当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 踴りたい、踊らなきゃ
- 怪奇と幻想の島
FF14のパッチ4.Xで展開されたクロニクルクエスト、リターン・トゥ・イヴァリースは、主にFINAL FANTASY TACTICS(FFT)、及びFINAL FANTASY XII(FF12)を下敷きとして語られる物語です。
元を知らなければ楽しめない構成にはなっていないものの、知っていたほうが楽しめるのは間違いないことや、ここでしか出てこない単語等も多いことから、よりリターン・トゥ・イヴァリースを楽しむためのガイドブックを作成しています。
是非あわせてご参照ください。

シャーレアンの賢人であるミコトも加わり、聖石の調査も進む中、突如現れた流浪のモーグリ、モンブランとハーディ。紆余曲折を経て、彼等も調査に加わることに。
そんな折、突如劇場艇にブワジ達が現れる。彼等は前回聖石ドゥマを奪って以来、様子がおかしくなってしまったバッガモナンを救ってほしいと、恥を忍んで助けを求めに来たのだ。残された手がかりを辿り、リドルアナ大灯台へ向かうと、そこには傷ついたバッガモナンの姿が。
助けようとするも、聖石の影響で錯乱した彼は一向に向けて銃を向ける。間一髪、主人公がバッガモナンを倒すのだが、聖石ドゥマに取り込まれたバッガモナンは異形となって復活。そのままリドルアナ大灯台へと消えてしまった。
ストーリーのあらすじ
「踊りたい、踊らなきゃ」
聖石とは
ジェノミスとラムザの手で進められていた聖石研究に少し進捗があったようです。
ふたたび劇場艇へ向かいます。

彼女は、エーテルの専門家としてシャーレアンにて賢人号を取得しているミコト・ジンバ。
シドの要請に応じて、少し前からこの調査に参加しています。
幾分専門的すぎる彼女の話をわかりやすく言い換えると、聖石は……
- 人の感情や意思といったエーテル(魂)を吸収し、増幅し続ける
- 外部からの刺激によって、吸収したものを物理的に具現化する
- 吸収した情報は超長期にわたって保たれる
- 何者かが人工的に作り出したもの
つまり人の「切なる願い」を吸収して保存・増幅し、それを外部からの刺激で物理的に具現化するものだそうです。
人の願望を具現化するという点でいえば、蛮神召喚と似ています。しかし、蛮神召喚は召喚者が自発的に願うのに対し、聖石は聖石そのものが能動的に人の願いを叶えようとする点で大きく異なります。

たとえば、先日王都ルザリアで遭遇したアルガス。
彼は、さも自分が王であるのように振る舞っていましたが、少なくともデュライ白書によれば、没落貴族の出身です。
聖石ドゥマに取り込まれたアルガスの「切なる願い」……自身の出自に対するコンプレックスや、平民への歪んだ憎しみが増幅されて具現化した結果があの化物であり、ルザリアを誰かが訪れる度に、何度も繰り返し再生されていたのでしょう。
やはり聖石は危険なものなのか……一方、聖石によって死んだ者を生き返らせることが出来たとも言われています。

利用する者次第、なのでしょうか。
ところで、ジェノミスが拾った聖石――聖石オティスについては、現在誰の願いも吸収しておらず、カラの状態であることが確認されています。
しかし、以前不気味な声を聞いたはずだと不安がるアルマ。聖石の安全性について議論がかわされる中、突如目の前に闖入者が現れます。

流浪のモーグリ
ラムザ
そもそも、コレは……生き物?
アルマ
ジェノミス
リナ
……それにしても、埃っぽいモーグリさんですね。
ミコト
かわいらしい劇団員
楽器を抱えた劇団員
……妖精にしては肥えてますね。
ハンサムな劇団員
あれはいったい……??
マッチョな劇団員
ガレアン族と思われる劇団員
踊り手らしき劇団員
「万国漫遊珍味を求めて三千里」に書いてあったような?
演出助手っぽい劇団員
妖艶な劇団員
異邦の劇作家

彼らはモーグリのモンブランとハーディ。流浪のモーグリ族の兄弟で、ダルマスカの冒険者を名乗ります。
モンブランは、以前ガレマール帝国にて劇団マジェスティックの演劇を見ていたく感動。劇団の一員になりたいと願ったのだとか。
しかし、弟のハーディによれば、彼は意志の弱い性格をしているようで……

そもそも戦士になりたいと言っていたはずなのに、修行そっちのけでここまで来たのです。

魔物の一匹も倒せない「毛玉」に、歴戦の勇者を演じることなどできるものかと怒りをぶつけるラムザ。
売り言葉に買い言葉、モンブランは一人で魔物退治へ向かいました。
兄を心配するハーディに請われ、主人公はモンブランの手助けに向かいます。
ラムザ
あそこまで言うつもりもなかったのですが、つい……。
アルマ
モンブランさんを捜して、連れ戻してください!
ジェノミス
リナ
かわいらしい劇団員
楽器を抱えた劇団員
ハンサムな劇団員
マッチョな劇団員
実はオレが「ゾディアックブレイブストーリー」の舞台で、モーグリを演じたんだけど、全然、マッチョじゃない……。
ガレアン族と思われる劇団員
我々とて、厳しいオーディションを勝ち抜いて、ようやくこの劇団の一員になったというのに。
踊り手らしき劇団員
妖艶な劇団員
「ゾディアックブレイブストーリー」の舞台で使った着ぐるみと、ずいぶんデザインが違うわね~。
え? どんなデザインだったのかって?
う~ん、耳がもっと長かったわね、そう兎のように……。あと手足も長く、何より服を着ていたわ。実物は可愛らしいけど、ずんぐりむっくりよね~。
あたしも見るのが初めてだけど、着ぐるみを作ったデザイナーは見たことなかったのね、きっと。
異邦の劇作家
モンブランの捜索
「商人が白くてふわふわした毛玉を運んでいた」という目撃情報を得て、辿り着いたのは無二江流域。

そこで、赤いチョコボに襲われていたモンブランを救出しました。
一人で魔物を倒せず、舞台俳優の夢を諦めるしかないと悲しむモンブランに対して、リナは、どんな英雄も一人で戦ってきたわけではないと「エール」。仲間として頑張ろうと、皆で劇場艇へ戻ります。
また後半になればなるほど、バランスブレイカーの異名を持つ雷神シドの加入や、ほぼノーコストで全域に強力な魔法を放つことも可能な算術を覚えられるなど、戦闘の難易度は下がっていきます。ラスボスすら、一撃で屠ることも可能になるのですが……いくつか凶悪な難易度を誇る戦闘として有名なスポットがあります。
そのひとつが「フィナス河に現れる赤チョコボの群れ」です。

フィナス河は、マップに数あるフリーバトルポイントのひとつ。つまりランダムで発生する雑魚戦なのですが……稀に大量のチョコボ軍団で構成された敵と遭遇することがあります。
FFTの赤チョコボは、驚異的な移動距離、スピード、そしてノーコストの強力な「チョコメテオ」を大量に降らせてくる恐ろしい敵です。それが味方5人に対し、7体近く現れる……しかもランダム戦闘なので、大抵こちらは油断している時に蹂躙されるということで、数多のFFTプレイヤーにトラウマを植え付けたのでした。
バンガ族の依頼
劇場艇へ到着すると……

王都ルザリアにて聖石と手帳を奪っていったバンガ族の盗賊が、アルマを人質にしていたのです。
主人公も剣に手をかけようとしたところ……彼らはすぐにアルマを開放し、先日奪った手帳を返し、降伏。

事情を聞いたところ……聖石ドゥマを奪って以降、彼らの兄貴分であるバッガモナンの様子がおかしくなってしまったとのこと。助けを求めようとも誰にも頼れず、恥を忍んで劇場艇に赴いたのだそうです。
ミコトの調査が正しいのであれば、空となっていた聖石ドゥマが、バッガモナンの「切なる願い」をその魂ごと吸収した結果だと考えられます。


果たして、バッガモナンの「切なる願い」とは何なのか。
バッガモナンの切なる願い
30年前、まだダルマスカが独立国であった頃。
彼らはダルマスカ王国の銃士隊に所属しており、バッガモナンは隊長を勤めていました。

ナルビナ城塞の戦いで敗戦が濃厚になった際、彼らは指揮官であったラスラ王子から、アーシェ王女を逃がす任務を言い渡されました。
しかし……任務は失敗し、王女は命を落としてしまいます。

民が生きている限りダルマスカの誇りは失われない――バッガモナン達に「生きて」と言い残し、死んでいった王女。

バッガモナンの切なる願いとは、王女を守れなかった自責の念と、祖国を滅亡に追いやった帝国への遺恨でしょう。
聖石に魂を吸収されたバッガモナンは、遠からずアルガスのような異形となってしまう可能性があります。その前に止めなければなりません。
ところでバッガモナンの行き先ですが、返してもらった手帳に彼の手によるものと思われる書き込みが残されていました。
「リドルアナ」と。
ラムザ
アルマ
ジェノミス
リナ
ミコト
モンブラン
ただ、モグは行ったことがないクポ。行ってみたいクポ~~!
ハーディ
モグたち流浪のモーグリ族は泳ぎが苦手、ハッキリ言ってカナヅチなんだクポ……。
ブワジ
オレたちも銃士だったけどナ……戦う資格を失っちまったンだよ……。
リノ
ギジュー
まるでそこにラスラ王子がいて会話してるようだったンだ……。
かわいらしい劇団員
もちろん、あたしたちが直接戦ったわけじゃないけど……。
楽器を抱えた劇団員
でも、そんな雰囲気じゃないですよね……。
ハンサムな劇団員
失敬、失敬。
マッチョな劇団員
それにしても彼らの筋肉もまた美しい。美しい筋肉は嘘をつかない、であれば安全か?
ガレアン族と思われる劇団員
踊り手らしき劇団員
さっきはホント、ビックリしちゃいました……。こういうときはダンスが一番、平常心、平常心……っと。
妖艶な劇団員
異邦の劇作家
それだけだと三文芝居の稚拙な設定なんだが、実際にあるというのならこの目で見てみたいものだねぇ。
「怪奇と幻想の島」
リドルアナの大穴
ラバナスタから遥か南、バルナード海の海上に、地獄へ続くと言われている巨大な穴「リドルアナ」があります。
大穴の縁にある古い大灯台は、周辺を航行する船が穴に落ちないよう、ダルマスカ王国によって管理されてきました。一方、建物自体は非常に古く、建築目的や、いつ誰が建てたのか等、何もわかっていません。
主人公が異邦の劇作家の依頼でワインを求めて東奔西走している間、ラムザとジェノミスはリドルアナに関する調査を行っていましたが、残念ながら、イヴァリース伝説の中にはリドルアナという名前や似た単語すら出てこないと言います。

しかし、それは“逆”でした。
大穴に関する記載や、似たような単語が無いという事実自体が問題であり……つまり、イヴァリース伝説の時代にリドルアナの大穴はまだなかったのです。
アルマ
ジェノミス
リナ
モンブラン
ダメって言われても絶対に参加するクポ~~!!
ハーディ
モグたち流浪のモーグリ族は泳ぎが苦手、モンブラン兄ちゃんは水に顔をつけるのすら苦手クポ……。
ブワジ
リノ
ギジュー
だが、兄貴は聖石があれば死んだ人間を復活させることが、できるっていう伝説を本当に信じていたようでサ……。
現地調査

バッガモナン捜索のために、ラムザやモンブラン、バンガ族達と共に、リドルアナ大灯台にて現地調査を行います。
リナ
さらに、人の手が入らなくなるとあっという間に廃墟です……。
モンブラン
か……帰りたいけど……プライドが許さない……クポ。
ブワジ
リノ
聞こえているなら返事しておくれーーッ!
ギジュー
迎えに来たよ~~、いるなら返事してくんろ~~ッ!!

大灯台を目指すバッガモナン。
彼は聖石を手にして、傷だらけの身体でフラフラと「切なる願い」……ラスラ閣下とアーシェ王女への後悔を口にしていました。

彼を見つけた一行が到着。
ブワジが声をかけます。
しかし。

聖石の影響でしょうか。
バッガモナンの眼には、なぜか皆が帝国兵に見えているようで……

錯乱したバッガモナンは――


リナに銃口を向けます。

間一髪、主人公の手でバッガモナンは倒され、弾は逸れたのですが……
天を仰ぐバッガモナンに、聖石ドゥマが問いかけたのです。

戦士は……剣を……て……に……取り……
……記憶を……その……に……刻み……

……技を……そ……石に……託す……
……より…………れ………石に……継がれ…………る…………

光を放つ聖石。
瀕死の重傷であったバッガモナンは立ち上がり

しかしその腕は異形と化し……姿を消してしまいました。
一行は、一度劇場艇へ戻ります。
ラムザ
想定外の出来事でしたが、盗賊という悪事に手を染めた者の末路……ということでしょうか。
アルマ
……どうして「聖石」なんて呼ばれたのだろう? どう考えても邪悪な感じしかしないのに。
ジェノミス
そんな、まさか…………。
リナ
だとしたら、なんとも恐ろしいモノですね……。
ミコト
やはり持ち主の意志が強いほど……聖石との相性とでもいうべき仕組みがあるのでしょうね。
モンブラン
でも、この冒険を避けてはいけない気がするクポ……。モグの運命のような気がするクポ……。
ハーディ
……行かせたくないクポ……心配クポ。
ブワジ
いや、諦めるには早いヨナ。頼む、お願いダ、アンタの力で兄貴を救ってやって欲しい……!
リノ
ただ、そのときはアンタの手で必ず兄貴を……うう……。
ギジュー
登場NPC








