元を知らなければ楽しめない構成にはなっていないものの、知っていたほうが楽しめるのは間違いないことや、ここでしか出てこない単語等も多いことから、よりリターン・トゥ・イヴァリースを楽しむためのガイドブックを作成しました。
文量がとても多いです。
一気に読むだけではなく、シナリオを進めるとき手元に置いたりしながら使ってもらえると嬉しいです。
物語の舞台ダルマスカ 概要・歴史
地理

ダルマスカ王国は東州オサード小大陸に位置し、Patch 4.0 時点ではガレマール帝国の属州となっています。
地理的に、北州と東州を結ぶ交通の要衝であり、周囲の乾燥した気候の中において、オアシスに位置している王都ラバナスタは、「砂漠の蒼い宝石」と呼ばれるほどに栄えていました。
数多の侵略も受けていたようですが、30年前に帝国属州とされるまでは、その強固な防衛能力から1000年近い独立を保っていました。

異邦の劇作家
東州オサード小大陸ヤンサの南西には広大な砂漠地帯がある。
現在、ダルマスカ砂漠と呼ばれるその地域一帯を、支配していたのがダルマスカ王国だ。
30年前にガレマール帝国によって断絶されたバナルガン王朝は、約千年もの間、独立を保っていたというが、その王都ラバナスタははるか昔から存在した都だといわれている。
「砂漠の蒼い宝石」と謳われたラバナスタも、帝国との戦争によって破壊され、今はただの廃墟だそうだ。なんとも嘆かわしい話だな。
異邦の劇作家
実は子どもの頃、行商を営んでいた父に連れられて一度だけ、ラバナスタを訪れたことがあるんだ。その美しさは今でも脳裏に焼き付いているよ。
歴史
ダルマスカ王国は約1000年前に興り、以降バナルガン王朝による王政がしかれてきました。その建国及び近代に至るまでの歴史はゲーム中でも設定資料集でも語られておらず、定かでありません。
ラバナスタの地には、ダルマスカ王国が興る以前から都が存在していたことが明らかになります。

つまり、おとぎ話と思われていた英雄王ディリータの物語の舞台、イヴァリースの首都である王都ルザリアがここにはあったのです。
近代史
50年前
約50年前ダルマスカは、ソル帝のもとで覇権主義を唱えていた帝国の第一期東州遠征標的とされます。当時は飛空艇の航続距離が短かったため、帝国軍はザ・バーンを陸路で越えることにするのですが、かの永久焦土を前に軍は壊滅。遠征は失敗に終わります。

なお、この時ザ・バーンの惨状を目にしたソル帝は、ここが蛮神召喚によって荒廃したという事実を突き止め、蛮神討滅を国是に掲げたといいますが……果たして。
30年前
30年前、帝国は第二期東州遠征を実施。数十年のうちに飛空艇技術が大いに発展したことで、帝国は空軍を中心とした攻撃を実施します。ダルマスカは、空からの攻撃にほとんど成す術なく敗北。以降ダルマスカは帝国に併合され、属州となってしまいました。
なお、この侵攻作戦を指揮したのはノア・ヴァン・ガブラス(セイブザクイーンに登場)が率いる第IV軍団です。

この際、ナルビナ城塞の戦いにおいて王家のラスラ王子、アーシェ王女が共に戦死。バナルガン王家は跡継ぎを失ってしまいます。その結果を受け、当時のラミナス王は降伏を受諾。その後まもなく病死(暗殺とも)し、ダルマスカ王国を1000年率いたバナルガン王家は滅びたのでした。
異邦の劇作家
侵攻作戦を指揮したのは、「漆黒の稲妻」と異名を取った、ノア・ヴァン・ガブラス軍団長が率いる第IV軍団だ。ダルマスカ王国と約半年にわたり激闘を繰り広げたらしい。
王都ラバナスタを守る最後の砦・ナルビナ城塞では、ダルマスカ軍に約7万人もの戦死者を出したといわれる、それは悲惨な攻城戦だったようだ。
ナルビナ城塞でダルマスカ王の子息であるラスラ王子と、その双子の妹であるアーシェ王女が戦死したことで、ダルマスカ王は降伏を受け入れたとされている。
降伏後、しばらくしてダルマスカ王は病死。ダルマスカ王の死亡は自殺とも暗殺とも言われているが、千年の歴史を誇るバナルガン王朝が断絶したのは間違いない。
ここ数年間
属州となった後も、散発的に反乱は起きていた様子ですが、特に数年前のバルハイムの反乱は大規模なものでした。ダルマスカに駐留している第IV軍団だけでは抑えきれず、第XIV軍団(2.0ストーリーにおいて主人公と対峙した軍団)が援助し、鎮圧されます。

このように政情不安はあったものの、先述の通り陸上交易路の要衝であるラバナスタは、帝国にとって重要拠点であり続けました。
メインクエスト4.0「紅蓮のリベレーター」にてドマが帝国に反旗を翻して以降、東州域に広まった独立運動の機運に押され、つい最近再び反乱が発生。ラバナスタ反乱軍は帝国に敗れ、美しかった王都ラバナスタは完膚なきまでに滅ぼされてしまいました。主人公達がアライアンスレイドで訪れるのは、滅ぼされてしまったあとのラバナスタです。
とはいえ、全く住人がいなくなってしまったわけではありません。加えて現在も複数のレジスタンスが活動しており、帝国との戦いを続けているといいます。
異邦の劇作家
ダルマスカ属州でも同様で、これまでの20年間、幾度となく反乱が発生してきた。
反乱が発生する度に熾烈な粛清が行われるが、中でも数年前に起きた「バルハイムの反乱」では、帝国軍も含めて多くの戦死者を出したことで有名だ。第XIV軍団が援護することになり、苛烈な反逆者狩りをして、その名を轟かせたのが「ダルマスカの魔女」こと、リウィア・サス・ユニウスというわけだ。
異邦の劇作家
ただ、今でも反乱軍を指揮する者たちは大勢いるようで、地下に潜り、その好機を虎視眈々と狙っているらしいね。
ちなみに、その反乱軍を率いているのは王女アーシェを名乗る、十代後半の少女だという。アーシェ本人はナルビナ城塞で戦死したのは確かなので偽者かな?
用語
ゾディアックブレイブストーリー
概要
ガレマール帝国に伝わり、ガレマール人ならだれもが知っている「おとぎ話」の英雄譚です。
「世に恐ろしい出来事が起きたとき、12人の光の戦士(ゾディアックブレイブ)が現れ、世を平和へと導く」という物語全般のことを指していて、時代ごとにいくつか存在しています。
中でも特に有名なのが「平民王ディリータ」、別名「イヴァリース伝説」の物語であり、ゾディアックブレイブストーリーといえばこれを指すことも多いのだとか。

「平民王ディリータ」は、イヴァリース国を舞台に勃発した獅子戦争と呼ばれる権力戦争において、グレバドス教会の命を受けたディリータが聖石を探し出し、11人の仲間とともに戦乱を終わらせ、平和の世へと導くという物語です。
ただし物的証拠がないので、史実ではないと考えられています。
異邦の劇作家
かつてイヴァリースと呼ばれた国がどこかにあった。恐ろしい悪魔や魔物、災いが起こると、12人の光の勇者が現れイヴァリースに平和をもたらすという。その12人の光の勇者を人々はゾディアックブレイブと呼んだ。
ゾディアックブレイブはその時代ごとに登場するんだが、占星術師メレンカンプ、聖人アジョラ、暗殺者アシュレイ、私が知る限り8組はいるが、一番人気は平民王ディリータだ。
異邦の劇作家
その時、彗星のごとく現れたのがディリータという名の若者だ。
戦渦によってイヴァリースが焦土と化す中、ディリータは11人の仲間と共に平和を取り戻すために奔走する。新生ゾディアックブレイブと呼ばれた彼らは見事、実現するんだ。
この英雄譚の歴史性について学者たちが長年にわたり調査、議論を続けているが、未だに確固たる物的証拠がない。そのため「史実」としては扱われていないのが現状だ。イヴァリースがどこにあったのかも不明だし、物語にバリエーションが多すぎて、どれが本当でどれが虚構なのか判断することは不可能だ。
もっとも新しい時代のディリータ王の英雄譚ですら諸説ある。
オヴェリア王女と結婚し国を引き継ぐというのが定番だが、即位の前にディリータは暗殺されたという物語もあるぐらいだ。
異邦の劇作家
いずれにしても真相は藪の中。神のみぞ知るってね。
劇団マジェスティックによる戯曲
ジェノミスは、おとぎ話の「平民王ディリータ」をモチーフに、全編5幕からなる戯曲を制作。その内容は、バルバドス教会の”草”、つまりスパイとして暗躍するディリータが、王女オヴェリアとの出会いによって改心し、彼女を真の女王としようとするが……というもの。
実のところ、この物語はゲームのFFTの物語によく似ています。しかし結末は異なり、イコールではありません。
異邦の劇作家
何気にジェノミスはこの伝説を戯曲化することが初めてでね。以前からいつか戯曲化したいとは聞いていたんだが、まさかミュージカル仕立てにするとは思ってなかったよ。
作詞は当然だが作曲もジェノミスが手がけていてね、まさに天才とは彼のような男をいうのだろう。
異邦の劇作家
後半2幕は獅子戦争が終結へと向かう中、その戦功を武器に、遂にオヴェリアとの婚姻を手に入れる。だが、その恋は悲劇で終わるというラストだな。
周りに嘘をつくことで己が目的を隠すディリータが、その真意を神に打ち明ける一方、オヴェリアはその嘘に翻弄され、決別を神に誓うというアンサンブルが実に最高だったねぇ。
イヴァリース
「平民王ディリータ」の舞台となった国の名前です。故に平民王ディリータの物語は、別名「イヴァリース伝説」とも呼ばれています。おとぎ話の舞台であり、当初は国名なのか地名なのかすら定かではなく、架空のものだと思われていましたが……
主人公一行は、王都ラバナスタを調査中、ガラムサイズ水路の最深部にて荘厳な遺跡を発見。これこそイヴァリースの王都ルザリアでした。
おとぎ話だと思われていたイヴァリースは、こうして実在の証拠が発見されたのです。

聖石
聖石とは、ゾディアックブレイブストーリーに登場するアイテムです。「イヴァリースの神々が作りたもうた聖なる遺物」であるとされ、これを用いることで世を平定することが出来るといいます。

ジェノミスは、過去ラバナスタへ調査旅行に行った際、それらしきクリスタルを発見しています。
聖石を発見して以降、アルマは、ジェノミスの部屋から恐ろしい声がするのを聞いています。
また、王都ルザリアではアルガスが所持しており、化物のような姿で襲い掛かってきました。必ずしも英雄譚で語られるような、聖なるアイテムというだけではなさそうです。
NPC HINT Talk@4.1 聖石とは?
ジェノミス
特殊な力を持ったクリスタルの一種だと考えられるが、実際のところ、そのメカニズムはよくわかっていない。
ただ、英雄譚、「デュライ白書」のどちらでも共通しているが、「願いを具現化する能力」を有していたようで、使用する者の心根によって善にも悪にも利用できたようだ。
イヴァリースの「神話」では神々の都ミュロンドを滅ぼす一方、ディリータの英雄譚では混乱したイヴァリースを救ったという。
前者は悪しき心が、後者は善なる心が聖石を使ったということか?
願望実現機としても語られていた聖石ですが、その実、人の「切なる願い」を「魂」ごと吸収し、増幅することで、持ち主を異形のものへと変えてしまうものだと明らかになります。
一方で、聖石の力は死んだ者を生き返らせることも出来たとも言われていますが……。

- 人の感情や意思といったエーテル(魂)を吸収し、増幅し続ける
- 外部からの刺激によって、吸収したものを物理的に具現化する
- 吸収した情報は超長期にわたって保たれる
- 何者かが人工的に作り出したもの
- 相性のようなものがあり、同じ石でも反応する者、しない者がいる
NPC HINT Talk@4.3 聖石の仕組みについて
ミコト
吸収されたエーテルが切れるまで繰り返し再生するようですね。
イヴァリース史で「聖石」と呼ばれるこのクリスタルですが、何者かが意思をもって人工的に創り出したモノと考えられます。
誰が何のために創ったのか、それはまったくわかりません。
聖天使アルテマによって造りだされたものであることが明らかになりました。

また聖石は、切なる願いに反応してルカヴィになってしまう場合と、伝説に言われているように死者を蘇らせる力や、ラムザ・ベオルブの願いのように誰かを導く力となる場合のように、利用する者の心次第で如何様にもなる二面性を有していました。
聖天使アルテマという存在は、もしかしたら別次元・別宇宙からやって来たともいわれています。もしそれが事実なら、人間の善悪などという基準など意味がないでしょう。
主人公達が聖天使アルテマのもとへ到着した際、彼女は自らが作り出した聖石を指さし「これをもってここを去れ。我が営巣の邪魔をするな」という旨のことを話します。
聖天使アルテマの目的は最後まで分からずじまいでしたが……聖石は、ただの撒き餌にすぎなかったのかもしれません。
聖石オティス
ジェノミスが発見し、保管していた聖石です。
ミコトの調査によって、中身はほぼカラ……つまり、誰の願望も吸収していない状態であることが明らかになります。
NPC HINT Talk@4.3 聖石オティスについて
ミコト
つまり、空っぽの初期状態ということになります。
どうやったらエーテルを取り込ませることができるのか、いわばスイッチとしての機能が何かは不明です。
聖石オティスはアルマと適合しており、実は彼女は最初から魅入られていました。聖石を通じ、聖天使アルテマに語りかけられていたのです。
彼女の言っていた「ジェノミスの部屋から不気味な声がする」というような話は、彼女自身が聖石オティスを通じて聖天使アルテマに語り掛けられていた声でした。

あくまでも聖石オティスは触媒であったため、ミコトは観測できませんでした。
その後ゴルモア大密林にて、オティスはミコトの作ったエーテルジャマーで破壊されます。
聖石ドゥマ
王都ルザリアにて、冷血剣アルガスが保有していた聖石です。
もともと、アルガスの一族に代々伝わっていた聖石でした。イヴァリース伝説の時代に、アルガスの死の間際、平民への恨みが「切なる願い」として聖石に吸収・増幅された結果、ルカヴィ化してしまったのです。
その後、聖石ドゥマを奪っていったバッガモナンの様子がおかしいと、彼の手下達が主人公のもとへ助けを求めにやってきます。バッガモナンはドゥマに取り込まれてしまい、ルカヴィの鬼龍ヤズマットへ変身。主人公達によって討伐されてしまいます。

NPC HINT Talk@4.3 聖石ドゥマについて
ミコト
前回、ドゥマに取り込まれたアルガスのエーテルをすべて、貴女が発散させたことで、オティス同様に空っぽの初期状態に戻ったと推測されます。
ですが、聖石ドゥマに魅せられたバッガモナン氏は、結果としてドゥマに、その「切なる願い」ごと取り込まれてしまったようですね。
ドゥマの波長と相性がよかったのか、それともドゥマがバッガモナン氏に合わせたのか、そのメカニズムは不明ですが、やはり意思を感じます。
聖石ヴァルゴ

ラムザは聖石ヴァルゴに、切なる願いとして「イヴァリースへの帰還」を込め、聖天使アルテマを倒す力を得た未来の光の戦士の道しるべとしました。
デュライ白書
平民王ディリータの物語の裏側で行われていた聖石をめぐる戦いの記録が、彼の幼馴染であるラムザ・ベオルブを主人公をとして描かれています。著者のオーラン・デュライはラムザ・ベオルブとともに冒険し、平民王ディリータ王に仕え、のちに本書が原因で異端者とされました。そして、ジェノミス達レクセンテール家の祖先です。

レクセンテール家の本当の家名は「デュライ家」といいます。一族に代々伝わる本書をもとに、異端者とされた祖先の名誉を回復することこそがジェノミス達の本当の願いなのです。
デュライ白書には、平民王ディリータの時代、当時隆盛を誇っていたグレバドス教会が獅子戦争の裏で暗躍し、戦火をたきつけていたことが書かれています。そのため禁書扱いとなり、人目に触れたのはごく最近になってからのことなのだとか。また、平民王ディリータではルカヴィを討伐したのはディリータとされていますが、デュライ白書によればラムザこそが真の英雄であるとされています。
但し、現在は読めない古代イヴァリース語で書かれているため、その全容は未だ明らかになっていません。解読するためには、ジェノミスが持っていた解読書(手記)が必要です。

将来、光の戦士が聖天使アルテマを倒す時に役立つよう、オーランはデュライ白書を書きました。彼はそれをわざと公表し、グレバドス教会に禁書扱いさせることで、世界一安全である教会の禁書庫に保管させたのです。自らが異端者とされることも顧みずに。
ルカヴィ
ゾディアックブレイブストーリーに登場する、悪しき魔物たちのことです。しかし……。
実際は、聖石によって姿を変えられてしまった異形の者たちのことを指します。デュライ白書にも「悪しき者たちが聖石を使えば化物となる」との記述があります。
敵であるルカヴィを生み出していたのは、英雄たちの力の源であるはずの聖石なのでした。

なお、レイド道中に現れる異形達は、あくまでも聖石に惹きつけられた者達であり、ルカヴィとは異なります。
NPC HINT Talk@4.1 ルカヴィとは?
ジェノミス
というのも、「デュライ白書」にはこう書かれていた。
悪しき心を持った者たちが「聖石」の力を解放したところ、異形の人外の者たちへと変容したと……。
まさに、きみたちが遭遇した人外の者たちのことではないかな?
バッガモナンに奪われてしまったが、「聖石ドゥマ」は確かに存在した。しかも、あの異形の人外の者を倒したことで、「聖石ドゥマ」はもとのクリスタルへとその姿を戻した。「デュライ白書」の記述と完全に一致するのだ。

聖石は用いる者次第で善にも悪にもなる良い例です。
劇団マジェスティック
ジェノミスが魔導院時代に仲間と興した劇団です。ガレマール帝国で絶大なる人気を博しており、1年先の公演まで売り切れもざらだったといいます。
しかしながら、ジェノミスは「気骨があった」ため、文化の締め付けを行っていた現ヴァリス政権へ批判的な態度をとり、迫害を受けてしまいます。結果、逃げるようにクガネへとやってきたのです。
異邦の劇作家
以来、興行した舞台は大成功し、押しも押されもせぬ人気の劇団へと成長を遂げたんだ。
シリアスな古典劇や笑い満載のコメディ、歌と踊りが刺激的なミュージカルと、その演目は多彩だ。
「ゾディアックブレイブストーリー」を興行していた頃は、100人を超える役者や裏方がこの劇場艇で暮らしていたんだがな。
今じゃこの有様さ。
劇場艇プリマビスタ
劇団マジェスティックが所有する飛空艇であり、別名「空飛ぶ劇場」とも呼ばれます。その名の通り、飛空艇そのものに劇場施設が組まれている非常に絢爛な乗り物です。

帝国の前皇帝ソル・ゾス・ガルヴァスは文化振興に熱心であり、劇団マジェスティックを気に入った彼からプレゼントされました。
ラバナスタ
東州オサード小大陸にかつて存在していたダルマスカ王国、その首都がラバナスタです。現在は帝国属州となっており、直近の反乱鎮圧の際に壊滅的な打撃を受けました。

リドルアナ大灯台
そもそもリドルアナとは、ラバナスタから遥か南、バルナード海の海上にある巨大な穴のことを指します。リドルアナ大灯台とは、その縁にある小島に建てられた古い大灯台のことです。
周囲を航行する船が大穴に落ちないよう、大灯台はダルマスカ王国によって管理されてきましたが、一方でその建物自体は非常に古くから建っており、建築目的や誰が建てたのか等、詳しいことは何もわかっていません。

イヴァリース伝説の時代、ここは機工都市ゴーグと呼ばれていました。
狭小な土地に築かれたゴーグは上に伸びるように発展。その後、ラムザ・ベオルブと労働六号との戦闘で大爆発が起こり、都市の「中層部分」が消滅。周囲の大穴もその時出来たといいます。
大灯台として利用されていたのは、この機工都市ゴーグの「下層部分」です。
NPC HINT Talk@4.3 リドルアナ大灯台について
ミコト
周囲の海水は巨大な瀑布となって穴に流れ込んでおり、その海水がどうなるのかは誰も知りません。幾人もの勇気ある探検家が飛空艇を駆り、穴底を目指しましたが、瀑布が起こす乱気流と、落下する大量の海水の「圧」により、またたくまに墜落、帰還した者はひとりもいないそうです。
ミコト
リドルアナ近海を航行する船舶が落ちないようにと、注意を促すために建設されたと伝えられています。
ただ、その大灯台を誰がいつ建てたのか、一切、不明です。
ダルマスカ王国が大灯台を管理・運営していましたが、建設自体ははるか昔だとか。
ミコト
謎の爆発事故で「上半分」が消失とのこと。
放棄された機工都市ゴーグの「下半分」を、後世のダルマスカ王国が大灯台として再利用したらしいです。
機工都市ゴーグ
イヴァリース伝説に登場する機工都市ゴーグは、飛空艇や機工兵器の発明が最初になされたとされる技術の発展した都市でした。
狭小な土地に築かれた結果、上方向に伸びた都市でしたが、ラムザ・ベオルブと労働六号との戦闘で発生した大爆発によって「中層部分」が消失。下層部分は後世リドルアナ大灯台として利用されていましたが、上層部分は中空に浮いたまま残されていたのを主人公達が発見します。

大爆発はリドルアナの大穴をも生み出し、その結果機工都市ゴーグの住人は疎まれ、都市を離れざるを得ませんでした。
ところで、ガレアン族はもともと7つの部族が集まって構成されたといいます。どうやらゴーグの民も魔法が使えなかったようで、もし流浪の民となった彼等がガレアン族の始祖のひとつならば……ガレマール帝国で魔導学が発展した理由も、そしてダルマスカ発祥のゾディアックブレイブストーリーがガレマール帝国に伝わっていた理由も、説明できるかもしれません。
NPC HINT Talk@4.3 機工都市ゴーグについて
ジェノミス
飛空艇や機工兵器の発明が最初になされたといわれており、ゴーグ人は我々と同じく魔法を使えない民だったようだ。
デュライ白書にもその位置は詳しく記されていなかった。
極小の土地に築かれた都市で、上へ上へと増改築が進み、いつしか天にまで届くような巨大な塔になったらしい。
ジェノミス
しかも、その威力は都市破壊に留まらず、足下の海に別の異空間と繋ぐ亀裂を作り出した。
それが今でも成長し、あの大穴になったというわけだ。
ジェノミス
それ故に、彼らはこの地を離れるしかなかったらしいね。
流浪の民となったゴーグ人はいつしかイルサバードに流れ着き、そこで我々ガレアン族の始祖七部族のひとつとなったのでは?
まぁ、最後については私の推測だけどね。
ネックレス
アルマが身につけていたものと、バナルガン王朝に伝わり、バッガモナンが持っていたものの2つがあります。
アルマが身につけていたネックレスは、母親ティアの遺品です。17年前、ハネムーン中のラバナスタでジェノミスが購入し、ティアにプレゼントしたものです。
バッガモナンが持っていたネックレスは、かつてナルビナ城塞の指揮官だった、ラスラ王子から受け取り、アーシェ王女に渡すはずだったものです。

これらふたつのネックレスは、もともとひとつの聖石でした。
「切なる願い」として、ラムザ・ベオルブによりイヴァリースへの帰還が込められていたようなのですが……。
Patch 4.3 ティアの形見のネックレスについて
ジェノミス
あのネックレスはティアと結婚したときに買ったものなんだ。
17年前になるかな、帝国の占領下にあるラバナスタを訪れたときのことさ。
イヴァリース伝説のこともあったからね、いつかラバナスタへ行きたいと考えていて、ハネムーンに丁度いいだろうと。
あの頃のラバナスタは占領下とはいえ、戦禍に巻き込まれていなかったから、それはそれは美しい砂漠の都だったんだ。
そこで彼女に似合うと思い、購入したのがあのネックレスさ。
たしか、帝国の行商から購入したんだが、その出所までは聞かなかったな。
ジェノミス
バッガモナンがラスラ王子から預かったと、ブワジたちが証言していたからね。
だが、誰が何のために聖石をふたつに砕いて、ネックレスに加工したのか、その謎は不明だ。
調査を続けるしかないね。

レクセンテール家のふたりやバッガモナンがイヴァリースを求めたのは、このネックレス……聖石ヴァルゴに込められた切なる願いに、少なからず影響されたためです。
レンテの涙

リーダーは既に亡くなったバナルガン王朝最後の王女と同じ「アーシェ」を名乗っていますが、どうやら10代の若い女性のようです。
オーボンヌ修道院

平民王ディリータの物語において彼の后となる、オヴェリア王女が生まれ育った場所です。イヴァリース伝説の始まりの場所であり、ラムザ・ベオルブが最後に目指した場所でもあります。

ゼイレキレ大河の中程に位置する滝の中にあります。ゼイレキレ大河は、現在ヴィエラ達の聖地であるゴルモア大密林に位置しており、容易に足を踏み入れることはできません。
ここに聖石を生み出す者、聖天使アルテマが封印されています。主人公たちは攫われたアルマ、そしてラムザを救出するため、オーボンヌ修道院の奥へと歩を進めます。
Patch 4.5 オーボンヌ修道院について
ジェノミス
獅子戦争時の王朝であるアトカーシャ家に繋がりが深くてね……。もともとは王家に所縁のある「罪人」が幽閉される砦であったが、いつしか修道院として改築され利用されていたとか……。
獅子戦争終結時にディリータが娶ったオヴェリア・アトカーシャ、すなわち最後の正当なる王位継承者であるオヴェリア王女が、幼少の頃から永きにわたり幽閉されていた処でもあるそうだ。
ジェノミス
当時、オーボンヌ修道院では多くの修道女たちが暮らしていたが、宗教上、禁じられているアルコール、すなわちワインやエールを製造し販売していたそうだ。
もちろん、修道女たちが自分で飲酒するためではない。近隣の村や町では飲用に適した水の確保が困難であったため、その代用品として製造し、販売も手がけていたのだ。
ジェノミス
何故、そこを目指したのか、詳細は記されていない。
記されていないというより「記していない」のだ。
オーランは故意に記録を残さなかった……消したのかもしれない。
それは何故なのか? ……行ってみるしかあるまい。
ゴルモア大密林
ダルマスカ地方の南西部に広がる、巨木と湿原で形成されたジャングルです。多くの遺跡が存在しているらしいのですが、ここは現在ヴィエラ族の縄張りとなっています。彼女らは自らを「護人」と称し、余所者の侵入を一切許していません。

NPC HINT Talk@4.5 ゴルモア大密林について
ジェノミス
高温多湿な地域で、様々な動植物が生息しており、学者が探検する度に新たな種が発見されるほど。
ジャングルの奥には人跡未踏のエリアも多いと聞く。モンブランくんたちの話によるとゴルモア大密林には、大小様々な古代遺跡が点在しているというが、私はそれらがイヴァリース時代の建造物だと推測している。
デュライ白書によると、イヴァリース時代に、あのような広大なジャングルは存在していない。霊災の影響で気候変動が起きたのかもしれないな。
ジェノミス
今となってはその数も少なくなったとは聞いているが……。
彼らにとってあのジャングルは聖地に他ならない。それ故、不用意にジャングルに侵入する者を彼らは許さない。まして、そこに生息する動植物を狙うハンターは特に……ね。
聖天使アルテマ
聖石を生み出した元凶です。オーボンヌ修道院に封印されています。
天使と呼ばれていますが、その存在は詳細不明です。強力な破壊魔法「アルテマ」の名を冠する通り、アルテマを駆使します。

魔導城プラエトリウムでガイウスが使用した同名の魔法は、聖天使アルテマからもたらされたものをアラグ帝国がアレンジしたのだと考えられています。
また、聖天使アルテマを召喚したのは、初代ゾディアックブレイブである聖アジョラです。
NPC HINT Talk@4.5 聖天使アルテマについて
ジェノミス
ただ、その天使様とやらがあの「聖石」を創造し、この世界にバラまいたのだと記載されている。
伝説の悪魔か魔物か、はたまた堕天した天使なのか。神話やおとぎ話に登場する連中と同じ……とは考えたくないが、ルカヴィを見た後だからね、いるのだろうね、邪悪な何かが。
ジェノミス
「切なる願い」に起因するのは同じだが、人々を圧倒する恐怖の力と、人々を救う守護者の力だね。
アルガスやバッガモナンがそうであったように、その「切なる願い」が「復讐」や「支配」といったものの場合、ルカヴィと呼ばれる異形の魔物となって具現化されてしまう。
一方、伝承によると、いにしえのゾディアックブレイブは、傷ついた人を癒やし、時には命をも取り戻したという。
ようは利用する者の心得次第といったところだろうか。
それ故、アルテマと呼ばれる者は、悪魔とも天使とも呼ばれるようになったのかもしれない……。
……シドのいうとおり、別次元・別宇宙からやってきた者ならば、我々の価値観で推し量ることなど無意味だろうね。
グレバドス教会
イヴァリース伝説の時代、隆盛を誇っていた宗教「グレバドス教」を束ねる団体です。
聖アジョラを神としていました。

但し、その野望はラムザ・ベオルブ一行によって阻止されました。
聖アジョラ
ゾディアックブレイブの始祖として名高く、グレバドス教会では神として崇められていました。
かつてはハイデリンの使徒、つまり光の戦士であったアジョラですが、何らかの理由により堕天(詳細不明)。ハイデリンを深く憎み、結果聖天使アルテマを召喚します。
これにより、この世に聖石がもたらされました。
NPC HINT Talk@4.5 死都ミュロンドについて
ジェノミス
帝国の末期は政治が腐敗し、一部の特権階級のみが富と権力を支配していたようだ。
民は貧しく、その日の食事に不足する有様だったらしい。
そんな時、わずかな仲間と共に立ち向かう勇者が現れた。それが初代ゾディアックブレイブと呼ばれる勇者アジョラだ。
ジェノミス
帝国との戦いは数十年に及んだようだ。アジョラは神の御子を自称し、予言者として民衆の支持を集めていたらしい。
最初はわずかな人数のグループだったが、次第に大きな組織となり、帝国との戦いが20年に及ぶ頃、数万の反乱軍を抱える組織へと成長を遂げた……。
詳細は不明だが、とにかくアジョラは帝国に勝利した。その際、帝国の都であったミュロンドは、聖石の力で崩壊し、海底へと沈んでいったという……。
勝利と引き換えにアジョラもその命を失った。後世、アジョラは神と同等の存在として祀られ、聖人となった。こうして新たな時代の幕が開けた……。
ジェノミス
最後の決戦でアジョラは禁断の召喚魔法を用いたという。そして召喚された何者かが帝都を滅ぼしたらしい。
思うに、その時、召喚されたのが聖天使アルテマだったのでは?
帝国を滅ぼしたアルテマを制御できないことに気づき、ミュロンドごとアルテマを異空間に封印した……。
いや、これは私のただの推測……妄想でしかないがね。
裏付ける証拠が乏しいが、そう考えると色々と辻褄が合う。
そうは思わないかね?
登場人物
レクセンテール家
劇団マジェスティックを主宰する、ジェノミス達の一家です。
父ジェノミスだけがガレアン人であり、子どもたちはハーフガレアンのため、額に第三の眼はありません。

ジェノミス・レクセンテール
概要

劇団マジェスティックを主宰するガレアン人です。シドとは魔導院時代の友人でもあります。帝国が現在のヴァリス帝に代替わりして以降、強まった文化への締付けにも負けず、気骨ある態度を取り続けた結果、追われるように帝国を去ることになりましたが……本人はむしろイヴァリース伝説の調査に傾倒できると喜んでみせました。
異邦の劇作家によれば、完璧主義者故に非常に遅筆。結局のところ作家バカであり、高尚な想いがあるからというよりは、作品に妥協するくらいなら皇帝に反抗することも吝かでないという男です。
物語の開始時点で、幾度目かのラバナスタ調査に赴いた際、行方不明となっていました。
異邦の劇作家
事実、1年先までソールドアウトなんてことはザラだった。前皇帝ソル・ゾス・ガルヴァスもその天賦の才能を認めて、この劇場艇を建造し、プレゼントしたのはビックリさ。
現皇帝はそれも面白くないようだがな。
ジェノミスは完璧主義者でな、理想の戯曲に仕上げるまで、幾度も書き直すなんてことはいつものことだ。遅筆すぎて舞台稽古が遅れることもよくあるんだ。
理想のために皇帝にも逆らうほどの気骨の持ち主……なんて、皆は評しているようだが、ジェノミスはただの作家馬鹿さ。妥協する自分を許せないだけなんだよ。
彼の本名は、アラズラム・デュライ。その目的は、先祖であるオーラン・デュライの名誉回復にあります。
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
ジェノミス
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
ジェノミス
きみの冒険談を戯曲化するのもよさげだねぇ。だが、今は目の前の研究に集中することにするよ。
残念ながら研究は遅々として進まない。すべてを調べ尽くしていればそれなりに記憶していたんだろうが、ルザリアの存在に気づいた瞬間、飛び出していたからねぇ。
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
ジェノミス
動いているようだが、生命体なのか?
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
ジェノミス
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
ジェノミス
ラムザと共に確認を進めるので、しばらく待っていてくれたまえ。
4.3-4「薔薇とワイン」クエスト終了後
ジェノミス
こちらも色々と収穫があったよ、是非とも聞いてほしい。
4.3-5「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索前
ジェノミス
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
ジェノミス
……まさか、聖石ドゥマに取り込まれたとでもいうのか? そんな、まさか…………。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
ジェノミス
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
ジェノミス
この件が終わったら聖石をすべて処分しようと思う……。処分といっても、棄てたり壊したりするわけじゃない。
ミコトさんを通じて、シャーレアンの賢人らに管理してもらおう、そうするのが一番だろうと考え始めたところなんだよ。
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
ジェノミス
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
ジェノミス
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
ジェノミス
おお……おお……私はなんと愚かな男なのだ……。
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
ジェノミス
お願いだ、ラムザを……息子を助け出して欲しい……頼む……!
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
ジェノミス
深く感謝すると共に礼を述べよう、ありがとう!
構想を練っていた「ブレイブストーリー」の続編もあのとおり、執筆を終え、舞台としてモノになりそうだ。まだ荒削りだが稽古の感想はいかがかな?
ん? 勇者ラムザの冒険が真実と異なるって?
ああ、たしかに死都ミュロンドで知り得た真相とは異なるね。だが、あれでいいんだ……広く知って欲しい物語はあれで……。
勇者ラムザの冒険譚は彼ら自身の手で完結させねばならない。後世に望みを託すという史実どおりの物語もいいかもしれないが、彼らは聖天使アルテマに勝利し、そして人知れず消えていく……。
そんな物語を観客に……現代を生きる者たちに知って欲しい。私は、そう考えて脚色したんだよ。
勇者ラムザの物語は永遠に語り継がれることだろう……。
ラムザ・レクセンテール


ジェノミス・レクセンテールの息子であり、アルマの兄です。ハーフガレアンであり、ヒューラン族の母の血を強く引いたため、額に第三の眼はありません。
その人種的なコンプレックスや、帝国からエオルゼアに亡命してきた不安故か、ガレアン人であることに強い誇りを持っていました。そのため、現状に苛立っており、攻撃的になっています。
当然ですが、FFTのラムザ・ベオルブとは明確に別人です。
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
ラムザ
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
ラムザ
父の研究メモや、自分のメモに解読に役立ちそうな情報が残っていたのが幸いでした。
もうしばらく時間をください!
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
ラムザ
そもそも、コレは……生き物?
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
ラムザ
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
ラムザ
4.3-4「薔薇とワイン」クエスト終了後
ラムザ
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
ラムザ
想定外の出来事でしたが、盗賊という悪事に手を染めた者の末路……ということでしょうか。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
ラムザ
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
ラムザ
それを証明してみせましょう、お待ちください!

4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
ラムザ
え? モンブランとハーディですか?
ええ、たしかに最初はモーグリ族に何ができるのか、お恥ずかしながら、そう考えていたのは事実です……。
それもこれも、ガレアン族こそがナンバーワン……そんなつまらない驕り、思い上がり、自惚れに、いつの間にか支配されていた……そう気付いたのです。
どうしてなんでしょうね……。帝国を追われたことで自尊心が傷つき、他民族を見下すことで、心のバランスを保とうとしていたのかもしれません……。
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
ラムザ
すみません、貴女にすべてをお任せすることになって……!
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
ラムザ
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
ラムザ
まだ稽古中なので、台詞も構成もまだ変わるとは思いますが、ボクは面白いと思ってます……手応えを感じていますよ。
……ボクは父を尊敬しています。自分の護るべき規範をしっかりと持っている父を。帝国を追われた今も父が間違っているとは思いません……。
ですが、この異国の地で何ができるんだろう……追われたボクらに何ができるんだろう……今までの努力は何だったのだろう……何かをやったとしても認めてもらえないのではないか……。文化の異なるこの遠い異国でボクらの才覚や努力を、この劇団の力を認めてくれる人はいるのだろうか……。
……ほんっと、子供ですね、ボクは。
ずっと不安だったんです、帝国を離れてからずっと…。その不安から逃れようと皆さんに尊大な態度をとってしまった。
あとから聞きましたが、どうやら母の形見のネックレス……聖石ヴァルゴに込められた勇者ラムザさんの魂に触れた瞬間、覆っていた「恐れ」や「怒り」といった鎧を溶かしてくれた……。
今は心の底から帝都を離れてよかったと考えています。
あのままだと狭く閉じた世界しか知らず、高慢で尊大なまま、人間として成長を止めたままだったでしょう。
モンブランやハーディ、ミコトさん、リナさん、シドおじさん、ブワジさんにフランさん、そして貴女……。みなさんに感謝します。
……いつか、ボクは貴女の物語を書いてみたい、貴女がこれまで経験してきた出会いや別れ、戦い……きっと素晴らしい物語になるんじゃないかな……。
また、ここを訪れてくださいね。
そして、貴女の冒険譚をボクに聞かせてください。
貴女はボクを成長へと導いてくれる師範、その人なんですから!
アルマ・レクセンテール


ジェノミス・レクセンテールの娘であり、ラムザの妹です。ハーフガレアンであり、ヒューラン族の母の血を強く引いたため、額に第三の眼はありません。
父や兄がイヴァリース伝説の解明にのめり込む中、彼女はあまり乗り気ではなく、聖石から聞こえる不思議な声や、巻き起こる事象に不安をいだいているようです。
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
アルマ
母さん、お願いだから父さんを連れていかないで……!
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
アルマ
兄から口外するなときつく命じられていましたが、どうやらラバナスタの奥底にいた人外の者たちは、古代神聖魔術により、そこに封じられていたようです。
誰がなんのためにそんな者たちを封じたのでしょうか? 倒せないからせめて外へ出さぬように封印した? それとも、やってくる者を抹殺するために……?
父も兄も止めて聞く人ではありません。ですが、私はこの旅をもう止めた方がよいような気がするのです。私の憂虞で終わればよいのですが……。
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
アルマ
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
アルマ
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
アルマ
4.3-4「薔薇とワイン」クエスト終了後
アルマ
4.3-5「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索前
アルマ
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
アルマ
……どうして「聖石」なんて呼ばれたのだろう? どう考えても邪悪な感じしかしないのに。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
アルマ
私、恐いです……。
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
アルマ
私たちは知らず知らずの間にこのネックレスに込められた、「切なる願い」によって導かれていたということでしょうか……。
だとすると、デュライ家の汚名を雪ぐという父の悲願、ひょっとしたらこれもネックレスが意図的にそう思わせたのかも?
……考えれば考えるほど不安が大きくなります。

兄ラムザや、父ジェノミスがラムザ・ベオルブの残した聖石ヴァルゴ(アルマが身につけていたネックレス)に惹かれてイヴァリースを求めていた一方、彼女には効果がなく、聖石オティスを通じて語りかけてきた聖天使アルテマに影響を受けます。しかし、何故アルマが聖天使アルテマに目をつけられていたのかは本編中で明らかにされません。
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
アルマ
貴女の責任じゃないんです……。気にするのはもうやめにしましょう。
ミコト
アルマ
お願いです、兄さんを……兄さんを必ず助け出してください! これ以上、家族を失うのは嫌……! もう……誰かが死ぬのを見るのは嫌なんです……。
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
アルマ
冒険者さんには、なんてお礼を申し上げればよいのか……。
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
アルマ
ご観覧いただいたように、父は今回の旅の集大成として、デュライ白書をベースにした戯曲を完成させました。あとは私たちが舞台として完成させるだけ……。
思い返せば、この冒険の旅は、新作の取材旅行のためでした。それが、たとえデュライ家の雪辱を果たすためだったとしても、たとえ亡き母を蘇らすためだったとしても、終着駅は一緒……。
聖石に導かれるようにオーボンヌ修道院にたどり着き、あの悪魔と戦うことは私たちの……いえ、冒険者さんの運命だったのかもしれません……。
そう考えると、私たちが帝国を追われ、この地に流れ着いたのも、父が行方不明となり、その結果、冒険者さんと出会えたのも、運命の糸に紡がれた私たちの宿命だったのかもしれませんね。
……この首飾りの聖石はただのクリスタルに戻りました。
勇者ラムザさんの願いが叶ったからなのでしょうね。母の形見を失わないで済むのは嬉しいことです……。
あの……また遊びにいらしてくださいね。父も兄も皆が喜びますから……もちろん私も!
だから、さようならは言いません!
我ら罪深きイヴァリースの子らが、神々の御力により救われんことを……。
ティア・レクセンテール
ジェノミス・レクセンテールの妻であり、ラムザ、アルマの母です。物語開始時点で既に故人となっています。
劇団マジェスティックの女優でした。
ジェノミス
ラムザを身篭もったときに結婚してからはずうっと一緒だった。小さな劇団を大きくするために、ふたりとも頑張ったよ。いつか、ラムザとアルマと一緒に舞台に立ちたいと言ってたな。
流行病にかかってしまってね……肺をやられてからはあっという間だったよ。最期まで子供たちのことを、私のことを案じてくれていたよ……。
会えるのであれば、今でも会いたい……。デュライ白書に記されていたように、聖石が死者を蘇らせるならば、私は彼女を……ティアを蘇らせたいよ……。
いや、この話は忘れてくれ……。
劇団マジェスティック 劇団員たち
ジェノミス達と共にクガネへと逃げてきた劇団マジェスティックの劇団員たちです。物語に大きく関わることはありませんが、節目ごとにセリフが用意されています。
かわいらしい劇団員

4.1-1「追われた巡業一座」
かわいらしい劇団員
4.1-2「失われた都ラバナスタ」レイド突入前
かわいらしい劇団員
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
かわいらしい劇団員
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
かわいらしい劇団員
今の帝国はマジ、雰囲気が悪くって。空気が澱んでいるっていうか、なんていうか……。
とにかく外地はサイコーです! みなさん、優しいし、解放者様も素敵ですし! ここならもっと自分の心に忠実になれそうですっ!
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
かわいらしい劇団員
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
かわいらしい劇団員
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
かわいらしい劇団員
もちろん、あたしたちが直接戦ったわけじゃないけど……。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
かわいらしい劇団員
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
かわいらしい劇団員
ガレアン人のルーツがゴーグ人で、そのゴーグ人にもきっとルーツがあって……そう考えるとすべての種族はひとつになっちゃうのかも?
この世に人がいる限り、永遠に争いは続く……って言いますけど、ルーツがひとつなら、あたしも解放者さんも兄弟みたいなもの。争い続けるのが馬鹿みたいに思えますもん!
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
かわいらしい劇団員
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
かわいらしい劇団員
昔、帝都で見かけたことありますね。すらっとしたその姿はとても美しいんですよね。
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
かわいらしい劇団員
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
かわいらしい劇団員
そんな……ラムザくん、大丈夫……よね?
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
かわいらしい劇団員
冒険者さんは正義の味方でしょ? 正義のパンチでガッと一発っ!
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
かわいらしい劇団員
悪者をバシッと倒したんですよね? さすがですっ! 冒険者さん、尊敬しちゃいますよ~~っ!
ラムザくんも無事で本当によかった……。彼、まだ若いけど、役者としても実力はあるし、戯曲のデビュー作なんて帝都でも高い評価を受けたんですよね。
もうイヴァリース探索の旅も終わりですかね。彼にはもう危険なことはして欲しくないなぁ~~。
あれ? あたし顔が赤くなってます??
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
かわいらしい劇団員
生まれた家が違うだけじゃないの!
『ひもじい思いをしたことがある?
数ケ月間も豆だけのスープで暮らしたことがあるの?
『なぜ私たちが飢えなければならない?
それは貴方たち貴族が奪うからだ!
生きる権利のすべてを奪うからだッ!
……いかがです? あたしの演技?
もうちょっと切実さを増した方がいいかな……?
豆だけのスープ作ってみようかしら……どこかにレシピは……?
楽器を抱えた劇団員

4.1-2「失われた都ラバナスタ」レイド突入前
楽器を抱えた劇団員
帝国を追われたとはいえ彼はガレアン族の至宝。私はもう一度、氏の曲を演奏したいのです!
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
楽器を抱えた劇団員
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
楽器を抱えた劇団員
それもみんな、解放者様のおかげですね。
他の劇団員も、この地の皆さんと触れ合って、文化の力に垣根がないことを知って欲しいですね。その方がずっと自分を成長させるのに……。
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
楽器を抱えた劇団員
……妖精にしては肥えてますね。
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
楽器を抱えた劇団員
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
楽器を抱えた劇団員
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
楽器を抱えた劇団員
真の冒険者こそ未来永劫語り継がれるべきですからね!
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
楽器を抱えた劇団員
彼がつむぐその詩を胸に刻み、新たな楽曲を付けてみたい……それがジェノミスさんのいう「文化と文化の融合」の第一歩になるんじゃないかと……そう思えて仕方ないんですよね。
この劇場艇にひきこもらずに街へ出ろ?
……まったく出てないわけじゃないんですよ!
ただ、なんていうか、まだ慣れてなくて……。
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
楽器を抱えた劇団員
劇場艇にひきこもらずに外へ出ろって言ってくれましたよね。あなたの助言に従い、先日、オノコロ島まで遠出したんですよ!
クガネとも異なる……まさに異国情緒あふれる光景に、心が洗われる思いでしたよ! いやぁ、本当に旅に出てよかった!
海賊衆とも仲良くなりましてね、酒を酌み交わしながら即興で演奏する……すると彼らも即興で歌い踊ってくれるわけです!
帝国を追われる身となってもこの劇団で頑張ろうと、そう考えてこの地へ流れ着いたんですけど、知らず知らずのうちに心は沈み不満が鬱積していたんですね。おかげさまで、また頑張ろうという気になりました。
あなたのご助言に感謝です!
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
楽器を抱えた劇団員
旧ダルマスカ王国は多種多様な人種に満ちあふれた王国で、権利や義務はすべて均等に国民に付与されていたといいます。ヴィエラ族は誇り高き森の護人……帝国とは合わないはず……。祖国を帝国に支配され、蹂躙されるという屈辱……。今、彼女たちはどんな想いで抵抗活動をしているんでしょうね。
その心の内を知りたいなぁ。
あぁ、すみません……まるで他人事のような言い方で……。元帝国民とはいえ、憎まれる側なのは十分に理解しています。ですが、個人としては彼女たちに寄り添いたいと思ってるんです。
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
楽器を抱えた劇団員
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
楽器を抱えた劇団員
ある日、治安維持を名目に下水道が立ち入り禁止になりましてね。住処を奪われた私たちは逃げるしかなかったんですが、当局の政策に対して反対の声を上げる大人もいましてね……。身寄りのない子供たちを引き取ろうとする動きが始まったわけです。いうなれば福祉政策ってやつですか。
私を引き取ってくれたのがジェノミスさん夫婦でした。
最初は劇団で下働きのような仕事をしていたんですが、帝国民ならば最低限の学問を身につけよと学校へ入学させてくれ、さらに音楽の才を磨けと専門校へと進学させてくれたんです。
……ラムザくんは弟のような存在でしてね、幼い頃から兄弟同然の生活をしてきましたよ……。
お願いです、ラムザくんをどうか無事に救い出してください……。
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
楽器を抱えた劇団員
いやぁ、ホント、気が気じゃありませんでした!
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
楽器を抱えた劇団員
古来より伝わる調べをお持ちだとかで……いやぁ、創作意欲が俄然、わいてきましたよ!
今度の舞台、「ゾディアックブレイブストーリー2」の曲は、ダルマスカ伝統の調べを中心に作曲していくつもりです!
ハンサムな劇団員

4.1-1「追われた巡業一座」
ハンサムな劇団員
4.1-2「失われた都ラバナスタ」レイド突入前
ハンサムな劇団員
理想主義すぎるかもしれないけど嘘じゃないつもりさ。
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
ハンサムな劇団員
早く意識を取り戻して、いつもの元気な姿を見せてほしいな……。
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
ハンサムな劇団員
外地にも親切な冒険者がいたことを喜ばしく思う!
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
ハンサムな劇団員
あれはいったい……??
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
ハンサムな劇団員
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
ハンサムな劇団員
おっと、軽率な物言いだったかな。失敬、失敬。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
ハンサムな劇団員
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
ハンサムな劇団員
聖石の力によるアクシデントとはいえ、兄貴分のバッガモナンが亡くなったとなれば意気も消沈、喪に服したくなるだろうね。実際、口数も少なく、肩も落としてたからね。
特にキミの顔を見たくないんじゃないか? モンスターに変化したバッガモナンを討伐したのはキミだろ? そりゃ、彼らにしてみれば仇も同然だからなぁ。
おっと、余計なことを言っちゃったね。 失敬、失敬!
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
ハンサムな劇団員
亡き主君の仇を討とうと配下の武士……浪人っていうのかな、十三人の浪人が流浪の生活を送りながらも最後に見事、敵討ちに成功する……という筋書きなんだがね。元帝国民としては、極めて「非合理的な生き方」だなぁと、なんというか、ちょっと呆れてしまったんだよ。
だが、地元の皆さんは噎び泣きながら拍手喝采ときたもんだ。
ジェノミスさんは国家や民族が異なっても文化で橋渡しを……な~んて言ってたけど、正直、ボクには理解できそうもないねぇ。逆を言えば、彼らは我々の芝居を理解できるんだろうか……。
おっと、余計なことを言っちゃったね。 失敬、失敬!
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
ハンサムな劇団員
とはいえその姿は目立つので、自然と注目を集めていましたよ。それに……ヴィエラは美しい方が多いですからねぇ。そのエキゾチックな美貌を手に入れようと、金に糸目を付けずに貢ぐ御仁も多かったと聞きます。
そのフランさんとやらは、この劇団に入ったりしないかな~。きっと看板女優になると思うんですよ。
あっ! レジスタンスの幹部のひとりでしたっけ? それじゃあ、絶対に無理ですね~~。我々は彼女たちにとって敵も同然ですからねぇ。 失敬、失敬!
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
ハンサムな劇団員
え? 怯えなくていい? ……い、嫌だなぁ……怯えてなんていませんよ……。
し、失敬ですな……。
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
ハンサムな劇団員
え!? 今度はラムザくんが??
そ……それは剣呑……剣呑。
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
ハンサムな劇団員
聞けばキミは百戦錬磨の勇士……そうブレイブだとか! ラムザくんのこと……頼んだよ……!
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
ハンサムな劇団員
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
ハンサムな劇団員
生まれた瞬間からおまえたちは、
オレたち貴族に尽くさねばならない!
『生まれた瞬間からおまえたちは
オレたち貴族の家畜なんだッ!!
……っと。
う~ん、なかなか酷い台詞だ、我ながら反吐が出るよ。
だが、それだけにハートをえぐるようにグサリとくるね。
それにしても何故、ボクがアルガスを演じなければならないのだ?
マッチョな劇団員

4.1-2「失われた都ラバナスタ」レイド突入前
マッチョな劇団員
あぁ、愛しい我が筋肉ちゃん、あぁ……あぁ……。
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
マッチョな劇団員
あぁ、不安が筋肉を支配しようとしている、あぁ……あぁ……。
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
マッチョな劇団員
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
マッチョな劇団員
実はオレが「ゾディアックブレイブストーリー」の舞台で、モーグリを演じたんだけど、全然、マッチョじゃない……。
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
マッチョな劇団員
それにしても彼らの筋肉もまた美しい。美しい筋肉は嘘をつかない、であれば安全か?
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
マッチョな劇団員
肉体はマッチョだが、心は繊細な乙女のそれなんだなぁ……ハハハ!
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
マッチョな劇団員
お客様にどうせ見てもらうならより美しい肉体で……って、ずーっとそう考えて鍛えてきたけどさ、あんたを見てたら肉体は見てもらうだけじゃもったいないなって。
だから頼む! このオレを弟子にしてくれないか!!
真のマッチョはあんただ! 頼む、お願いだ!! ああ、ああ、美しいよ、真のマッチョ!
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
マッチョな劇団員
おっと、突然、友なんて呼んで申し訳ない。だが、キミなら……いやキミの筋肉ならわかってくれるはず!
さぁ、共にこの美しい筋肉の維持を目指して、鍛錬しようじゃ~ないか!
さぁ、一緒にマッチョ体操をやろうッ!
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
マッチョな劇団員
体脂肪が少ない割に美しいプロポーションを維持している……! 実に見事! まさにマッチョ! 筋肉界のレジェンドじゃないか!
ああ、見たい! この目で確認したい!
美しくしなやかな大腿二頭筋を……下腿三頭筋を……ッ!
大臀筋ちゃん! 僧帽筋ちゃん! 上腕三頭筋ちゃんッ!!
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
マッチョな劇団員
や、やばい、やばすぎる! 筋肉の震えが止まらなぁぁぁい!!
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
マッチョな劇団員
自分の非力さが情けない……こんなに筋肉は素晴らしいのに!
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
マッチョな劇団員
え? 大丈夫? ……そ、そうか、残念だがキミに任せるよ!
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
マッチョな劇団員
やはり目指すべき頂点はキミだッ! キミこそすべてッ!
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
マッチョな劇団員
「犠牲」を支払わない限り、人は前へ進まない!
歴史を作ることはできないッ!
『この腐敗しきったイヴァリースを見ろッ!!
誰かが変えなきゃいかンのだ!
たとえ、それが「悪事」と呼ばれたとしてもなッ!!
う~、さすがジェノミスさん!
マッチョでシビれる台詞だね!
演じがいがあるってもんだよ~ッ!
ガレアン族と思われる劇団員

4.1-1「追われた巡業一座」
ガレアン族と思われる劇団員
4.1-2「失われた都ラバナスタ」レイド突入前
ガレアン族と思われる劇団員
ただ、それを口にすることのできない状況なのだよ。
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
ガレアン族と思われる劇団員
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
ガレアン族と思われる劇団員
彼の民に対して圧政を強いた帝国は責められるのも当然。だが、同時に、帝国にはもっと他の手段がなかったのかと、調和を図るべく何らかの手段を打てなかったのかと残念なのだ。
帝国は本来、他の民族や国家を支配したいとは考えていない、あくまでも同胞として調和を、共栄しようとそう呼びかけている。……と、私は親や一族、教師たちから教わった。
彼の地の反乱を見るに、帝国のやり方に間違いがあった、それは確かだろう。
だが、私が学んできたこと自体に正義がないとは思えないのだ。
私はジェノミス氏の教えどおり、文化を通じて、外地の者たちと価値観の違いを克服したいと切に願っている。
だが、どうやらそう簡単にはいかぬようだな……。
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
ガレアン族と思われる劇団員
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
ガレアン族と思われる劇団員
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
ガレアン族と思われる劇団員
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
ガレアン族と思われる劇団員
いや、信じられないよ、今度ばかりはね!
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
ガレアン族と思われる劇団員
それが真実だとすると、この外地はけっして「外」ではなく、我がガレアン人にとってルーツ……故郷のひとつともいえる。
ならば、この征服戦争も「必然」とはいえないか?
征服戦争と呼ぶと悪しき戦いに思えてしまうが、故郷を取り戻すための戦い、すなわち「国土回復」ともいえよう。
であれば、帝国にとってこの戦いは……。
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
ガレアン族と思われる劇団員
……ああ、これは失礼。ちょっと考えごとをしていてね……。すまないが、しばらくひとりにしておいて欲しいな……。
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
ガレアン族と思われる劇団員
おいおい、冗談だろ? 祖国に対する裏切りになるんじゃ……。
……今、言ったことは忘れてくれないか。
それと、すまないが……しばらくひとりにしておいて欲しいな……。
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
ガレアン族と思われる劇団員
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
ガレアン族と思われる劇団員
その重責を担うのは……やはり…………!
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
ガレアン族と思われる劇団員
踊り手らしき劇団員

4.1-2「失われた都ラバナスタ」レイド突入前
踊り手らしき劇団員
劇団員も減り、ジェノミスさんも行方不明ですけど、いつでも再開できるように練習は続けないと!
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
踊り手らしき劇団員
大丈夫、大丈夫! ジェノミスさんは必ず意識を取り戻します! あたしたちはいつもどおりに振る舞ってれば大丈夫! ……でしょ?
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
踊り手らしき劇団員
クガネで覚えたダンスをアレンジしようとしてるんです! あたしってこういうチャレンジこそ燃えるんですよね~!!
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
踊り手らしき劇団員
「万国漫遊珍味を求めて三千里」に書いてあったような?
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
踊り手らしき劇団員
「生き肝」がとっても珍味って書いてあったから、ちょっと楽しみにしちゃいました~、てへっ!
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
踊り手らしき劇団員
さっきはホント、ビックリしちゃいました……。こういうときはダンスが一番、平常心、平常心……っと。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
踊り手らしき劇団員
どんな危険が待ち構えていようとも、諦めない心を、あなたはお持ちなのですね……見習わないと!!
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
踊り手らしき劇団員
……ちょっと相談に乗っていただいてもよいですか?
実は今回の一件が起きる前、クガネの舞踊を観たいなぁと、街を散策してたんです。そしたら若い男の方に声をかけられたんです!
一目惚れしたって言われちゃって、色々とお話しさせてもらったんですけど、最後にリンクパールくださいって……。もうどうしたらいいかわかんなくって、逃げるようにその場をあとにしちゃったんですぅ。
こういうの……あたし初めてで……。彼、諦めてないようでランディング付近で、うろうろしているみたいなんですよね!
どうしたらいいですかね? いや、カレシがほしいですけど、あたしはまだ修業の身ですし、練習頑張って、一人前の役者にならないといけないし……。
……やっぱ、練習に集中しようっと。
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
踊り手らしき劇団員
……今度はどんな格好で逢いに行こうかな。
あっ、恥ずかしい! 思わず口に出ちゃった……! い、今の聞かなかったことにしてくださいね!!
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
踊り手らしき劇団員
あっ、き、聞いてました?? た、ただの独り言なんですっ!!
聞かなかったことにしてください……ね?
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
踊り手らしき劇団員
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
踊り手らしき劇団員
え?? ラムザさんが身代わりになった?? それはいったいどういうことです??
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
踊り手らしき劇団員
彼を……彼を助け出してください……ね。
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
踊り手らしき劇団員
あたし、もう心配で、心配で……。
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
踊り手らしき劇団員
恋心を抱く若者
踊り手らしき劇団員
え? 顔が赤い? もうっ! 恥ずかしい~~!
恋心を抱く若者
4.3の終盤から、普段はクガネ・ランディングにいます。

4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
恋心を抱く若者
あ……いえ……その……じ、実は、以前、買い出しにいらした際にお見かけして、その……なんと言いますか……忘れられなくて……。
こ、このひんがしの国は帝国とは中立関係にありますが、彼らに対して快く思わない者も多いのが実情……。 でも、国家と国民は別! そうは思いませんか?
あ……私、どうしてこんなことを、見ず知らずの人に喋っているんでしょう?
すみません……忘れてくださいませ。
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
恋心を抱く若者
4.5-2「ダルマスカのレジスタンス」フランと面会後
恋心を抱く若者
……ご、ご両親にとって息子がひとり増えますね……じゃない!
……は、早く父親になりたい……って何言ってるんだ、ボクちん!
ハッ!! こ、こ……こんにちは!
あ、い、いや……こ、これは、し、芝居の台詞……! そう、芝居の台詞なんです! わ、忘れてください!!
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
恋心を抱く若者
ハッ!! こ、こ……こんにちは!
あ、い、いや……こ、これは、し、芝居の台詞……! そう、芝居の台詞なんです! わ、忘れてください!!
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
恋心を抱く若者
あ、いや、いいんです……私は部外者ですからね。余計なことに首突っ込むなって話ですよね……。
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
劇場艇に来て、劇団マジェスティックの手伝いをすることになりました。
演出助手っぽい劇団員

4.1-2「失われた都ラバナスタ」レイド突入前
演出助手っぽい劇団員
彼はイタズラ好きなオッサンですからね~、そう思いません?
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
演出助手っぽい劇団員
いつものようにぼくを騙して笑い飛ばすように……早く……。
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
演出助手っぽい劇団員
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
演出助手っぽい劇団員
……無事に帰って来いよ!! なっ!!
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
演出助手っぽい劇団員
クガネへ来た当初、常にイライラビリビリしていて、いつもの優しい彼じゃないなぁなんて思っていたんです……。
最近は、まるで憑きものが落ちたように元の彼に戻ってたようで。それはモンブランくんやあーたのおかげだと思うンですけど、何よりも都落ちした自分に対する怒りが収まったのかなぁと。
師匠に付き従いクガネへやってきた我々ですけどね……長年身に染みついた「帝国市民」という誇りを捨て去るのは、理屈ではわかっていても、なかなかできないもンなんスよ。
ましてラムザくんはまだ若いですからね、理屈と感情を切り離さなければと思いつつも苛立ちを隠せない。
ま、それこそが若者ってぇもンなんスけどね。
どうか、このとおりです……。ラムザくんを……ラムザくんをお助けくださいまし……。
ぼかぁ、やっぱりこの劇団という家族を愛してるンだなぁ……。
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
演出助手っぽい劇団員
必ずラムザくんを救出してくれるって思ってたよ! やるなぁ~、かっくいいなぁ~!
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
演出助手っぽい劇団員
人手が足りないのでクガネから若いモンを集めないと……! あーたも手伝ってくれませんか? ……いや、ジョークっス!!
妖艶な劇団員

4.1-2「失われた都ラバナスタ」レイド突入前
妖艶な劇団員
「ダルマスカの歌姫」を演じたのを思い出すわ!
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
妖艶な劇団員
……ティアの最期を思い出すわ。
4.1-4「失われた都ラバナスタ」クエスト終了後
妖艶な劇団員
やはり生意気なこと言ってもまだ子どもよね。ジェノミスももう少し子どもたちの成長に心を傾けるぐらいの、そう、父親らしい愛情を見せるべきなのに……。虚構では愛を語れても、現実じゃとんとダメな男ね。
あら、イヤだ! ボスのことを……悪口じゃないの、ホントよ!
付き合いが長いと心配しちゃってね! 内緒よ!
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
妖艶な劇団員
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
妖艶な劇団員
「ゾディアックブレイブストーリー」の舞台で使った着ぐるみと、ずいぶんデザインが違うわね~。
え? どんなデザインだったのかって?
う~ん、耳がもっと長かったわね、そう兎のように……。あと手足も長く、何より服を着ていたわ。
実物は可愛らしいけど、ずんぐりむっくりよね~。あたしも見るのが初めてだけど、着ぐるみを作ったデザイナーは見たことなかったのね、きっと。
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
妖艶な劇団員
こういうときの勘は当たらない方がいいのよね。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
妖艶な劇団員
気をつけるのよ、命を粗末にしないでね……。
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
妖艶な劇団員
あれ以来、ふたりとは良き友人として接してきたわ。だからこそ、ティアが亡くなった時は本当に辛かった。
そのとき、支えてくれたのがそこにいる遅筆なおじさまよ。彼がいなかったら立ち直れていなかったでしょうね。
彼のおかげであたしはジェノミスたちを支える側に回れたの。
あら、いやだ、あたしったら何話してるンだろう……。ワイン飲み過ぎね……ううん、キミが持ってきてくれた、ベーコンエピが美味しすぎるのよ!
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
妖艶な劇団員
危険なところじゃないといいわね!
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
妖艶な劇団員
劇場艇においでくださらないかしら~~。
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
妖艶な劇団員
何者かが聖石オティスを中継してアルマちゃんを転移させた……それはいったい何のためなの……?
ううん、いいの……。一刻も早くゴルモア大密林へ……オーボンヌ修道院へ行かないと……ね。
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
妖艶な劇団員
ティアの息子を死なせるなんてできないわ……。お願い! 彼を無事に連れ戻すと約束して! 貴女にならできるわ……必ず成し遂げられる!!
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
妖艶な劇団員
……安心したら、どっと疲れが出てきたみたい。フフフ、歳ね。
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
妖艶な劇団員
恥ずかしくないのか!? 犬になりさがっている自分が!
人間としての誇りはないのかッ!?
……ここはもうちょっと凜とした声が必要ね。
素早く振り向き、視線をやや流しながら向ける……。
そして、台詞……っと。
異邦の劇作家

劇団マジェスティックの一員ではありませんが、帝国の現体制に思うところがあり、同行しているのだそうです。メタな話をすると、本シナリオを制作した松野泰己氏をもとにしたキャラクターです。
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
異邦の劇作家
きみに心から感謝するよ、友人の命を助けてくれて。
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
異邦の劇作家
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
異邦の劇作家
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
異邦の劇作家
それだけだと三文芝居の稚拙な設定なんだが、実際にあるというのならこの目で見てみたいものだねぇ。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
異邦の劇作家
ラバナスタ同様に危険なのは間違いないだろうさ。ダメだと思ったら素直に引き返すんだぞ。
逃げることはけっして恥ではないのだから。
いいな、それを忘れるな。
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
異邦の劇作家
魂という……暴君の傀儡でしか……ない……っと。
しかし……肉体は永遠の存在を………うーん……。
おや、これは失礼した。執筆に夢中になっていたよ……いや、〆切が近いものでね。
暇だからね、いくつか仕事を請け負っているのさ。
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
異邦の劇作家
他の肉を……喰らい続けねば……ならないのだ……っと。
それゆえ、魂は……他人を欺き……貶め………うーん……。
おや、これは失礼した。執筆に夢中になっていたよ……いや、〆切が近いものでね。
暇だからね、いくつか仕事を請け負っているのさ。
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
異邦の劇作家
聖石を媒介にしたとはいえ、こんな離れた地にゲートを生成するとは恐るべき魔力……。
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
異邦の劇作家
ああ、もちろん「憑代」という言葉自体なら知っているよ。姿なき神や精霊が実体化するのに必要な、いわば代わりの身体だ。
その聖天使アルテマとやらが言ったのであれば、さしずめ悪魔の身代わりといったところかな……。
ん? ……つまり、アルテマは実体がない??
今まではその憑代がなかったがために実体化できなかった……だが、ラムザが憑代になったのであれば実体化できる……?
う~ん、わからないことだらけだね……。
とにかくラムザの身が心配だ。
アルマの言うとおり、きみをおびき寄せるための餌だというなら、きみが行くまでは無事だと思うが……。
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
異邦の劇作家
それに聖天使アルテマを討滅するとは、お見事! お見事!
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
異邦の劇作家
オレは兎で…………貴様が狩人ってわけだ……っと。
だが……兎は様々な罠を張って狩人を待ち受ける……うーん……。
おや、これは失礼した。執筆に夢中になっていたよ……いや、〆切が近いものでね。
暇だからね、いくつか仕事を請け負っているのさ。
バンガ族達

全身を固い鱗で覆われ、牙のある大きな口を有するバンガ族。
まるで爬虫類のような見た目ですが、人間と同じ哺乳類です。鱗は体毛が変化したものであり、卵ではなく母親から生まれます。但し、脱皮はするようです。
寿命も長く、ヒューラン族の2倍ほど長生きします。
身体能力は高いのですが、声帯が特殊であるが故に発声が異なり、複雑な魔法詠唱は不得手です。
彼らにとって「トカゲ」は最大級の侮辱にあたります。
バッガモナン


元ダルマスカ王国銃士隊隊長の男ですが、現在は盗賊となっています。
冒頭、バッガモナンを除いた3人が劇場艇を訪問。聖石ドゥマによって魂を吸収され、正気を失いつつあるバッガモナンの救助を求められます。
しかし、バッガモナンはリドルアナにて聖石ドゥマに取り込まれてしまいます。ルカヴィの鬼龍ヤズマットとして冒険者の前に立ちはだかり、主人公に討伐され死亡します。

彼はかつてバナルガン王朝の近衛兵でした。当時、アーシェ王女護衛の任務に失敗したことで、バッガモナンは自責の念にかられ、聖石の「死人を生き返らせる力」に頼った心の隙を、聖石ドゥマに付け込まれてしまったのです。
NPC HINT Talk@4.3 鬼龍ヤズマットについて
ジェノミス
バッガモナンはダルマスカ王家に仕える銃士隊の隊長だった。ナルビナ城塞戦で主君のラスラ王子とアーシェ王女を、死なせたことに対して強く後悔をしていたようだ。きみたちを帝国軍と幻視していたのはドゥマの影響だとしても、そのくらい強く帝国軍を恨んでいたということだろう。
結果、アルガス同様に聖石の力に呑み込まれ、ルカヴィと化した。
ジェノミス
バッガモナン自らが聖石ドゥマを望んだとはいえ、ルカヴィになったことは彼の本望だったのだろうか。
いずれにしても、残念に思うよ。
ブワジ


元ダルマスカ王国銃士隊であり、隊長バッガモナンを支える副官でした。盗賊となった今も、バッガモナンを支え続けています。
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
ブワジ
4.3-5「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索前
ブワジ
4.3-6「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索中
ブワジ
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
ブワジ
頼む、お願いダ、アンタの力で兄貴を救ってやって欲しい……!
彼が、主人公とフランを引きあわせることに。
4.5-2「ダルマスカのレジスタンス」フランと面会後
ブワジ
レジスタンスを立て直そうと必死なのサ……。
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
ブワジ
バッガモナン兄貴がああなっチマったのも、すべて聖石のせい。なんとかしネェとな……あの聖石をヨォ……。
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
ブワジ
ナァ、そうだロ?
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
ブワジ
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
ブワジ
さて、もうアンタと会うことはないだろうナ。祖国奪還のためにレジスタンスとしてやれるところまでやるサ。
アンタも達者でナ……アバヨ……!
ギジュー

元ダルマスカ王国銃士隊で、バッガモナンの部下でした。射撃の腕は随一で、小柄で俊敏なため、斥候の役割を果たすことが多いといいます。
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
ギジュー
まるでそこにラスラ王子がいて会話してるようだったンだ……。
4.3-5「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索前
ギジュー
だが、兄貴は聖石があれば死んだ人間を復活させることができるっていう伝説を、本当に信じていたようでサ……。
4.3-6「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索中
ギジュー
迎えに来たよ~~、いるなら返事してくんろ~~ッ!!
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
ギジュー
4.5-2「ダルマスカのレジスタンス」フランと面会後
ギジュー
兄貴は心の闇に飲み込まれちマッタが、その想いはオレが……。
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
ギジュー
じゃ、しっかりやってクンロ!
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
ギジュー
バッガモナン兄貴もそれを願ってるはずダ!
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
ギジュー
……兄貴の弔い合戦もこれでオシマイだ。
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
ギジュー
色々あったが、すべてを水に流して出直しってトコだナ!
アンタも死ぬんじゃネェぞ! 元気でナ、またどこかで会おう! じゃナ!
リノ

元ダルマスカ王国銃士隊で、バッガモナンの部下でした。盗賊一味の紅一点ですが、男勝りな性格です。機械類の扱いに長け、飛空艇の操縦を担当しています。
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
リノ
30年前の戦いといってもね、つい昨日のようだヨ……。思い出したくもないが、思い出すたびに心がかき乱されちまう。
4.3-5「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索前
リノ
無事でいてほしいヨ、心の底からそう願う……。
4.3-6「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索中
リノ
聞こえているなら返事しておくれーーッ!
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
リノ
ただ、そのときはアンタの手で必ず兄貴を……うう……。
4.5-2「ダルマスカのレジスタンス」フランと面会後
リノ
もちろん、戦士としての腕は一流だけどネ。
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
リノ
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
リノ
アタイの息子がそんなになったら、心配で心配で鱗が白くなり剥がれちまうヨ……ああ、嫌だネェ。
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
リノ
聖石がなければ兄貴もああはならなかっただろうし、アンタも兄貴を討つ必要はなかったはすだからネ……。
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
リノ
あたしゃ、やるヨ! 死んだバッガモナン兄貴のためにもネ!
第IV軍団を追い出して、すべてが終わったら、その次は破壊されたラバナスタの復興だネ!
あの美しかった都を再建してやるンだヨ!
アンタも、その時まで死ぬンじぁないヨッ!! アタイらが再建した王都ラバナスタをその目で視るまではネ!
……命を惜しみナ! 死んだら元も子もないからネ! アバヨ!
平民王ディリータ、デュライ白書
ラムザ・ベオルブ
イヴァリース伝説当時の名門貴族、ベオルブ家の末弟です。
使用人の子であるディリータとは幼い頃から兄弟のように育ち、非常に仲が良かったといいますが、とある事件で袂を分かち、以降歴史の表舞台から姿を消しました。故に、世間にはその名を知られていない人物です。
デュライ白書によると、彼こそが獅子戦争の真の英雄であるといいます。戦争の裏で暗躍する教会、そして聖石の存在・危険性に気がつき、ルカヴィとの闘いに身を投じたという人物です。
ジェノミスは、デュライ白書から彼の名をとり、長男に名付けました。
NPC HINT Talk@4.1 異端者ラムザとは?
ジェノミス
ベオルブ家のラムザと、その使用人として育ったディリータは、幼少を共に過ごした親友同士というわけだな。
だが、英雄譚に兄たちの名前は登場してもラムザの名前は無い。「デュライ白書」によると、ラムザはイヴァリースの国教を司る、グレバドス教会の命に背いたことから、「異端者」として指名手配されてしまったようだ。何故、刃向かったのかは不明だが、ベオルブ家はそんな末弟を、いない者として扱い、一切の記録からその名を削除した。英雄譚に登場しないのはそうした理由からだろう。
ジェノミス
彼の率いたゾディアックブレイブについては、残念ながら、現段階では確かなことは何もわからない。英雄譚によるとグレバドス教会の命を受けたディリータが、伝説の12個の「聖石」を探索し、それに成功。
私もミュージカル「ゾディアックブレイブストーリー」でそのあたりの冒険劇を描いたが、「デュライ白書」によると、実際はそれを集めたのはラムザだと記されていた。
何が真実で何が嘘なのか、今は何もわからない。
だが、必ずや真相を突き止めてみせよう。

超える力を持ち、ハイデリンの使徒たる光の戦士であったことが明らかになります。彼らの一行は、当時復活した聖天使アルテマを討伐するという任務にあたっていたのですが、残念ながら倒しきる事はできず、しかし封印には成功。その時ラムザ・ベオルブ達は身体をエーテルとし、後世の光の戦士が聖天使アルテマを倒す手助けをすることをのぞんだのです。
また、聖天使アルテマの存在が世に知れていれば、それを利用する者が出てきてしまうと考えた彼等は、自分の存在ごと歴史から抹消することを望みます。結果、ラムザ・ベオルブの名は歴史から消えたのでした。
ディリータ・ハイラル
ゾディアックブレイブストーリー、「平民王ディリータ」の主人公です。ベオルブ家の使用人の子として生まれた彼ですが、ベオルブ家の当主の意向により、ラムザと同等の教育を受けて育ちます。ラムザとは兄弟のような間柄だったのですが、彼の妹が死亡する事件以降、ラムザとは袂を分かち、ディリータは覇道を歩み始め、最終的にイヴァリースの王となります。
デュライ白書によると、彼こそが獅子戦争の真の英雄であるといいます。戦争の裏で暗躍する教会、そして聖石の存在・危険性に気がつき、ルカヴィとの闘いに身を投じたという人物です。
ジェノミスは、デュライ白書から彼の名をとり、長男に名付けました。
NPC HINT Talk@4.1 ラムザとディリータの関係は?
ジェノミス
ディリータに人並み外れた才覚を見いだしたのだろうか、当主バルバネス・ベオルブは士官学校へ通わせたという。おそらくラムザも共に通っていたことだろう。
ディリータは妹ティータの死をきっかけにベオルブ家と、袂を分かつのだが、ティータを死なせる原因を作ったのは、他ならぬラムザ本人だったようだ。

彼の妹を失った事件により、ラムザ・ベオルブとは袂を分かったと言われていましたが、実際はラムザ・ベオルブが裏で暗躍する教会やルカヴィと戦ってくれていたことを知っており、王になった後もラムザ・ベオルブを無二の友人と考えていました。ラムザ・ベオルブは聖天使アルテマを封印するために身体をエーテルと化したため、友人を失ったディリータは深く悲しみます。
NPC HINT Talk@4.5 勇者ラムザと平民王ディリータの関係について
ジェノミス
我が祖先オーランが書き記した「デュライ白書」によると、ラムザは武門の棟梁である名門ベオルブ家の末弟として生まれた。ディリータはそのベオルブ家に仕える家人の息子だった。ふたりは実の兄弟のように育ち、仲の良い親友同士となった……。
ジェノミス
卒業間近となった時、ひとつの事件が発生する。
貴族社会の打倒を掲げる過激派が、身代金を目的とした、名門貴族の子息・息女の誘拐を各地で実行したのだ。
その中にディリータの妹・ティータがいた。
過激派がラムザの妹・アルマを誘拐しようとして、間違えて背格好の似たティータを誘拐してしまったのだ。
だが、ティータ誘拐は、ある若者の計略だった。
その若者の名はアルガス……!
そうだ……地下のルザリア遺跡で目撃した異形の怪物だよ!
ジェノミス
頻発する誘拐事件に目を付けたアルガスは過激派に接触。
アルマ誘拐を手引きしつつ、わざとティータを誘拐させたのだ。
意図はよくわからない、復讐だったのか何だったのか……。人質がアルマではないことを知った救出作戦の指揮官は、過激派の要求を一切無視し、強攻策を取った。
ラムザとディリータは必死に反対したが無駄だった。
アルガスと過激派が立て籠もる館は焼け落ち、皆が死んだ。そして、哀しいことに、ティータも命を落とした……。
遺体を抱き涙するディリータの慟哭は遠くまで聞こえたという。
この事件を機にディリータは士官学校を中退。平民の命はあまりに軽く、いとも簡単に奪われてしまう……それを再認識した彼は貴族であるラムザと袂を分かったのだ。
この後、後継者争いに端を発した獅子戦争が勃発。
ふたりが再会した時にはティータの死から5年が経過していた……。
NPC HINT Talk@4.5 勇者ラムザと聖石の関係について
ジェノミス
教会は神殿騎士団を使いラムザたちを執拗に追い回した。
時には騎士団相手に、時には異形の者・ルカヴィを相手に……まさにそれは死闘の連続だったとオーランは記している。
興味深いのは、彼らの行動をディリータが支援していたことだ。
当時、ディリータは諜報活動を主目的とした部隊に所属しており、そこで教会の陰謀と親友の窮地を知ったという。
カリスマ性に満ちたディリータは将として活躍しており、新たな王となるべく虎視眈々と準備を進めていたという。
そんな彼も表立って教会を敵に回すわけには行かない。
そんなとき、ラムザが異端者として追われる身となり、さらに、それが聖石をめぐる争いと知った。教会の陰謀を阻止するためラムザを支援することにしたのだ。
こう話すと、まるでディリータが野望実現のために、ラムザを利用したと受け取るかもしれない……。
事実、オーランもそれを指摘したそうだ。だが、ラムザとディリータは「聖石がもたらす災い」が続く限り、イヴァリースに真の平和は訪れないと悟っていた。
互いに役割を分担することで実現しようとしていたのだ。
こうして、ふたりはそれぞれの道を歩み始めた。
ディリータは獅子戦争を終結に導くべく、ラムザは裏で聖石を利用する者たちを退治するべく……。
オーラン・デュライ
平民王ディリータの物語の裏側で行われていた、聖石をめぐる戦いの記録であるデュライ白書の作者です。
デュライ白書には当時のグレバドス教会の不正が描かれていることから、異端者とされ、その名は汚されています。

ラムザ・ベオルブ一行として、聖石を巡る戦いに身を投じていたオーランですが、彼とアルマ・ベオルブはエーテル体とならず、ディリータにラムザ・ベオルブの想いを伝える役割を果たします。また、未来の光の戦士が聖天使アルテマを倒す時のために歴史の真実であるデュライ白書を書き記しました。しかし、それは教会の不正を暴く書でもあったため、異端扱いをされ、処刑されてしまいます。
実は、自らが異端者とされることも顧みず、白書をわざと公表し、グレバドス教会に禁書扱いさせることで、世界一安全であると考えられた教会の禁書庫に保管させたのです。
なお、彼とアルマ・ベオルブの間には子供ができており、その血は脈々と現在のレクセンテール家に続いています。
NPC HINT Talk@4.5 勇者ラムザとオーランの関係について
ジェノミス
ティータ救出作戦にこの兄たちが関わっていたことを、人質を犠牲にしても過激派を殲滅するよう指示していたことを、後日、ラムザは知ることになった。
尊敬していた兄たちの冷徹さにショックを受けたラムザは、ベオルブ家を飛び出し、放浪の旅に出たという……。
オーランと出会った時は傭兵団を率いる戦士だったらしい。オーランの義父はシドルファス・オルランドゥという将軍だった。オーランは将軍の命令により獅子戦争の黒幕を追っていた。黒幕はイヴァリースの国教を担う教会と推測された……。
そもそも義父オルランドゥはベオルブ家と敵対する陣営の将軍。だが、将軍は一貫して戦争に反対の立場を取っていた。幾度も和平への道を探ろうとしたが、都度、邪魔を受けた。
両軍に対して中立の立場を取っている教会であったが、その実、教会が戦乱を長引かせていると将軍は考えていたようだ。
戦乱に乗じて教会の立場を更に強くしようといったところかな。
ジェノミス
その証拠を掴もうと苦心していたオーランはラムザと出会った。
当時、ラムザは「異端者」として教会に追われる身であったが、それは教会の陰謀に気づいたためだったという……。
そう……ラムザは聖石の秘密に気づき、それを入手した。それ故に、教会に命を狙われるハメになったのだ。それを知ったオーランは将軍と共にラムザに協力することにした。
だが、教会は更なる陰謀を企てた。オルランドゥ将軍に濡れ衣を着せ、同じ「異端者」として王国からの追放を謀ったのだ……。
追放された将軍とオーランはラムザと行動を共にすることを決め、かくして、義父共々、「聖石がもたらす災い」との戦いへと、その身を置くことになったのだ……。
アルマ・ベオルブ
ラムザ・ベオルブの妹です。

オーランと共に、エーテル体とならずイヴァリースへと帰還。ラムザの想いをディリータへ伝える役割を果たします。
また、オーランとの子をそのお腹に宿しており、その血は脈々と現在のレクセンテール家に続いています。
また、彼女は聖アジョラの生まれ変わりであったため、暗躍していた聖石の化身、ルカヴィ達に攫われてしまいます。
FFTの物語の終盤は、ラムザがアルマを助け出す物語といっても過言ではありません。
アルガス・サダルファス

ラムザ・ベオルブと一時行動を共にしていた男です。聖石ドゥマに魅入られて、ルカヴィ「冷血剣アルガス」となり、王都ルザリアの侵入者を排除し続けていました。

NPC HINT Talk@4.1 冷血剣アルガスとは?
ジェノミス
「聖石ドゥマ」を持っていたことから、剣士アルガスのなれの果てだと考えられる。
没落貴族の一員として生を受けた若者は己が運命を呪い、その憎しみは平民へと向けられた。だが、平民を守ろうとするディリータの手によって亡き者にされた。
ここまではディリータ王の英雄譚でも語られている話だが、「デュライ白書」には続きがある……。親から受け継いだ財宝の中に「聖石ドゥマ」があったのだ。
アルガスは死の間際、聖石の力を解放しルカヴィと化した。理性を失ったアルガスは憎悪の塊となって、ディリータを襲ったそうだ。
ディリータの窮地を救ったのはかつての親友ラムザであった。
ラムザとその仲間は決死の闘いを繰り広げ、遂にアルガスを打ち破ったとされている。
ジェノミス
襲われていたアルガスを助けたのがラムザ、そのアルガスが嫉妬からディリータの妹を殺害した。ディリータはアルガスを憎み、ラムザを責めた。責任を感じたラムザはディリータと距離を置くようになった。こうしてふたりは仲違いをしたのだ。
だが、倒されたはずのアルガスが再び姿を現した……これはどういうことだろう?
しかも、ラバナスタ、つまり王都ルザリアにいた。真の貴族、それこそ王になろうとしたアルガスの執念が、再びルカヴィとしてこの世に舞い降りたのか、それとも何か他の理由があるのか……?
野党に襲われているところをラムザ・ベオルブに助けられたアルガスは、没落貴族の子でした。FFTは貴族社会のため、貴族であるということに強いこだわりをもっていました。そのため、平民の子でありながら名門貴族のラムザ・ベオルブと仲が良いディリータを目の敵にしたりと、強情な態度が目につきます。
中でも、平民の盗賊団であるミルウーダが困窮を訴えたセリフ「数ヶ月間も豆だけのスープで暮らしたことがあるの?」に対して放った「家畜に神はいないッ!」は有名です。
オヴェリア・アトカーシャ
イヴァリース伝説の時代、権力を争った……といっても、傀儡の王女です。当時の王が明白な跡継ぎを残さずに逝去したことで、隠し子(本当に王の血を引いていたかは定かでは有りません)であった彼女を持ち上げる勢力と、まだ齢3歳にも満たないオリナス王子(こちらも本当の王の子ではないと言われました)を持ち上げる勢力で戦争となりました。その戦いで最後に王となったのが平民王ディリータです。
王の隠し子であったオヴェリアは「オーボンヌ修道院」で育ちます。所詮神輿でしかなく、戦争勃発後も流されるままだったのですが、ディリータと出会うことで少しずつ変わっていきます。またディリータ自身も変わっていき、最初グレバドス教会のスパイであったディリータは、その後彼女を王女とするために動くようになりますが……。
異邦の劇作家
前半3幕は教会の命令で、暗躍するディリータが、オヴェリアとの出会いにより改心し、彼女を真の女王にしようと誓うところまで描かれた。
後半2幕は獅子戦争が終結へと向かう中、その戦功を武器に、遂にオヴェリアとの婚姻を手に入れる。
だが、その恋は悲劇で終わるというラストだな。
周りに嘘をつくことで己が目的を隠すディリータが、その真意を神に打ち明ける一方、オヴェリアはその嘘に翻弄され、決別を神に誓うというアンサンブルが実に最高だったねぇ。
オーボンヌ修道院にて出会う3人
1人目は機工士ムスタディオ。2人目は聖騎士アグリアス、3人目は雷神シドです。
安易に聖天使アルテマに近づく者が現れないよう、自らをルカヴィと化し、主人公の前に立ちはだかる彼等の登場は、どちらかといえばFFTファン向けサービスの側面が大きいです。

機工都市ゴーグ出身の彼は銃を使いこなし、機械にも強く、明るい性格でパーティーを和ませる存在でした。
隠しシナリオで労働八号を起動した際、命令を求める労働八号に、困ったラムザが「ムスタディオをやっつけろ♥」と指令。冗談を真に受けた労働八号がムスタディオを本当に瀕死にしてしまうイベントは、殺伐としたゲーム中随一のほんわかイベントです。

王女オヴェリアに従う女騎士である彼女は、その清廉潔白なキャラクター性や、一番最初に仲間になる特殊ジョブユニットということもあって高い人気がありました。
特に、さらわれたオヴェリアを救いに行くイベントの際、異端者とされ、裏切られ続けたラムザを「いまさら疑うものか! 私はお前を信じる!!」とシンプルかつ力強い言葉で鼓舞したのは、ラムザばかりかプレイヤーをも奮い立たせるものでした。

FFTは獅子戦争という跡継ぎ争いを描いた物語ですが、彼はその勢力のひとつである南天騎士団の将軍です。ちなみにラムザは、敵対する北天騎士団の名家の子供ですので、本来敵対する者同士でした。
義に厚く、民のために戦争反対派であった彼は、濡衣を着せられ、処刑されかけたところをラムザが救出。仲間になります。
オーランの義父でもあります。
問題はその能力。ただでさえ強い「剣技」を全て扱う事ができ、常にヘイストがかかるエクスカリバーを持ち、能力の成長幅も大きく、彼ひとりでラスボスまで全て撃破できるほどに強力なキャラクターなのです。
故にバランスブレイカーと呼ばれました。
なお、FF14で彼の使う履行技は「バランスブレイク」です。
NPC HINT Talk@4.5 オーボンヌ修道院の守護者について
ジェノミス
安易にアルテマに近づかせぬよう聖石の力を借りたのだろうね。
きみから聞いた彼らの特徴からその3人の名は、機工士ムスタディオ、聖騎士アグリアス、そして剣聖として知られる雷神シドだと考えられる。
ジェノミス
勇者ラムザと共に獅子戦争の裏側で暗躍する為政者らと対峙し、英雄王ディリータの治世を影から援助したと記されている。明るいその性格はチーム内のムードメーカーだったようだ。物怖じしないところもあり、時にはラムザの方針に真っ向から反対した事もあったらしい。
銃器の扱いに精通しており、狙撃手として活躍したようだね。また、破棄された鉄巨人・労働八号を修理したのも彼だ。さすがはゴーグの機工士といったところかな。
ジェノミス
オーボンヌ修道院に幽閉されていた王女オヴェリアの護衛、さらには教育係として長年、一緒だったらしいね。王女が黒獅子ゴルターナ公に誘拐された際、救出に向かったが、誘拐の実行犯であるディリータの真意を知り王女を委ねたようだ。その後は勇者ラムザの一行に加わり行動を共にしている。
彼女はデュライ白書だけでなくディリータの英雄譚にも登場する。宮廷を舞台としたラブロマンスの主役として描かれることが多く、男装の麗人ということもあり女性ファンが多いんだ。もちろん、それはあくまでも伝承上のアグリアスだ。
デュライ白書では生真面目な騎士として記されており、守護者となったことからも責任感の強さを感じられるね。
ジェノミス
「剣聖」の称号を有する剣の達人として知られており、戦場での豪腕ぶりから「雷神シド」と呼ばれ恐れられたようだ。
オーランの項でも触れたが、養父である彼はオーランと共に、獅子戦争の裏側で暗躍し、戦争によって利する者を追っていた。結果、罠にはまり、異端者として将軍の座を奪われてしまう。
処刑直前、勇者ラムザによって救出され、以後共に行動する。
……ディリータの英雄譚では裏切り者として斬首されているが、ラムザ同様、歴史から消し去るためにそう記されたのだろうね。
「老いてもなおその剣技にかけては誰ひとりとして敵わず、
対峙する者すべてを屍にするその様はまさに戦神なり……」
デュライ白書にはそう記載されているが、実際、どうだったかな?
その他登場人物
リナ・ミュリラー


雑誌「週刊レイヴン」の芸能記者であるミコッテ族の女性です。
クガネで取材中に現れた帝国で人気の劇団であるマジェスティックを取材するため、主人公を探しており、以降のストーリーに同行します。
4.1-1「追われた巡業一座」
リナ
4.1-3「失われた都ラバナスタ」レイド突入後
リナ
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
リナ
……それにしても、埃っぽいモーグリさんですね。
4.3-2「踊りたい、踊らなきゃ」モンブラン逃走時
リナ
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
リナ
4.3-4「薔薇とワイン」クエスト終了後
リナ
地道にコツコツとこなすことが信用を得る秘訣なんですね!
4.3-6「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索中
リナ
さらに、人の手が入らなくなるとあっという間に廃墟です……。
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
リナ
だとしたら、なんとも恐ろしいモノですね……。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
リナ
最後にこれをまとめて記事にするという使命があるんです!
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
リナ
ただの風邪とか、そんな病気じゃないような……?
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
リナ
ふ、ふ、震えが……止まりません……。
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
リナ
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
リナ
今ほど、冒険者さんがいてくれて心強いことはありません……! ……大丈夫……ですよね?
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
リナ
あ、ごめんなさい……涙が……。
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
リナ
ジェノミスさんたちは、クガネを起点に公演を始めるみたいです。幸い、劇団員になりたいっていうクガネの若者たちもいるようで、これで劇団マジェスティックも息を吹き返しそうですね!
私は残って、このまま取材を続けるつもりです。公演が始まったら、冒険者さんにも連絡を入れますね!
その時は必ず、来てくださいヨ、待ってマ~ス!
それでは、失礼しますね! また、どこかでお会いできることを祈りつつ……!
ではでは、よい旅を!!
シド・ガーロンド

光の戦士にとってお馴染みのシド・ガーロンドは、魔導学院時代にジェノミスの友人でした。
シドが、帝国人であるレクセンテール家に、帝国に偏見がなく、実力も確かである主人公を紹介することで、物語は幕を開けます。
ミコト・ジンバ


アウラ・レンの女性であり、シャーレアンの賢人です。エーテル学に明るく、聖石について研究を行います。
知識は確かなのですが、説明が非常に専門的で、素人にはわかりにくいのが難点です。
また、ムーンブリダとは大学時代の同期であり、エーテルエクストラクターの開発を手伝っていました。
4.3-1「踊りたい、踊らなきゃ」モーグリ登場時
ミコト
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
ミコト
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
ミコト
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
ミコト
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
ミコト
ですが、これで聖石の研究も進むかと思います。
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
ミコト
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
ミコト
ですが、聖石オティスを触媒としてゲートを開いたということは、この魔道具が役に立つはずです……!
この魔道具はムーンブリダ先輩が残した設計図……エーテルエクストラクターの原理を利用して作った妨害装置です。
特定のエーテル波長に対して反対の位相をぶつけることで……。
こ、細かい原理はともかく、このエーテルジャマーはオティスに波長を合わせてあります。
アルテマがオティスを利用している限り有効なはず……!
これを持って、早くオーボンヌ修道院へ! アルマさんを……アルマさんを助け出してくださいッ!!
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
ミコト
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
ミコト
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
ミコト
そして、この冒険の旅もいよいよ……。
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
ミコト
実は、学問を追究する余り、部屋から出ない日々も多く、私にとって研究とは、本や教授からいただく知識がすべてでした。
ですが、やはり実体験に勝るものはありませんね……。
劇場艇の皆様との出会い、そして貴方様との邂逅……すべてが私にとっては初体験で、何よりも勉強になりました。これからも外へ出て研究にいそしみたいと考えています。
それでは、勇者様、ご機嫌よう……!
モンブラン

流浪のモーグリ族の長男で、ダルマスカの冒険者を名乗ります。斧を持ち、ポンポンが白いほうです。以前ガレマール帝国にて劇団マジェスティックの演劇を見て感動して以来、役者を志望しています。
ただし、その前は立派な戦士になるといいながらも試練を無視する等意志が弱く、弟モンブランには心配されています。
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
モンブラン
ただ、モグは行ったことがないクポ。行ってみたいクポ~~!
4.3-5「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索前
モンブラン
ダメって言われても絶対に参加するクポ~~!!
4.3-6「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索中
モンブラン
か……帰りたいけど……プライドが許さない……クポ。
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
モンブラン
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
モンブラン
……恐くないクポ……恐くないクポ。
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
モンブラン
早く舞台に立ちたいクポ!!
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
モンブラン
ラムザはすっかりいい奴になったクポ!
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
モンブラン
任せておくクポ!
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
モンブラン
アルマたんが……未来のモグの嫁が連れ去られたクポ~~ッ!
助けに行くクポ! 絶対に助け出すクポッ!!
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
モンブラン
悔しいクポ……情けないクポ……恥だクポ……! クポポポポ…………。
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
モンブラン
ハーディ! モグをもっと「はげます」クポ! 「エール」を送るクポ!
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
モンブラン
嘘じゃないクポ! 本当だクポ! 一生に一度の経験だったクポ!!
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
モンブラン
配役の名は……イズルード? よくわからないけどイケメンの役らしいクポ!!
ハーディ

流浪のモーグリ族の兄弟の弟で、ダルマスカの冒険者を名乗ります。竪琴を持ち、ポンポンが青色のほうです。
何事にも中途半端な兄のことを心配しつつ、いつも一緒に行動しています。
4.3-3「踊りたい、踊らなきゃ」リドルアナ情報の直後
ハーディ
モグたち流浪のモーグリ族は泳ぎが苦手、ハッキリ言ってカナヅチなんだクポ……。
4.3-5「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索前
ハーディ
4.3-7「怪奇と幻想の島」リドルアナ捜索後
ハーディ
……行かせたくないクポ……心配クポ。
4.3-8「封じられた聖塔 リドルアナ」レイド突入前
ハーディ
……無事に連れ戻すと約束してほしいクポ。
4.3-9「封じられた聖塔 リドルアナ」クエスト終了後
ハーディ
幸い、モグは楽器が得意クポ~!
4.5-1「ダルマスカのレジスタンス」開始後劇場艇
ハーディ
だけど、ラムザさんの性格が変わったのは、ネックレスの聖石に込められたエーテルが原因だと思うクポ……。
あのとき、エーテルが混じり合っているのを目撃したクポ!
ただ、その影響はもうなくなったはずクポ、もう何がなんだかわからないクポ~~。
4.5-3「ゴルモア大密林の古代遺跡」ウルダハ商館に行く前
ハーディ
兄ちゃん、調子に乗るとすぐに危険なことするので心配クポ~!
4.5-4「ゴルモア大密林の古代遺跡」アルマがさらわれた時
ハーディ
ゲートの向こう側から溢れるエーテルは邪悪な感じクポ~ッ!
4.5-5「ゴルモア大密林の古代遺跡」ラムザがさらわれた後
ハーディ
4.5-6「楽欲の僧院オーボンヌ」レイド突入前
ハーディ
全クガネ女子が兄ちゃんに夢中クポ!!
4.5-7「楽欲の僧院オーボンヌ」クリア後
ハーディ
他の兄弟たちもみんな聞きたがる冒険譚だクポ!!
4.5-8「リターン・トゥ・イヴァリース」終了後
ハーディ
流浪のモーグリ族の名にかけて、頑張るンだクポ!!
フラン


ダルマスカ王国に住むヴィエラ族の女性です。現在はレジスタンス「レンテの涙」に所属しており、リーダーの片腕として活動しています。
森の護人とも呼ばれ、外界との接触を断った生活を続ける者もいるヴィエラ族ですが、フランは森を捨て、王国民として暮らしています。
どうやら彼女は、レジスタンスを救うために聖石を利用するつもりで主人公達に近づいたようです。しかし、聖石の危険性を目の当たりにすることで、とても利用出来ないと判断。オーボンヌ修道院への案内をかって出ます。
ジェノミス
ジャングルに点在する集落ごとに定められた厳格な掟を守り、大半のヴィエラは森から出ることなく一生を終えるとか。
集落、すなわち部族ごとに掟の細部は異なるがその根幹は一緒。「外界との接触を断つ」「森の護人(もりびと)として生きる」、このふたつのルールをどの部族も守っているというわけだ。
もっとも、そうした掟に縛られることなく、集落を捨て、王国民として暮らすヴィエラもこの百年でかなり増えたと聞く。
フランと名乗る女性もそうした者のひとりだろうね。
異邦の劇作家
白い肌を持つヴィナ・ヴィエラと、褐色の肌のラヴァ・ヴィエラに大別することができる。
ヴィエラとはダルマスカ語で「森の民」を意味しており、ヴィナ・ヴィエラはスカテイ山脈南側の山腹周辺の森林に、ラヴァ・ヴィエラはゴルモア大密林で暮らしているようだ。無論、今は……いや、帝国占領前の王国時代と言うべきか、多くのヴィエラは森を離れて都市部で暮らすようになったが、それでも未だに一族の伝統と規律を守り抜く者たちもいる。
ヴィエラは氏族ごとに集落を営んでいる。「外界との接触を絶つ」「森の護人として生きる」という教えを、極めて厳格に守って生活しているそうだ。
興味深いのはこの氏族というのが、母系の血縁集団という点だ。
どちらの森もそうなんだが、集落はほぼ女性しかいない。むしろ男性ヴィエラを見かけることはないと言ってもいい。
これにはもちろん理由がある。
男性ヴィエラは成人になると集落の外へ出て、独りで生きていくのが習わしだ。集落へ戻るのは3~5年に一度の生殖行為のためと、新たに誕生した男児を引き取るためである。
集落を出た男性ヴィエラは森に害をなす魔物、あるいは人間を、徹底的に排除するためだけに生きているといえる。
いわば森の守護者というわけだ。
もちろん集落の女性も狩人としての戦闘能力は高い。だが、その腕は集落を護るためと生活のために使われるが、男性は森を護り、影から集落を護るという点で大きく異なる。
故に、男性ヴィエラの人生は死ぬまでサバイバルだ。
食事の調達はもとより、武器や防具、薬品まで独りで作る。その能力なしでは「種の保存」の意味なしとして捨てられる。
この伝統はヴィエラが都市部で暮らすようになっても変わらない。
私もかつてラバナスタへ赴いたことがあるが、男性ヴィエラの姿を見つけることはできなかったねぇ。
異邦の劇作家
ヒューランが50~80歳程度だとすると、ヴィエラは200~250歳という長さだ……うらやましいねぇ。
で、面白いのがその性別、つまり男女の区別は、思春期を迎える13~15歳程度になって初めて判明する。第二次成長期に初めて性別がはっきりするというわけだ。
性別がはっきりするとそれは成体、すなわち「大人」だ。彼らは長命なので、180~200歳ぐらいまではその姿だ。総じてヴィエラは若く見られがちというわけだ……うらやましい。
なお、この性別の割合だが、圧倒的に女性が多い。話によると7~8割は女性だそうだ。男性を見かけない理由はここにもあるといえるかもね。
さて、男女の性別が判明し、それが男児だった場合、集落外で暮らしている男性が訪れ、その男児を引き取るんだよ。そして、そのまま集落から連れ去ってしまうらしい。
その男性は氏族の一員ではあるが、親子関係があるとは限らない。仮にあったとしても親子という関係性は皆無で、あくまでもマスターと弟子という「主従の関係」である。
マスターは男児に単独で生き抜くサバイバル術を教示すると共に、護人としての役割と規律を習得させる……その教えを身につけ、一人前と認められた時、新たなマスターの誕生というわけだ。
もちろんその過程で死ぬことも多く、ヴィエラ男性の生存数は極めて少ないと考えられている。
なんとも過酷な人生だねぇ……。
男性ヴィエラの役割は、密林の安全を脅かす外敵の排除が第一、そして氏族の集落を影から護るのが第二の役割だ。一方、女性ヴィエラは密林の生態系を壊さぬよう狩猟を行うが、不要な害敵の排除は当然として、森の正常な育成のために、植樹や草刈、枝打ち、間伐といった作業も担っているようだ。
この独特な生態によって、森で暮らす限り、かつてのダルマスカ王はその法の支配から除外されるとして、王家に刃向かわない限り、自治権を与えていたそうだ。
余談だが、一度だけ女性ヴィエラに聞いたことがある。そういった伝統が不自然ではないのかと。男女が共に暮らす方が自然なのではないかと。
彼女はこう答えた……
「共に支え合う尊さはどの種も同じだろう、
だが、それが男女でなければならないわけではない」
「言い方を変えるなら、我々ヴィエラは、
種の保存という観点において常に一緒に居る、
離れていてもその魂は常に一緒なのだ」……と。