当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- 星影に零れて
蛮神召喚の恐ろしさを改めて知った暁。
ガ・ブを黒渦団に任せ、新たな行動を開始する。
「ゲルンの託宣」を解読したウリエンジェによれば、闇の戦士達の真意は霊災を起こし、光の氾濫によって滅びかけている第一世界をここ、原初世界と統合させることにあるのだという。
加えて、イシュガルドから密輸されたクリスタルがアラミゴ人の手に渡ったという情報も得られた。どうも帝国軍のスパイであったエリヌ・ロアユの組織の残党が絡んでいるようだ。
主人公達はリトルアラミゴに向かうことにする。しかし、ウリエンジェは一体何処でその情報を得たのだろうか。
一方、闇の戦士達は怪しげな男に唆され、光の戦士……主人公との直接対決を決意していた。
ストーリーのあらすじ
「星影に零れて」
祝宴
ともかく、キャンプ・オーバールックにおける蛮神問題は解決。
ブルーエイディン少甲佐に報告すると彼は殊の外喜び、今夜は祝の席が設けられることになりました。
ブルーエイディン少甲佐:
正直なところ、いくら中途半端な状態でも、近くで蛮神が召喚されたとなりゃ、気が気じゃねぇんだよ。
うちの隊は、実力重視の荒くれ揃いだが、蛮神と戦うとしたら、怪我人も死人も出るだろうからな。……本当に、ありがとよ。
祝宴の中。
ガ・ブとともに席を外すアリゼー。気になった主人公は、彼女のあとを追います。
祖父ルイゾワの教え
ごめんなさい、キャンプを勝手に抜け出して。この子が、ずっと冷えた視線にさらされてたから……少しだけ気分転換しにきたのよ。
相変わらず、反応はないんだけれどね。
静かね……。星空に吸い込まれそう。
何かを失くした夜だって、こうやって更けていって、やがて朝が来る。
……優しすぎて、いっそ薄情だわ。
エオルゼアに来て、旅をして……なんだかね、力は強くなっているはずなのに、胸が痛むことが増えたの。
第七霊災の日、お祖父様は、命をかけてこの地を守った。それに納得できる理由がほしくて追いかけてきたけど、目にしたのは、膨大な問題と、翻弄されるばかりの人々……。
怒りもしたし……悲しかった。
お祖父様は、シャーレアンに残した私や家族よりも、こんな人たちの方が大事だったのかってね……。
あなたと霊災の真実を掴んで、それが違うと知ったわ。
だから今度は、お祖父様の真似ではない……私がエオルゼアを守るべき理由を、探し続けてきたの。
たくさん歩いて、いろんなことに出会ったのよ?
興味を引くことや、嬉しいことだけじゃない。理解できない人、腹が立つけどどうにもできなかった事件……やっとわかりあえたのに、救えなかった命もあった…………。
そんなときにね、ふと昔の出来事を思い出したの。
霊災を止めるため、エオルゼアに向かうお祖父様が、反対する父にいった言葉よ。
『助けられる人が目の前にいるときに、我が身を案じて助けぬというのは怠惰というもの。それでは到底、人として進歩的とはいえぬ』
ああ……って思ったわ。
私の求めてた答えなんて、きっとそれだけのことなのよ。
そしたら急に、旅してきた道にいた、たくさんの人たち……アルフィノやウリエンジェ、あなたが恋しくなった。
闇の戦士をひとりで追っているときだって、怖くはなかったわ。
……私ばっかり話してて、なんだか恥ずかしいじゃない。
ねえ、あなたの話も聞かせてよ。
あなた、多くの人に関わって、いろいろな想いを託されながら歩いてきたのね。
……そして、きっとこれからも。
世界が明日を運んでくる限り、託されたものを携えて進むんだわ。
ガ・ブの処遇
翌朝、サンクレッドからの通信により、他の地域でもイシュガルドの刻印が入った木箱が発見された事が分かりました。
それによってニーズヘッグとの最終決戦の際に集められたクリスタルを横流しする者がいる可能性が浮上。その犯人は現在神殿騎士団が全力で調査中のため、主人公は既に流れたクリスタルの行方を追うことになります。
アリゼーのもとに向かうと、彼女はガ・ブとともにいました。
あれから一度も声を発さず、一睡もしていないというガ・ブ。
様子を見ようとはいいましたが、相当衰弱しているだろう彼をこれからの旅路に連れて行くことは危険です。
とはいえ、ガ・ブは長く人と争い続けてきたコボルド族。彼らに対する黒渦団の感情は決して友好的なものではありません。
それでも、アリゼーはガ・ブを任せる決心をします。
アリゼー:
この子は、きっと今、戦っているのよ。悲しんで、傷ついて、蛮神の誘いにすべてを委ねたい気持ちと、親を奪ったその信仰を、許せない気持ちの間でね……。
それに決着がつくまでは、どうか、友好的な獣人として扱ってあげて。
昨夜、アルフィノが根回ししていた成果もあったのでしょうか。
ブルーエイディン少甲佐はこれを快諾。ひとまず、ガ・ブの処遇に心配はなくなりました。
アリゼー:
ガ・ブ……。あなたの気持ち、少しはわかる気がするの。私たちも、お祖父様を亡くしたから。
つらくて、やるせなくて、何かに怒って……もしかしたら今は、どんな言葉も聞きたくないかもしれない。
だけど、これだけは伝えておくわ。
いつかの朝、その悲しみや怒りが胸の奥に沈むまで、あなたの心を手放さないで。
その気持ちは、空虚な信仰にすり替えられるべきものじゃない。
あなたが生きて、ご両親を愛した証よ。手放しちゃったら……私も寂しいわ。
それきり、ふたたび口を閉ざしたガ・ブ。
一行は、多くの悲しみを生み出す蛮神召喚の危険性を改めて思い知らされるのでした。
闇の戦士と怪しげな男
一方……
主人公による蛮神タイタン討伐の件は、彼らにも既に知られていました。
計画は続行とはいえ、闇の戦士には時間が残されていないようで、焦りが伺えます。
一方、イシュガルド平定が済んだ暁は今後本格的に闇の戦士対策に乗り出す予定であり、今後の計画はさらに難航することを懸念する怪しげな男。
怪しげな男:
地にあまねく混沌をもたらし、崩壊の先駆けとならんは、闇よりいずる者のみにあらず……。お気に召さないのであれば、ご自分の考えで動けばいい……。
『助けられる者が目の前にいるとき、助けぬことは怠惰である。』
……我が師の言葉であり、私の理念です。
怪しげな男の言う理念。
それは、アリゼーの言う祖父――ルイゾワと同じもの。
古巣の暁、そして理念を掲げる男は……
闇の戦士と、主人公――光の戦士との戦いをけしかけます。
その真意はどこにあるのか。
闇の戦士も訝しく思うのですが……時間のない彼は、一気にカタをつけてやるとその案に乗るのでした。
闇の戦士と主人公の決戦が近づいています。
怪しげな男:
師の言葉は、今も変わらず胸にあれど……この手に、ひとつの痛みもなく、すべてを救う強さはない……。ミンフィリア……皆さん……許せなどとは申しません。それでも、私は……。
踏み出すたびに、心裂けようとも……信じた道なら、あなたは進むのでしょうか。
ムーンブリダ……。
ゲルンの託宣
主人公、アルフィノ、アリゼーの3人は、蛮神討滅の報告を兼ねてまずはウリエンジェのもとへ向かいます。
それは「ゲルンの託宣」を調査した結果の報告でした。
世界の統合について
- 主人公たちのいる世界(原初世界)と併存する世界(鏡像世界)が存在し、霊災が起こるたびに鏡像世界が消滅する。
- 消えゆく世界は、原初世界と交じり合う。
- 原初世界では、過去7回霊災が起きている。つまり既に7つの鏡像世界が統合されている。
「統合」という現象
- 終焉を迎える世界では、すべての生命が等しくエーテルへと還る。
- エーテルの奔流は流れを変えて、原初の世界に注がれる。
- つまり、闇の戦士達が目的を果たそうとすれば、第一世界の生命は全て肉体的な死を迎える。
とはいえ。
第一世界で光の氾濫が起きてしまえば、待っているのはヴォイドと同じ「生も死も存在しない」世界。
闇の戦士の真意は、あらゆる命が無に帰る前に、せめてエーテルを原初世界で新たな命として転生させたいというもの。
たとえ全ての命が死を迎えたとしても、全ての命を救うのだ。
彼らの願いはそれほどまでに強く……そして逼迫していました。
加えてもう一つ。
先刻、南ザナラーンリトルアラミゴ周辺にて、密輸された大量のクリスタルがアラミゴ人の手に渡ったとのこと。以前、アシエンがアラミゴの若者を誑かし、壊神「ラールガー」を召喚させようとした事例もありました。
STORY | 1.メインクエスト2.0-新生【19.アラミゴ解放軍を知る者】
元不滅隊員エリヌ・ロアユの組織の残党が、アシエンの協力者となっているという情報もあります。イシュガルド出身の彼女の組織なら、クリスタルがイシュガルドから横流しされているのも頷けます。
自分たちで確かめる必要がありそうです。
主人公たちは、ひとまず現地調査のためにリトルアラミゴへ赴くことにします。
疑惑
ウリエンジェとの会話を終え部屋を出た直後、サンクレッドからLS通信がありました。
神殿騎士団によってクリスタル横流し犯が確保され、しかも「黒いローブの男に唆された」と白状したのだそうです。
更にサンクレッドは、犯人がエリヌ・ロアユの組織の残党だったこと、そしてアラミゴ人にクリスタルを流したことについても証言を得ていたのですが……いずれもウリエンジェから聞いたとおりの話。
サンクレッドの話は、主人公たちにいの一番に伝えたのだといいます。
それならば……ウリエンジェは一体どうやってそれらの情報を得たのでしょうか。
いまいち要領を得ないことが多いウリエンジェの行動。
何らかの思惑があるのかもしれませんが……。
アリゼー:
ごめんなさい、ちょっと考え事に集中しちゃってたみたい。
ウリエンジェと何かあったのかって?
そうね……気がかりなことはあるけど、まだはっきりとは……。
あいつの考えって、いつもわかりにくいのよ。
もし……もしも、悪い方に転がるようだったら、私が全力であいつを止めるから、心配しないで。そういうときのために、あの技も磨いたんだから……。
アルフィノ:
……アリゼーは、ウリエンジェと何かあったのだろうか?
近頃の彼女の態度は、どうもぎこちない気がする……。
ウリエンジェは、特に熱心なお祖父様の弟子だった。
ルヴェユール家にもよく訪ねてきていて、家族同然に過ごしてきた間柄さ。
特にアリゼーとは、お祖父様をはさんで3人でいるのを、見かけない日がないほどだったよ。
……まあ、この件はいずれ、それとなく聞くことにしよう。
登場NPC
NPC | アルフィノ・ルヴェユール(3.X) NPC | アリゼー・ルヴェユール(2.X~3.X) NPC | コボルド族 NPC | アルバート NPC | ウリエンジェ・オギュレ(2.X~4.X) NPC | サンクレッド・ウォータース(3.X~4.X)