当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 加速する危機
- 記憶の回廊を超えて
シャノアに似た妖獣が発見される。会話もできている……かもしれないそのクァールに、シュレディンガーと名付けた。
一方、ヤ・シュトラ主導で実施した環境エーテル吸収阻害魔紋が何故か発動しない。ミーデによれば、アレキサンダー召喚の触媒には角笛が使われているという。秘宝とも呼ばれるそれは、環境エーテルの吸収力に長けており、このままでは星の命すら吸いかねない。青の手の野望阻止は、ラウンドロクスの救出だけでなく、この世界を救うためにも必要なこととなった。
ウェッジの開発した魔法障壁解除装置を使い、アレキサンダー胴体部へと突入。無事にラウンドロクスを救出した。すると彼女は友人ミーデの願いを叶えるため、アレキサンダーの真の力を起動。3年前へ飛ぶのだが……召喚儀式を行っている3年前のミーデたちの前に到着したアレキサンダーは制御を失い、大切な人ダヤンを吸収してしまう。それは皆が知る過去。クイックシンクスは、彼の知る未来を再現するために行動していたのだ。
ストーリーのあらすじ
「加速する危機」
クァールの幼獣
野営地の裏手にて、クァールの幼獣が発見されます。
クイックシンクスが連れている「シャノア」によく似た幼獣は、なにやらどこか案内したいところがある様子。
不思議に思ってついていくと……野営地を狙う青の手の狙撃手の姿がありました。大事に至る前にこれを排除。ついでに狙撃手から話を聞きだすことに成功しました。
青の手の指導者クイックシンクスは、未来から来た指導者を自称しています。
確かに彼はまるで未来のことを知っているような言動をとることがあり、それによって絶大なカリスマ性を有しています。
そして彼等の蛮神アレキサンダーは……完全なるエニグマ・コーデックス、操舵装置としてのラウンドロクス、そして3つのコアが稼働し、完全起動した時――時間に干渉するだけではなく、時間跳躍が可能になるのです。
青の手の目的は、時間跳躍によって過去・現在・そして未来にわたり、あらゆる時代に介入し、歴史を管理することにあります。
恐るべき力と目的に戦慄する一行。
それにしても、なぜクァールの幼獣は狙撃手のもとへ案内してくれたのでしょうか。
出来るわけがないと思いつつ、ダメ元で幼獣にシャノアなら2回、違うなら1回鳴いてみろと言うと……
なんと2回鳴き、Yesと答えました。偶然でしょうか。
続いてミーデがクイックシンクスのもとへ帰りたいか尋ねると……1回鳴きました。Noと答えたのです。
なんとも不思議な幼獣であるものの、果たして本当に言葉が通じているのか……推測以上のことは出来そうもありません。3年前、アレキサンダー召喚の現場でラウンドロクスが似たような黒い幼獣を目撃したという話もあります。そもそも本当にシャノアなのかも定かではないのです。
胴体部への突入
一方、ウェッジは新たにアレキサンダーの魔法障壁を解除する装置を開発しました。
従来は魔法障壁に阻まれ、右腕部または左腕部からしかアレキサンダーに突入できませんでした。しかしながら、各部位からラウンドロクスがいるとされる胴体部へ入ることが出来ない構造となっています。そのため、この魔法障壁を一時的に解除することで、胴体部へ突入してしまおうというものです。
但し、魔法障壁は3年前、ミーデが蛮神を封印するために施したもの。その解除は蛮神の力を開放してしまうことも意味します。そのため、エンタープライズ号で素早く接舷。進入路を確保後、再び魔法障壁も復活させることになりました。
一方、ヤ・シュトラもアレキサンダーによる環境エーテル吸収を阻害する魔紋の構築をすすめることに。両面作戦が成功すれば、アレキサンダーの脅威を排除することができるはずです。
天動編1層 アイズ・オブ・アレキサンダー-THE EYES OF THE CREATOR-
エンタープライズ号に搭乗し、突入作戦を開始します。
シドによって魔法障壁が解除。
アレキサンダーへ接舷します。
頭部に設置されていたハッチから内部へ突入する主人公。
再生処理室ではリファビッシャーと戦闘になります。
環境エーテルの吸収
侵入経路の確保に成功しました。一度退却し、魔法障壁を戻します。
一方、環境エーテル吸収阻害のための魔紋を構築していたヤ・シュトラ達の側は状況が芳しくないようです。
ヤ・シュトラはマトーヤと共に巨大な魔紋を構築し、シド達の助けも得て多数の装置を設置。正常に起動したはずなのですが……なぜか全く効果が現れません。そこで少しでもアレキサンダーの情報を得ようと、今再びミーデに3年前の話を聞きます。
角笛
……すべてのはじまりは、私が幼いころに出会った男よ。よそ者の奇妙な男が、「神降ろし」の方法を教えてくれたの。散逸した「エニグマ・コーデックス」を集め、依代(よりしろ)となる遺跡で、儀式を行え……そうすれば、君の願いはかなう……って。
そして、触媒になるという、不思議な角笛を渡された。
男の名は…………「トラヴァンシェー」。
トラヴァンシェー。
それはかつてのリムサ・ロミンサで、アシエンの現身が使っていた名です。
第六星暦当時、ヤ・シュトラがリムサ・ロミンサに到着した頃、とある海賊団が角笛と石板を入手。紆余曲折を経てトラヴァンシェー……つまりアシエンに回収されてしまっていたのです。その角笛の正体は「シールロックの宝」と呼ばれる秘宝。環境エーテルを吸収する力を秘めた、古代文明の遺物です。
ミーデはクイックシンクスと接触した時、角笛を渡しました。
その角笛がアレキサンダーの召喚時に触媒として使われ、コアと同化しているならば、いくら魔紋を用意しようと環境エーテルの吸収を食い止めることは難しいでしょう。
角笛の環境エーテル吸収能力は際限がなく、その上強力な蛮神と一体化しているのであれば……それこそ、星の生命までも吸い尽くしかねません。
それを止めるためには、角笛と一体化した第3のコアを破壊するしかないのですが……敵が蛮神への祈り、願いを有し続ける限り、壊しても時間を戻されてしまう可能性があります。
負けても負けても時間を戻し、過去の知識は蓄積され、勝利への願いはさらに強くなる。アレキサンダーと青の手は、負けるほど強くなります。
それでも正面突破しか手はありません。時を巻き戻される可能性があるのなら、鍵であるラウンドロクスを奪い返し、そもそもアレキサンダーの制御を奪うしかないのです。
シュレディンガー
ふと見やると……クイックシンクスがこちらを覗いていました。
隣には例の幼獣、シャノアの姿が。
冒頭現れたこの不思議な幼獣と随分似ていますが……シャノアと別の個体のようです。
その後、バックリクスはこの妖獣にシュレディンガーと名付けるのでした。
記録屋バックリクス:
シュコォ……シュコォ……コイツ シャノアと 別のクァール……! 「シュレディンガー」って 名前つけた!
ウェッジ:
……記録屋がシャノアを見たらしいッス! こっちにいるのは、よく似た別のクァールだったみたいッス。
ミーデ:
敵はラウンドロクスを、蛮神の生体部品としかみていないわ。救出が遅くなれば、あの娘の身も危ない……。
とんでもない情報が入ってきた……アレキサンダーは、歴史への介入を目的とした、いわば巨大な時空移動装置だという! さらにクイックシンクスは、未来からきた存在だというのだ!
敵の言葉によると、最終的に「青の手」の勝利は決定しており、オレたちは、確定した歴史をなぞっているだけだという!
……事実、クイックシンクスは偶発事故を予言してもいる。タレコード : 時空移動を可能にする最終機能の名は、「時の翼」……。
「青の手」がその機能を駆使し、歴史の管理者となる日が到来する。敵はそれを「定められし未来」と呼んでいるらしい!
未来は、蛮神の完全起動を阻止できるかどうかにかかっている。そこでシドは魔法障壁を一時的に解除し、突入する作戦に出た。ラウンドロクスを救出し、蛮神の制御を奪うためだ。
障壁は現在、外部からの侵入を阻む役割を果たしているが、実は、蛮神そのものを抑え込むための「封印」でもある……。3年前、ミーデが、召喚にもちいた秘宝から生じさせたものだ。
蛮神の核をなすその秘宝は、以前ヤ・シュトラが追っていた角笛……環境エーテルを操作する力を秘めた、恐るべき古代の遺産だという。かの角笛を葬ることこそ、我々の最終目標といえるだろう。
最後に、妙な事件について付記しておく……。クイックシンクスが連れ歩いている「シャノア」のことだ。
3年前、召喚未遂の現場でも、よく似たクァールが目撃されている。最近また、よく似た幼獣が現れて、伏兵の居場所を教えてくれた。どうやら、シャノアとは別の個体らしいので「シュレディンガー」と命名したが……コイツはいったい、何者だ?
「記憶の回廊を超えて」
いよいよ中央管制室に捕らえられているラウンドロクス救出作戦が開始。
集まった内部情報を解析することで、以前クイックシンクスと戦闘になった左腕部の“アーム・オブ・ミダース”、都市のようなフロアに、最近管制室へ直通の昇降機が設置されたことが明らかになりました。
昇降機へは頭部から突入するのが最短ルートです。主人公は早速確保に向かいます。
天動編2層 ブレス・オブ・アレキサンダー-THE BREATH OF THE CREATOR-
科学的万能処刑場で待ち受けていたのは、ゴブリン族の傭兵レイムブリクス。
回転のこぎりなど、多種多様の危険なギミックに苦しめられます……。
時の翼
無事昇降機を確保。シド、ミーデと共に中央管制室を制圧します。
遂に囚われていたラウンドロクスの救出に成功しました。
ふと見やれば、完成したエニグマ・コーデックス。
そしてその直下には膨大な量のエーテルで満たされた第3のコアがありました。
目を覚ましたラウンドロクス。
過去を変えられる――“大切な人”を取り戻せる可能性を目前にするも、ミーデはラウンドロクスの身を案じ、断るのですが……
友の願いのため、ラウンドロクスは「時の翼」を発動させてしまうのです――
3年前
光り輝くトンネルを抜け……時間跳躍が実現。
目の前には、3年前にアレキサンダー召喚を行ったミーデ達がいました。
その直後、アレキサンダーの制御が何者かに奪われてしまいます。
青の手が現れ……ミーデの仲間たちを銃撃。
召喚を主導していたミーデの“大切な人”ダヤンは、召喚は失敗と判断。
ミーデに封印を指示するのですが……
制御の利かないアレキサンダーは、ダヤンを吸収してしまいます。
「大切な人」を失いつつも、蛮神封印のために魔法障壁を張るミーデ。
一方……
何故かシュレディンガーが急に暴れ始め……
記録屋は落ちていくシュレディンガーと共に、彼のノートを落としてしまいます。
一方、ミーデはよって封印の術式を完成させるのですが……過負荷により、コーデックスは四散。アレキサンダーは未来へと帰り……そこには封印だけが残されるのでした。
残されたシュレディンガーと、散ったエニグマ・コーデックスの断章を見つけるラウンドロクス。
こうして3年前の……我々の知る過去と同じ世界が成ったのです。
運命
現代に戻った一行の前に、クイックシンクスが現れます。
万能のクイックシンクス:
コフォ……コフォ……
我らはキサマらの仲間殺し……現代に帰った。すべて未来の記録に……しるされたとおり……!
コレこそが事件の真相……。
「定められし未来」にしるされシ事象……すべて再現サレ……理想世界へ到る「時の環」は……完成をみた!
敵が襲いくる中、脱出する一行。
しかし、真実を突き付けられたミーデは、3年前の悲劇がはじめからこうなる運命だったのかと……絶望故にそこを動こうとはしませんでした。
結局彼女を説得できず、一人残して脱出します。
蛮神の中に恋人の魂が囚われていると信じていたミーデ。しかし、暴走した蛮神のエネルギーとされてしまったにすぎませんでした。
その魂が生きてるなんてことは、おとぎ話のなかでしかありえないのです。