当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 境界の地ギムリト
エオルゼア同盟軍が帝国に停戦交渉を申し出たところ、ヴァリス帝自ら応じることに。
会談では、互いの主張が平行線を辿る。
休憩後、同盟軍は、帝国がなぜ拡大路線をとるのか真意を問う。ヴァリス帝の目的は、人が本来のあるべき姿――世界と共に14に分断される前の完全なる人となり、アシエンに対抗すること。アシエンが作り上げたガレマール帝国で育ったヴァリス帝は、人が今のままではアシエンに対抗できないと考えている。人が人たる為に、アシエンを排除するために、世界を統合しようとしているのだ。
それは霊災をも許容することを意味する。エオルゼア同盟軍としては到底受け入れられない。
ここに停戦交渉は決裂し、いよいよ戦端が開かれようとしている。
ストーリーのあらすじ
「境界の地ギムリト」
会談の申し出

エオルゼア同盟軍は、アラミゴ北東の国境地帯に対帝国の本陣を構築しています。到着した主人公は、得られた情報を報告しました。

ところで、ラウバーンが帝国軍に停戦交渉を持ちかけたところ、なんとヴァリス帝自らが会談に応じるとの回答があったそうです。たとえ停戦が実現せずとも、時間稼ぎのためにも会談は必須です。
先方は、暁に加えて英雄たる主人公にも会談への参加を要求しています。
鬼が出るか蛇が出るか――エオルゼアの未来を占う会談が始まります。
ラウバーン
ヒエン
アリゼー
停戦交渉・前半
ガレマール帝国軍天幕において、会談が始まりました。


同盟軍の総意
同盟軍
帝国
ナナモ
我らはたとえ、此度の戦に敗れたとて、幾世代にもかけて、自由を求め戦い続けるであろう。この終わりなき負の連鎖は、ここで断ち切らねばならぬ。
そして、我らエオルゼア諸国、並びにドマ国は、各々が独立を保ちながらも、確かな同盟関係を結んでいる。そなたらガレアン人国家とも、平和裏に手を取ることができるはず。
いまこそ、旧怨と支配欲とを捨て去り、共生の道を模索しようではないか。
断言するが、国が分かたれていれば、争いの種は尽きることはない。すべての民が、ひとつ理想の下に集わぬかぎり、終わりなき負の連鎖とやらは、断ち切れはせぬというものよ。
ヴァリス
リセ
結果、自由を求めて戦が起こり、多大な犠牲が出ることになった。帝国のやり方は、悲惨な争いを生むだけなんだ。
ヒエン
ヴァリス
ラウバーン
すべてを奪われた者たちが、大人しく従うことはない。
反旗を翻すのも当然のことではないか……?
ヴァリス
アイメリク
双方とも犠牲の山はうず高く積まれるばかり、戦はどちらかが滅びるまで続くものと思われた……。しかし、我々とドラゴン族は千年の禍根を乗り越え、竜詩戦争を終結させ、融和の道を歩み始めたのだ。貴国との間にも、必ずや和平の可能性があるはず……。
私は、美辞麗句を語る貴様より、強大な力によって、すべての者を統べようとした、先の教皇にこそ、共感を覚えるのだがな……。
ヴァリス
国とは何か
同盟軍
どうあれ、国の領土など元々そこに暮らしていた者からすれば侵略である。相互理解などという生ぬるいものでは、共存などできない。
帝国
ガレアン族は、故郷を追われた民である。先天的に魔法が使えぬ我らは、領土争いに敗れ、北方の寒冷地に追いやられた歴史を持つ。そこで青燐水を発見し、魔導技術を得たからこそ、領土を取り戻し、強国へ成長することもできたが……それまでは厳しい生活の中、苦汁をなめてきたのだ。
ヴァリス
メルウィブ
バイルブランド島を、先住民のコボルド族から奪ったことを……もっとも、蛮族を駆逐するとは、よい心掛けだがな。
ガレアン族が故郷を取り戻すまでの数百年間で、その土地に根付いた民にとってみれば、我らは所詮、侵略者。相互理解などという、生ぬるいもので共存できようはずもない。
ヴァリス
カヌ・エ
しかし、そんなイクサル族のなかにも、己の拠り所をみつけ充足を得た者たちもいます。ガレマール帝国にも、拡大路線だけでなく、民の幸福を実現する、ほかの道があるのではないでしょうか?
ヴァリス
中断
すれ違う主張に、席をたとうとするヴァリス。
幸い、アリゼーの率直な物言いのおかげで、休憩を挟み、会談は続行されることになります。
ヴァリス
アリゼー
お互い戦いを望んでいないのなら、過去の非をあげつらうのでなく、停戦に向けて歩み寄るべきよ。
ナナモ
ヴァリス殿、議論がもつれてしまったいま、休憩を挟んで、皆で頭を冷やしてから、改めて話し合わぬか?
ヴァリス
休憩中
現時点では平行線を辿っているものの、会談に応じた以上、ヴァリス帝にも何か理由・目的があるはず。せめてそれが引き出せれば……。
主人公は盟主達と話をし、会談再開に備えます。
未だアシエンのことを語らぬヴァリス帝。「無駄な血を流したくない」という言葉の裏にこそ、真意があると思われる。
ナナモ
ラウバーン
リセ
ナナモ
ふむ、あえてこちらから語るのではなく、かの君に言葉を紡がせ、真意を探り出すというのも手やもしれん。
帝国は我々のことを良く知っているが、我々は帝国を知らない。
ヴァリス帝から、情報を語らせることは出来ないだろうか。
メルウィブ
まさかあれほどまで、エオルゼアの歴史に精通しているとはな。
カヌ・エ
メルウィブ
相手の口から出るのが、嵐の如き逆風であったとしても、帆を張り風を切れば、船を前に進めることはできるはず。
帝国式の教育を受けているヒエンによれば、帝国では信仰を禁止する一方で、皇帝を神のように敬うことが求められる。この矛盾は、会談の突破口となるだろうか。
ヒエン
ところで、ヒエン殿は帝国式の教育を受けていたと聞く。やはり、帝国では皇帝は絶対な存在なのだろうか?
アイメリク
ヒエン
呆れ果てたといったところか?
確かに、国として宗教を否定しておきながら、元首を神のごとく崇拝させるとは、大きな矛盾だ。思えば帝国式の教育は、合理的な一方で矛盾点も多かった……。
会談が再開したら、そこを突いてみるのも一手かもしれん。
ナナモ
このまたとない機会を、無駄にはしたくないものじゃ。
ラウバーン
リセ
カヌ・エ
メルウィブ
それは、わかっているのだがな……。
アイメリク
不覚にも、言葉に詰まってしまったよ。
ヒエン
停戦交渉・後半
再開
無駄な血を流したくないと言いつつ、帝国が拡大路線を取るのは何故か。エオルゼア同盟軍は、その真意を投げかける。
ヴァリス
ナナモ
メルウィブ
対して、我らは帝国の事情に通じているとは言い難い。
ラウバーン
ヒエン
蛮神の脅威を知った初代ソル帝は、世界を救うべく、その討滅を国是に掲げた。そして、全土統一に向けて動き始めたのだ……と。
が、帝国の拡大は、ザ・バーンの荒廃を見る以前からのもの。さらに言えば、近年の神降ろしは、いずれも帝国成立後に、行われている。
……これでは辻褄が合わん。
リセ
戦いを避けたいと言いながらも、侵略を続ける真意を、どうか聞かせてちょうだい。
真意

私が築かんとする理想の世界とは……すなわち、本来のあるべき世界だ。
それは同時に、我々人類が、本来のあるべき姿に戻る道でもある。
我々は、それぞれの種族に、長所と短所を併せ持つ。つまり、みな不完全だ……なぜか?
それは、始原の時代……「ひとつの民」だったものが、分かたれたため。

有史以前に、世界が複数に分断されたことは知っていよう。原初世界と、13の鏡像世界にな……。この「世界分断」とともに、我ら人類もまた分かたれたのだ。
人の争いが、永劫無限に終わらぬのも、それゆえだ。不完全ゆえに他者を妬み……狭き視野で正義を定め、戦い、奪い合うのだ。

貴公らの、先の主張も同じこと。いかに聞こえが良くとも、一時の解決にしかならぬ。
よいか……本当の平穏のために目指すべきは、世界の統合。
それによって真なる人になることだ。
その大願の成就に向けて、我らは突き進む!
万難を排し、力を取り込んで、人の明日を目指すのだ!

決裂
遂にヴァリス帝が語った真意とは……世界を統合し、分断される前の完全な人に戻ることでした。

それはアシエンと同じ目的。しかしガイウスは、決して甘言に乗っているわけではありません。それもそのはずーー

ソル帝の正体はアシエンであり、ガレマール帝国はアシエンが人の歴史に介在しやすくするために興した国であることを、エオルゼア同盟軍はここで初めて知ります。
ヴァリス帝は、アシエンと同じ宿願を抱きつつ、自身の道を歩んでいます。
すなわち、世界の統合後、完全なる人が新たなるガレマール帝国の旗本に集い、人に干渉せんとする異形をすべて倒す。そうして、真の歴史を人の手に取り戻すのだと。

高らかに宣言するヴァリス帝。
しかし……世界の統合は即ち、霊災を意味します。犠牲を歯牙にもかけないヴァリス帝の物言いに、いよいよ交渉は決裂。
一瞥もなく、互いに天幕を去りました。


戦いが、始まります――。
アリゼー
ヴァリス帝の野望は、絶対に阻止しないと……!
ナナモ
ピピン
いささか緊張してはいるが、義父上に恥じぬよう、全身全霊で戦うつもりだ!
ラウバーン
しかし、相手の戦力は強大、この上なく厳しい戦となるだろう……。
リセ
彼らの到着まで時間を稼げたことが、交渉の収穫なんだって、考えるしかないよね……。
カヌ・エ
人に犠牲を強いる理想に、何の大義がありましょう?
白蛇の守人
ですが、今の私にとって忠誠の対象は皇帝ではなく、カヌ・エ様、ただおひとりにあるのです。
メルウィブ
いまだ、動揺が収まらぬが、これで倒すべき敵はひとつとなった。エオルゼア同盟軍の底力を、いまこそ見せてやろう!
エインザル
黒渦団の大砲に、俺の鉄斧を加えて、帝国兵どもにたっぷり味わってもらうとしよう!
アイメリク
我が国と同様に、帝国の歴史もまた大きく歪められているようだ。
ルキア
この度も、絶対に負けられない戦いだ……!
ヒエン
やれやれ、予想を遥かに上回る規模での陰謀であったな。
とはいえ敵の正体が知れたいまとなっては、ただ戦うのみよ!
ユウギリ
数こそ少ないが、選りすぐりの精鋭部隊となっている。
登場NPC











