当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 帝都に潜む影
- 草原に眠る力
- 楔石の虚
ザ・バーンから帰還したところ、エオルゼア同盟軍大使であるリセが待っていた。ドマは正式に同盟軍会議への参加を要請され、ヒエンは快諾。それに先立ち、帝国の侵攻に備え、中・長期的に東方連合の結成を決定。短期的に、ザ・バーンで発見されたアラグの遺跡を用い、防御フィールドを展開することに。
短期的目標を実現しようと、一行はエーテル確保のためにアジムステップへ。サドゥやマグナイ達と一戦交え、許しを得たことで、楔石の虚を起動。エーテルの確保に成功した。またアウラ達は、東方連合への参加を決定。心強い仲間が増えた。
ストーリーのあらすじ
「帝都に潜む影」
同盟軍の使者
ヒエン
よし、帰りは、さらなる砂嵐に見舞われることもなく、無事に戻ってこれたか。ヨルや大隼も、よく飛んでくれた。
ユウギリ
アルフィノ殿の行方も心配だが……帝国が動き出したとなると、そちらの対策も検討せねば。
ヤ・シュトラ
さて……最悪の事態とはならなかったけど、決して楽観はできない状況のようね。
アリゼー
…………ごめんなさい、少しだけ時間をちょうだい。
無事ドマに到着。帰燕館へ向かいます。
そこには、リセが待っていました。
アラミゴが正式にエオルゼア同盟軍に加盟したことで、その使者として来訪したリセは、帝国の動きに対応するためにさらなるドマとの連携を求め、ヒエンに会議への参加を要請します。
ヒエンも異存無いものの、不安定な現状ですぐには国を離れられないと、一旦保留。国の防備を固められ次第出発すると回答します。
また、元暁の血盟として、リセはアルフィノの行方を心配していました。
それは、兄妹であるアリゼーも同様のようで……
混沌の使者
ところで、アルフィノ達は皇帝親衛軍に襲われたらしいのですが、そもそもドマとの捕虜交換が実施されたのは皇帝ヴァリスの指示によるものです。一見無茶苦茶な態度に見えますが、皇帝親衛軍の指揮権は必ずしも皇帝に限るものではありません。
とすれば、ゼノスの顔を持つ男――つまりアシエンが、部隊を差し向けた可能性が考えられます。
アシエンの暗躍により、ドマで蛮神召喚が成され、その噂が帝国に広まり、和平交渉は決裂してしまいました。
「混沌の使者」とはアシエンの異名ですが……何と言い得て妙なのでしょう。
ユウギリ
エオルゼア同盟軍との連帯強化は必須だろう。しかし、ドマ独自でできることも模索しなければ……。
リセ
これまでの旅の中でも、アルフィノは何度も、厳しい状況をくぐり抜けてきたんだ。だから、アタシはまた再会できるって確信しているよ。
アリゼー
ドマの忍びたちも動いてくれるんだし、無事を信じて、気分を切り替えなくちゃ。
って、理屈ではわかっているんだけどね……。
ヤ・シュトラ
「暁」に加えて、ドマを招くとはね。ガレマール帝国と、その背後にいるアシエンの存在には、同盟軍としても強い危機感を抱いているといったところかしら。
心の支えに
対談は終わり、これからドマ防衛体制強化のための軍議をするとのことで、暁も同席を求められます。その準備が整うまでの間、主人公はリセの希望で彼女と二人で話をすることになりました。
リセの話とは、アリゼーのこと。彼女は平静を装っていますが、双子の兄が行方不明の中、不安でないはずがありません。
強気で、一途で、無鉄砲。信念に向かって突き進むアリゼーの強さは、裏を返せば進まなければ折れてしまう弱さでもあります。
似たところがあるというリセは今、解放軍の仲間に支えられています。
どうか、主人公はアリゼーの支えになってほしい……自分も手助けをするからと言葉を残し、リセはアラミゴへ帰って行きました。
ユウギリ
戻られたか。こちらも、ハクロウたちに説明をし終えたところだ。
ハクロウ
帝国め、先の捕虜交換より、その蛮行は目に余る……!
和平の芽が残っているからと目をつむった……その結果がこれか。
アリゼー
リセの話ってなんだったの?
……ううん、やっぱり話さなくていい。必要なことなら、あなたは言ってくれるものね。
ヤ・シュトラ
リセが内緒話なんて珍しいわね。まあ、どんな内容だったかは想像がつくけど…… 。
……大丈夫、当の本人は気づいてないみたいだから。
軍議
軍議が始まりました。
戦力、労働力、資源、時間……あらゆるものが不足している中で、如何に帝国の再侵攻に備えるべきか。
ヒエンの腹案は、東方連合の結成です。
帝国の圧倒的軍事力を前に、ドマ一国で対抗することは出来ない……ならばエオルゼア同盟軍よろしく、東方地域の連合体を作ろうというものです。海賊衆やアジムステップの遊牧民たち、ナグサ地方の諸派や、ダルマスカの民に至るまで、帝国の脅威やアシエンの暗躍の事実を共有し、来るべき脅威に備えようと考えています。
数には数を。最善と思われる策ではありますが、これから使者を送り、協議し、同盟をつくり上げるとなると圧倒的に「時間」が足りません。
帝国軍の恐ろしさは、飛空戦艦による圧倒的スピードにあります。同盟設立の動きを察知され、一気呵成に空から攻められたらひとたまりもないのです。
さて、どのように時間を稼ぐか。
口を開いたのはヤ・シュトラでした。
ザ・バーンと魔大陸
彼女の案、空に壁を建てる……一体どういうことなのでしょう。
ヤ・シュトラは、ザ・バーンでかすかに感じた環境エーテルが、魔大陸のものと同一であることを発見。加えて、同地でアラグ帝国の遺跡も見つかったことで、魔大陸とはザ・バーンの土地を浮遊させたものではないかと考えました。
魔大陸の周囲は、強固な防御フィールドでおおわれていました。同様の防御フィールド発生器がザ・バーンでも確認されており、使えれば文字通り「空に壁を建てる」ことが出来るかもしれません。
帝国から東方を攻めようとした場合大きく2ルートありますが、ダルマスカ経由のルートが(帝国自らの手で)潰されている今、ザ・バーン上空を通るルートしかありません。ここを防御できれば、帝国の動きを封じる一手となり得ます。
しかし問題がひとつ。
防御壁展開のためのエーテルを、如何に工面するか。
ヒエンには、心当たりがあるようです――。
こうして、軍議は終了しました。
ユウギリとハクロウは各国への東方連合参加打診へ。別行動を希望したアリゼーに、ガーロンド・アイアンワークスへの技術協力依頼を任せ、主人公とヒエン、ヤ・シュトラの3人は「心当たり」の調査のため、アジムステップに向かいます。
ハクロウ
ようやく得た自由を、僅かな凪で終わらせてたまるものか。なんとしてもドマを守り抜いてみせる……!
ユウギリ
スイの里にも、連合参加を呼びかけるのか……。当代の紅玉姫は、先代より柔軟な目で世を見ていると聞くが、争い事への参加となると、さすがに難しいだろうな……。
アリゼー
アジムステップかぁ。一度は訪れてみたい土地ではあるけど……。
ヤ・シュトラ
前回は、怪我もあって同行できなかったけれど、アジムステップは昔から興味を抱いていた土地なのよ。エーテル学的に、まだ調査が進められていない地域だから。
「草原に眠る力」
伝承
ヒエン
絶景かな、絶景かな! この雄大な草原を見ていると、心洗われる!
国難にひりついた気持ちが、少し落ち着くというものよ。
まったく、こんなかたちでの再訪になるとはな。できるなら、また草の上に寝転び、ただただ流れる雲を見ていたいものよ。
再会の市に到着。気晴らしもそこそこに、本題へと入ります。
ヒエンの言う「心当たり」とは、以前モル族から聞いたとある伝承のことでした。
『古の昔 滅びの刻迫りて 稀人 草原を訪れん
稀人 ナーマに乞いて 北の山にて月の欠片賜り
魔の忌み地 大地より放逐せん』『かくて 滅びの刻去りて 稀人 ふたたび訪れん
モル族の伝承より
稀人 ナーマに祈りて 北の山に月の欠片埋め
血滴る贄 天へと贈らん』
かつて(1)滅びの危機が迫る中、アラグ人が草原を訪れた。
アラグ人は(2) ナーマに乞い、北の山で(3)月の欠片を賜った。
それを用いて、(4)魔大陸を宙に浮かせた。
その後、危機は去り、アラグ人は再び草原を訪れた。
アラグ人は(2)ナーマに祈り、北の山に(3)月の欠片を再び埋めた。
それを用いて、(5)ダラガブは天へと上った。
- 危機が去った後もアラグの時代は続いていることから、霊災ではない。
- 実際にナーマ神に祈ったわけではないだろう。詳細不明だが、経年の中で土着信仰と結びつき、「ナーマ神のお陰で」という文脈が足された、もしくはアラグ帝国が当時のアウラ達を扱い易くするためにナーマ神を利用した、等が考えられる。
- 楔石の虚のこと。アラグ帝国製の、地脈の流れを制御するための調整弁。ただの調整弁なのでこれ自体がエーテルを持っているわけではないはずだが、魔大陸を浮かせた際「持ち出された」という表現になっている理由は不明。
- 伝承の原典では、「忌み地を放逐した」となっており、ザ・バーンの元々の土地、魔大陸が浮く前の地は、そもそもネガティブなイメージを持たれていた可能性がある。
以降は想像。魔大陸は多くの非道徳的な実験が行われていた場所だが、これは宙に浮く前から行われており、アジムステップのアウラ達は元々ザ・バーン方面を忌み嫌っていたのではないだろうか。 - ダラガブを宙に浮かせたエネルギー源は、ここで初めて明らかとされた。
伝承が正しければ、膨大なエーテルを秘めた何かがアジムステップの山間部に眠っている可能性があります。確かめる価値はありそうです。
まずは草原の覇者であるシリナに話をするため、モル・イローへ向かいます。
モル・イローにて
テムルン
……気のせいかしら。あなたから発せられる輝きに陰りがあるように感じます。それが杞憂であれば、良いのだけれど……。
ヒエン
みな、壮健なようで何よりだ。いや……草原の覇者となったからか、むしろ、凛々しい顔つきの勇士が増えたようにも思える。
ヤ・シュトラ
彼女が、シリナ?
リセから話は聞いていたけど……まさか対面できる日が来るとは、思っていなかったわ。
モル・イローに到着し、シリナに事情を説明。
楔石の虚の調査、東方連合への参加のいずれもかまわないものの、楔石の虚には月神の力の根源たる結晶が封じされているとされており、特に月神ナーマを信仰する一族が反発する可能性が懸念されます。草原の覇者として強制的に従わせることも出来なくはないのですが、それは意図するところではありません。
何より……月神ナーマを信仰する主要な一族とは、サドゥ達ドタール族なのです。
そこで、まずは楔石の虚の調査のみを実施し、その後ドタール族の理解を得ることになりました。
シリナ
己が身を月神に捧げることも厭わぬほど、強い信望を抱いている部族もいる……。部族ごと、それぞれの営みは尊重すべきと思うのです。
テムルン
ナーマは慈愛に溢れているだけでなく、血滴る生贄を求める、争いの女神でもある……。サドゥの説得が、平穏に終わることを祈っているわ。
「楔石の虚」
調査
楔石の虚に到着。
その驚異的なエーテル密度に、ヤ・シュトラは驚きを隠せません。
どうやら楔石は、アラグ帝国によって作り出された、地脈の流れを制御するための調整弁らしく、これを使えば、ザ・バーン方面へ地脈を流すことも可能でしょう。
懸念があるとすれば、楔石自体のエーテルはさておき、周囲のエーテルが非常に弱弱しいというところ。同様の現象はドマでも観測されていたそうですが……ここで考えても結論は出そうにありません。
目的の調査は終了しましたので、続いてドタール族の元へ向かいます。
ヒエン
うむ……この結晶から強い気は感じるが、それが、どれほどの力なのかはサッパリだ! ここは専門家に任せよう。
ヤ・シュトラ
それにしても、あれほどのエーテル密度を誇る建造物が、何千年も手付かずで残っているなんて……。
独自の発展を遂げたこの草原ならではの奇跡ね。
条件
ヒエン
サドゥは好戦的な性格だが、聡い女性でもある。正面から誠心誠意ぶつかれば、きっと理解してくれよう。
ヤ・シュトラ
信仰心が強い力を生み出す場面を、私たちは何度も目にしてきた。彼らが信奉する存在がなんであれ、敬意は払うべきでしょう。
ドタール・カーに到着。サドゥに事情を説明します。
ドタール族にとって聖地ですが、幸いサドゥとは知らない間柄ではありませんので、使用を許可してくれました。
但し……主人公と決着をつけるという条件付きで。
彼女が何より求めるものは、戦いによる魂の輝きなのです。
先方の指名であるため、主人公がサドゥと一戦交えることになりました。
ヒエン
わしも幼い時分には、よく木剣片手に、ゴウセツに一対一の真剣勝負を申し込んだものだ。一切手加減されず、脳天に打ち込まれてばかりだったがな!
ヤ・シュトラ
条件が戦いだなんて……ところ変われば品変わる、と言ったところかしら?
サドゥとの戦い
介入者
戦いは激しさを増す中で……
マグナイ達が現れます。
自分たちを差し置くことなど許さぬと、彼も戦いに参加。
しかし、サドゥの求めは主人公との一騎打ち。マグナイ達はヒエンとヤ・シュトラが引き受けます。
決着
主人公も、ヒエンとヤ・シュトラも戦いに勝利しました。
これにて楔石の虚の使用、そしてアウラ達の東方連合への参加が正式に認められました。
マグナイ
お前は…………余輩のナーマか?
お前が戦う様は、月光のごとく美麗だった。 そして、その癒やしの術は慈愛の心を秘めたる証……余輩のナーマが草原の民でない可能性は常々考えてきたが、昨今の実状を見るに、やはりありえない話ではないと思っている!
さあ問いに答えよ、お前は……余輩の……ッ!
一蹴。
目的は果たしました。モル・イローへ帰り、シリナに顛末を報告。
シリナ達も東方連合への参加を快諾し、他の部族への参加要請もしてくれることになりました。
シリナ
無益な戦いは望みません。ですが、草原を守るために避けられぬ道となるならば、多くのアウラ・ゼラが立ち上がることでしょう。
テムルン
ナーマの力に、東方連合……これらに関わる神託は下ってはいません。すなわち、私たちが己の心に従うのみということです。
ヒエン
マグナイたちが乱入してきたときは、どうなるかと思ったが、結果として、素晴らしい成果を上げることができた。
……合わせて、女人の恐ろしさの片鱗を味わったがな。
ヤ・シュトラ
……あら、何? 別に、気を悪くしたりはしてないわよ。最近じゃ、言い寄ってくる無謀な人もいなかったしね。
楔石の起動
その後、楔石の虚を起動させます。
ヤ・シュトラは無事に成功させ、ザ・バーンに地脈が流れ始めました。
ヒエン
このような遺物を、揺り起こそうとは……さすがは北洋の賢人にして、エーテル学の権威ということか。
神器の研究を含めて、ヤ・シュトラには感謝が尽きんな。
ヤ・シュトラ
ふう、これほど膨大なエーテル量を制御するのは疲れるわ。
……回復するまで、しばらくの間、無理は禁物ね。
登場NPC
NPC | アリゼー・ルヴェユール(4.X) NPC | ヤ・シュトラ・ルル(3.X~4.X) NPC | ヒエン・リジン NPC | 霧隠のユウギリ NPC | リセ・ヘクスト NPC | ハクロウ・グンジ NPC | シリナ・モル NPC | テムルン・モル NPC | サドゥ・ドタール NPC | マグナイ・オロニル