2023/03/18 メインクエスト5.0-漆黒【05.アリゼーを探して】を更新しました。

【FF16】FinalFantasy16 感想 その01 プロローグ(体験版)部分

FF16をプレイしました。とてもいい旅をしたと実感しています。
歩みを進めながら、思うことや書きたいことはたくさんあり、しかしうまくまとめる自信もなく、ひとまず山のように残したSSを見て振り返っていこうと思います。本当はSNSで細々共有したかったんですけど、オープンスペースでやるのも人の楽しみをスポイルしてしまいかねないな……と、記事を書こうと思ったわけです。

本項は当然ながらネタバレのみで構成されています。やっていない人はできれば読まず、まっさらなままでクライヴの旅路を共に歩む経験をしてほしいと願います。

まずはプロローグ(体験版)部分まで。本当は一気に最後までかくつもりだったのだけれど、オープニング部分だけでも文量が多くなってしまったので分けます。

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エオスト -Story of Eorzea- では、Final Fantasy XIV(FF14)のクエストストーリーをまとめています。


プロローグ・体験版

鉄王国によるダルメキア侵攻 その1

プロローグの部分は体験版でもプレイしました。当初は製品版が出たら通して遊ぼうと思っていたんですが、結果的に体験版はやってよかったです。
見事に引き込まれ、発売までの間焦がれるような感覚になったのはとても久しぶりでした。

このゲームめちゃくちゃ面白くなるのではと思ったのが、この鉄王国によるダルメキア侵攻のワンシーン。魔法を直接相手にぶつけるのではなく、複数人で氷の弾を作り、それをカタパルトで飛ばしています。

ああ、魔法が生活に根差している世界感が作り込まれているなと感じました。

このような大規模戦闘が描かれるムービーって(FFでもそれ以外でも)結構ありますが、大抵魔法が圧倒的であり、剣で突撃する意味がない。でもFF16では「魔法は強いが、それだけでは圧倒できない」世界が構築されています。
他にも水をクリスタルから取り出していたり、タバコに魔法で火をつけていたり、洗濯物を風の魔法で乾かしていたり……随所で生活になじんだ魔法が描かれていました。細かな積み重ねの結果、説得力を感じました。

戦いの裏側で行われる、ダルメキアとウォール―ド王国の会議。今考えると、ガルーダ、タイタン、オーディンもいるとても重要な場ですね。ダルメキアとウォール―ドは同盟を結んでおり、しかしダルメキアの要請にもかかわらずウォール―ドは援軍を出す意思はない様子。「同盟」とはいえ、力関係としてはウォール―ドのほうが上でしょうか。

ゲーム全体を通して、「一方その頃……」の演出は少し多いなと感じました。が、アクティブタイムロアのお陰であまり気になりませんでした。最高のシステムでしたね。
「これ誰だっけ」「今の用語の意味なんだっけ」という疑問が即座に解消できるのがどれだけ素晴らしいことか。他のゲームや海外ドラマ、大河ドラマでもこういうシステムあればいいなあ……。

そういえばベネディクタってウォール―ド王国の人でした。これ書くためにSS見返すまで忘れていました。
序盤は世界が頭に入っていないまま物語が進むから、そういう細かい描写を理解せずに進んでいました。

ということは、ウォール―ドはオーディンにガルーダ、更にかつてはラムウと、3柱もの召喚獣を有していたんですね。覇権国家だ。但し海を隔てている点と、黒の一帯に半分近く覆われている点と、トップが人間やめちゃっている点を除けば。割とどれも致命的。

名前に反して漢であるフーゴ・クプカ。
彼の情報が公開された時、モーグリのドミナントなのでは……なんて話もありました。命名規則が完全にFF14のモーグリと同じなので。

そうそう、以前私はこんなことをポストしていました。

14は14、16は16。同じ人たちが作っているとはいえ、世界は共有していない。似た設定や似たストーリーが出ても、世界は別であることを念頭に置いた上で楽しもう……という意図で書いたのですが、どうも制作陣は意図して14や過去のFFから引用している部分もかなりあるのではないでしょうか。ネタとして。
だから「これはやったな」と思われるところには積極的に触れます。

そして急に始まったエッチなシーン。苦笑いしてしまったのだけど、印象に残った結果、フーゴの「良くも悪くも」直情なところ、そしてベネディクタのしたたかな部分が後々際立つようになるシーンでした。

その後始まるシヴァ対タイタン。主人公クライヴはその足元で任務に励むわけですが……力の嵐を前にした無力感、召喚獣に対する絶望がすごかった。

こんなの召喚した者勝ちじゃん! と思ったけれど、ちゃんとリスクがあったわけで。

クライヴ青年期 家族

話は13年前、クライヴの若かりし頃に遡ります。

マードック将軍。クライヴに稽古をつけてくれました(という名目での戦闘チュートリアル)。先々のことを考えると、彼が健在であるというだけで泣けてくる。

クライヴは「ナイト」として、弟ジョシュアを守る立場です。この手の“地位を持つ者でありながら現場に入ってくる”人間は往々にして嫌われがちなのですが、クライヴは皆に慕われていました。安心。そもそも大公家が皆人格者(一人を除いて)だし、努力家で飾らないクライヴですし。

ところで、フェニックスの祝福って結局何だったのでしょう。数ある召喚獣の中でフェニックスだけにこの設定があったけど……。メタな話をするならば、序盤からフェニックスの力を無理なく使えるようにするための云々だったりするのだろうなとは思うのですが。

かわいい

戦闘後のワンシーン。
何気ない一言ですが、召喚獣の力を使うことには何らかのデメリットがあるのだな、と感じます。

母アナベラ初登場。この時点でやばそうな人だなとは思わせるだけの逸材。

何より許せないのは、命を懸けて国を守ってくれている兵士たちを前にして「臭い」と言わんばかりに鼻をつまむ所作をしたこと。語らずとも、彼女という人間がにじみ出ています。

対して父の人格者たるや。
ただこの二人はお互い大事にしていることや、主たる戦場が全然異なるので、一概にどちらがどうという話でもないのですが。

かわいい!

クライヴ青年期 世界の片鱗

ベアラー初登場。生活のために魔法が欠かせないのに、魔法を使えるということで人間ではなくなってしまう世界。美しいだけの世界ではないことを知ります。ベアラーがこういう扱いになってしまった理由は極々後半で語られます。

ところで、彼は「隠れ家」にも来ているらしいですね。

水が(クリスタルがあれば)どこでも確保できるのは便利だなと思ったりしました。
ただ……その便利さは、ベアラーの命を削って築いた便利なわけで。

かわいい!!

ジル、北方からの実質的な人質としてこの城に暮らしていたんですよね。プレイ当時は彼女の立ち位置がいまいちよくわかっていなくて、親戚かなーとか思っていました。それでも、彼女自身も後にこの時代が一番幸せだったと言えるくらいに良くしてもらえていたようです。そも、北方自体黒の一帯に呑まれて壊滅してしまっていたようですが。
もしもこのまま時代が進み、もしもジョシュアがジルに恋をしたとしても、アナベラは(もしかしたら父エルウィンも)彼女との結婚は許さなかったんだろうな。

この世界は「黒の一帯」という不毛の地に覆われつつあり、未だ残る土地を巡って戦いが数多生じています。それらに付随する難民問題等解消のためにも、魔法の根源マザークリスタルを奪還しなければいけません。

魔法が生活に根差している世界でありながら、一般人はクリスタルを介さなければ魔法が使えず、クリスタルはマザークリスタルからしか採取できません。

ロザリア公国は、以前有していたマザークリスタル<ドレイクブレス>を鉄王国に奪われて以来、クリスタルに困窮する状態が続いています。国を、民を維持するためにも、剣を取らねばならない。世界のリソースは限られており、戦わねば死ぬだけなのです。

諸々察してはいるお父様。
もう少し……こう。お立場もわかるのですが。

まあでもアナベラはジョシュア以外どうでもいい様子だし、難しいか。

ところで、彼女の出自はどこなのでしょうか。ロズフィールドの血を引く者という言い方から、分家かどこか……だとすれば、血が濃い一族です。

そして「恥をかかせる」エルウィン。アナベラにとっての生きる意味が、彼女自身の血にあるのだとしたら、エルウィンは酷いことをしてしまった。うんざりしていたのだろうと察しはつくのですが。

月とダラガb……メティアを眺めるふたり。もどかしい!

クライヴ青年期 出立

アンブロシア! 高貴で健気な愛馬。このゲームとにかく動物がかわいいですね。
これは愚痴ですが、後半アンブロシアに乗れるようになった後、R3で呼んだらすぐ乗ってほしかった。

その後、エルウィンとジョシュアは直接フェニックスゲートへ。
主人公はウェイド卿、タイラー卿と共にゴブリン退治へ向かいます。“モブ気味の陽気な一兵卒キャラ”が大好きな私は、このふたりめちゃくちゃ好きでした。ただ、“モブ気味の陽気な一兵卒キャラ”は大抵死ぬのでこの時点で一応覚悟を決めておく。

ゴブリンと“モルボル”。今回のモンスターデザイン、不気味さとFFらしさのちょうどよい塩梅で好きです。

“モルボル”の発音が「筆箱」と同じイントネーションだったことで、体験版公開時SNSではちょっとした話題になりました。私はどちらかといえば「関西」と同じイントネーション派。

ニンジンを避けるジョシュア。愛らしく、そして重要なシーンでもあります。

個人的には、使っているフォークが二股であることに感動しました。フォークが4股になったのって割と最近だった……ということを聞いたことがあったので。別にヴァリスゼアは地球ではないのだから関係ないといえばそうですが、こういう細かい考証ってプレイヤーの没入感に直結するものですから。

にぎやかなのが苦手で逃げてきた兄弟。私も飲み会が苦手で、トイレ行くふりをしてよく一人になるから気持ちわかる。でも彼ら王族だし、兵士と共に飲み、士気を上げるのも大事な仕事なのよね。やはりエルウィンは名君。そしてトルガルはかわいい。

長兄でありながらドミナントでなかったクライヴと、身体が弱いにもかかわらずドミナントとして次期大公となることを運命付けられたジョシュア。信頼しあうこの兄弟が、このままロザリアを率いる未来であればどれだけよかったか……。

クライヴ青年期 襲撃

その夜、突如襲い来るザンブレク兵。
フェニックスゲートはロザリア公国内だし、普通は襲撃されるはずのない場所。これだけ簡単に瓦解してしまうのもむべなるかな。

クライヴが戦った敵の竜騎士。

ところで、彼は途中槍投げ攻撃をしてきたのだけど……あれFF14で友の命を奪った攻撃のオマージュだったんじゃないだろうか。
今回は無事に弾き返すことができて、胸がすきました。江戸の敵を長崎で討つ。

しかし健闘むなしく、父エルウィンは殺され、ジョシュアのフェニックスは暴走し、クライヴは謎の召喚獣の力に目覚めます。

マードックはイフリートの炎で蒸散し、タイラーやウェイドも消息不明に。
この時点では、イフリートが何者なのかはわからず(といいつつ、クライヴだよなあ……と思いながら話をすすめます)。

このイフリートとフェニックスの戦いは、映画版ロードオブザリングで灰のガンダルフがバルログと戦ったシーンのオマージュでしょうか。

クライヴ青年期 崩壊

黒幕はアナベラでした。知ってた。
自分の生きる意味のために、国や子供まで生贄に捧げるのか……。

一命をとりとめ、ザンブレクに拾われたクライヴ。
果たして彼の運命は!? といったところでプロローグ部分、体験版は終了。

プロローグの展開、100点すぎる。

次回へ続きます。

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