当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 黙約の塔へ
竜の咆哮が発せられ、主人公はミドガルズオルム調査のため黙約の塔へと登る。
最上部で邂逅したミドガルズオルムは、超える力を持ちながら光の加護を得ている主人公に驚く。
彼は主人公を試すため、竜の爪で光の加護を封印。小型の幻体が主人公についてくることになった。
ストーリーのあらすじ
「黙約の塔へ」
竜の咆哮
タタルから緊急の連絡が入り、石の家へと戻ります。
そこにはアイメリクの名代である神殿騎士団コマンド、ルキアの姿がありました。
昨晩、ドラゴン族の動きを観測する施設「アドネール占星台」から「竜星」の異常な動きを観測したと警告が入りました。
「竜星」の異常な動きは、過去にも“上位のドラゴン族が一族に対して「竜の咆哮」を発した時”に観測されています。
今回観測された竜星の異常。教皇庁は幻龍「ミドガルズオルム」が竜の咆哮を発したのではないかと考えています。
本来ならばイシュガルドの兵力にて調査すべきところですが、イシュガルドとエオルゼアに正式な国交がない今、モードゥナ管内にある黙約の塔調査のために神殿騎士を派遣するとなると手続きに時間がかかりすぎてしまいます。
そこでルキアは、暁、ひいては主人公に黙約の塔及び幻龍「ミドガルズオルム」の生死についての調査を依頼します。
主人公はこれを快諾。早速出発することになりました。
事態は差し迫っています。
「竜の咆哮」、それはドラゴン族に対する「進軍開始の大号令」なのです。
黙約の塔へ
黙約の塔は、そもそも厳密には塔ではありません。
15年前、ガイウスがモードゥナを押さえる目的で送り込んだ超大型飛空戦艦「アグリウス」の残骸なのです。
その大規模な空戦で命を落としたと言われているミドガルズオルムが、戦艦の残骸に絡みつき、さも塔のようにそびえ立ったのが「黙約の塔」といわれる所以です。
塔の監視任務にあたっているレヴナンツトール開拓団のドマ人によれば、時折カストルム・セントリから帝国の小型飛空艇が飛来してくる以外、特に大きな動きはないとのこと。ミドガルズオルムの状況もここから見る限り変化がありません。
いずれにしろ、塔で直接確認する必要がありそうです。
しかし近隣の帝国基地カストルム・セントリから多数の飛空艇が飛んでいるため、ふもとから登らなければならないでしょう。
幻龍残骸 黙約の塔
黙約の塔を登り始めた主人公は、内部で物資改修中の帝国軍と邂逅。
最上部に到達するまで、多くの戦闘となります。
カストルム・セントリの帝国軍は、ガイウスが倒されて以来本国からの支援が断たれ孤立しているため、塔から必要物資を回収していたのです。
無事に最上階へ到達した主人公。生きているようには見えないミドガルズオルムでしたが
目覚めたミドガルズオルムが己の幻体をけしかけ、戦闘になりますが、主人公はこれに辛くも勝利しました。
ミドガルズオルムの試練
ミドガルズオルム:
ほう、汝も「超える力」を持つか……。幻体ごときでは、敵わぬのも道理よ。然らば、我と引き合わせたのも、ハイデリンの意志か。
問おう……汝は何故、ここへ参った?
主人公は、ミドガルズオルムに竜の咆哮を発したのではないかと尋ねます。
ミドガルズオルムは、自らが生み出した七つの子「七大天竜」のいずれかが竜の咆哮を発したのだろうといいます。
そのため、自分が進軍を止めることもできないと。
ミドガルズオルムは、主人公に宿る光の加護を感じ取ります。
ミドガルズオルム:
その光……光の加護か……! ハイデリンめ、超える力を持つ者に、さらなる力をあたえようとは……。
まさか、特異の者なのか……? 星よ……この者に力を貸せと、我に願うのか……!
我は、かつてハイデリンと契りを交わした。故に、その加護を受けたる汝を、くびり殺すのは控えよう。
だが、汝はヒト……。イシュガルドの民のように、愚かな罪を犯すやもしれぬ。
我が汝を見限れば、拾った命はないと思え。
そういうとミドガルズオルムは一閃を放ち――主人公の胸を貫きます。
攻撃を受けた主人公の、光の加護の象徴たるクリスタルはかがやきを失い……主人公は、光の加護を失ってしまったのです。
ミドガルズオルム:
運命を拓く、特異の者よ……。己の力で、我が楔を砕いてみせよ。
特異な力を持つ者ならば、ヒトを裁き、戦を終焉へと導くこともできよう。
……これは、特異の者たる汝の試練。
汝が試練を乗り越え、ヒトが光の意志のもとにあらんことを願う……。
主人公を「特異の者」と呼び、ハイデリンの加護を受けていることに驚いたミドガルズオルム。彼は主人公の力を試すためにと、光の加護を封じてしまいました。
更に、ミドガルズオルムは自身の化身である小さなドラゴンを呼び出します。
そのドラゴンは主人公と同行することになります。ミドガルズオルムはこれはら主人公が為すことを見届けるつもりなのです。
ミドガルズオルム:
我が楔は、光の加護を封じただけ……汝の身体を蝕みはせぬ。汝の力そのものは、変わらずその身に宿っている。
ひとりのヒトとして、いかなる道を切り開くか……。傍らで見物させてもらおう。
これ以降、ミドガルズオルムは小さな「幻体」として主人公に同行し、随時現れては意味深な言葉を残し、消えるようになります。
しかしテキストベースではその表現が少々難しく、くどくなってしまうため「現れた」「消えた」というような表現をしませんので、少々唐突な印象を与えるかもしれません。
失われた光の加護
主人公は石の家へ戻ります。そこではウリエンジェや、ウルダハから戻っていたアルフィノも同席し、黙約の塔の出来事を報告しました。
ミドガルズオルムが生きていたことは驚きをもって迎えられました。
そしてミドガルズオルムが発したものではないにしろ、竜の咆哮が既に発せられているのであれば、竜族との戦端の火蓋は切られていることになります。
ドラゴン族がイシュガルドに攻め込むのも時間の問題です。
本件は、主人公がドラゴン族との対話をしたという事実を隠しつつ、イシュガルドとも共有されることになりました。
アルフィノとウリエンジェが退室したのち、ミンフィリアに呼び止められた主人公は、黙約の塔で何か特別なことがあったのではないかと尋ねられます。主人公のエーテルに違和感を覚えた彼女に、主人公は自らの光の加護が封じられてしまった事を話しました。
それにしても、蛮神――果てはアシエンですら貫通できないハイデリンの加護に干渉する力をもつミドガルズオルムの「竜の爪」の力。
ミドガルズオルムという存在についても、彼とハイデリンとの“契約”についても、謎として残ります。
ミンフィリア:
今に伝わる創世神話によれば……この世が生まれし時、幻龍「ミドガルズオルム」は、水の理とともに現出したといいます。
そして、時神「アルジク」と星神「ニメーヤ」が、魔力の源泉たる「銀泪湖」を守るように命じた、と。
もしかして、この神話は、幻龍と星の意思との契約が、間違って伝わったものだとでもいうのかしら……。
イシュガルドの防衛
部屋の外にはルキア到着しており、アルフィノから「竜の咆哮」に関する報告がされた後でした。
アルフィノは、主人公がミドガルズオルムと対話した事実をうまく伏せてく説明してくれたようです。
迫りくる戦いに向け、ルキアは至急アイメリクに報告し、対策を立てるためにイシュガルドへ戻ります。
千年にも渡るイシュガルドの戦いの歴史。その長い歴史の中で、皇都イシュガルドの内部にドラゴン族を侵入させたことはこれまで一度もありません。
ルキアはそのことを誇りに思っているようですが――しかし、彼らはその戦いを一体いつまで続けるつもりなのでしょうか。