2023/03/18 メインクエスト5.0-漆黒【05.アリゼーを探して】を更新しました。

【FF14-5.X対応版】初めて零式に挑戦する人へ。零式の週制限や報酬の仕組みと注意すべき点まとめ

FF14にはエンドコンテンツと呼ばれる、いわゆる最高レベル到達後の高難易度コンテンツがいくつか用意されています。

戦闘用、クラフター用、ギャザラー用、武器成長用などいくつかありますが、特に人気なのが戦闘用のエンドコンテンツである「零式」です。

しかしながら、今回から挑戦してみようという方の知識不足が原因のトラブルが散見されるため、零式に関する基礎知識をまとめました。

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エオスト -Story of Eorzea- では、Final Fantasy XIV(FF14)のクエストストーリーをまとめています。あらすじ記事は以下のリンクよりどうぞ。



要約すると……
  • 零式開放のためにはノーマルレイドを全てクリアする必要がある
  • クリア報酬は装備の出る箱が1PTに複数個、任意の装備と交換できる断章は必ずもらえる。
  • 週制限があり、各層週に1度しかクリア報酬がもらえない
  • その週にクリアした状態で再度クリアすると、報酬が減少する
  • 週制限開けの翌週も、再度1層からクリアしなければならない

基礎知識

「零式」コンテンツとは

基本的に偶数パッチごとに実装される、FF14の※高難易度戦闘コンテンツです。

  • 3.Xの頃までは最高難易度コンテンツでしたが、4.Xからさらに上の「絶」が実装されたため、“最高”難易度ではなくなりました。しかし、挑戦には変わらず適切な準備と適当な練習が必要なのは変わりません。

拡張パッチ毎にシリーズ名称がつけられ、大型アップデートの偶数回ごとに新たな戦闘がそれぞれ4層ずつ実装されます。

  • 2.X新生 大迷宮バハムート
    2.0(邂逅編)、2.2(侵攻編)、2.4(真成編)
  • 3.X蒼天 機工城アレキサンダー
    3.0(起動編)、3.2(律動編)、3.4(天動編)
  • 4.X紅蓮 次元の狭間オメガ
    4.0(デルタ編)、4.2(シグマ編)、4.4(アルファ編)
  • 5.X漆黒 希望の園エデン
    5.0(覚醒編)、5.2(共鳴編)、5.4(再生編)

その難易度から初見で容易くクリアできるものではなく、実装時点で最強の装備をそろえた腕利きのPTであったとしても、最終層クリアまで数日かかるのはざらです。

レイドレースなどと呼ばれ、公式からワールドファーストPT(世界で最初にクリアしたPT)に賛辞が送られたりしますね。

後続組は、先行組によって確立された攻略方法を確認しつつ進めるためそこまで時間はかかりませんが、完璧に理解していたとしても脳内でクリアすることと実際にクリアすることではやはり雲泥の差があるもので……それなりに時間をかけて挑む必要があります。

「零式」コンテンツの開放のために

まずクエストをこなし、イベントを開放する必要があります。

特に3.X以降の注意点として、零式と同時に実装されている、いわゆるノーマルレイドを最終層までクリア、イベントを全てこなしておかなくてはなりません。

ノーマルレイドを全てクリアした後に発生するクエストで、零式難易度が解放されます。

ノーマルレイドは何故実装されたのか

もともと「2.X大迷宮バハムート」の時、ノーマルレイドは存在しておらず、零式というネーミングもありませんでした。しかし、最高難易度のコンテンツでありながら練られた演出、新生の秘密に迫るストーリーが絡められていたため、挑戦出来ない多くの人から不満の声があがります。そこで、3.Xから零式と同時にノーマル難易度が実装されました。初見でもある程度対応可能な難易度でクリアすることが出来るようになり、誰でもストーリーを楽しめるようになったのです。

なお、ノーマルレイドでは実装時点の新式装備(最高ILから20低い装備)と同じILの装備と交換可能できるアイテムが、毎週各層で一つずつ入手できます。

レイドファインダー(RF)

零式解放後、コンテンツファインダー(CF)の画面を呼び出すと、「高難易度コンテンツ」のタブが確認できると思います。これがレイドファインダー(RF)です。

パッチ時点で最新の極蛮神戦、絶、そして零式がここに振り分けられます。
CFとの最も大きな違いは「申請に条件を付与できる」ことです。

マッチング条件
  • コンプリート済……一度でもクリアしたことのある人しか選択できない。
  • 未コンプリート……クリアしたことがない、もしくはクリア経験があっても自信がないときに選択する。
目的
  • コンプリート目的……練習もすすんで、もうクリアできそうだ! というときに選択する。その週既にクリア済の場合は選択できない。
  • 練習……まだ自信がないので練習したい……というときに選択する。その週既にクリア済でも選択できる。
練習フェーズの指定
  • 「目的」で練習を選択すると指定できる。
  • 任意の練習フェーズを指定することができる。

このようにRFでは、ざっくりと自分の目的を選択することで、ある程度同じ目的をもった人達と挑戦することができます。

RFはなぜ実装されたのか

もともとサーバー間のPT募集が実装される前、過密サーバーと過疎サーバーでは零式攻略PTの募集数が全く違っていたという問題に端を発しています。当然ワールド間テレポもなかったため、当時は零式を攻略するためだけにモグステーションからサーバー移転を申し込む人もいました。

サーバー間のPT募集が実装された現在、RF(特に練習フェーズ)の意義は減りつつありますが、特にクリア目前では募集よりも気軽だということでRFを利用する方も多いようです。

RF実装前の風景

RFがなかった頃、零式に挑戦する際は「フルPTを組んで指定の場所のNPCに話しかける」必要がありました。
そのため、申請NPCのいる場所がパッチ毎にとてもにぎわっていました。今では見られない光景です。

画像は邂逅編当時、大賑わいだったワインポートです。

固定と野良

上記のように、零式はクリアのためには多大なる時間と労力を要するコンテンツです。

数週間にわたって挑戦しなければならないこと、PTとしての習熟度を上げていく必要があること、ドロップアイテムの分配を効率化させたほうが結果として最終層クリアが容易になること等の理由から、毎週同じメンバーで時間を指定し、挑戦を続けるPTがあります。これがいわゆる「固定」です。

対して、常にPT募集やRFで挑戦し続ける人もいます。これが「野良」です。

固定にはPTで習熟度があげられる、人を募集する時間が不必要、ドロップアイテムはいずれ(その固定のルールによりますが)必ず入手できる等のメリットがある一方、人間関係に巻き込まれる、時間が指定されてしまうなどのデメリットもあります。

対して野良は時間が自由であり、人間関係に巻き込まれることもあまりないのですが……ドロップアイテムが必ずとれるわけではない、募集に時間がかかることもある、集まるメンバーの習熟度にムラがある等のデメリットがあります。

それぞれ一長一短です。

自分のライフスタイルと相談し、どちらで挑戦するかを選択すべきでしょう。

ドロップアイテム

実装パッチで最も高いILの装備が得られます。

5.X以降、装備のドロップは「箱」の形となりました。たとえばタンク職で指定の胴装備が入った箱をあければ、タンク職の胴装備になるというものです。

断章

週に一度、クリアすれば必ず入手できます。
複数個集めることで、任意の装備と交換できるアイテムです。

ただし、断章は1週間に一個しか得られませんので、これを入手するために何度も周回するということはできません。

  • 実際何と交換できるかは、パッチ毎に存在する指定のNPCでご確認ください。
  • PTにその週のクリア者がいた場合、箱は減りますが断章は入手できます。

零式の注意点

週制限

零式には週制限があるのですが、その仕様が少し他のコンテンツと比べて分かり難いため、特に注意が必要です。

なお、いずれも制限のリセットは火曜日17時(トークンの週制限リセット等と同じ)です。

今週クリア済みの場合、RFの右下に「報酬獲得済み」のマークが出ます

各層ごとクリア権は週に1度

「基本的」に、各層のクリア権は週に1度だけです。

当然クリアできなければ何度でも申請は可能ですが、1度クリアしたら翌週火曜日17時のリセットを待たなければなりません。

ただし、クリアした場合でもリセット前に挑戦すること自体は可能です。

クリア者をPTに入れた場合、ドロップするアイテムが減る

その週既にクリアしているプレイヤーを入れる場合、デメリットとして、ドロップするアイテムの数が減ります。
そのため、PT募集に参加する場合は「クリア済みだが良いか」必ず確認した方が良いでしょう。逆に募集する場合は、クリア者を含めるか否か条件に含める必要があります。

攻略済みプレイヤー数宝箱の数
全員未クリア2個
(1層は3個)
1~4人がクリア済み 1個
5~8人がクリア済み 0個

クリア者を含めることはデメリットが大きいです。

その一方、既に習熟している人をPTに入れることでクリアの可能性をあげ、前述の「断章」を手に入れるため、またはクリア済みの友人と練習するため等、デメリットに目をつぶってでもPTを組む場合はあります。

なお、以前はクリアした場合PT募集であってもレイド申請することが出来ませんでした。

なぜ箱が減るのか?

FF14で零式が実装された時、週ごとにトークンやレイド装備でアイテムレベルは向上し、結果として難易度が低下していきます。
もし一週間に何度も挑戦することで装備が取得できれば、プレイヤーのILは急激にあがり、零式の難易度はあっという間に下がってしまうでしょう。
経日による難易度下降のカーブを管理するために、クリア者がいる場合は箱ドロップの装備が減るのです。

毎週1層から挑戦しなければならない

「先週は3層までクリアできたから、火曜日のリセット後、いきなり3層に挑戦しよう」ということは出来ません。

リセット後には、必ず毎週1層から順番にクリアしていく必要があります。

ただし、これは零式に限る仕様であり、ノーマルレイドでは任意の層から挑戦可能です。この違いが混乱につながっているような気がします。

クリアで得られるもの

満足感がすべてです。

正直時間もかかるし攻略も大変だし……手に入れたアイテムは2パッチ後のIL上限変更で価値は激減します。ましてやクリアできている人が他の人より偉いなんてことは全くありません。

それでも攻略できた時にはこれ以上ない喜びを感じることが出来ますし、ああでもないこうでもないと考えながら……時にはうまくできない自分にがっかりしつつも挑戦を続け、ようやくクリアできた時はこの上ない喜びを感じることが出来ます。

準備は大変ですが……得られるものも多いエンドコンテンツ。
ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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