2023/03/18 メインクエスト5.0-漆黒【05.アリゼーを探して】を更新しました。

STORY | 2.クロニクル-リターン・トゥ・イヴァリース【01.失われた都ラバナスタ】

エオスト – Story of Eorzea – では、FF14クエストのストーリーあらすじをまとめています。
当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
  • 追われた巡業一座
  • 失われた都ラバナスタ

リターン・トゥ・イヴァリースについて

FF14のパッチ4.Xで展開されたクロニクルクエスト、リターン・トゥ・イヴァリースは、主にFINAL FANTASY TACTICS(FFT)、及びFINAL FANTASY XII(FF12)を下敷きとして語られる物語です。
元を知らなければ楽しめない構成にはなっていないものの、知っていたほうが楽しめるのは間違いないことや、ここでしか出てこない単語等も多いことから、よりリターン・トゥ・イヴァリースを楽しむためのガイドブックを作成しています。
是非あわせてご参照ください。

STORY | 2.クロニクル-リターン・トゥ・イヴァリース【00.ストーリーを楽しむためのガイドブック】

あらすじの要約

クガネで出会った、アルマやラムザ達劇団マジェスティック。彼らはガレマール帝国から亡命してきた一行で、現在主宰のジェノミスが行方不明になっているという。

主人公はジェノミスを探し、ラバナスタへ。最深部でジェノミスを発見、無事救出に成功するのだが、彼の持っていた「聖石」を盗賊バッガモナン一行に奪われてしまった。

実は、ジェノミスの本名はアラズラム・デュライという。彼らはガレマール帝国で有名なおとぎ話であるゾディアックブレイブストーリーのひとつ、平民王ディリータの物語が、歴史上の真実であることを証明するために、彼ら一族に伝えられている「デュライ白書」をもとに、イヴァリースを探し求めているのだ。

ストーリーのあらすじ

「追われた巡業一座」

アルマ

クガネの街を歩いている時、小金通りの顔役であるケイテンに声をかけられ、ある人を紹介されました。

彼女の名前はリナ・ミュリラー。グリダニアで発行されているゴシップ誌「週刊レイヴン」の記者です。

そしてリナと同行している彼女はアルマ・レクセンテール。主人公に相談したいことがあるそうなのですが、込み入った話とのことなので、アルマが家と称する「劇場艇」へ場所を移します。

劇団マジェスティック


リナ

びっくりしたでしょ?
劇場と飛空艇が一体となった、いわば移動型の劇場なんですよ!

かわいらしい劇団員

こんにちは~~!
こ、怖くないですよ~。

ハンサムな劇団員

や、やぁ……。

ガレアン族と思われる劇団員

…………。

豪華な装飾を施された「劇場艇プリマビスタ」。劇団マジェスティックの舞台であり、アルマが家と呼ぶこの飛空艇は、ガレマール帝国で建造されたものです。

そう、一行はガレアン人。とはいえ軍属ではなく、一般階級です。
国内外にまでその名が知られる程に有名な劇団「マジェスティック」を運営しています。

征服王としてその名が知られる帝国の前皇帝ソル・ゾス・ガルヴァスは、一方で文化の育成にも力を入れていました。ソル帝に才を認められることで、一行はこの劇場艇プリマビスタを贈呈され、加えて帝国領土内を自由に行き来できる権利をも有していました。
しかし、現皇帝ヴァリス・ゾス・ガルヴァスに代替わりしてからは状況が一転。あらゆる興行には事前審査が必要となり、少しでも政権批判と思われるセリフがあれば即刻牢獄行きという状況になってしまいました。

結果、帝国の多くの作家は政権におもねるか、筆を折るかの選択を迫られることに。
そんな中でも劇団マジェスティックの主宰、アルマの父であるジェノミス・レクセンテールは政権を真っ向から批判し続け……結果、立場を危うくし、一行は帝国を去ることになってしまったのです。

アルマの相談とは、そのジェノミスについてでした。
彼は今、行方不明となっているのです。

主人公に助けを求めた理由

アルマ達に主人公を紹介したのは、同じく帝国出身でジェノミスの古い友人であるというシドでした。

文化に国境はないと熱く語り、帝国を内部から変えようと粉骨砕身していたジェノミス。各地で戦争をしている帝国ですが……シドもまたそうであったように、そこに住む人間は様々であり、思想もまた多様です。皆が皆、帝国主義ではありません。

とはいえ、ここ東州で帝国人の捜索に命を懸けてくれる者などそういない……というわけで、主人公に白羽の矢が立てられたのです。

ジェノミスは、以前「ゾディアックブレイブストーリー」をモチーフに戯曲を作り上げ、大ヒットをおさめました。

その続編を作ろうと取材を重ねている最中、行方不明になったらしいのですが……。

ゾディアックブレイブストーリー

ゾディアックブレイブストーリーとは、帝国の誰もが知るおとぎ話です。

中でも有名な「イヴァリース伝説」、別名「平民王ディリータ」の物語は、平民の若者ディリータがいくつもの苦難を乗り越え、英雄となって幻の王国イヴァリースを建国するというもの。ジェノミスは、そのイヴァリース伝説におけるもうひとりの英雄にスポットライトをあてようとしていました。

アルマによれば、もうひとりの英雄とは歴史に名が残っていないディリータの親友のことだといいます。
ディリータの妹が亡くなる事件を契機に袂を分かつも、その後も密かにイヴァリース建国を陰から支えていたのだとか。

しかしシドもリナも、そのような話は聞いたことがないそうです。

イヴァリース伝説を、おとぎ話ではなく歴史に埋もれた真実であると考えていたジェノミス。
彼は、長く独立を保っていたものの、現在は帝国属州であるダルマスカこそがその中心地だと考え、ダルマスカのすぐ東に位置するヤンサ地方を避難先に選びました。

そんなジェノミスは、何度も行っていた発掘旅行において、不思議なクリスタル「聖石」を発見していました。

聖石

そもそも聖石とは、イヴァリース伝説に登場するクリスタルのことです。
神が王になる者に贈ったとされ、ディリータはこの聖石の力で王座に就いたといわれています。

誰も本物を見たことがなく、そもそもおとぎ話に登場するアイテムです。このクリスタルが本当に聖石なのかはわかりません。しかし、ジェノミスは行方不明になる前、書斎に籠ってクリスタルと会話をしていたようなのです。

加えて、アルマはジェノミスしかいないはずの書斎から「話し相手」の声――男性とも女性ともわからない声を聴いていました。何やらこの聖石が、不思議な力を有していることは間違いなさそうなのですが……。

ラムザ

話の途中、どこか意地の悪そうな少年がやってきます。

彼の名前はラムザ。アルマの兄です。

主人公に援助を依頼したシドに対して「おせっかいだ」と気炎を吐き、「よそ者」の手は借りたくないと、ガレアン人の誇りに縋る彼。ガレアン族のシドが、平然とガレアン人ではない主人公に助けを求めたことが気に入らない様子です。

しかしながら……ジェノミスがいると考えられるのはダルマスカの都、ラバナスタ。
以前はたいそう美しい都であったそうですが、最近帝国の粛清を受けて壊滅し、今はその面影を伺うことすら出来ないほど荒れているという危険な場所です。
残念ながらシドは別件により同行できません。ラムザはそのプライドを一度飲み込み、改めて主人公に助けを求めました。

プリマビスタにて、一行は帝国領土辺境、ダルマスカの王都ラバナスタへと向かいます。

「失われた都ラバナスタ」

事前調査

ラバナスタに到着しました。

ジェノミスはこの都の基部を調査し、ここがかつてのイヴァリース、王都ルザリアであると確信していたのだそうです。

おとぎ話を鵜呑みにするなんて、ガレアン人のことを妄想好きの愚かな民と笑いたいからついて来たのだろう……と、リナに対して相変わらず攻撃的な態度をとるラムザ。

その物言いに遂にリナは怒り……

ふたりは言い争いになってしまいました。
問題はありましたが、一応着陸地点の確認はできました。

再度突入する準備のためにも、一度プリマビスタへ戻ります。


かわいらしい劇団員


な、何が始まるんですか~? ちょっとドキドキですっ!!

楽器を抱えた劇団員


ジェノミスさんを探しに行くんですね!
帝国を追われたとはいえ彼はガレアン族の至宝。私はもう一度、氏の曲を演奏したいのです!

ハンサムな劇団員

ボクらは帝国の市民だけど、文化を通じて他国の人々と、平和を築きたいと願っているんだ。理想主義すぎるかもしれないけど嘘じゃないつもりさ。

マッチョな劇団員


美しい……美しすぎる……。この鍛え抜かれた大胸筋、広背筋、三角筋……可憐すぎる!
あぁ、愛しい我が筋肉ちゃん、あぁ……あぁ……。

ガレアン族と思われる劇団員

信じないかもしれないが、帝国市民の中にも今の帝国の方針、つまり侵略戦争を前提とした覇権主義を快く思わない者もいる。
ただ、それを口にすることのできない状況なのだよ。

踊り手らしき劇団員

ワン・ツー・スリー♪ ワン・ツー・スリー♪
劇団員も減り、ジェノミスさんも行方不明ですけど、いつでも再開できるように練習は続けないと!

演出助手っぽい劇団員

ぼかぁ、こう考えるわけですよ、行方不明すら監督の演出なんじゃないかと!
彼はイタズラ好きなオッサンですからね~、そう思いません?

妖艶な劇団員

ボスを助けに行くのね! しかも、救出の舞台はダルマスカ砂漠ですって?
「ダルマスカの歌姫」を演じたのを思い出すわ!

不審な人影

そんな主人公たちを、影から覗き見る者達がいました……。

のこのことやってくるたァ、手間が省けたってもんだナ。
しかし……いきなり襲っちまうのは危険だナァ。

あの冒険者をオレはしってる……!
蛮神殺しの……そうだ、間違いネェ!

アイツは「光の戦士」だゼッ!

失われた都ラバナスタ

ラムザ、リナと共に、本格的にラバナスタへ突入します。

かつては陸上交易路の要として「砂漠の蒼い宝石」と呼ばれるほどに栄えていたラバナスタ。
しかし今は、ドマ解放を嚆矢に起こった帝国への反乱運動が鎮圧された際、かつてないほど破壊され、住人の姿は全くありませんでした。

火事場泥棒のシーク族達や、謎の赤いチョコボのメテオ攻撃をかいくぐりながら先へと進みます。

そんな一行の前に現れたのは背徳の皇帝マティウス。

正体は不明ですが、不気味な姿で水を用いた攻撃を繰り出し、一行の行方を阻みます。

続いて現れたのは、統制者ハシュマリム。

これを倒して進むと、王宮の直前に巨大な穴があいていました――

飛び込んだ先は、地下に広がるガラムサイズ水路。

飛び降りろ!

元ネタ:FF12

FF12の主人公(?)、ヴァンのセリフ。
声優の滑舌があまり良くなく「オイヨイヨ」と聞こえたことからネタにされた。転じて、FF14タイタン戦BGMのサビが「オイヨイヨ」と空耳すると言われることもある……が、個人的には「バナナモゲラ」派。

人の夢と書いて儚(はかない)…何か物悲しいわね…。

元ネタ:FFT

FFTの登場人物、アグリアスのヘルプメッセージ。FFTはあらゆるコマンドにヘルプが設定されているのだが、ステータス画面のキャラクター名でヘルプを呼ぶと、キャラクターの一言メッセージが聞ける。これはそのセリフ。
アグリアスのキャラクター性や、その意味深な言葉で有名となった。

悪い予感がしてたんだよ…。
この仕事は、かなりの腕力を必要とした。そのため、作業は難航して…。案の定、発掘することができなかった…。

よって、今回の仕事は失敗したといえる…。
次こそは、成功しよう! 今回の仕事の結果報告は、以上だ。

元ネタ:FFT

FFTの酒場で受けられる儲け話報告の失敗バージョン。
酒場で儲け話を聞き、凡庸キャラクターを1~3人派遣したあと複数日数経過することで、アイテムやギル、経験値がもらえる。今風に言えば「遠征」。
終了後の報告は、派遣したキャラクター達が「あれがよかった」「これがだめだった」と話をしてくれて結構楽しい。

粗末な木彫りのスプーンを差し出された私は、その豆だけのスープを口に運ぶ。
薄いがほんのわずかに豆の風味を感じることができる。

その正体は乾燥したレンズ豆の戻し汁だ。
しかも、わずかな豆に水を加えてはその汁だけを食す。それを繰り替えすため、とにかく味が薄い。

この畏国の貧しい村では岩塩すら貴重なのだろう、塩気を感じることはほとんどない。

聞けばこのスープですでに1ヶ月を過ごしているという。村人の半数が餓死し、生き残った者もその寸前だ。獅子戦争が終わった今となっても、戦渦の爪痕が消えることはないのだ。

元ネタ:FFT

FFTで敵として現れるミルウーダと戦闘中、味方であったアルガスとの会話中のセリフ「数ヶ月間も豆だけのスープで暮らしたことがあるの?」でいわれる豆のスープの作り方。
もはや豆すら入っていないスープを食べるしか無い当時の庶民の暮らしに同情を禁じえない……が、アルガスはかの有名なセリフで返す。一連の会話は以下の通り。

ミルウーダ


貴族がなんだというんだ! 私たちは貴族の家畜じゃない! 私たちは人間だわ! 貴方たちと同じ人間よッ!
私たちと貴方たちの間にどんな差があるっていうの!? 生まれた家が違うだけじゃないの!
ひもじい思いをしたことがある? 数ヶ月も豆だけのスープで暮らしたことがあるの?
なぜ私たちが飢えなければならない? それは貴方たち貴族が奪うからだ! 生きる権利のすべてを奪うからだッ!
神の前では何人たりとも平等のはず! 神はそのようなことをお許しにはならない! なるはずがないッ!


家畜に神はいないッ!!

剣士アルガス


とても砂漠のど真ん中とは思えない水量豊富な水路を抜け、最深部では……

荘厳な遺跡が待ち受けていました。

これこそ、イヴァリース伝説に謳われる王都ルザリアだったのです。

人馬王ロフォカレを討伐し、さらに先で待ち受けていたのは――

ひとりの青年でした。

彼は手に持つ聖石を掲げると、化け物のような姿に変貌。
冷血剣アルガスとの戦いが幕を開けます。

朕はイヴァリースの王、アルガスなり!

朕の眠りを妨げるのはなにゆえか?
貴様はベオルブ家の末裔か……?

ならば、朕自らの剣にて葬るのみよ!!

盗賊バッガモナン

戦いに破れ、崩れゆく冷血剣アルガス。

彼が落としたクリスタルらしきものを手にする主人公。
これが、アルガスに力を与えていたのでしょうか。

遺跡の奥から、ジェノミスが現れました。

探していた父の姿に喜ぶラムザでしたが……

突如現れたバンガ族の盗賊、バッガモナン達に、ジェノミスは人質とされてしまいます。

彼らは主人公が拾ったクリスタル……「聖石」を要求。
リナに持ってこさせ、それを奪うと……

彼らは聖石ドゥマ、そしてジェノミスが持っていた手記を奪い、飛空挺にて去っていきました。

幸いジェノミスは開放されましたが……ひとまず一行は、プリマビスタへ戻ることになりました。


ジェノミス

うぅ……。

まだ……意識が戻らないんです……。

ラムザ


父さん……父さん、しっかりして……!
母さん、お願いだから父さんを連れていかないで……!

アルマ




リナ

ジェノミスさんですが、命に別状はないかと……。
ひとまず、目を覚ますのを待ちましょう……。シドさんにも連絡しておいたので、彼もすぐ駆けつけると思います。

かわいらしい劇団員

……ジェノミスさん、大丈夫かしら?
せっかく助け出されたというのに……グスン。

楽器を抱えた劇団員

ジェノミスさんの救出、ご苦労様でした。
皆に代わって感謝申し上げます。

ハンサムな劇団員

ジェノミスさんを救出してくれたことに感謝するよ。
早く意識を取り戻して、いつもの元気な姿を見せてほしいな……。

マッチョな劇団員

美し……くない……。オレの筋肉がジェノミスさんを心配している……!
あぁ、不安が筋肉を支配しようとしている、あぁ……あぁ……。

ガレアン族と思われる劇団員

帝国市民のために命を擲ってくれたそうだな。
きみは実に勇敢かつ廉直な人物のようだ。心から感謝するよ、ありがとう。

踊り手らしき劇団員

ワン・ツー・スリー♪ ワン・ツー・スリー♪
大丈夫、大丈夫! ジェノミスさんは必ず意識を取り戻します!
あたしたちはいつもどおりに振る舞ってれば大丈夫! ……でしょ?

演出助手っぽい劇団員

ぼかぁ、こう考えるわけですよ、あのオッサンが逝くわけがないと!
いつものようにぼくを騙して笑い飛ばすように……早く……。

妖艶な劇団員

ボスを救出してくれてありがとうね……。命に心配はなさそうだけど、心配は心配よね。
……ティアの最期を思い出すわ。

異邦の劇作家

ジェノミスの容態が心配だが、まずは礼を言わせてほしい。
きみに心から感謝するよ、友人の命を助けてくれて。

目覚めたジェノミス

その後シドも到着した劇場艇にて、ジェノミスは目を覚まします。

彼が何故ラバナスタ最深部にいたのか。
そして、待ち受けていたアルガスとは何者だったのか。

いずれもはっきりしたことはわかりませんが、聖石が関わっている可能性が高そうです。専門家の意見を聞く必要があるでしょう。

ジェノミスは、危険なことに巻き込んでしまったシドに対して、そして身を顧みず助けてくれた主人公に対して礼を言います。そして彼が何故、そこまでイヴァリース伝説に傾倒しているのか語り始めるのでした。

デュライ

ジェノミス・レクセンテール。彼の本当の名前は、アラズラム・デュライといいます。

その目的は、デュライ白書を記した遠い先祖、オーラン・デュライの名誉を取り戻すことにあり、伊達や酔狂ではなくイヴァリースを追い求めていたのです。

オーラン・デュライは、デュライ白書の主人公ラムザ・ベオルブと供に旅をし、最終的には平民王ディリータに仕えた男です。彼はイヴァリース内乱に関する真実の書……つまり本書を出版しようとしますが、協会に都合の悪い記載があったため、異端として処刑。デュライ白書も禁書とされてしまいました。

その写しが、彼らの一族に受け継がれてきました。

イヴァリースの存在を証明することこそ、先祖の汚名を雪ぐ道に通じていると、ジェノミスは考えているのです。

切なる願い

しかしながら、残念なことにデュライ白書は古代イヴァリース語で書かれており、そのまま読むことができません。

先にバッガモナン達に奪われた手記こそ、一族が代々作成してきた解読書だったのです。

しかし、ふたりは諦めていません。
手元に解読書がなくとも翻訳を続けるのだと意気込みます。

一方。

アルマは、父と兄が、さもイヴァリースに取り憑かれているようで……不安を覚えるのでした。

そして……

ジェノミスが以前発掘していた聖石が、不気味に光を放っていました……。


ラムザ

現在、記憶を頼りに「デュライ白書」の未着手部分、特に、今回、盗賊……バッガモナンとその一味に奪われた、聖石ドゥマに関連しそうなところを解読中です。
父の研究メモや、自分のメモに解読に役立ちそうな情報が残っていたのが幸いでした。
もうしばらく時間をください!

アルマ

……私、ちょっと不安なんです。
遠い祖先から続く一族の渇望なのでしょうけど、ラバナスタで遭遇した魔物がもっと大勢いたら?
兄から口外するなときつく命じられていましたが、どうやらラバナスタの奥底にいた人外の者たちは、古代神聖魔術により、そこに封じられていたようです。
誰がなんのためにそんな者たちを封じたのでしょうか?
倒せないからせめて外へ出さぬように封印した?
それとも、やってくる者を抹殺するために……?
父も兄も止めて聞く人ではありません。ですが、私はこの旅をもう止めた方がよいような気がするのです。私の憂虞で終わればよいのですが……。

ジェノミス

おお、きみか、アラミゴの解放者よ。
きみの冒険談を戯曲化するのもよさげだねぇ。だが、今は目の前の研究に集中することにするよ。
残念ながら研究は遅々として進まない。すべてを調べ尽くしていればそれなりに記憶していたんだろうが、ルザリアの存在に気づいた瞬間、飛び出していたからねぇ。

かわいらしい劇団員

自由ってホント、イイですよねっ!
今の帝国はマジ、雰囲気が悪くって。空気が澱んでいるっていうか、なんていうか……。
とにかく外地はサイコーです! みなさん、優しいし、解放者様も素敵ですし! ここならもっと自分の心に忠実になれそうですっ!

楽器を抱えた劇団員

またジェノミスさんと共に仕事をできるかと思うと、心の底からウキウキした気分ですよ。
それもみんな、解放者様のおかげですね。
他の劇団員も、この地の皆さんと触れ合って、文化の力に垣根がないことを知って欲しいですね。その方がずっと自分を成長させるのに……。

ハンサムな劇団員

ジェノミスさんを救出してくれたことに感謝するよ。彼がいてこその劇団「マジェスティック」だからね。
外地にも親切な冒険者がいたことを喜ばしく思う!

ガレアン族と思われる劇団員

こういう言い方をすると非常に申し訳ないのだが……アラミゴとドマを解放した英雄というのがキミだと知って、帝国市民の自分としては複雑な気持ちなんだよ。
彼の民に対して圧政を強いた帝国は責められるのも当然。だが、同時に、帝国にはもっと他の手段がなかったのかと、調和を図るべく何らかの手段を打てなかったのかと残念なのだ。
帝国は本来、他の民族や国家を支配したいとは考えていない、あくまでも同胞として調和を、共栄しようとそう呼びかけている。……と、私は親や一族、教師たちから教わった。
彼の地の反乱を見るに、帝国のやり方に間違いがあった、それは確かだろう。
だが、私が学んできたこと自体に正義がないとは思えないのだ。
私はジェノミス氏の教えどおり、文化を通じて、外地の者たちと価値観の違いを克服したいと切に願っている。
だが、どうやらそう簡単にはいかぬようだな……。

踊り手らしき劇団員

ワン・ツー・スリー♪ ワン・ツー・スリー♪
クガネで覚えたダンスをアレンジしようとしてるんです!
あたしってこういうチャレンジこそ燃えるんですよね~!!

妖艶な劇団員

解放者様のおかげで「マジェスティック」にも活気が戻ったわ。特に、ラムザとアルマのふたりの表情が明るくなって。
やはり生意気なこと言ってもまだ子どもよね。
ジェノミスももう少し子どもたちの成長に心を傾けるぐらいの、そう、父親らしい愛情を見せるべきなのに……。
虚構では愛を語れても、現実じゃとんとダメな男ね。
あら、イヤだ! ボスのことを……悪口じゃないの、ホントよ!
付き合いが長いと心配しちゃってね! 内緒よ!

登場NPC

NPC | リナ・ミュリラー NPC | アルマ・レクセンテール FF14のNPC シド・ガーロンド NPC | シド・ガーロンド(3.X~4.X) NPC | ラムザ・レクセンテール NPC | バッガモナン NPC | ブワジ NPC | ジェノミス・レクセンテール

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