当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 互いの往く道
- ゼノス暗殺計画
- 踏み出す一歩
ゼノス暗殺に向かったユウギリを追う。共に潜み、ゼノスの首を狙うのだが失敗に終わってしまった。ユウギリは倒れ、主人公は一矢報いるも、同じく動けない。絶体絶命の中、助けに現れたのはナマイ村の住人達だった。
アリゼー、ゴウセツの助太刀もあり、無事に逃げ切れた一行。しかし、完全に帝国軍と敵対してしまった今、ドマ城奪還が必須な状況となった。そこでアルフィノは、国主ヒエンを御旗に、ドマの民を団結させる作戦を立案。その要であるヒエンに会うため、主人公たちはアジムステップへと向かう。
一方、ギラバニアにて動きがあったのか、ゼノスはドマをヨツユに任せて行ってしまった。果たして西方で何があるのか。
ストーリーのあらすじ
「互いの往く道」
決死の覚悟
アリゼー
ユウギリの主張はわかるけれど、どうしたものかしらね。不意を狙うとしても、相手があのゼノスじゃ……。
リセ
ゼノスが……来る……。アタシは、どうすべきなんだろう……。
ゴウセツ
……拙者はユウギリを追わぬぞ。主の言葉や、もろもろのありさまを鑑みれば、ゼノスの暗殺に振るう刀はないゆえな。
ゼノスの強さ、ゴウセツの主張、民の気持ち、ヒエンの願い――全て理解した上で、それでも諦めたくないと願うユウギリ。
このまま一人で行かせてしまえばみすみす命を落としかねない彼女を少しでも支援するため、主人公はユウギリを追い、行動を共にすることを決意します。
ドマ城に潜入している同胞からユウギリに届いた伝書によれば、ゼノスは今夜にも大龍壁を越え、領内の視察に回る予定なのだとか。
急な予定に帝国軍は準備に追われ、万全ではない様子。夜闇に紛れてその隙をつければ、いくらゼノスとはいえ首をとれるかもしれないとユウギリは考えているのです。
もっとも、そう上手くいかないだろうことは承知の上。それでも万が一成功すれば、民も主君も傷つけずにドマを救うことができる。不退転……といえば聞こえが良いその決意は、決死の覚悟でありました。
目撃者
そんな二人の様子を、物陰から見ている少年がいました……。
ああもう……! 山菜を採りに来ただけなんだから、堂々としてればいいだろ。なんで隠れちゃったんだよ、俺……!
けど……暗殺、って言ってたよな。あの皇太子ゼノスを……本気で……?
そんなの無茶だ、大馬鹿だっ!
失敗したら今度こそ…………。
「ゼノス暗殺計画」
到着
ユウギリと主人公は、「ユヅカ代官屋敷」付近にて待機。
虎視眈々と待ち続け……
ゼノスが少数の護衛部隊を伴って現れました。
先の戦で、あれほど腸を千切ってやったのだ。憎悪なり、恐怖なり、獣ごときでも覚えよう……。それで化け物にでも変じていれば面白みもあるが、さて……。
必死に息を殺している者を暴くだけの狩りは、到底、愉しみとは呼べぬからな……。
刃届かず
完璧な奇襲と思われましたが、ゼノスの獣のような直感を前に、ユウギリの暗殺は失敗。
主人公も加勢し、ゼノスと対峙します。
しかしその力はやはり強大で……ユウギリ、そして主人公は倒れてしまいました。
ゼノスの手に握られていたのは、ヨツユから献上された深紅の刀、アメノハバキリ。今にも振り下ろされんとするその刀身を見ながら――主人公は、ウリエンジェの預言詩を思い出していました。
『日出ずる地にて生まれし 紅き輝き 烈火となりて
日沈む地にて生まれし 蒼き輝きを喰らわん』
しかし刀が振り下ろされることはなく。
パキン、と小さな音を立てて、ゼノスの兜が破損。
…………ハ。なるほど、生かしたのも無意味ではなかったと。
よいぞ、ならば俺のため、万策を尽くし、この窮地から生きながらえてみろ。この血を沸し、この肉を躍らせるため、生きるのだ。
もろくたやすい、倦怠極まる世界において、俺もまた、それを狩る悦楽にのみ生きよう……!
愉悦の為に狩場を求めるゼノスは、そういうと主人公から離れます。
しかし、帝国軍はいまだ多く残り、窮地であることには変わりません。
その時、一本の矢が空をきりました。
ドマの誇り
それはナマイ村の若者、イッセが放った矢でした。
今度こそ……逃げるもんかッ!!
あんたたちのやってること、大馬鹿だと思った。よけいなお世話だって思ったよ……!
……だけどッ!
服従するたび、苦しかった。言えなかったけど、守りたかった何かがあった……!
あんたたちを見て胸が痛むのは、その心が、まだ俺たちにあるからだ……! 今忘れたふりをしたら、きっと二度と向き合えない!
だから、来たッ! もう曲げられるもんか、俺たちは最期までドマ人だ!!
帝国に恐怖し、戦うことを諦めていたはずの彼。
しかし、多くの村の仲間とともに立ち上がりました。
その決意は決して無駄ではなく。
アリゼー達も到着。煙玉を放ち、退路を確保します。
混乱の中、追撃を図ろうとする帝国兵でしたが……ゼノスは一人踵を返します。
その口元には……笑みを浮かべて。
「踏み出す一歩」
戦いを終えて
帝国軍はもともと少数の護衛しかおらず、また相当に混乱しているのか……追手がかかることはありませんでした。
アリゼー達は、主人公がユウギリを追って出たことを知り、あわてて救助隊を編成して助けに来てくれたのだといいます。有難いことに、その判断は主人公達だけでなく、勇気をもって立ち上がったドマの民をも救う結果となりました。
主人公達は、イッセ達とともにナマイ村へと引き返します。
恐怖に縛られていたイッセは、ユウギリの姿をみて戦うことを決意しました。
蛮勇であったかのように思われたユウギリの行動は、結果だけをみればドマの民に立ち上がる勇気を与えたのです。しかし……それは運が良かったにすぎません。
ゴウセツの……そしてヒエンの想いは、臣下と民の無事。
幸いにして好転した事実はさておき、ゴウセツはユウギリに自分の命を勘定に入れるよう、叱責するのでした。
ヒエンを御旗に
烈士庵で待機していたアルフィノとリセも合流します。
主人公の命を案じ、真っ青になっていたアルフィノ。
ゼノスを前にしたならば、冷静でいられなかったであろうリセ。
ふたりを置いてくる判断をしたアリゼーは、誰よりも……ユウギリを一人で追った主人公よりも冷静だったのかもしれません。
さて……本格的に帝国軍と対峙したということは、こちらの唯一の手札であった隠密行動のカードを切ってしまったことを意味しています。
戦いになれば戦力的に圧倒的に不利でありますが……タタルからの情報によれば、現在戦時下を脱しているドマには帝国兵の配備もさほどではないのだとか。
そこでアルフィノは、ドマの民を束ね、ドマ城奪還作戦を提案。そのためにもヒエンを迎えにいくことになりました。
必要なのは彼の首ではなく、将としてのヒエンです。国主を御旗に、ドマの民が団結することができれば、少しでも勝機が見えると信じて。
ユウギリ
私は、ヒエン様の捜索に同行したいと思っている。前回会った場所に案内できるというのもあるが……「民に戦う意志があるのか」との問いに、今ならば自信をもって答えられるからだ。
ゴウセツ
此度の暗殺計画によって、民の志は十分に証明された。あの方に、もはや首だけご帰還なさるわけにはいかぬと、詰め寄ってやろうではござらんか!
ドマの民は、よき主君をいただくことで、幾重にも強くなる。若には、いよいよ腹をくくってお戻りいただかねば。主君とはすなわち、その国の精神そのもの……同志たるおぬしにも、見定めてもらいたいのでござる。
リセ
ヒエンは、どんな人なんだろう……。聞いた話だと、アタシと近い年頃らしいんだけど。フォルドラみたいに、属州で生きる同世代の子は、帝国の支配を受け入れつつある。
その中で、ドマの殿様になった彼は、何を思ってるのかな。
アリゼー
民の士気を高めるため、まずは主君を迎えにいく……シャーレアンやウルダハなんかじゃ、まず出てこない言葉よね。
こちらの歴史あってこその思想だろうね。
しかし、たったひとりの存在が大勢の心を動かすことも、事実、あるんじゃないだろうか?
アルフィノ
アリゼー
ふーん? まるで、そういう事例を見たことがあるって口ぶりじゃない。いったい、どちらの英雄さんの話かしら?
……まあ、それはそれとして。私たちもドマの殿様に興味はあるけれど、こっちに残って、攻城戦の準備を整える人も必要じゃない?
クガネに残ってるタタルや、海賊衆と連携をとるにも、エーテライトが復旧してれば便利だし……いざってときにドマの民衆を守れるようにしておくべきよ。
いざ、アジムステップへ
アルフィノとアリゼーは……アルフィノは再び落胆していましたが、烈士庵に残り、エーテライトの復旧にあたることに。
ヒエンを迎えに行く役割は、主人公、ユウギリ、ゴウセツ、そしてたっての希望でリセが請け負うことになりました。
目指すはドマの北。
アウラ・ゼラ達の故郷、アジムステップです。
いざ出発の時、イッセが食べ物をもたせてくれました。
戦えない彼らですが、作る米は一級品。自慢の一品を懐に、一行はアジムステップへと旅立ちます。
ドマの……ひとりの青年の願いも背負って。
リセ
アジムステップか……。今度はどんな場所なんだろう?
ゴウセツ
若が、アジムステップ側におられるとは。確かに、生き別れたのは、北の山中であったが……。
拙者も、若に再会するのが待ち遠しいでござる。
ユウギリ
怪我については問題ない。
それよりも、この目で見た民の勇姿をヒエン様にお伝えしたいのだ。
アリゼー
こっちの戦力に不安がないでもないけど、反乱軍のみんなと協力して、どうにか準備を進めてみるわ。そっちも……よろしくね。
アルフィノ
やれやれ、君との再会を喜ぶ暇もない。……しかし、それだけ前に進んでいるということだね。お互いに、がんばろう!
その頃、ドマ城
ほう……そこまでの状態とは……。さすがは、蛮神「バハムート」を捕えし者だ……。
すぐに飛空戦艦の準備を。ドマ視察の責務は果たしたのだ、陛下もとやかく言うまい……。アラミゴに帰還し、捕えた獲物を見物するとしよう。
さて……
単なる情報筋でしかなかった貴様の願いを聞き入れ、代理総督の座につけてやったのは、なぜか……。
ほかの属州への見せしめとして、ドマをいたぶり続けろと、命じられたからだ……。
その退屈な命令には、貴様のちっぽけな怨念こそふさわしい。
己の役目を、ひたすらに果たし続けよ。
もし、この地の主導権を反乱軍に渡すようなことがあれば、二度はこの顔を拝めぬぞ……。
疾く、遂げよ……。できぬのならば、ドマもろとも散れ。
ギラバニア方面で大きな動きがあったのか、ゼノスは飛空艇にて西方へ向かうことにした様子。
ドマの行く末は、代理提督ヨツユに託されました。
そしてもう一人、一方的に主人公をライバル視する男。
動き出したドマ城奪還作戦は、どのような結末を迎えるのでしょうか――。
その頃、ギラバニア
さて、この大穴で間違いないはずだが……。邪竜の意志が抜け落ちたからか、「竜の眼」の気配が、まったく感じられんな。
自由の身というのも、今回ばかりは考えものか……。
「竜の眼」から連なっている厄災なら、今度こそ始末をつけてやらなきゃな。
そうだろう……相棒、アルフィノ。
登場NPC
NPC | 霧隠のユウギリ NPC | イッセ・シブヌリ NPC | ゼノス・イェー・ガルヴァス NPC | ヨツユ・ゴー・ブルトゥス NPC | アリゼー・ルヴェユール(4.X) NPC | ゴウセツ・ダイトウ NPC | リセ・ヘクスト NPC | アルフィノ・ルヴェユール(4.X) NPC | グリーンワート・ピル・アルヴィナ NPC | エスティニアン・ヴァーリノ