメガの星と竜の星で起こった戦争。戦いの末に、ミドガルズオルムは子供達を連れて星を去り、ハイデリンまでたどり着きました。
私達の知る姿は力を失った後のもの。これこそ、ミドガルズオルムの真の姿なのです。
激しい戦いの末、主人公は勝利します。
シド
よく無事で……!
戦況を見ているだけでも、たびたび息が止まるかと思ったぞ。
アルファ
クエ、クエッ……!
ケトルXIV世
シュー……。
(ケトルの中身を、冷ましている最中のようだ。)
ミドガルズオルムと神龍
ミドガルズオルムは、イルベルドが降ろし、ゼノスが成った神龍とどことなく似た姿をしていました。
背景となる信仰を持たない神龍の姿は、第七霊災で皆に焼き付いたバハムートの模倣だったという説がありました。しかしひょっとすると、ドラゴンの祖たるミドガルズオルムに起因していたのかもしれません。
今回、神龍が召喚されたことで始まった、オメガとの因縁。根源にミドガルズオルムとオメガの因縁があったのならば……この戦いは、宿命だったのかもしれません。
「最後の闘い」
万全の準備を
エクストラステージも含め、検証の全工程が終了。
オメガはすべての被験世界を破棄し、全システムを本体稼働モードへと切り替えました。
ついにオメガとの直接対決が迫ります。
万全な体制で挑むため、使える策を少しでも増やそうと、アルファの持っている道具も確認。残り1枚のカードは、「小さくなる」効果があるようです。
あとは先ほどケトルに入っていた「透明水」。
いずれもなにかに使えればと、アルファが持っておくことにします。
また、シドも手を打っていました。
ジェシーが用意している装置を受け取りに、シドはラールガーズリーチへ。
主人公たちもあとを追います。
過去の自分、今の自分
シドは神龍とオメガの戦いから、弱点を「雷」であると考えていました。が、生半可な雷では弱点を突くどころではない……そこで、ガレマール帝国に問い合わせ、交信雷波塔の情報を得ていたのです。
しかし、それは彼にとって恐怖そのもの。いくら自身の設計、そしてジェシーの組み立てに問題がなかろうと、「暗澹たる何か」はぬぐえません。
震える手を必死に抑えていると、ネロが姿を現しました。
一体何におびえているのかと。
……わからない。勝算は確かにあるんだ。ただ…………こいつと向き合っていると、蒸発事件後の、暗い気持ちが戻ってくる。
事故で溶けた、人の残骸……。遺族からの視線……それを顧みない祖国……。
答えを求めて外に目を向ければ、俺たちが未来のためにと生み出した技術は、誰かの大事なものを奪い、争いを生むために使われていた。
だから俺は……逃げたんだ。エオルゼアに亡命して、今度こそ、誰もが笑えることにだけ技術を使おうとした。
……だが、それでも。この地で人と深く関わるたびに、思い知らされる。
生きていくことは、きっとそれ自体が、ままならない運命と戦い続けることなんだ。
傷つけられて、傷つけて。その傷口と向き合ってこそ、選べる道がある。心から「よかった」と笑える、一瞬のために……。
……いよいよフケてきたのかもしれないな。
学生のころは、もっとまっすぐで眩しくて……何のためらいもなく、正面から発明に打ち込んでたもんだ。 だが、俺は今の……考えなくていいことまで考えて、苦しみながら生み出す、細かい傷だらけのひとつも……悪くないと思ってる。
それだけ、俺の世界に、俺以外の誰かがいるってことだろう?
……やっぱり、お前、ヘンな奴!
だが、そうだな……それならオメガの奴は、さしずめ学生時代のお前か。
お前が、今の自分の方がいいってンなら……当然倒せンだろ、その装置でな。
今のシドのほうが良いのであれば、学生時代のシドのようなオメガを超えられない道理はない。
シドの手の震えは、既に止まっていました。
随分と高い給与で雇った大型新人は、その給与分の仕事をしたのでしょうか。
シド
だが、学生時代の俺は、オメガほど孤立してなかったぞ。何かとつっかかってくる、学年次席がいたからな。
そいつには……ときどき試験で負けたわけだが、それが案外くやしかったのを覚えてる。
……チッ、長く出歩きすぎた。具合がすこぶる悪いンで、俺は戻るぜ。
ネロ
こうして、任意の場所に強力な雷を起こす「オメガジャマ―」は完成し、万全の準備が整いました。
次元の狭間へ戻ります。
次元の狭間オメガ:アルファ編3 オメガ
登場NPC
NPC | シド・ガーロンド(3.X~4.X) NPC | ネロ・トル・スカエウァ NPC | ジェシー・ジェイ NPC | アルファ NPC | オメガ NPC | ミドガルズオルム