当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 悲しみの退路
- 悲しみと痛み噛みしめて
- 箱船からの眺め
- 次なる一手は……
- 魂を売った村
- 心に勇気を
- カストルム・アバニア潜入作戦
敵味方を問わない砲撃でコンラッドを失い、本隊はスペキュラ・インペラトリスから撤退。しかし追撃がなかったことを不審に思い、偵察すると、巨大カノン砲から煙が上がっているのが確認された。どうやら帝国軍側にも何か問題が生じているようだ。
一行は万全を期し、まずカストルム・アバニアの司令部を押さえ、砲撃の危険性を排除することを決定。潜入調査員からの情報をもとに、主人公たちはカストルム・アバニアへと潜入。司令部まで攻め入る。
そこで待っていたのはフォルドラだった。互いに相容れず、拳を交えるリセとフォルドラ。しかし、以前は圧倒していたはずのリセの拳は全て見切られ、その上アリゼーが深手を負ってしまう。
その後、フォルドラは逃げていった。
皇族主催の狩猟祭へ招待すると、ゼノスからの伝言を残して。
ストーリーのあらすじ
「悲しみの退路」
メ・ナーゴ
隊長が……隊長が……! うわああああ……!
リセ
コンラッド……アタシは…………。
アルフィノ
なんてことだ……。コンラッド隊長は、敵である髑髏連隊の若者たちを救おうとしていたのに……。彼らとて、同じアラミゴの若者なのだと、何度も……その必死の説得がようやく通じて……それなのにッ……!
コンラッド隊長は、敵の砲撃で亡くなった。だが、髑髏連隊の若者たちは、味方の砲撃で殺されたんだッ!
戦争にだって、守るべき尊厳というものがあるはず……そうだと言ってくれ!!
突然の砲撃でコンラッドを失い、混乱が続く中……ラウバーンはスペキュラ・インペラトリスからの撤退を決定。
途中、主人公は多くの怪我人を救助しつつ、アラギリへと戻ります。
「悲しみと痛み噛みしめて」
アルフィノ
到着したか。コンラッド隊長の亡骸は、どうにか運べたよ。落ち着いたら、手厚く葬らなければならないね……。
だが、悲嘆に暮れてばかりもいられない。コンラッド隊長は、最期までアラミゴ奪還を強く願っていた。そのためにできることを、生き残った者として成し遂げよう。
アリゼー
私の方でも、何人か負傷者を連れ帰ったわ。でも、帰還できなかった人たちも大勢いる……。
リセ
…………アタシができること……。アタシにしかできないこと……。
メ・ナーゴ
仲間が死ぬのは、何度経験したって慣れません……。
ピピン
メインタワーの制圧に向かった部隊に、大きな犠牲が出てしまった。私の部下にも、かなりの損害が出ている……。
黒渦団の将校
カストルム・アバニアの指揮官の頭蓋に、斧を叩き込んでやりたい気分だ!
双蛇党の将校
負傷者の救護には、全力を尽くしています。
アラギリに到着。
コンラッド死亡の報はすでにラウバーンのもとにも届いており、彼は優れた指導者が失われたことを惜しみます。
コンラッドの想いに応えるためにも、歩みを止めるわけにはいきません。
しかし……帝国軍が味方殺しを厭わない以上、スペキュラ・インペラトリスを占拠し、盾にするという計画は破綻。カストルム・アバニアの巨大カノン砲は脅威であり続けています。
一方で、退却時に帝国軍が追撃をしてこなかったのは何故でしょう。
帝国軍内で何か問題が生じているのかもしれません。
とはいえ、当然罠の可能性もあります。
そこで、リセが偵察を申し出ました。
そもそもコンラッド隊長は何度もアタシのことを解放軍に誘ってくれていたんだ。パパリモとふたり、身を寄せていたときからね。
その度に「暁」の一員だからって断っていたけど……きっとアタシは、姉さんと自分の間で、嘘をついて逃げていただけ……。
でも、遠い東方の地で、アタシはある人に出会った。その人は、仲間や多くの人たちから託された想いを背負って、決して逃げずに、先頭に立って戦う道を選んだ。
……きっと、今度はアタシの番なんだ。覚悟は決めたつもり。でも、仲間の命を預かるからには、自分自身の目で敵を見極めたい。
ちゃんと戻ってくるから……行かせて。
リセなりにコンラッドの死と、自分が新たな指導者となったことを受け止めようとしているのでしょう。
とはいえ、単独で行かせるわけにもいきません。主人公も同行し、カストルム・アバニアを見渡すことが出来るという「ニュンクレフの箱船」へと向かいます。
メ・ナーゴ
仲間たちは、コンラッド隊長の判断を信じています。実は、以前から指揮権を譲るならリセだって、言ってたんです。これからの解放軍には、外との絆を結べる者が必要だって……。
アルフィノ
指揮官を失ったことでアラミゴ解放軍の統率が乱れないかという点は、みな心配だろう。リセが、上手く導いてくれるといいのだが……。
アリゼー
……リセは覚悟を決めつつあるわ。ヒエンの言葉や振る舞いに、思うところがあったみたいね……。
ラウバーン
リセの心の支えになってやってくれ。それができるのは、長き東方での旅をともにした仲間だけだろう。
ピピン
味方を攻撃したことは、帝国軍の兵に少なからず動揺を与えるだろう。
リセ
いつもだけど、ゴメンね、巻き込んじゃって。でも、いっしょに行くって言ってくれて、嬉しかった……ありがとう。
心の整理なんてついてないけど、全力で臨みたいんだ。自分なりにではあるけどね……。
「方舟からの眺め」
ニュンクレフの箱船……第六霊災のとき、人々を大洪水から救うために作られた伝説の船なんだ。荒れ狂う海から、こんな山中まで魔法で転移してきたんだって。
どんな時代にも、誰かを助けたいっていう、純粋な想いで行動する人がいて、時に嘘みたいなことを成し遂げる。
この船は、その証なんだ。
あなたはどうなのかなって、ふと思うことがあるの……。周囲が勝手に、あなたを英雄と呼んで、期待を一身に受けて。でも、良いことだけじゃなく、大変なことも多かったはず。
そんな中でも、すべてを呑み込んで、前へ進むあなたに出会って、生き方を変えていく人がたくさんいた。
もちろん、アタシもね……。
アタシは、ドマにとってのヒエンにはなれない。
でも、いっしょに戦ってくれる仲間たちがいる……。
もちろん、あなたも。
長らくイダとして生き、考えることが苦手だと公言して憚らなかったリセ。
しかし東方の旅を経て、コンラッドの死に直面し、後継者として指名された今、彼女なりにできること、やれることを考えていました。
さて、スペキュラ・インペラトリスの様子ですが……
煙があがっているのが見えました。帝国軍は追撃しなかったのではなく、出来なかったのです。何が起こっているかは分かりませんが、修理を終える前に行動したほうがよさそうです。
ふたりは急ぎアラギリへと戻ります。
「心に勇気を」
本項は、以下クエストのエッセンスを抽出し、まとめたものです。
- 次なる一手は……
- 魂を売った村
- 心に勇気を
次なる一手は
カストルム・アバニアのカノン砲から上がっていた煙が罠である可能性は低いものの、万全を期すための作戦を立案します。
まずは敵兵の隙を突き、少数の兵にて潜入。管制室をおさえて砲撃の懸念を完全に断った後、本隊が拠点を占拠することになりました。
その潜入方法ですが、帝国軍施設で働くアラミゴ人の集落「ラジアタ」にいる諜報員に接触し、ルートを確保することに。
その役割を主人公、アルフィノ、アリゼー、そしてリセで請け負うことになりました。
リセ
突入作戦に協力してくれて、ありがと。絶対に成功させよう!
アリゼー
大勢の軍隊といっしょに行動するよりも、私は、この手の少人数での作戦の方が気楽だわ。さあ、行きましょう。
メ・ナーゴ
ピピン少闘将の噂は聞いていました。長らくアラミゴでの極秘作戦に従事していたと……。
ピピン
戦勝祝賀会の夜、初めて会ったときのことを覚えているか? あのとき、まさしくアラミゴ方面での極秘作戦を終えて、帰還したところだったのだよ。
ラウバーン
危険な役割を引き受けてくれたことを感謝する。どうか、我々の突破口を切り拓いてくれ!
黒渦団の将校
カノン砲さえなければ、あのような砦、我ら黒渦団の荒波で撃ち砕いてくれるわ!
双蛇党の将校
双蛇党も臨戦態勢で、朗報をお待ちしています。
アルフィノ
私も、今回の帝国軍のやり口には、思うところがある……。アリゼーに感化されたわけではないが、頭よりも先に手足を出したくなるほどにね……。
それに、潜入先であるカストルム・アバニアは、ギラバニア山岳地帯最大の帝国軍拠点だ。拉致されたクルルさんが、囚われている可能性もあると思う。
前に歩み出たリセを支え、アラミゴと大切な仲間を奪還するためにも、全力で、この任務を果たそうじゃないか!
ラジアタ 魂を売った村
アルフィノ
ここから見るかぎり、帝国兵の姿はないようだ。おそらく、同盟軍を警戒してカストルム・アバニアに戻り、防備を固めているのだろう。
アリゼー
村というよりも、労働者の宿泊施設といったところね。
リセ
帝国兵の姿は見えないね……。拠点の方に引き上げちゃったのかもしれない。アタシたちにとっては、好都合だね。
カノン砲からは、もう黒煙が上がってないみたいだし、修理が進められているのかもしれない……急いだほうがいいよ。
ラジアタに到着しました。
ここは帝国軍施設で働くアラミゴ人が多く、解放軍の中には「帝国に魂を売った村」だと揶揄する者もいるのだそうです。
さて、村に潜入しているのはスターク・ウォードというローエンガルデ族の女性です。「ゆうき」という合言葉を手掛かりに、手分けをして探し出しました。
普段カストルム・アバニアの厨房で働いているという彼女の情報によると、単独の侵入者によって巨大カノン砲の炸薬パイプラインを破壊されたらしいのです。
とても信じられませんが……帝国兵の動揺ぶりからおそらく本当で、直後に警戒レベルが引き上げられていることもそれを裏付けています。しかし、既に応急修理作業が進められていることも確認されています。当初の作戦通り、先に司令室を押さえたほうが良いでしょう。
潜入ルートも調査済みです。具体的な作戦立案のため、一旦アラギリに戻ることとなりました。
アリゼー
帝国との闘いは、水面下でずっと続いていたということね。
リセ
スターク・ウォードさんみたいな人たちが、地道に諜報活動を行ってくれていたおかげだね。
スターク・ウォード
帝国に反撃してやるために、必死で情報を集めたんだ。
か弱いアタシは、殴り合いじゃせいぜい10人しか倒せない。だけど基地の見取り図があれば、もっと多く倒せるだろ?
「カストルム・アバニア潜入作戦」
カストルム・アバニアへの侵入ルート、そして管制室の場所が判明しました。
主人公やアルフィノ、アリゼーは別ルートで侵入。敵と交戦し、引きつける役割に。リセは解放軍を率い、戦力を温存させつつ管制室の占拠を目指します。
囮の役割でもある主人公とアルフィノ、アリゼーは、スターク・ウォードの手引で潜入口である排気ダクトへ。
いよいよ作戦開始です。
巨砲要塞 カストルム・アバニア
ギラバニア山岳地帯東端に築かれているカストルム・アバニア。据え付けられている巨大カノン砲は、かつてガイウスが対ミドガルズオルムを目的として建造したものですが、現在は対人防衛兵器として使われています。
ダクトから侵入し、帝国兵を引きつけながら戦う主人公の前に現れたのはナンバーXXIVです。
超越技術研究の24人目の実験体である彼は、初めてガレアン族へ後天的魔法能力を付与することに成功した個体なのですが……かわりに精神的な安定性が欠けてしまいました。
他にも数多の実験体と思われる敵を乗り越え――
最後に対峙したのはインフェルノ。
これもまた実験の過程で生まれた個体です。人工筋肉の開発過程で偶発的に発生したらしく、力は強いものの制御不能な失敗作ともいえるものでした。
主人公はこれを討伐。
別ルートで戦っていたアルフィノのとアリゼーも追いつきました。最終目標である管制室へと急ぎます。
相容れない
解放軍を率いて潜入していたリセと合流。いよいよ目標の管制室です。
フォルドラは、コンラッドを……そして髑髏連隊の命を奪った砲撃を、自らが指示したことを認めます。
アラミゴ人の自由のため、必要な犠牲だ。奴らとて、本望だったことだろう。
私たち髑髏連隊の仲間は誓い合っていた。アラミゴに生まれた若者たちが、生粋のガレアン族に蔑まれることなく生きていけるだけの力を手に入れようとな。
何かを欲するのであれば、対価が必要だ。
支払えるものがないのであれば、血であがなうしか道はない。市民権を持たぬ属州民は、それを得るために兵役に就く。市民権を持ってなお、ガレアン族から差別されるのであれば、何も言えぬほどの戦果を挙げ、権力を手にするほかない。
アラミゴに……帝国に支配された属州に生まれてしまったのなら、そうやって、自由を勝ち取るしかないのだ!
謎の力
フォルドラの言葉は、正しいのかもしれませんが……
分かり合えぬ二人は、拳を交えます。
少し前まで、フォルドラを圧倒していたはずのリセ。しかし――
彼女の攻撃は紙一重ですべて避けられてしまいます。
そこにアリゼーも加勢。協力するのですが……
フォルドラの眼が怪しく輝き、一閃。
その刃に、アリゼーが倒されてしまったのです。
急ぎ加勢した主人公ですが、分が悪いと判断したフォルドラはけむり玉を使用。窓を破壊し、逃げていきました。
ゼノスからの伝言――皇族主催の狩猟祭へ招待する、と言葉を残して。
すぐにでも追いたいところですが、アリゼーの怪我が心配です。リセ達に司令部確保を任せ、アリゼーを運び出します……。
登場NPC
NPC | メ・ナーゴ・ラツ NPC | リセ・ヘクスト NPC | アルフィノ・ルヴェユール(4.X) NPC | アリゼー・ルヴェユール(4.X) NPC | ラウバーン・アルディン NPC | ピピン・タルピン NPC | フォルドラ・レム・ルプス