当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 再び深き淵へ
- 真実と決断
ストーリーのあらすじ
「再び深き淵へ」
ラグナロク級拘束艦の役割
前回の調査では、新たな蛮神の反応を探るためにメテオの傷跡、すなわちダラガブから放たれたラグナロク級拘束艦の跡地へと突入しました。その地中に広がる巨大な迷宮の深層では、蛮神「バハムート」が傷付きながらも未だ顕現を続けていたのです。
それだけではなく、そこにいたのは第七霊災以降行方のしれなかったルイゾワ・ルヴェユールでした。
ウリエンジェは、その後クリスタルタワーを研究している聖コイナク財団のラムブルースに情報提供を依頼。
彼から得た情報によれば、衛星ダラガブとはクリスタルタワーに太陽の力を注ぐために建造されたものなのです。
STORY | 2.クロニクル-クリスタルタワー【02.シルクスの塔 Part.1】
メガフレアを操るほど強大な蛮神「バハムート」の力。それを利用して太陽の力を制御するための核として、バハムートは封じられたのです。
ダラガブでバハムートを封じるために使われていた「拘束艦」の目的は2つ。
1つ目は、太陽の力を集積する核としてバハムートを捕らえておくこと。
そして2つ目は、核であるバハムートが消滅しないように修復することです。
そもそも蛮神であるバハムートは、大量のクリスタルとともに信者、即ちテンパードがいなければ存在出来ません。
テンパードが居ないバハムートが現在も顕現していることを考えれば、その代役が居るはすであり――拘束艦そのものがテンパードとしての役割も果たしているのだと考えられます。それはつまり、拘束艦をすべて止めることができれば蛮神バハムートを消滅させられることを意味します。
前回の調査でバハムートが存在している区画に進入した際、バハムートを修復するために稼働していた拘束艦は3つ確認されました。
方角から考えると、そのうち1つは黒衣森へと落着したダラガブの残骸から通じていると考えられます。
主人公はアリゼーに先行し、黒衣森に落着したダラガブの破片に近い「フォールゴウト」へと向かいました。
フォールゴウトへ
主人公がフォールゴウトへ到着すると、そこにはアルフィノがいました。
彼は、妹アリゼーが実直であるが故に、その想いが諸刃の剣となりかねないと忠告します。人一倍祖父への想いが強いアリゼー。しかし、闇雲にルイゾワを追いかけるだけでは、アリゼー自身がバハムートに魅入られてしまう可能性すらあるでしょう。
アルフィノ:
彼女には、戦う理由が必要なのさ。この世界のために、何を目指し、何を賭すのか……いずれ、そのための大きな「決断」を迫られる。
ルイゾワではない、アリゼーによる決断をね。……祖父はもう、いないのだから。
大迷宮バハムート:侵攻編1 メテオの陰地
フォールゴウトの奥地はほぼ未開拓であり、帝国軍の手もここまでは伸びていません。
従って、拘束艦が存在すると思われる最深部までの道のりは完全に未知の領域です。
主人公はアリゼーとともに、メテオ跡地へと一歩踏みだし……
その瞬間、風景が大きく変貌しました。
あまりに濃いエーテルが景色を歪めていたようで、その真の姿は他のメテオ跡地と同様に大量の偏属性クリスタルで覆われていたのです。
主人公たちはメテオの破片――つまり拘束艦の入口を目指し、一路先へと進みます。
待ち受けていたのはラフレシア。強力な蜂の呼び寄せや、酸による攻撃に苦しめられました。
大迷宮バハムート:侵攻編2 バインディングコイル
主人公たちは、到達した拘束艦の内部へ侵攻。
そこにいたのは
白銀の凶鳥――かつてメテオ計劃を主導した人物で第七霊災の元凶、ネール・ヴァン・ダーナスその人だったのです。
彼は自らの名をネール・“デウス”・ダーナスと名乗ります。
デウスとは「神」を示す単語であり、かつて彼が衛星ダラガブを止めようとする冒険者の前に立ちはだかった際、名乗った名でもあります。
偉大な「神」の忠実なる下僕を自称する彼の眼は妖しく輝き
それは「神」――バハムートのテンパードであることを示していました。
ネール・デウス・ダーナス
バハムート! おお、バハムート!大いなる神の御名……!その衛士となった悦びに、我が身はうち震えて止まぬッ!
この地は御神と、その「愛し子ら」を抱くゆりかご。愚かなヒトよ、我のある限り神域は侵せぬと知れ。決して……決してだ…………。
そう言い残し、彼は身を投げ――
主人公達の前から姿をくらませたのでした。
拘束艦の内部には、キメラ獣を収めた青く光るシリンダーが所せましと並んでいました。これら大量のキメラは、蛮神バハムートの封印を外的から守るための番犬のようなものだったのでしょう。
最終区画で主人公たちを待っていたのはメリュジーヌ。強力な石化攻撃を繰り出してきました。
大迷宮バハムート:侵攻編3 ラグナロク級三番鑑:艦体中央部 地下3256ヤルム
ここまで相当深く進んできましたが、未だバハムートが眠る大空洞までは5000ヤルム以上の距離があります。アリゼーと主人公は複雑に通路が張り巡らされた艦内を散策。さらなる深部へとつながるルートを見つけ出しました。
道を守護するのはアバター。次々繰り出される多彩な攻撃をいなし、主人公はさらに奥へと進みます。
大迷宮バハムート:侵攻編4 ラグナロク級三番鑑:作戦室 地下6329ヤルム
いよいよラグナロク級拘束艦の最深部へと到達しました。
そこでは視界が突然拓け――彼らの眼の前には、信じられないことに落ちたはずのダラガブが浮かんでいました。
驚く主人公たちに声をかけたのは、ネール・デウス・ダーナス。
力を溜めるネールに危険を感じ、とっさに放ったアリゼーの一撃は
ネールの兜を跳ね上げ、素顔を顕にします。
ネールは女性だったのです。
ネール・デウス・ダーナス
あの時、エーテルと散った我が身は、彼の御方の御手により、時世に新生を果たしたのだ。そして……神は、深淵で仰せになった。
ヒトには敗北を! ヒトには絶望を!あの終焉を、いまひとたび再演せよとッ!
彼女はバハムートの力をその身に受け、主人公の前に立ちはだかります。
――さあ……「けだもの」よ、牙を向け! 真の第七霊災の幕開けであるッ!
戦いの果てに
猛攻を打ち破り、遂にネール・デウス・ダーナスは地に墜ちました。
バハムートの支配が解かれたネールが主人公たちの前に現れます。
アリゼーはその姿をみて、すでにネールが死んでいたことを理解しました。
かつての冒険者と、カルテノー平原の戦い前哨戦「月下の戦い」で死亡したネールのエーテルは、バハムートに囚われ、テンパードにさせるためのエーテル体として生かされ続けていたのです。
正気を取り戻した彼女は、自らがテンパードとなっていたことを理解します。
アラグの遺産を利用したメテオ計劃によって、蛮神を滅しようとした彼女は、いつの間にか自らがバハムートという蛮神に魅入られてしまっていたのでした。
彼女は、真実が大迷宮の果てにあると言葉を残し
胸を貫く凶刃に、遂にエーテル体を霧散させたのでした。
アリゼーはこのまま拘束艦を止めに向かうことを提案します。
祖父ルイゾワ
最深部の大空洞に到着。
アリゼーは拘束艦を止める作業を開始します。
アリゼー:
人は強く、尊い可能性を持っているのね。お祖父様が守りたかったものはきっとこれなんだわ。
無事に拘束艦の停止が完了。
二人は地上へ戻ろうと振り返ると――
そこにはアリゼーが追い求めていた祖父、ルイゾワがいたのです。
ルイゾワ:
これ以上、拘束艦に干渉することは許されん。聞けぬというのであれば、ここで始末するのみじゃ。
敬愛する祖父の言葉に戸惑うアリゼー。
ルイゾワの目は
ネールと同じように、赤く妖しく光ります。
彼もまた、バハムートのテンパードとなっていたのです。
ネールが死の際にバハムートによってエーテルを囚われテンパードとされていたのと同様に、彼もまたエーテル体の可能性が高く……それは、彼がすでに死んでいることを意味します。
その事実にアリゼーは
歯嚙みしながらも
祖父を汚すバハムートを全力で叩くことを決意するのです。
「真実と決断」
北ザナラーンから砂の家へと帰り、ウリエンジェへ今回の調査で明らかになった事実を報告します。
ネール・ヴァン・ダーナス。
アラグ文明の知を受け継ぐ一家に育った彼女は、月の衛星ダラガブの正体を知り、それをメテオ計劃として利用しようと画策します。
しかし、当時ダラガブとの通信を司るクリスタルタワーは地中にあったため、上手くいかなかったのです。危険な状態のまま試行錯誤を続けるうちにバハムートを目覚めさせてしまい、テンパードとされたのでしょう。
その後、当時の冒険者との戦いに敗れ、命はエーテルとなるも、バハムートに吸収され、現在までテンパードとして利用され続けていたのです。
果たして、バハムートのテンパードはネールとルイゾワだけなのでしょうか。
そしてネールの言った「愛し子“ら”を抱くゆりかご」という言葉の示す意味とは。
主人公達は次なる調査に向けて雌伏し、時が至るのを待ちます――