当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 封じられた聖塔 リドルアナ
FF14のパッチ4.Xで展開されたクロニクルクエスト、リターン・トゥ・イヴァリースは、主にFINAL FANTASY TACTICS(FFT)、及びFINAL FANTASY XII(FF12)を下敷きとして語られる物語です。
元を知らなければ楽しめない構成にはなっていないものの、知っていたほうが楽しめるのは間違いないことや、ここでしか出てこない単語等も多いことから、よりリターン・トゥ・イヴァリースを楽しむためのガイドブックを作成しています。
是非あわせてご参照ください。

ふたたびリドルアナ大灯台へ向かう。
灯台最上部から、はるか上空に今も浮かぶ機工都市ゴーグの遺構に到着。リドルアナ大灯台は、イヴァリース伝説に登場する機工都市ゴーグであったことの確証を得る。
最上階で待っていたバッガモナンは、聖石ドゥマに飲まれ、鬼龍ヤズマットと化す。
討伐後、その場に落ちていたバッガモナンのネックレス――ラスラ王子とアーシェ王女の形見に触れたラムザは昏倒。劇場艇で目を覚ました彼は、まるで別人のようになっていた。加えて、バッガモナンのネックレスとアルマの持っていたネックレスはもともとひとつの聖石であり、切なる願いとして「イヴァリースへの帰還」が、ラムザ・ベオルブによって込められていたと明らかになる。
ストーリーのあらすじ
「封じられた聖塔 リドルアナ」
機工都市ゴーグ
バッガモナンの救出は困難な状況になってしまいました。
一方、ラムザはとある仮説をもってリドルアナの調査にあたっており、その確証が得られた様子。
すなわち、リドルアナ大灯台とは、イヴァリース伝説に登場する機工都市ゴーグのことだったのです。

デュライ白書によれば、世界初の飛空艇や機工兵器等の発明がなされたという機工都市ゴーグ。狭小な土地に築かれたため、上へ上へと伸びていきました。その後、謎の爆発事故が発生し、都市の上半分が消失。ゴーグの民は都を放棄したのだそうです。
その爆発事故が原因で海に穴があき、次第に広がって現在のリドルアナが形成されたのだとしたら……デュライ白書に大穴の記述がないのも納得できます。
ダルマスカ王国が管理していた灯台は、残されたゴーグ下半分の遺跡に作られたものなのです。
また、ガレアン族はもともと7つの部族が集まって共和制ガレマールを建国したと言われています。そのひとつがゴーグの民だとすれば……ダルマスカで起こった平民王ディリータの伝説がガレマール帝国に伝わったのも、ガレマール帝国において魔導学が発達したのも、筋が通ります。

ネックレス

ブワジはアルマの着けていたネックレスが気になった様子。
それはアルマの母……つまりジェノミスの亡き妻、ティアの遺品です。
実はバッガモナンも似たようなネックレスを持っていたのだそうです。肌身離さず大切にしていた、訳ありの品らしいのですが……


ラムザの底意地の悪さに呆れるリナ。
ジェノミスにたしなめられたラムザは、ガレアン人としての誇りはないのかと言い返しますが……結局言葉を飲み込み、リドルアナ大灯台の調査が開始されます。
ラムザ
ゴーグはすでに滅びこの世に存在していないようですが、その片鱗でもこの目で確認できたら……いや確認しないと!
アルマ
私、恐いです……。
ジェノミス
リナ
でも、あとで詳しく聞かせてくださいね。最後にこれをまとめて記事にするという使命があるんです!
ミコト
モンブラン
もうモグは恐くないクポ! ……恐くないクポ……恐くないクポ。
ハーディ
……無事に連れ戻すと約束してほしいクポ。
かわいらしい劇団員
楽器を抱えた劇団員
真の冒険者こそ未来永劫語り継がれるべきですからね!
ハンサムな劇団員
演技の参考にして、次こそ主役の座を……!!
マッチョな劇団員
肉体はマッチョだが、心は繊細な乙女のそれなんだなぁ……ハハハ!
ガレアン族と思われる劇団員
いや、信じられないよ、今度ばかりはね!
踊り手らしき劇団員
どんな危険が待ち構えていようとも、諦めない心を、あなたはお持ちなのですね……見習わないと!!
演出助手っぽい劇団員
……無事に帰って来いよ!! なっ!!
妖艶な劇団員
気をつけるのよ、命を粗末にしないでね……。
異邦の劇作家
ラバナスタ同様に危険なのは間違いないだろうさ。ダメだと思ったら素直に引き返すんだぞ。逃げることはけっして恥ではないのだから。
いいな、それを忘れるな。
封じられた聖塔 リドルアナ

ラムザ、モンブラン、ブワジとともに再びリドルアナ大灯台の地へ降り立ちます。
道中にはバッガモナンが目覚めさせたと思われる化け物が待ち受けていました。

門の前で戦闘になる、暗黒の雲ファムフリート。これを倒し、大灯台の扉を開きます。
神々の剣を授かりし後世の探求者へ。
これなるは天に等しき高みへの塔、
…………を率いる守護者、汝の魂をむさぼり喰わんとす。古の碑文

塔の中では大規模な水流が「下から上に流れて」いました。内部構造はまだ生きているようです。

大灯台の最上部に待ち受けていたのは、魔神ベリアス。炎を操ります。
かつての、灯台の光源だったと思われます。
ベリアス討伐後、転送装置が起動。大灯台の更に上空へと昇り――

到着したのは、はるか高空に浮かんでいた機工都市ゴーグの遺構でした。
大灯台と同じ建築様式であり、こちらの内部機構も生きていました。
ということは……

防衛機構もしっかり起動しています。
労働七号と呼ばれるゴーレムの親玉を倒し、先へ進みます。
「倍数」とは、その数字を数倍にした数字。
3の倍数……3……6……9……12……
4の倍数……4……8……12……こんな単純な数学すら間違えるヤツが守護者の設計などやるものだから、すぐに暴走するのだ!
残骸に刻まれた落書き
「素数」とは、その数字自身と1でしか割り切れない数字。
2……3……5……7……まだまだ、ある。
素数を孤独だと言ったは、誰だったか?11……13……17……19……23……29……31……
孤独なものか、同族が延々と後に続くではないか!残骸に刻まれた落書き
労働七号自体はもともと算術を使えるわけではないのですが、ロボットということで採用されたのでしょうか。

リドルアナをクリア後に労働七号のもとへ戻ると踊っているのですが、これにも元ネタがあります。
FFTの隠しシナリオで労働八号を起動した際、命令を求める労働八号に対し、慣れていないラムザは「踊れ」と命令。重厚なロボットであるにも関わらず、その通りコミカルに踊る労働七号や、その後の「ムスタディオをやっつけろ♥」を含めて、印象深いイベントからの引用です。

最上階には、錯乱しているバッガモナンが待ち受けていました。
「待っていたぜ、ガレマール帝国に与する者どもメッ!」と主人公に言い放つと、聖石ドゥマが輝きはじめ……

彼もまた、異形の化け物「鬼龍ヤズマット」へと変身を遂げます。
ガレアン人への強い恨みを主人公にぶつけ、強力な攻撃を繰り広げるのでした。
死闘の末に
死闘の末、鬼龍ヤズマット――バッガモナンは倒れました。
消えたバッガモナンの跡には、聖石ドゥマと……

バッガモナンが身につけていたネックレスが落ちていました。
ラムザがそれに触れた瞬間――

昏倒。
一体何が起きたのか……彼を運び、劇場艇へ急ぎ戻ります。
ネックレス

アルマを探すようなうわ言を言い続けるラムザ。

一方、バッガモナンのネックレスを調査したジェノミスとミコトによれば、それはアルマの持っていたネックレスと、金属、細工、そしてクリスタルの材質も全く同じものなのだそうです。

モンブランは、それらはもともとひとつの聖石だったことを感じ取ります。
なぜ全く違う2人が、ひとつの聖石から分けられたネックレスを持っていたのか。
ブワジは静かに、バッガモナンがどうしてネックレスを持っていたのかを語り始めます。
形見

オレたちがかつてダルマスカ王国の銃士隊だって話したよナ?
バッガモナンの兄貴が持っていたネックレスは、ナルビナ城塞の指揮官だった、ラスラ王子から預かったモノなのサ……。
アーシェ王女に手渡すよう託されたんだがナァ……。

バッガモナンが持っていたネックレスは、彼らがダルマスカ王国の銃士隊であった頃に仕えていたラスラ王子とアーシェ王女の形見だったのでした。

ラムザ・ベオルブ

その時、ラムザが突如目覚めます。
彼は、砕かれた2つの聖石それぞれに、切なる願いとして「イヴァリースへの帰還」が込められていたのだといいます。故に、それを持つジェノミス達やバッガモナンは、イヴァリースへの想いを強く抱いていたのかもしれません。
そして、願いを込めたのは……

デュライ白書に描かれる真の英雄、ラムザ・ベオルブその人であると、同じラムザの名を持つ彼は確信を持っている様子。
何故そう言い切れるのか……


どうも、目覚めた彼は人が変わったようです。

モンブランは、ラムザのエーテルが「混ざっている」と呟きます。が、いずれにしても、今はこれ以上わかることはなさそうです。
ラムザ達は手元に揃った2つのネックレス、そして聖石オティスでさらなる研究を続けるつもりです。
一旦、その続報を待ちます。
ラムザ
それを証明してみせましょう、お待ちください!
アルマ
私たちは知らず知らずの間にこのネックレスに込められた、「切なる願い」によって導かれていたということでしょうか……。
だとすると、デュライ家の汚名を雪ぐという父の悲願、ひょっとしたらこれもネックレスが意図的にそう思わせたのかも?
……考えれば考えるほど不安が大きくなります。
ジェノミス
この件が終わったら聖石をすべて処分しようと思う……。
処分といっても、棄てたり壊したりするわけじゃない。ミコトさんを通じて、シャーレアンの賢人らに管理してもらおう、そうするのが一番だろうと考え始めたところなんだよ。
ミコト
バッガモナン氏は残念でしたね……。ですが、これで聖石の研究も進むかと思います。
モンブラン
ハーディ
かわいらしい劇団員
ガレアン人のルーツがゴーグ人で、そのゴーグ人にもきっとルーツがあって……そう考えるとすべての種族はひとつになっちゃうのかも?
この世に人がいる限り、永遠に争いは続く……って言いますけど、ルーツがひとつなら、あたしも解放者さんも兄弟みたいなもの。争い続けるのが馬鹿みたいに思えますもん!
楽器を抱えた劇団員
なんでも貴女はその詩人と仲がいいらしいじゃないですか? 是非ともその詩人を紹介してもらえませんか?
彼がつむぐその詩を胸に刻み、新たな楽曲を付けてみたい……それがジェノミスさんのいう「文化と文化の融合」の第一歩になるんじゃないかと……そう思えて仕方ないんですよね。
この劇場艇にひきこもらずに街へ出ろ? ……まったく出てないわけじゃないんですよ! ただ、なんていうか、まだ慣れてなくて……。
ハンサムな劇団員
特にキミの顔を見たくないんじゃないか? モンスターに変化したバッガモナンを討伐したのはキミだろ? そりゃ、彼らにしてみれば仇も同然だからなぁ。
おっと、余計なことを言っちゃったね。失敬、失敬!
マッチョな劇団員
お客様にどうせ見てもらうならより美しい肉体で……って、ずーっとそう考えて鍛えてきたけどさ、あんたを見てたら肉体は見てもらうだけじゃもったいないなって。
だから頼む! このオレを弟子にしてくれないか!! 真のマッチョはあんただ! 頼む、お願いだ!!
ああ、ああ、美しいよ、真のマッチョ!
ガレアン族と思われる劇団員
それが真実だとすると、この外地はけっして「外」ではなく、我がガレアン人にとってルーツ……故郷のひとつともいえる。
ならば、この征服戦争も「必然」とはいえないか?
征服戦争と呼ぶと悪しき戦いに思えてしまうが、故郷を取り戻すための戦い、すなわち「国土回復」ともいえよう。であれば、帝国にとってこの戦いは……。
踊り手らしき劇団員
……ちょっと相談に乗っていただいてもよいですか? 実は今回の一件が起きる前、クガネの舞踊を観たいなぁと、街を散策してたんです。
そしたら若い男の方に声をかけられたんです!
一目惚れしたって言われちゃって、色々とお話しさせてもらったんですけど、最後にリンクパールくださいって……。
もうどうしたらいいかわかんなくって、逃げるようにその場をあとにしちゃったんですぅ。
こういうの……あたし初めてで……。彼、諦めてないようで、ランディング付近でうろうろしているみたいなんですよね!
どうしたらいいですかね?
いや、カレシがほしいですけど、あたしはまだ修業の身ですし、練習頑張って、一人前の役者にならないといけないし……。……やっぱ、練習に集中しようっと。
恋心を抱く若者
あ……いえ……その……じ、実は、以前、買い出しにいらした際にお見かけして、その……なんと言いますか……忘れられなくて……。
こ、このひんがしの国は帝国とは中立関係にありますが、彼らに対して快く思わない者も多いのが実情……。
でも、国家と国民は別! そうは思いませんか?
あ……私、どうしてこんなことを、見ず知らずの人に喋っているんでしょう?
すみません……忘れてくださいませ。
妖艶な劇団員
あたしはティアとジェノミスを祝福したわ。だから、ジェノミスへの想いはその時に棄てたの。あれ以来、ふたりとは良き友人として接してきたわ。
だからこそ、ティアが亡くなった時は本当に辛かった。
そのとき、支えてくれたのがそこにいる遅筆なおじさまよ。彼がいなかったら立ち直れていなかったでしょうね。彼のおかげであたしはジェノミスたちを支える側に回れたの。
あら、いやだ、あたしったら何話してるンだろう……。ワイン飲み過ぎね……ううん、キミが持ってきてくれた、ベーコンエピが美味しすぎるのよ!
登場NPC







