当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 限界を超える跳躍
- 対峙する竜騎士
- 仰がれる竜騎士
- 飛槍ペレグリン
竜騎士のレベル50~54までのジョブクエスト。
邪竜の復活により混乱極まるイシュガルドでは、戦いの急先鋒である竜騎士団の戦力不足が深刻化していた。そんな中、蒼の竜騎士である主人公は現在の竜騎士団筆頭、ウスティエヌの指導を依頼される。
彼女の目的は、血竜「グラウリー」の討伐。強大な力を持つグラウリーに対抗するため、主人公の戦いから活路を見出そうとする彼女は、孤児でありながら愛情深く育ててくれた義父、モントルガンに恩を返すため、愚直なまでに努力を続けていた。
そんな折、血竜「グラウリー」が現れた。ウスティエヌは義父から受け継いだ家宝の飛槍「ペレグリン」を竜の背に深く刺すのだが、討伐するまでには至らなかった。そのまま高く飛び立ったグラウリーから降りることも能わず、ウスティエヌは行方不明となってしまう。
ストーリーのあらすじ
レベル50「限界を超える跳躍」
竜騎士としての力を積み上げた主人公は、先代蒼の竜騎士であり、エスティニアンの師匠でもあったアルベリクのもとへ向かいました。
すると、とあるドラゴン族の一派に対抗すべく、現在交戦中の竜騎士団の援護を依頼されます。邪竜が活動期に入った今、一騎当千の力を持つ竜騎士団とはいえ、少数精鋭の彼等では戦力不足。不利な戦いを強いられているのです。
ホワイトブリム北西に赴き、交戦中の部隊に加勢する主人公。
無事に戦闘は終了しました。
犠牲者の弔いを任せ、帰ろうとした主人公は一人の竜騎士に声をかけられました。
彼女の名前はウスティエヌ。以前、竜騎士の甲冑を集める試練において監督を務めていた者であり、現在「蒼の竜騎士」が不在の「竜騎士団」において、筆頭を務める実力者です。
多くの死線を潜り抜けてきた彼女ですが、主人公の槍は冒険者としての経験を生かした別種のものだと感嘆。興味を抱き、主人公に指導を依頼します。
というのも、ウスティエヌはクルザスにて猛威を振るう血竜「グラウリー」の討伐を命じられたのですが、問題の竜は凶暴極まりなく、対応に苦慮しているのです。確実に仕留めるためにも、蒼の竜騎士に限りなく近づきたいという彼女の願いを受け入れ、主人公は指導をすることになりました。
レベル52「対峙する竜騎士」
しばらく後、主人公はウスティエヌに稽古をつけるためにクルザス西部高地へと向かいます。鍛錬がてらに竜の眷属を狩っているというウスティエヌでしたが……根を詰めすぎる性格からか焦りがみられ、劣勢となっていました。
主人公はこれを救出します。
ウスティエヌ:
ありがとう……見苦しいところを見せてしまったな。
先日見た、君の槍さばきの再現を試みたのだが……見よう見まねでは真髄に迫れず、少々しくじってしまった。
……確かに、私が磨いてきた技だけを使えば、この程度の眷属に後れを取ることなどないが、それではダメだ。君の戦い方を会得し、より強くならねば……。
激しい戦いで損耗激しい竜騎士団。
その中で筆頭である彼女の責務は重く……強くあることで犠牲を減らさねばならないと思い詰めている様子です。
そんな彼女のため、槍を取り、戦いを見せる主人公。
しかし、その槍さばきは決してウスティエヌのものと変わりません。
唯一違うとするならば、それは主人公がウスティエヌを指導するために己の戦い方を見つめ直した結果生まれたもの。ともに戦う者を鼓舞し、その力を引き出す技でした。
竜騎士とは竜を狩る者。故に誰よりも鋭くあれ。
そう教えられ信じてきたウスティエヌにとって、共に肩を並べる者を鼓舞する戦いなど思いもよらないものでした。
主人公の強さの秘訣は、冒険者故の柔軟な思考にあります。
竜騎士は、正義を見失えばドラゴン族に魅入られる危険を秘めており……そうならぬよう、ウスティエヌは己の心身を鍛え続けてきました。
しかし、主人公が仲間と戦う技を編み出したことでなにか糸口をつかんだようです。
一度報告のため神殿騎士団に戻るという彼女とともに、イシュガルドへと向かいます。
レベル52「仰がれる竜騎士」
恩に報いるために
神殿騎士団本部、「竜騎士団」の根拠地へ到着した主人公。
そこにはウスティエヌの父親がいました。
竜騎士団出身であったというモントルガンは、無茶をして体を壊さないようにと、一本槍な性格の娘を心配する言葉を残し、去っていきました。
その背を見送りながら……ウスティエヌは身の上を話始めます。
天涯孤独の身であった彼女は、その槍の腕を見込まれ、モントルガンに拾われました。
野垂れ死んでいたかもしれない自らの命。生かされたのにはきっと意味があると……今も鍛錬に励み続け、誰よりも強くあろうとしているのです。
誰がための鍛錬
アドネール占星台のアルベリクのもとへ向かった主人公。
彼によれば、腕利きの竜騎士だったモントルガンはとあるドラゴンとの戦いで負傷し、引退したのだとか。
その義父を継がんと竜騎士を志したウスティエヌは、エスティニアンと同期であり、また互いに孤児出身ということもあって、好敵手として技を競い合っていました。
しかし……「蒼の竜騎士」の座に就いたのはエスティニアン。
それ以来、彼女は己を罰するかのように過酷な鍛練にのめりこむようになっていったのだといいます。
アルベリク:
鍛錬に励むこと自体は、悪くない……。だが、強さを求めるあまり、冷静さを欠けば、ドラゴン族に魅入られる心の隙となりかねないだろう。
主人公の立ち居振る舞いで、竜騎士の有るべき姿を示し、彼女を導いてほしい。
レベル54「飛槍ペレグリン」
義父の願い
その後しばらくして、アドネール占星台の占星術士より、血竜「グラウリー」に動きあり、との急報が寄せられます。
主人公は神殿騎士団本部にてウスティエヌと合流。
見送りにはモントルガンも来ていました。
強敵を前に誓いを新たにするウスティエヌ。
そんな彼女に、モントルガンは家に代々伝わる家宝の飛槍「ペレグリン」を授けます。
血のつながらぬ自分に、家宝を授けてくれたことに奮起するウスティエヌ。
モントルガンは――
モントルガン:
戦神「ハルオーネ」の加護あらんことを……!
だが、ウスティエヌよ、無謀なことはしてくれるなよ。
死んだ英雄には、決して皇都を守ることはできぬのだ。今の皇都に必要なのは、生きて戦い続ける竜騎士のみ。
この事を、ゆめゆめ忘れるでないぞ。
「娘」が生きて帰ることを、ただ強く願うのでした。
娘の想い
血竜「グラウリー」が現れたというクルザス西部高地ハルドラス像前に到着した一行。先行部隊は既に一戦交えた後のようで、多くの犠牲者がでています。
ウスティエヌと同様に以前「蒼の試練」を監督していたブルスモンとも合流し、血竜「グラウリー」の眷族達を迎え撃ちます。
無事に敵を退けることに成功しましたが……血竜「グラウリー」の姿はありませんでした。
予測が外れたか……と思ったその時。
突如グラウリーが現れます。
ペレグリンを手に空高く舞い上がるウスティエヌ。
槍はグラウリーの背に深く食い込みましたが倒し切るまでには至らず……そのまま飛び去ってしまった。
もはや追いかけることは出来ません。
主人公は結果を報告するため、神殿騎士団本部へと戻ります。
本部にいたモントルガンに、ウスティエヌが行方不明になってしまったことを報告。
彼はショックをうけながらも、しかしまだ生きている可能性にかけ、探し続けることを決意するのでした。
竜騎士団にとっても、筆頭であったウスティエヌの不在は戦力の大きな低下を意味します。
イシュガルドのためにも、そして竜騎士の仲間を助け出すためにも、彼女の捜索を続けることになりました。