当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 対話への旅路
- 襲いくるグナース族
- 竜の棲む塔
- はみだし者の好物集め
- 分かたれし者たち
- グナース族の神
- 危険な賭け
- 武神降臨
ドラヴァニア地方に入った主人公、アルフィノ、エスティニアン、イゼルの4人は聖竜フレースヴェルグの眷属が住む「不浄の三塔」へ到着し、ヴィゾーヴニルと会う。彼に霊峰ソーム・アルへの案内を依頼するのだが、近隣の蛮族「グナース族」の蛮神による襲撃を受けており、ヴィゾーヴニルは塔から離れることが出来ない。
主人公はヴィゾーヴニルの懸念を排除し、霊峰ソーム・アルへの道をひらくため、そして暁の血盟として蛮神問題を解決するために、グナース族の本拠地へと向かう。
主人公と同じく超える力をもつイゼルは、その身にシヴァを宿して蛮神「ラーヴァナ」と戦うも力及ばず。
後を継ぎ戦いに挑んだ主人公は、ラーヴァナを退けることに成功した。
ストーリーのあらすじ
「対話への旅路」
霊峰「ソーム・アル」を仰ぎ見るアバラシア山脈。
ドラゴン族の本拠地として知られるこの地に、主人公達は足を踏み入れました。
ここ、高地ドラヴァニア地方にはアバラシア山脈がそびえ、そのふもとには大きな森が広がっています。
巨大な木「七天樹」にて構成されているこの森は、ドラゴン族の本拠地に近いものの、空からの視界が遮られるためにドラゴン族が現れません。そのため野生のチョコボ達が多く住んでおり、別名「チョコボの森」と呼ばれています。
ドラヴァニア雲海に行くためには霊峰ソーム・アルの山頂へ向かわねばなりませんが、宙に浮くソーム・アルに行くためにはドラゴン族の協力が必須であり、道のりも長く険しいものです。
準備と休息のため、ひとまず近くの集落「テイルフェザー」を目指します。
第七霊災以後寒冷化したファルコンネストの生まれであるイゼルは、かつて寒さに耐えかねて逃れたドラヴァニア地方にて、狩りのために山から下りてきていた聖竜「フレースヴェルグ」に出会いました。
超える力の影響で気を失ったイゼルは、ここ「テイルフェザー」の顔役「マルスシャン」に介抱され、以後数年間を過ごしました。
テイルフェザーは、イゼルにとって第二の故郷ともいえる場所なのです。
再会を喜ぶマルスシャン。
彼は、最近ドラゴン族が殺気立っているため森の外は危険であることと、蛮族「グナース族」の動きが活発化しているため気を付けるようにと忠告してくれました。
エスティニアン:
金のためなら、何のそのか……。ドラゴン族のお膝元で、狩猟を続けるなんざ、見上げた度胸だな。
アルフィノ:
まだまだ知らないことが山盛りだ。ふふふ、世界は広いな……。
イゼル:
マルスシャンも、元気そうで安心したわ。
グナース族はまるで虫のような見た目の蛮族です。
元来ドラゴン族を恐れ縄張りから決して出かった彼らが、最近はドラゴン族のねぐらを自ら襲っているのだとか。
何か勢力図を変えるような出来事があったのでしょうか……。
主人公達はひとまず森を抜け、古代の遺跡群を目指すことになりました。
アルフィノ:
ドラゴン族に加え、グナース族にも警戒しなければならないとはね……。
エスティニアン:
竜にケンカを売るとは、あのアリどもも度胸があるじゃないか。教皇庁の奥に隠れているお歴々より、余程使えそうだな。
古代の遺跡群に到着します。
イゼルによれば、ここは千年以上前、かつて竜と人間が友として暮らしていた頃のものだといわれている遺跡です。
他方、イシュガルドでは異端者達が作り上げた建造物だと教えているようで……
イゼルとエスティニアンは、互いの主義主張がぶつかり、小競り合いが耐えません。
主人公がフレースヴェルグと出会い、もし超える力で過去を見ることができれば、どちらの主張が真実なのか明らかになるのでしょうか……。
「竜の棲む塔」
ソーム・アルの麓に見える巨大な塔。
イシュガルド民が「不浄の三塔」と呼ぶそれには、聖竜フレースヴェルグの眷属が棲んでいます。虚空に浮かぶソーム・アル、そしてドラヴァニア雲海に到達するためには、彼らの協力が必要不可欠なのです。
イゼルに導かれ、主人公達は不浄の三塔へ。到着した一行を迎えたドラゴンはヴィゾーヴニル。イゼルの友人です。
アルフィノはイゼルを通し、一行の目的――ニーズヘッグとその眷属を諌めるため、フレースヴェルグの助力を乞いたいのだと伝えますが――
ヴィゾーヴニルはその鋭敏な力をもって、何故竜の眼を持つ者が同行しているのかと問い詰めます。
売り言葉に買い言葉のエスティニアン。
一触即発の危機でしたが、しかしフレースヴェルグの眷族達の願いは「静寂」。人にもニーズヘッグにも与しないことを貫いているヴィゾーヴニルは追及の矛を治め、幸いにしてエスティニアンとの戦いは忌避されました。
ヴィゾーヴニルは、 霊峰ソーム・アルへと続く道をひらくことは可能だといいますが、彼は最近発生している問題――グナース族が降ろした「神」から仲間を守らねばならないため、塔を離れることが出来ません。
預かり知らぬうちに、ここでも蛮神が召喚されていたのです。
グナース族による蛮神問題を解決しなければ霊峰への道は開かれないでしょう。主人公達は、ヴィゾーヴニルにグナース族の召喚した蛮神討伐を宣言するのでした。
アルフィノ:
またしても、新たな蛮神か……。いざ戦いとなれば、君に負担をかけることになる……。
私にも「超える力」があれば、君とともに、蛮神と戦えるのに……。 ……悔しいよ、いつもすまない。
エスティニアン:
グナース族が強気に出てきた理由がこれでわかったが……。
お前はこれまでも、こんな調子で旅を続けてきたのか?
……どうりで、場数を踏んだ者の目をしているわけだ。
「分かたれし者たち」
本項は、以下クエストのエッセンスを抽出し、まとめたものです。
- 「はみだし者の好物集め」
- 「分かたれし者たち」
- 「グナース族の神」
グナース族のはみだし者たち
グナース族の蛮神がどういったものか情報を集めるため、彼等の文化・信仰について探るろうと、一行は一度テイルフェザーに戻り、マルスシャンに尋ねます。
詳しい情報を得ることはできませんでしたが、「はみだし者」のグナース族の集落が近くに位置しており、彼等から話を聞けばよいのではないかとのことでした。
手土産として「七天樹の実」をエスティニアンが竜騎士ジャンプで集め、アルフィノとイゼルは「人喰い妖花の蜜」を、主人公が「幼体ナンカの肉」を用意。はみだし者たちのもとへ向かいます。
イゼル:
アルフィノは、魔法の才がある。実戦で磨いていけば、いい魔道士になるだろう。
アルフィノ:
やあ、こちらは「人喰い妖花の蜜」を採り終えたよ。イゼルの知識に助けられはしたがね。そっちはどうだい?
エスティニアン:
蒼の竜騎士が、ジャンプで果実採りとは……。
……いったい俺は、こんなところで何をやっているんだ。
ヴァスの塚
はみだし者のグナース達の住処は狭く、居心地の決して良くはありませんが、竜避けの香が焚いてあるおかげでドラゴン族の心配はありません。
手土産を受け取ったグナース族のストーリーテラーはこれを気に入り、話をきいてくれることになりました。
彼によれば、ある日グナースの塚に傷ついた竜が墜落。
これを「繋がりし者たち」は、総力でもって打ち倒すことに成功します。
ドラゴン族は恐ろしい存在。そう思い、長年怯えて暮らしてきた彼等は知ってしまったのです。
戦いに疲れた竜ならば、易々と殺せることを。
ストーリーテラー:
そこで、「繋がりし者たち」と「繋ぎ止めし者」は決意した。今こそ「黒き者」の助言を受け入れ、「神」を呼び、その刃を借りて戦うことを……。
すべては、より多き子を育むための領地を得るため。グナース族を、さらなる繁栄に導くため。
……しかし、だ。
アルフィノ:
グナース族が、神降ろしをしたのは、自らの領土を拡大するためというのか……。
エスティニアン:
深手を負っていたとはいえドラゴン族を、よってたかってなぶり殺しとは、やるじゃないか。
蛮神を”討伐”するのは誰か
グナース族の行った神降ろしに込められた願いは、単純な領土欲でした。
切なる願いからその身に神を降ろす覚悟をしたイゼルや、エオルゼアを救うため蛮神となった祖父ルイゾワを想うアルフィノにとって、それは受け入れがたいもの。
討伐を息巻くアルフィノでしたが……込められた願いが何であれ、蛮神は蛮神。
討伐するには光の戦士である主人公に頼らざるを得ません。
軽々しく「討伐」を口にするアルフィノに、エスティニアンは釘を刺します。
アルフィノ:
……か、返す言葉もない。
私が蛮神討伐などと軽々しく言うのは、それこそ傲慢というものだ……。
そんな中、イゼルは「私が討伐する」と名乗りをあげます。彼女は蛮神シヴァを宿す存在であり、一方で超える力をもつ光の戦士でもあるのです。
仕方がないこととはいえ、知らず主人公の力をあてにしていたことを自省したアルフィノは、自ら討伐に向けた作戦の立案を申し出ます。
引き続き蛮神につながる情報を得るために、一行はグナース族への聞き込みをすることになりました。
グナース族の特徴
アルフィノ:
どうやら、彼らグナース族には、元々、個人名という概念がなかったらしい。人をマネて、適当な名前を名乗っているようだ。
エスティニアン:
考えていることが、仲間に筒抜けとはな。
まったく、ゾッとするぜ……。イゼル:
グナース族と話していると、何だか、頭が痛くなってくるな……。
意思が繋がっているのが当然だとすると、話がわかりにくいのも、頷けるというものだ。そもそも話す必要がないという文化なのだから……。
- 言葉によらない意思疎通を行っている
- 「繋ぎ止めし者」という王のような存在がいる
- 「繋ぎ止めし者」を中心に「繋がりし者」たちはすべて同じ考えをもつ
- 一人がみたこと、一人の怒りが「繋がりし者たち」すべてに波及する
- 「分かたれし者」たちは、原因が不明なれどそのネットワークから外れた者たちなので、蛮神を呼んだ「繋がりし者」たちの考えを理解しきれておらず、蛮神のこともよく分かっていない
情報を鑑みるに、彼等に見つからないよう蛮神のもとへ向かうのはまず不可能といえます。他方、得られた情報の中には「繋がりし者たちの領地を犯してとらわれた者は、必ず生贄として神にささげられる」というものもありました。
勝機はここにありそうです。
つまり、あえてグナース族の領地を犯し、生贄として蛮神の前に引きずり出されるよう仕向けるのです。
「武神降臨」
本項は、以下クエストのエッセンスを抽出し、まとめたものです。
- 「危険な賭け」
- 「武神降臨」
超える力をもたないアルフィノとエスティニアンは、下手に蛮神に近づけばテンパード化する恐れがあるため、本作戦には主人公とイゼルの2人で向かいます。
アルフィノ:
エスティニアン殿の言葉で、自分の傲慢さを思い知らされた。いつの間にか、君に頼ることが当たり前になっていたんだな……。
主人公、無事の帰りを待っているよ。エスティニアン:
悪いな、主人公。「竜の眼」の力とて、蛮神の祝福の前には役に立たない。足手まといにならぬよう、アルフィノと帰りを待たせてもらう。
危険な賭けではありましたが、主人公とイゼルは作戦通りグナース族に捕まり、蛮神の前に引きずり出されることに成功しました。
そうとも知らずグナース族達は、2人を生贄とするために彼等の蛮神――武神「ラーヴァナ」を召喚。
堂々と刃を構えるラーヴァナに対し、イゼルは何故竜と戦うのか、今までのように静かに暮らせないのかと問いかけます。
ラーヴァナ:
愚かなことを……。戦いとは、生の営みにほかならぬ。
ラーヴァナは、グナース族がドラゴン族に恐れることなく暮らしたいという願いをかなえるために生まれた武の神。戦うことは生きること。
グナース族の願いに応じて喚ばれた神は、戦いによる対話を求めます。
もはや言葉による解決はできないと、イゼルはラーヴァナ召喚のために集められていたクリスタルを利用し、その身に蛮神シヴァを降ろします。
イゼルは、自分が勝てばドラゴン族に攻め入らないことを約束させ……
武神ラーヴァナは豪胆に応じたのでした。
蛮神同士の激しい戦いはしかし、ラーヴァナの勝利で幕を閉じました。
戦いの行方は主人公の手に委ねられます――。
真ラーヴァナ討滅戦
激しい戦いの末、主人公は蛮神ラーヴァナを討伐。
武神が倒されてしまったグナース族達は、蜘蛛の子を散らすように逃げさりました。
作戦通り蛮神の討伐に成功した2人は、その場を後にします。
しかし、立ち去る2人の背中を見つめる黒マントの男がいたのです――
アシエン・イゲオルム:
やってくれるではないか、光の使徒め……。
しかし、恐れと怒りの感情が存在するかぎり、神を呼ぶ声が鎮まることなどないと知れ。
神と神との争い来たれり……。貴様らには、さらなる混沌が訪れるだろう……。
「分かたれた者たち」の集落で待つアルフィノ達のもとへ帰ってきた主人公とイゼル。武人のような振る舞いを見せたラーヴァナですから、力を示した主人公達との約束を違えることはないでしょう。
ヴィゾーヴニルとの約束を果たすことが出来ました。これでソーム・アルへの道がひらかれれることでしょう。ヴィゾーヴニルに報告するため、不浄の三塔へと戻ることになりました。
エスティニアン:
しかし、お前達が余りに遅いもので、こちらのアルフィノ坊ちゃんは、気が気じゃない様子だったぞ。まだか、まだかと、哀れなほどの動揺ぶりでな……。