当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 迫る開戦
- 終節の合戦
- 歓声は遠く高く
- その赤に祈りをこめて
マグナイにドタール族偵察の結果を伝え、解放された一行はモル族のもとへ帰る。
いよいよ終節の合戦が始まった。立ちはだかるオロニル族、ドタール族、そして両族長を対峙し、主人公は見事に無垢なる大地と契約を交わす。
勝利者が決まった直後、帝国軍のグリーンワートが現れた。主人公は勝利者として、ゼラ達に帝国軍との戦いを指示。皆で共に勝利する。
邪魔が入ったが、戦いの勝利者はモル族となった。シリナはゼラ達にヒエンへの協力を要請。マグナイやサドゥは了承し、一行は当初の目的を達することができた。
戦いのあと、勝利を喜びあい、主人公達は再びヤンサへと向かう。
ストーリーのあらすじ
「迫る開戦」
ゴウセツ
見たものを正直に告げ、若たちを返してもらうでござる。事実それしかあらぬのだからな。
ダイドゥクル
戻ってきて……しまったか……。だが、ヒエンを返すかは報告の内容次第だ。
明けの玉座へと帰ったゴウセツと主人公。
結局、見たまま――ドタール族は何一つ策を用意していないという話を献上しました。
そもそもマグナイも、ドタール族が何か策を用意してくるとは考えていなかったようです。
とはいえ、一人ひとりが一騎当千であるドタール族。一人失ったという事実は有益な情報であると判断されました。
バートゥ
あれは、前回の「終節の合戦」がおわった直後のことだ。
すでに長兄であられたマグナイ様は、下した部族の女人すべてを集め、愛を下賜するに足る者……つまり、花嫁探しをなさったのだ。
その場で……ああ……あのサドゥときたら! 敗者でありながら長兄に不敬な罵詈雑言を浴びせ、しまいには業火を放って一帯を焼却!
寛大なる心でお許しになっていた長兄も、さすがにプツリ! 三日三晩、互いが膝をつくまで大地を裂くような戦いが…………
参考 月とともに眠る前にFINAL FANTASY XIV 紅蓮秘話
なにやら因縁があるようなサドゥの話を強引に打ち切り、マグナイは主人公達の解放を決定。終節の合戦に向け、モル族のもとへと帰ります。
「終節の合戦」
真剣勝負
バルダム覇道に向かってしばらくぶりのモル・イローです。シリナにもすっかり心配をかけてしまいました。
さて、いよいよ明朝、終節の合戦が開始される予定です。
朝日と共に、いにしえより審判をつとめてきたガール族によってアジムステップのどこかへ土が撒かれます。それが開戦の合図です。
まかれた土は「無垢の土地」となり、そこへもっとも早く到達し、支配した者が合戦の勝者となります。
モル族は弱小部族ですが、戦えないわけではありません。副官であるブジェグや以前手伝ったドルベイ、その他多くの者達が戦士として参加する予定です。
皆不安に震えながらも、今回の神託にもきっと意味があると考える者や、主人公に声をかけられ勇気を奮い立たせる者など、戦いに向けて一つになっていきました。
終節の合戦とは、厳しい大自然の中で生きるゼラ達を力強く率いるための命をかけた真剣勝負。主人公達もオロニル族やドタール族と過ごし、その戦いの意義を知りました。
相手は決して手を抜かないでしょう。
困難な道ですが、それでもモル族のために、そして自分達のためにも、勝利を――そして生きて帰らねばなりません。
いざ、終節の合戦の始まりです。
ヒエン
この一戦、ドマ奪還への足掛かりであることは間違いない。だが、わしにとっては、救われた恩に報いる戦いでもある。必ずや、勝利とともに帰還するぞ!
ゴウセツ
相手を知ればこそ、この戦い、手は抜けぬ。ドタール族が魂を輝かせるなら、拙者はこの刀を閃かせて応じよう!
リセ
ゼノスを倒すためにも、強くなるんだ。ここで負けたりなんて、しないんだから!
ブジェグ
うちの一族には、戦に臨む者を鼓舞する儀式がない。だが、こうして声を掛けあうだけで、違うものだな……。
テムルン
私たちの神は、合戦の行方を告げてはいないわ。神託の先を切り拓くあなたたちのため、心から祈りましょう。
終節の合戦
夜明けと共に現れたガール族の手により、土が撒かれました。
土は混じり、無垢な大地が生まれ……いよいよ、終節の合戦が始まります。
ヨルに跨り、無垢なる土地へと急行する一行。
ブドゥガ族やオロニル族の妨害にあいながらも、ヒエンやゴウセツ、リセ、そしてモル族の皆と協力して先へ進みます。
無垢の大地に到着。
既にオロニル族とドタール族達が激しい戦いを繰り広げていましたが、そこに割って入ります。
主人公だって、呪いの石像すら躊躇なく破壊する胆力の持ち主。草原の戦士たちを相手に一歩も引きません。
隙をみて無垢なる土地と契約しようとする主人公でしたが……
「その土地は、余輩にこそ献上されるべきものだ」
巨大な斧を手に、オロニル族の長、マグナイが立ちはだかります。加えて、ドタール族の増援とサドゥまでもが到着しました。
三つ巴の戦いは混迷を極めましたが……
両族長の膝を折り、遂に主人公が無垢なる土地との契約を交わすことに成功したのです。
しかし喜びもつかの間。
あたりに響くは無粋な青燐機関の音。
グリーンワート率いる帝国の部隊が現れます。
ヒエンの号令により、先程まで刃を交えていた者達と肩を並べ、帝国軍と対峙します。
最初の命令
オロニル族、ドタール族の皆と力をあわせ……グリーンワート達帝国軍を撃退。
逃げ出したグリーンワートの背を見送り、皆で勝鬨を上げます。
帝国には、もう二度と負けないと決意を込めて。
勝者の願い
さて、余計な邪魔が入りましたが……モル族は終節の合戦に勝利。
いにしえより続く草原の掟に従い、モル族こそが新たな草原の覇者となりました。
シリナの最初の言葉。
彼女達モル族は多くの変化を望みませんが、たったひとつだけ――
ヒエンの願いだけは必ず聞き入れるようにと命じます。
言葉を継いだヒエンは、ドマ反乱軍への協力を要請。
新たな戦場で魂を輝かせる機会を求めるサドゥは了承。
マグナイもまた、張り合うように参加を許諾します。
これで当初の目的を果たすことができました。
力強い味方を得られ、最高の形でヤンサへ帰ることができそうです。
「歓声は遠く高く」
ヒエン
今はまず、勝利の喜びを皆とわかちあうべきであろうよ。……まず、一番手はわしからだ。
そなたの奮戦のおかげで、わしはモル族に救われた恩を返し、故郷の奪還に向けて、一歩進むことができた。……心より、感謝する。
そなたとの出会いは、苦境の底におったわしの……ドマの、何よりの僥倖であった。
リセ
アタシたちは、アタシたちの目的があって、合戦に参加する道を選んだわけだけどさ……。その中で、誰かを救えた……って、思ってもいいのかな。
ゴウセツ
……勝利に笑む人々を見たのは、いつぶりでござろうか。
遠からぬうちに、またお目にかかりたいものよ。
シリナ
本当に勝ったんですね、私たち……!
ブジェグ
お前のことは、もう客人などと呼べないな。心から感謝を捧げよう、我らが英雄よ。
モル・イローへと到着。
テムルンも勝利を喜んでくれていました。なにより……大怪我を負ったものはいても、全員が無事に帰ってくることができたのは僥倖です。
主人公は集落内をまわり、共に戦ったモル族の戦士たちに声をかけてまわります。
傷を負いつつも、勝利の余韻に浸る者。
疲れ切っていても、喜びにあふれている者。
生きていることに安堵する者。
主人公達の戦いぶりに興奮している者。
それぞれが全身で喜んでいて、そしてそれは主人公も同じです。
主人公達は自分達の目的もあって戦いに参加しましたが、その道すがら、モル族の勝利の手助けをすることができました。
戦友達と「勝利を喜び」あい、この刻を全員で分かち合うのでした。
勤勉なモル族戦士
はーっ、かっこいいなぁ! あたしも、そんな風に武器を扱ってみたいです。
熱血なモル族戦士
くぅぅぅ……! あんた、旦那はいるのか!? 告白しても!?
温厚なモル族戦士
ふー……ほんっと……生きててよかったなぁ!
早く治せよ。 合戦に勝ったって、明日は明日の仕事があるんだからさ!
冷静なモル族戦士
リセ
見てたよー? 大人気だったね、主人公!
ゴウセツ
父の背を見て子が育ち、先達の背を追って後輩がゆくように、あの者らは、きっとおぬしを目指すことでござろう。
ヒエン
あれだけ喜ばれては、戦のあとであれ、疲れた顔は見せられんな!
テムルン
神と、あなたを受け入れた土地に……そして何より戦ったすべての子たちに、永く永く、感謝の祈りを捧げます。
「その赤に祈りをこめて」
殺されたところから生まれよ
一行はいよいよヤンサへと帰ることになりました。
帰り道、ヒエンは明けの玉座に立ち寄ることを提案。合戦直後に敵対した者の陣に向かうことを憂慮するリセでしたが、シリナは大丈夫だといいます。
戦いを繰り返しながら草原で生き続けているアウラ・ゼラ達。今回の戦いでも多くの血が流れ、大地が赤く染まりました。
しかし……赤は昼と夜を入れ替える色。
終わりの赤にして、始まりの赤でもあるのです。
明けの玉座
リセ
本当に、すんなり通してもらえちゃった!
ヒエン
さて、気高き族長殿の機嫌がよいといいのだが。
ゴウセツ
ふむ……人が減ったか……。
シリナ
族長さんと、きちんとお話しするのははじめてで……。少し、緊張します……。
見送りで同行してくれたシリナとともに、明けの玉座へと到着。
副官バートゥの姿が見えません。敗軍の陣だから……との言葉に一瞬肝が冷えますが、彼は怪我を負うも一命はとりとめたとのこと。いくら命を失うことがある戦いであったとはいえ、一安心です。
何故ここに来たと問うマグナイ。勝者とはいえ変化を望まず、加えて神託で移動する可能性が高いモル族は、明けの玉座を使うつもりはないと説明。ついでヒエンは今後のことについて確認したところ、マグナイは号令があれば必ず参じると宣言します。
……さて、次はドタール・カーです。
マグナイ
なぜだ……また違うのか……?
どうしてこうも、余輩のナーマだけ見つからない……!
ドタール・カー
リセ
ここが、ドタール・カーだね。乾いた風……少しギラバニアに似てるかな。
ヒエン
やっとここへ来れたわ!
前回の機会は、投獄でふいにしたからな。
ゴウセツ
ゲセル殿(死んでいたドタール族のこと)は、無事に還ったであろうか。……いや、案じるまでもござらんか。
シリナ
サドゥさんとも、実はちゃんと話したことがなくて……。
ドタール・カーに到着しました。ヤンサへ続く道は現在彼等の手で封印が施されていますが、それを解いてもらうためです。
激しい戦いゆえ、ドタール族はその数を減らしていました。しかし……
一人既に戻ってきているといいます。
サドゥの副官シャルは、ゲセルの妻だったのです。
勇敢なる草原の戦士、ドタール族の協力も得て、いよいよ一行はヤンサへと帰ります。
サドゥ
いつでもオレたちを呼べ。
クソ偉そうなあの男より、よほど戦果を上げてやるよ。
シャル
母親になるのって、なんだか不思議な気持ちね。この子が誰の生まれ変わりでもいい……早く会いたいなって思うの。
赤き旗
ヒエン
草原の風景とも、これでしばしの別れか。わしにとっては、一日千秋、長い時を過ごした場所であった。
……必ずや、また来るとしよう。
ゴウセツ
サドゥ殿の激励も効いた。さあ、これより、満を持しての帰還でござる!
ユウギリも、今か今かと帰りを待っておろう。大腕を振って、よい報せを持ち帰るでござる。
リセ
この先が、ヤンサ……。
シリナの想いや、この草原で感じたこと……全部もって、ヤンサへ戻ろう。
サドゥの約束通り、封印は解かれていました。
洞窟を抜けた先はヤンサ。シリナともここでお別れです。
彼女は礼にと、ひとつの楽器――モリンホールを贈ってくれました。それは特別なことを成し遂げた仲間に、偉業が歌となり、讃えられ続けますように……と願いをこめて贈られるもの。
血の繋がりはないけれど、主人公達とモル族は今や深い絆で結ばれています。
そしてもうひとつ……赤い旗を送ってくれました。それは彼女の願いが込められた旗でした。
「流した血のあとに、燃え盛る炎の果てに、悲嘆しながら迎える朝焼けの先に……始まるものがあるように。」と。
赤は終わりの色であり、始まりの色。
彼女の願いもしっかり受け取り、一行はヤンサへと向かいます。
登場NPC
NPC | ゴウセツ・ダイトウ NPC | マグナイ・オロニル NPC | リセ・ヘクスト NPC | ヒエン・リジン NPC | シリナ・モル NPC | テムルン・モル NPC | サドゥ・ドタール NPC | グリーンワート・ピル・アルヴィナ