当ページでは、以下クエストのストーリーについて、あらすじを書きました。
- ダルマスカのレジスタンス
FF14のパッチ4.Xで展開されたクロニクルクエスト、リターン・トゥ・イヴァリースは、主にFINAL FANTASY TACTICS(FFT)、及びFINAL FANTASY XII(FF12)を下敷きとして語られる物語です。
元を知らなければ楽しめない構成にはなっていないものの、知っていたほうが楽しめるのは間違いないことや、ここでしか出てこない単語等も多いことから、よりリターン・トゥ・イヴァリースを楽しむためのガイドブックを作成しています。
是非あわせてご参照ください。
モーグリ達の協力もあって、イヴァリース研究は順調に進んでいる。次なる目的地はゴルモア大密林にあるとされるオーボンヌ修道院。しかし、肝心の場所がわからない。現地はヴィエラ族の縄張りであり、他所者が容易に調査することも難しい。
途方に暮れる中、ブワジ達が主人公のもとへ現れる。彼が今所属しているダルマスカレジスタンス、レンテの涙の幹部であるヴィエラ族のフランと面会。道案内を依頼する。彼女はかわりにレンテの涙への支援――それも、到底不可能と思える要求をするのだった。
ストーリーのあらすじ
「ダルマスカのレジスタンス」
倒れたアルマ 人が変わったラムザ
ラムザ
モンブランとハーディのおかけで、ダルマスカに関する情報を多く得ることができました。本当に感謝していますよ。
え? モンブランとハーディですか? ええ、たしかに最初はモーグリ族に何ができるのか、お恥ずかしながら、そう考えていたのは事実です……。
それもこれも、ガレアン族こそがナンバーワン……そんなつまらない驕り、思い上がり、自惚れに、いつの間にか支配されていた……そう気付いたのです。
どうしてなんでしょうね……。帝国を追われたことで自尊心が傷つき、他民族を見下すことで、心のバランスを保とうとしていたのかもしれません……。
ジェノミス
……イヴァリースがダルマスカの地にあったのは間違いない。
だが、時間の経過による情報の損失は如何ともし難い。ラバナスタ大図書館が残っていればよかったのだが……。
リナ
……あのとおり、アルマちゃん、体調を崩してるんですよね。気丈に振る舞ってるものの、なかなか復調しなくて……。
ただの風邪とか、そんな病気じゃないような……?
モンブラン
聞いて欲しいクポ! リドルアナでの冒険以来、ラムザとはマブダチになったクポ!
ラムザはすっかりいい奴になったクポ!
ハーディ
兄ちゃんとラムザさんが仲良くなったのはいいことだクポ!
だけど、ラムザさんの性格が変わったのは、ネックレスの聖石に込められたエーテルが原因だと思うクポ……。
あのとき、エーテルが混じり合っているのを目撃したクポ! ただ、その影響はもうなくなったはずクポ、もう何がなんだかわからないクポ~~。
かわいらしい劇団員
……アルマちゃん、心配ですね。最初は疲れからくる風邪なのかな~とは思ったんですけど、もっと違う何か……いえ、きっと、あたしの思いすごし……。
楽器を抱えた劇団員
あなたにお礼を言いたかったんです!
劇場艇にひきこもらずに外へ出ろって言ってくれましたよね。あなたの助言に従い、先日、オノコロ島まで遠出したんですよ!
クガネとも異なる……まさに異国情緒あふれる光景に、心が洗われる思いでしたよ! いやぁ、本当に旅に出てよかった!
海賊衆とも仲良くなりましてね、酒を酌み交わしながら即興で演奏する……すると彼らも即興で歌い踊ってくれるわけです!
帝国を追われる身となってもこの劇団で頑張ろうと、そう考えてこの地へ流れ着いたんですけど、知らず知らずのうちに心は沈み不満が鬱積していたんですね。
おかげさまで、また頑張ろうという気になりました。あなたのご助言に感謝です!
ハンサムな劇団員
先日、小金通りの無地鼓座で芝居を観たんだが、このひんがしの国特有の様式美っていうのかい? 独特の言い回しや旋律が面白かったねぇ。
亡き主君の仇を討とうと配下の武士……浪人っていうのかな、十三人の浪人が流浪の生活を送りながらも最後に見事、敵討ちに成功する……という筋書きなんだがね。元帝国民としては、極めて「非合理的な生き方」だなぁと、なんというか、ちょっと呆れてしまったんだよ。
だが、地元の皆さんは噎び泣きながら拍手喝采ときたもんだ。ジェノミスさんは国家や民族が異なっても文化で橋渡しを……な~んて言ってたけど、正直、ボクには理解できそうもないねぇ。
逆を言えば、彼らは我々の芝居を理解できるんだろうか……。
おっと、余計なことを言っちゃったね。失敬、失敬!
マッチョな劇団員
おぉ、友よ! あいかわらずステキなマッチョだね!
おっと、突然、友なんて呼んで申し訳ない。だが、キミなら……いやキミの筋肉ならわかってくれるはず!
さぁ、共にこの美しい筋肉の維持を目指して、鍛錬しようじゃ~ないか!
さぁ、一緒にマッチョ体操をやろうッ!
ガレアン族と思われる劇団員
帝国に残る親兄弟は今頃どんな思いをしているのだろうか……。……ああ、これは失礼。
ちょっと考えごとをしていてね……。
すまないが、しばらくひとりにしておいて欲しいな……。
踊り手らしき劇団員
ワン・ツー・スリー♪ ワン・ツー・スリー♪
……今度はどんな格好で逢いに行こうかな。
あっ、恥ずかしい! 思わず口に出ちゃった……! い、今の聞かなかったことにしてくださいね!!
恋心を抱く若者
はぁ~、待ち遠しいなぁ~。逢ったら……この高鳴る胸の想いをすべてあのコに……。
妖艶な劇団員
こんにちは。次の冒険先は決まったのかしらね?
危険なところじゃないといいわね!
異邦の劇作家
肉体とは……魂の器に過ぎない……。魂という……暴君の傀儡でしか……ない……っと。しかし……肉体は永遠の存在を………うーん……。
おや、これは失礼した。執筆に夢中になっていたよ……いや、〆切が近いものでね。
暇だからね、いくつか仕事を請け負っているのさ。
前回から少し経ち、再び劇場艇に向かったところ……
アルマが体調を崩してしまいました。少し顔を見せてくれましたが、彼女は立っていることすら辛そうな様子で、すぐに別室へと戻っていきました。医者からは、肉体的に問題はなく、精神的なものであろうとの診断を受けているといいますが――。
一方、ジェノミス達によるイヴァリース研究は、モーグリ達の協力もあって、順調に進んでいる様子です。
開口一番、モーグリ達を「毛玉」と罵ったラムザとはとても思えぬ物言いに、不気味さすら感じます。
とはいえ、本来のラムザはこのように穏やかな性格だったらしいのですが……。
聖天使アルテマ
さて、イヴァリース伝説の研究は進み、それが史実であったことは証明されつつあります。しかしジェノミスの目的は、あくまで祖先オーラン・デュライの汚名を雪ぐこと。そのためにも、勇者「ラムザ・ベオルブ」の存在を証明しなければなりません。
ラムザ・ベオルブ一行は、歴史の裏側で「聖石がもたらす災い」……つまり異形、ルカヴィ達との戦いを繰り広げていました。
命をかけた戦いの中で、彼等が最後に目指したのは「オーボンヌ修道院」。
そこは、平民王ディリータの物語の舞台となる戦争の後継者候補のひとり、ディリータが娶ることになるオヴェリア王女が生まれ育った場所。平民王ディリータの物語における「始まりの場所」であり……そこに聖石を生み出した元凶、その名も「聖天使アルテマ」が封じられていたのです。
名が示す通り、破壊魔法「アルテマ」を駆使していたと言われる聖天使アルテマ。同名の魔法は、魔導城プラエトリウムにてガイウスが使用しました。
シャーレアンの研究によれば、それは別次元の魔法であると考えられています。ガイウスが使用した魔法アルテマは、アラグ帝国が何らかの方法で聖天使アルテマから得て、研究の末にアレンジされたものだったのでしょう。
そんな魔法をもたらした聖天使アルテマもまた、別次元・別宇宙からの来訪者なのかもしれません。
森の護人
ところで、肝心なオーボンヌ修道院の場所がまだ分かっていません。デュライ白書には、ゼイレキレ大河の中程に滝があり、そこにオーボンヌ修道院があった、と記されているのですが……現在のダルマスカにゼイレキレ大河という地名はありません。
デュライ白書との照合、及びモンブランとハーディの協力により、ゴルモア大密林と呼ばれるジャングルを流れる大河がゼイレキレ大河であることがわかっています。しかし……厄介なことに、ゴルモア大密林はヴィエラ族達の縄張りなのです。
ダルマスカ固有の種族で、長い耳が特徴であるヴィエラ族の一部は、現在でも外界との接触を絶ち、「森の護人」として生きています。故に、彼らにとって聖地であるゴルモア大密林の調査は容易でありません。
さて、どうするべきでしょうか……。
エーテルジャマー
シドは、ミコトに製作を頼まれていたものを置いて別の調査へと帰っていきました。
ミコトの所見では、アルマの体調が悪いのはおそらく聖石オティス、つまりジェノミスが最初にラバナスタで拾った聖石の影響だろうとのことです。アルマが聞いていた幻聴――ジェノミスの部屋から聞こえたというものは、彼女が聖石オティスが好むエーテルを持っていたからこそ聞こえたのです。
ジェノミスとラムザがイヴァリースを求めるのは、少なからずアルマのネックレスの聖石が影響していたと考えられます。一方、レクセンテール家で唯一イヴァリースへの執着を見せず、一方で聖石オティスの声が唯一聞こえていた彼女は、どちらかといえばオティスと波長があっているのでしょう。
今のところ、聖石オティスの力は発現していません……が、いつ「万が一」が起こらないとも限りません。
ミコトがシドに頼んでいたものは、その「万が一」が起こったときに対処するための装置。以前、ムーンブリダが作ったエーテルエクストラクターの原理を利用して作成された「エーテルジャマー」です。聖石オティスのエーテル波長と反対の波長をぶつけて打ち消す仕組みになっています。
ミコトと話をしている時、クガネ・ランディングにブワジ達が待っているとの情報が寄せられました。主人公は、モンブランと共にひとまず彼らの話を聞きに行くことにします。
レンテの涙
クガネ・ランディングで待っていたブワジに、空賊としてゴルモア大密林に行ったことはないかと聞いてみたところ、彼らも渡りに船と、会ってほしい人がいるとお願いされました。場合によってはゴルモア大密林の件も解決できるかもしれないとのことです。
ブワジ達の飛空艇に乗り、ラバナスタへと向かいます。
道中、彼らが空賊を辞め、今はダルマスカの銃士に戻ったという話を聞きます。
とはいえ、既にダルマスカ王国は滅亡しています。つまり彼らはダルマスカのレジスタンスに参加しているのです。
ダルマスカでは、先の反乱鎮圧によって多くの解放軍が壊滅。その指導者たちは尽く処刑されてしまいました。
しかし、全滅したわけではありません。そもそも解放「軍」といっても、アラミゴ解放軍と同様、複数のレジスタンスグループの寄せ集めです。ブワジ達が身を寄せているのは、そのうちのひとつ「レンテの涙」です。
その幹部のひとりが、主人公に会いたがっているのだといいます。ブワジは、話をきいて断ってくれても構わないと言いますが……。
そうこうしているうちに、ラバナスタへ到着です。
フラン
連れられて来たのはガラムサイズ水路。
主人公を呼び出したのは……
レンテの涙の幹部、ヴィエラ族のフランでした。
主人公は、自分たちがオーボンヌ修道院を探していて、その為ゴルモア大密林に行きたいのだと説明します。しかし先に聞いていたとおり、そこはヴィエラ族達にとって聖地。特に、ダルマスカの仇敵でもあるガレアン帝国出身の劇団マジェスティックに協力する理由はない、と声を荒げる一方で……フランは取引を持ちかけます。
ひとつは、レンテの涙に対するエオルゼア同盟軍及びドマからの軍事支援。
もうひとつは、弱体化している組織を強化するための資金援助。
このふたつが実現できたら、オーボンヌ修道院への道案内を約束するというフラン。主人公が、暁の血盟や東アルデナード商会と太いパイプを持っていることを見込んでの取引ですが……実現は相当難しいように思えます。
どうなるかは分からないものの、ひとまず彼女の意向を伝える約束をし、ブワジとともにふたたびクガネへ帰ります。
ブワジ
姐さん、きっついお方だが、気を悪くしないでクレ!
レジスタンスを立て直そうと必死なのサ……。マァ、とにかくオレたちはクガネ・ランディングで待ってるヨ。
リノ
姐さん、ああ見えても案外優しいお方なんだヨ。仲間思いだし、気配りもうまい……。
もちろん、戦士としての腕は一流だけどネ。
ギジュー
オレたちゃ、バッガモナン兄貴のこと……もう気にしてないからサ……アンタももう忘れてクレヨ……。兄貴は心の闇に飲み込まれちマッタが、その想いはオレが……。
恋心を抱く若者
……ご、ご両親にとって息子がひとり増えますね……じゃない!
……は、早く父親になりたい……って何言ってるんだ、ボクちん!
ハッ!! こ、こ……こんにちは!
あ、い、いや……こ、これは、し、芝居の台詞……! そう、芝居の台詞なんです! わ、忘れてください!!
登場NPC
NPC | ラムザ・レクセンテール NPC | アルマ・レクセンテール NPC | ジェノミス・レクセンテール NPC | リナ・ミュリラー NPC | ミコト・ジンバ NPC | モーグリ族 NPC | シド・ガーロンド(3.X~4.X) NPC | ブワジ NPC | フラン・エルト